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石田衣良 『池袋ウエストゲートパーク』 

現在単行本では10巻。
文庫本では8巻まで発売されている通称『I.W.G.P.』シリーズ。
宮藤官九郎さんの脚本により
2000年4月14日から同年6月23日にかけてTBSでテレビドラマにもされている。

この物語は、果物屋の息子で“池袋のトラブルシューター”とも呼ばれる真島 誠(マコト)を主人公とする小説短編集。
とにかく登場人物が個性的で魅力的で、ぐいぐいと物語の中に引き込まれます。

POPな語り口のため、比較的重たいテーマを扱っているにもかかわらず
読後感が非常に爽やかで、読んでいる間は、次から次へと進む展開に目が離せなくなる。
最初の事件でクラシック好きになるマコト。
事件ごとに、マコトが何のクラシックを聴くのかも読みすすむ楽しみの一つ。
本を通してクラシックを学べるのもおもしろいものです。
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[ 2011/04/14 20:11 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

「私立エルニーニョ学園伝説 立志篇」外面だけの感想。 


あずきさんとこやオバドラブログさんとこで記事を見た時から気になっていた。

河下先生が10年ぶりとなるらしい小説の挿絵を担当されるという事で気になっていた。

『曾根崎心中!』以降ひさびさの河下絵という事で気になっていた。




ここはファンとしてはとりあえず流れに乗るべく購入決意。


ここで注さんにおける最大のネックは購入できるのか? ということ。

別段嫁のチェックが怖いわけじゃない。
リアル社会における注さんは年末年始を迎えようが全然お構いナシの仕事をしている。
本屋が開店するころにはすでに出勤しているうえに、本屋がとっくに閉まった時間に帰宅するためまともに買えない。
職場の近くに本屋こそあるもののビジネス街ど真ん中なのでこの手のは置いていない。
帰り道にTSUTAYAがあり深夜営業していますが、この手の本が何冊置かれるかは正直言って微妙と判断した。

さらに注さんは中途半端なオタクなんでライトノベル買うのさえ抵抗がある。
初恋限定。の単行本買うのにさえ正直並々ならぬ苦労話がある。

アダルト借りるよりも簡単なはずなのにとてつもなくヘビーなんです。

という事で通販に走った。
しかしアマゾンで買うともれなく宅配されて嫁の目に晒されるため断念。
さらに一定額買わないと配送料までかかるからやめた。
(他にもいろんな方法あるんだろうけど面倒だから調べない)

ということでセブンアンドワイで帰り道で代金引換で買うことにした。
良いね。この簡単に手に入るシステム。

ただ、やはり。中をチラ見出来ないのはちょっと不安もある。



という事で購入です。



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ちょっと白く塗りつぶしちゃったとこは個人情報保護ってことで・・・。

うん。包装もしっかりしているね。



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こちらが本の表紙。
このサイズ。マンガと同じだね。

これマンガコーナーにまぎれてたら新刊と勘違いしそうだね。

予備知識ナシで行ったら「おお。河下先生の描き下ろし?」という失敗とかしそう。 




次は中身に触れていこうか。
[ 2008/12/17 01:22 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

朝バナナダイエット。 

いまウチの嫁さんはコレに挑戦している。
きっかけ非常に簡単。


テレビ番組『ドリームプレス社』のダイエット特集で
森公美子さんがこのバナナダイエットをやっているのを見て
「こんなに簡単ならできそう!」と思い挑戦を決意したのである。


以前にも書いていると思うが嫁は、柳原可奈子嬢に似ている。
ウェイトを落とすために努力するのは悪いことではない。


さらに この番組 も企画を出してきた。


この番組で取り上げられたらその食品は夕方欠品するというほどの情報操作力がある。


まあたしかにこの手のダイエット企画はいっぱいある。

ココア。
キャベツ。
リンゴ。
こんにゃく。
おから。
納豆。
ミネラルウォーター。
ヨーグルト。

要はいかに健康的に一食抜くかって事だと思うのよ。

別にこのダイエットについてああだこうだと言いたいわけじゃないんだ。





ただね。

バナナ5房も抱えてご満悦なあなたを見ていると

お猿さんが自信満々で

「僕こんなに取ってきた。僕えらいんだぞ!」

みたいな感じでほほえましくてならないのよ。




茶色のチビ猿が
両手いっぱいにバナナ抱えて鼻息も荒く勝ち誇った姿。

イメージとしては「らき☆すた」くらいのディフォルメでいい。

注さんがイラスト書けたらなぁぁぁ。
今ちょっとだけ挑戦したけどとても見せらんない。。。








朝バナナダイエット朝バナナダイエット
(2008/03/01)
はまち。

商品詳細を見る



[ 2008/10/07 19:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(2)

河下水希 『曾根崎心中!』 感想 




もう大変長らくお待たせして申し訳ない。





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オリコンで記事にまでなったこの作品。
初めてこの記事を発見したのはシーカー君のサイトからでした。


もう。
どこまで他人任せでいいかげんなんだよ。
オイ、注。




しかしながら、いまさらながら
河下先生の技術にはホント頭が下がります。


20080624111548.jpg

このカラーポスター。
きっとこの着物の柄も千代紙でコラージュしたか
もしくは全部手書きだったりと
とんでもないほどの手間かかっているはずなんですよ。


では早速本題に入りましょう。








大阪蜆川新地。
そこはこの世の極楽。
男と女の全てが潜む街。

そんな娑婆と極楽との境界線上にたたずむ男がいた。
平野醤油屋の丁稚奉公人、徳兵衛である。

という冒頭である。





俺には幼馴染の女の子がいる。

名前は初。

初と出会ってもう10年近く経つ。


そのころ初は病気の父親と二人暮しだった。
俺は子供だったくせに、初をなんとか助けてやりたかった。




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「大きくなったら初をおよめにもらってよ」



だけど
家の事情で初は遊廓に身売りされてしまった…。



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「お初ちゃんのお店にたくさん行くから!!」
それが子供ながらに考え出した、初を勇気付ける言葉。



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もっとも初が「死ぬ死ぬ」と騒ぐから
俺は公然と、かつ公認で、さらに無料で天満屋に通えるのだ。



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そして今日も…。

「遅くなってごめん」




















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ふすま開けたら着替え中。


やってくれました。

このお約束感たまりません。

この1コマだけで読者のハートをガッチリつかみました。

少なくとも注さんはこれだけで 昇天 満足いたしました。




河下センセは実にさまざまなヒロインを描きますが
今回のヒロインも実にかわいいんじゃないでしょうか?



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黒髪ショートで瞳パッチリ。



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でかつ積極的。 (これは職業柄か)



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「ちゃんと 『はじめて』 はとってあるんだもん」


この殺し文句は最高ですね。








しかしそんな俺にも縁談話が持ち上がっていた。




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その相手は、今の職場で共に働く小梅。

お相手はメガネっ娘。
なんだよ今回の話。


注さん殺しやな。





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そんな小梅を慕う九平次。


九平次の思いも、小梅の思いも、そして俺の思いも
みんながみんな知っているだけに恋愛感情が絡むとさらに難しい。



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「相手が小梅じゃなけれぁ、この話もっと応援すんだけどな~」





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俺達は幼馴染だ。

小さい頃から4人で遊んでた。

だけど、いつまでも幼いときのままではいられない。

なぜ、いつまでも昔のままでいられないのだろう。





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どんなに好きでも

その思いは届く事がない世界に行ってしまった初。









だけど



俺は



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初が好きだ。












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そんな初に俺以外の男から身請け話が持ち上がった。




このままでは初は手の届かない場所にいってしまう。


俺は知っている。

そして初も知っている。


俺たちは互いに好きあっているということを。


だけど今の俺たちの間には越えられない壁がある。




そんな壁。

飛び越えたい。



金二十貫もの大金を出せば初を身請けできるのかもしれない。

しかし。
今はそんな大金を用意するほどの時間はない。


ならば。

ただ。

ひとつだけ方法がある。



それは・・・。



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「あたし徳ちゃんとだったら、死ねるよ」




この初の覚悟が引き金だった。



もう迷うことなんてない。

なにも迷うことなんてない・・・。




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俺は初の身体を抱きしめる。




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「あの世でだって俺が初を守ってやる」



丁稚奉公人と遊女の禁断の恋路は
ふたりを死へと駆り立てることとなる。




初めての契りを交わした夜。


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ふたりは天満屋を抜け出し曾根崎の森へとむかうのであった。



























今回は最後まで書きませんでした。

発売から40日以上経っていますがバレは書きません。



理由はただ一つ。

『500円払って読むほどの価値があります』



原作に忠実に描くのか。
河下風アレンジを加えるのか。いろいろと事前に予想しましたが

河下先生がインタビューで
「悪人がいない」「死は扱わない」としただけに
こーゆーアプローチも良い。と思いました。


特にラスト半ページはひさびさに、うならせるほどの秀逸さです。



長々と待たせた割にはこんな感想で申し訳ない。
続きにて久方ぶりのはっちゃけた河下画像をお送りしたい。
[ 2008/08/16 00:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

ジャンプスクエア8月号予告 

最近めっきり更新が減ったウチのブログ。
ウチは河下水希しか扱っていないです。
というわけではないのにカウンターを見ると波がありますね。

なんでこんなに波があるんだろうってことで他所をチェックしてみたら
「そうか7月4日の情報が出たんだ」ということで調べてまいりました。
こんなに河下記事扱っているのに、すっかり忘れてました。。。



河下先生の次回作の紹介がジャンプスクエアのHPにありました。

新作読切 『曾根崎心中!』 発表!







20080624111548.jpg


とんでもないほどの美麗絵です。



さて。
曾根崎心中というと、あの近松門左衛門の曾根崎でいいんでしょうか?


以下。
近松門左衛門と曾根崎心中について説明。


■近松 門左衛門 
承応2年~享保9年(1653~1724年)
江戸前期の歌舞伎・浄瑠璃作家。
歌舞伎は坂田藤十郎、浄瑠璃は竹本義太夫と組み活躍。
『曾根崎心中』で時代物中心だった浄瑠璃に、世話物を流行させるという革命を起こす。



■曾根崎心中のあらすじ 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

醤油屋の手代・徳兵衛と、遊女のお初は恋し合う仲であった。
物語は、徳兵衛とお初が生玉の社で久しぶりに偶然再会したシーンから始まる。
便りのないことを責めるお初に、徳兵衛は会えない間、自分は大変な目にあったのだと語る。

徳兵衛は、実の叔父の家で丁稚奉公をしてきた。
誠実に働くことから信頼を得、店主の姪と結婚させて店を持たせようという話が出てきた。

徳兵衛はお初がいるからと断ったが、叔父のほうは徳兵衛が知らないうちに結納まで済ませてしまう。
固辞する徳兵衛に、叔父は怒りとうとう勘当を言い渡す。
その中身は「商売などさせない・大阪から出て行け・付け払いで買った服の代金を七日以内に返せ」というものであった。
徳兵衛はやっとのことで継母から結納金を取り返すが
どうしても金が要るという友人・九平次に三日限りの約束でその金を貸してしまう。

語り終えたところで、九平次が登場。
同時に、お初は喧嘩に巻き込まれるのを恐れた客に連れ去られる。
徳兵衛は、九平次に返済を迫る。
が、九平次は借金など知らぬと、逆に徳兵衛を公衆の面前で詐欺師呼ばわりしたうえ散々に殴りつけ面目を失わせる。
兄弟と呼べるほど信じていた男の手酷い裏切りであったが、
死んで身の証を立てるより他に身の潔白を証明し名誉を回復する手段が徳兵衛にはなかった。

徳兵衛は覚悟を決め、密かにお初のもとを訪れる。
お初は、他の人に見つかっては大変と徳兵衛を縁の下に隠す。
そこへ、九平次が客としてお初のもとを訪れるが、素気無くされ徳兵衛の悪口をいいつつ帰る。
徳兵衛は縁の下で、怒りにこぶしを震わせつつ、お初に死ぬ覚悟を伝える。

真夜中。
お初と徳兵衛は手を取り合い露天神の森へ行く。
互いを連理の松の木に縛り覚悟を確かめ合うと、徳兵衛は脇差でお初の命を奪い、自らも命を絶つ。


なお、歌舞伎では徳兵衛の叔父が帰らない徳兵衛を探して天満屋を尋ねてくる場面と
お初と徳兵衛が天満屋を抜け出した後に油屋の手代が天満屋を訪れ、
それによって九平次が徳兵衛の金をだまし取ったことが露見する場面が追加されている。




さて。
いままで河下先生には
原作者か脚本家をつけてくれと言われてきましたが
今回の曾根崎が、近松門左衛門の曾根崎ならかなり期待できます。 

ただし物語を脚色してしまうのかどうかが心配です。

心中という『死』を主題にきっちりとそこでしめるのか。
もしくは来世で巡り会ったふたりまで描いてしまうのか。
もしくは「曾根崎心中」をテーマに『氷姫奇譚』の堂島・高嶺コンビのような展開にしてしまうのか。

なんにしろ7月4日は500円持って本屋に行こう。









こんなものまで検索に引っかかったので紹介。
ニコ動にはすごい方がいるようです。
その才能、うらやましい。



[ 2008/06/24 12:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

制コレISM GPを読んでみた。 

6月7日。
シーカー君のご好意により許可が出たのだ。
なので記事改稿である。









6月4日。

今日はちょっとだけ早めに家を出て「制コレISM GP」を探しにいった。



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出勤途上で買うには気恥ずかしい代物だ。



この女の子たちの 征服 制服写真や
水着姿などはどうでもいいのだ。


だって注さん、実写に興味ないもん。





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理由はこれです。


☆豪華漫画陣9人がコラボ企画を発動

そこに河下先生の名前が
紹介されていれば期待しないわけにはいかないです。


おそらく女の子のイラストか
ミニストーリーが描かれるに違いない。


ぜひ見たい。
初恋なき今、グッと来るような記事にしたい。



ところがですよ。

駅前の本屋2件梯子しても見つからないのですよ。


販売部数が少ないのか、注さんの住んでる町には行き渡らないのか。


仕方ないので勤務先近くまで。
注さんの勤務先は都市部のため、大型有名書店がある。たぶんあるはずだ。


ありました。
アイドル写真集。ヌード写真集。男性向けコーナーの一角に積まれていました。


運良くビニール閉じされている風でもなく普通に立ち読みできました。


さて。コラボ記事はどこ? と探す間もなく見つかりました。


写真集のほぼ真ん中あたりに
明らかに毛色の違うミニ漫画コーナーが添付されています。


そしてその表紙を飾ったのが河下先生のイラスト…。

















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うーん。。。


なんだ? 
この出来損ないの「岬」みたいな女の子。。。


なんだろうこのキョーレツな違和感は。。。


これホントに河下先生が書いたのか???




片隅に「制コレ限定」と明朝体で四角く配列されていました。。。



(おもむろに写メしてやろうかと思いましたがそれは大きくマナー違反)



あああああ。
これやっちゃったな。
これだけのために980円は出せんわ。



ということで買わずに立ち読みで帰っちゃいました。






シーカー君はマニアの手前。
割に合わないと知りつつも、泣く泣く買われたみたいです。

ご愁傷様です。





読者の皆さん。
シーカー君にお礼を差し上げてください。

目安として拍手ボタンでみなさんの「ありがとう度」を計ろうと思います。

さっそく注さんはポチッとしました。






7月4日のSQまで我慢するさ。

次こそ期待していいはず。

はず。
たぶん。





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[ 2008/06/05 02:16 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(2)

出遅れすぎですがあえて三度目。 『涼風』 #166 涼風 

この秋。ひとつの物語がハッピーエンドで完結した。
いちごと同じくらいのスパンで続いたこの物語も後半戦にはひとつの神展開が待っていた。


涼風妊娠という超展開を迎えたとき、注さんは涼風を最初から読んでみた。

ウーン。
ごめんなさい。
ヤッパリこの娘の事、わかんないよ。

おそらく最初はちょっとツンツンした子が恋に落ちるような展開だったのかもしれない。
だけど陸上にかけるストイックさが逆にこの子の心情をもっとわからないものにしたのかも。



t_suzuka02.jpg



前の記事で
『少年誌の中でここまで描いてしまった以上。瀬尾にはオトナな態度でこの物語を締めくくっていただきたいと思う。』と書いた。


それからの展開は十八歳の大和ながら、なかなか大人な締めくくりであった。


厳格そうな涼風の父親のもとに
妊娠報告と同時に結婚させてくださいと頭下げるシーンは注さんにも身に覚えのあるシーン。
推薦枠を蹴ってしまったことで後輩達に枠がなくなってしまい謝罪するシーンとか。

就職活動やふたりの新居とか、友人たちからのささやかなお祝いとか
かつていろいろあった女の子たちが意外にスッキリした笑顔での祝福とか 



なんでこんなに身に覚えのあるシーンが多いんだ!






20070922.jpg

そして最終回。
高校卒業から一年後。
ふたりは娘が生まれて、親となった。

そして、友人に見守られながら式を挙げる。



ここから先は、注さんの父親としての感情吐露。



注さんにも今年6歳の娘がいる。
次の春にはランドセルである。

そんな娘もいずれは嫁ぐときが来る。それがいつかはわからない。
だが、陸上に夢をかけた娘が途中で妊娠結婚という事態になったら注さんならどうするだろう。

涼風の父親も言っていた。
自分の生きがいであった娘がこんな事態になれば「相手を殴り倒してやりたい」という気持ちになって当然であろう。

だが、娘が決めたことであれば。
笑顔で自信を持って結婚したいというのであれば。
自分で自分の未来に責任を持てるというのであれば。


そのときこちらも笑顔で祝福してあげたい。


それはまだ先の話だが、こんな気持ちでこの物語のラストを楽しませてもらった。





いまだ真っ黒に日焼けして
いまだおねしょを仕出かし
プリキュアを一緒に見ようと
普段はなかなか起きてこないくせに日曜日になると朝6時から
注さんを叩き起こしてくれる娘が十八歳になる頃

注さんは四十三才。。。
うーん。ジローラモのようなチョイ悪ナイスミドルになっていたいものである。



だからといって四十過ぎてまだ結婚しないで
まだいるよという展開になればそれはそれで泣ける。
[ 2007/09/24 00:01 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(2)

出遅れすぎですがあえて再び。 『涼風』 #155 結実 


『涼風が、どエライことになったらしい。』





前もそうだった。
今回もかなり出遅れた感があるけど

すでにマガジン感想ブログではあちらこちらで大騒ぎになったので
またまたマガジンを買いました。






そして涼風を読んでみる。







なんじゃこりゃぁぁぁ!?






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あのわずか半ぺージの一部始終から!




もうこれでエンディングのフラグは立った。
やはり直接的な描写も見たいとは思っていたけどこれはこれでいいやと思っていた。



この夏で最終回を迎えて
いろいろあったけどとりあえず終わったなぁ。




で済むと思ってた。




しかしこのマンガ。
まだまだ続きがあるなんて予想外だった。。。





そう。
それはコトが終わったあと。






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「おはよ」
翌朝。布団の中でまどろむこの感覚よりも前。





もっと現実的な話。
18歳の男女として、どのようにコトを成し終えたのかということ。




大和は男として涼風にどのように接したのかということ。




ズバリ言おう。行為の直後のことだ。





これ少年誌だよな?



当然避妊したんだよな?



初体験で妊娠させるなんて。
不特定多数の読者に対して偏った倫理感を示すようなマネはしないよな?






しかし。
瀬尾は完全に読者の期待に応えた。




応えまくった。




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どんだけ読者を手玉に取れば気が済むんだ。


















なぜこんなの書こうかと思ったかというと。ちょっと理由がある。



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このあとふたりは、3ヶ月の胎児についてどうするか悩む展開になる。


自らの陸上選手としての将来のために堕胎をするのか
または責任をとるかたちで結婚をして出産をするのか

どちらか選択することになるのだが
果たして瀬尾はいったいなにを描きたいのだろうかということだ。



昨今
現実社会でも命を軽んじている風潮をニュースで見るたびに一言ある。


快楽の結果にできた命を軽んずるならちゃんと親として、大人としての責任を果たせと。



少年誌の中でここまで描いてしまった以上。
瀬尾にはオトナな態度でこの物語を締めくくっていただきたいと思う。



だからといって実は妊娠なんてしてませんでした。
とやらかして読者を煙にまくのなら、逆に瀬尾を人間としてどうかと思う。
それぐらい大きな問題なのである。
[ 2007/07/05 01:21 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

こんな体験してみたい・・・? 桃栗みかん 『あかねちゃんOVER DRIVE』 

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雨宮タカシは浪人生。
にもかかわらず予備校の模試をサボってパチンコ三昧。



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そんなタカシの心配をする同じく予備校生の村井智。



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そしてふたりとは違う生活をおくっている
タカシと同じ名字の高校生モデル雨宮冬馬。




この物語は
三匹の男同士が複雑にカラミあう
禁断の愛の形を描いた一種異様な作品である。

違うって。





タカシはふとしたはずみから頭を打って死んでしまう。
なんとも唐突なオープニングだ。

霊魂となったタカシがとりついたのはひとりの女の子の身体であった。



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萩原あかね。

余談だが。。。
少女コミックは乳首OKなのか?
それともこの娘がノーブラ派なのか?
思いっきり出てるんですけど!?



雨宮タカシ。
男として生まれてきて19年。
その間一度も女を知らない・・・。


だが、今日。
タカシは女の身体を知ることとなるか・・・。



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「見てしまっていいのだろうか!? このコのすべてを!!」
裸になる。
それは風呂にいくため。
入浴は当然着衣というわけもいかない。



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「今日は一ヶ月ぶりにパパとお風呂に入ってくれるよね?」

ちょwwwおまwwwww
オレだってこんなこと言わ(ry


こんな奇特なオヤジいねぇ。
黙って立ってりゃダンディーで通用するのにわざわざおかしなキャラにしなくていい。



鏡に映る自分の姿であって他人の身体。
この顔・このカラダそれはタカシのタイプだった。



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おんなのこのからだ
見れば見るほど興奮が隠せない。


だが突然現れた霊界からの使者によって楽しいお着替えシーンは中止となる。

使者によって事情を話されたタカシ。

萩原あかねの霊魂を元のカラダに戻したい使者なのだが。
あかねの魂は生き返るのを拒否している。
しかし身体のほうは生きたいという本能があったため
タカシの霊魂を引きずり込んでしまったのである。

幸いタカシの体は特例として生きている。
ならばそれまでのあいだタカシは萩原あかねとしてこの体で生活していくこととなる。


言葉で説明するのがめんどくさいのだがこれでいいだろう。




そしてタカシはあかねとして生活を始める。



女子校。
百合の花女学園。
校名からしてちょっと終わってる感漂うが・・・。


そこは美少女たちの園・・・。
とは程遠い世界だった。。。

そう。女子校だからといって
生徒全員が美少女ということありえない。

それが現実。
エロゲーは理想と欲望の固まり。。。



but (しかし)



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掃き溜めに鶴はいた。その名は静香ちゃん。


言わずと知れたS.H.Rさんの大好物。

ということでS.H.Rさんの表現をそのままコピペします。


長い髪、結った髪、切りそろえた前髪、そして親友を心配する清楚な顔立ち。

「キミみたいな娘を待ってたんだよーっっ」

私もです!(*´∀`*)



ということですが。


うーん。
静香ちゃん。
現実にはいないお嬢系なタイプだけにそこがイイ。 

しかし、まだ全体像がつかめません。

もう少し表面に出てきたら
たっぷり言葉にしてあげたいと思います。



さて。
そんなあかねのもとにやってきた男がいた。


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雨宮冬馬である。

きけばあかねのことを思う一途で純真な男の子であった。


しかし、タカシとしては二重の意味で冬馬が面白くない。

あの日。冬馬がタカシにぶつかりさえしなければこんな複雑な事態にはならなかった。

もうひとつはただ単に冬馬が美形すぎるのが気に入らないのだ。


タカシはそんな冬馬にあかねの身体を借りて冷たくする。


しかしだ。
元のあかねの性格がここでは全然わかんないけど
こんなにカッコいい男に惚れられてたのに手さえつながなかったいう位だから
冬馬のほうに何か問題でもあるのだろうか?
それもかなり深刻で重大な欠陥でもなければ
普通なら付き合っていてもおかしくないだろうに。。。



だけどタカシとしてはこーゆー男には徹底的にいじめてやりたくなる。


終いには冬馬の全部が気に入らないと言い出してしまう。



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「おわびにあかねのパンツみせてあ・げ・る」


やりすぎです。
ヒトの身体で何をやってるんですかって・・・。




t_20070528-011.jpg

って冬馬くん。
なにその姿勢は? 
そのキノコは?






その夜。
霊界からの使者によって萩原あかねの魂について聞かされる。


天国で好きな男を見つけてしまったあかねの霊は逃走中。
納得しないままに生き返らせても自殺志願する傾向もあるので
それは使者としてもちょっと困る。。。


自然な成り行きとして萩原あかねとして生きてもらって
雨宮タカシには死んでもらったほうが。。。




突然訪れた死。
たまたま女の子として生き返ったものの
本当の自分の体が、そして今までの記憶がなくなってしまう可能性が出てきた。


ここでコメディ路線から一気に締まる。


翌日、自分の体を捜すタカシ。

そこでたまたま村井のタカシに対する気持ちを知る。



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タカシという存在が村井にとっては理屈じゃない大切な存在。
ということに。



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そんな村井に対してタカシは
今まで何もして上げられないことに心動かされる。



S.H.Rさんも触れていますが
なにげにこういった心情描写書かせたらこの先生は本当に上手い。


タカシとして何も出来ないことに涙する。
しかし、そこへ現れた冬馬に抱き締められてしまう。



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きれいな顔、きれいな声、こんな男となら・・・


あかねの中にタカシの魂が入っている以上。
どうしてもこの抱擁に違和感を感じてならないタカシ。


だがここでふとしたはずみから再び幽体離脱。


この機会にタカシの体に戻れば? という使者ですが
タカシとしてはあかねとしての生活にちょっと未練が無いわけでもない・・・。



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そんな迷っていたタカシの魂を
冬馬のキスが再びあかねの身体に戻してしまった。




「結局、捕まえなきゃならないんですね…彼女の魂……。」
霊界の使者。
苦悩する。






あかねちゃん OVER DRIVE あかねちゃん OVER DRIVE
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[ 2007/06/01 00:01 ] 書籍紹介 | TB(1) | CM(2)

こんなお母さんサイコー(゚∀゚)!! 桃栗みかん 『きままに女子高生』  

かえで台風に組み込まれていた短編なんですが
あまりに楽しかったのでこれもレビュー。
この作者のレビューはどうしても長文になってしまうのはスルーの方向で。




母はいつも頭痛がすると言いつつ薬を飲んでいるが最近効かない様子。
だが少々肥満気味なその体型のほうが心配だ。


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「母さん。学生の頃はスタイルよくてモテたんだから」


嘘だ。
昔の母親の写真を見たことあるけど、今より太ってた・・・。
おまけに3日ぐらい風呂に入ってないんだ、勘弁して欲しいぜ。
「もう少しこぎれいにしてくれないと俺が恥ずかしいよ」


だがそんな母の身体に異変が起きた。
あんまり頭痛薬が効かなくなったものだから3種類ほどまとめて飲んだというのだ。



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「お母さん若返っちゃった見たいなのよーーっ」
勢いあまって全裸で飛び込んできた母。


だがその身体が女子高生になっていたというのなら話は別だ。

一家をあげて大騒ぎとなるが、


父は突然女子高生の妻を手に入れたかのようにはしゃぎだす。


「どうだね、母さんひさびさに今夜」 

「わーい。わーい。ボクの奥さんは女子高生」



などと簡単に言い出してしまうあたりがツボ。


少年誌よりこっちのほうが持ち味出せるんじゃないのといらん期待をしてしまう。




そして展開は素早く
母親の学校編入へとうつる。

秋本(おそらく旧姓なのだろう)いずみちゃんは一瞬でクラスの人気者となった。
ただ独り真実を知る息子の陽一は気が気じゃない。

まさか自分の母親とは言えない。
だがなにかしでかすのではないかと気になってしょうがない。

そしてクラスの男子に囲まれてしまえばもっと心配でしょうがない。



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「ありがと、陽くん」

こんな笑顔でぎゅーってされたら、たとえ母親とわかっていてもドキドキしないわけがない。



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しかしそんなふたりのやりとりを面白く思わない娘がいた。
長谷川さん。
陽一のカノジョである。



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そこはやっぱりお母さん。
息子にお付き合いしている人がいるなんて知らなかったからついつい御挨拶をしてしまう。
「まー。いつも陽一がお世話になってます」

おもわず考えてることを口に出してしまうあたりお母さん可愛い。



だが長谷川にとっていずみの存在はくやしかった。
長谷川が告白したときも陽一は表情ひとつ変えなかったのに
いずみとの事になると顔赤くして動揺するのが許せなかったのである。

だが彼女である長谷川に「いずみは母親」と言うわけにもいかない。
そんな話を信じてくれるはずはないだろう。



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だが、昨日母の裸を見てしまったからかはわからないが
どんどん母さんが可愛く見えてしまって仕方ない・・・。



そのころいずみは長谷川と共に人気のないトイレに連れ込まれていた。



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「単刀直入に聞くけど、あんた森村くんとどーゆー関係!?」

おおっと。
長谷川さん実は不良少女?

とおもったら実は陽一のためにがんばって更生して
タバコもやめて、付き合ってた男を切って、髪の毛黒く染めて成績まであげたという。



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単なる不良友達かと思ったら恋する長谷川をみんなで応援していて
なにげにいい子たちだった。。。



そんな長谷川にいずみは何を言ったかというと・・・。


『いずみと陽一は腹違いの兄妹』

血縁関係であることを強調したかったのだが、むちゃくちゃな設定にしてしまった。



晩飯を摂りながら昔のことをいずみは話し出す。
男の子は小さい頃、大抵の子が身近な女性である母親に恋をする。
昔、陽一が「母さんをお嫁さんにしてあげる」なんて言ってたのを思い出したら淋しくなってしまった・・・。


「もう一度母さんのこと好きって言って」

いずみが突然そんなことを言い出すものだから、当然動揺しだす陽一。


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目をつむっててあげるから聞かせて。
言葉につまり、思わずその唇に吸い寄せられそうになる陽一。


なんで。
なんでこの人は
こんなに無防備で、挑発的で
こんなに可愛いんだ・・・!?



危うく禁断の関係に陥ることを、なんとか理性で拒んだ陽一であったが。 



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ベッドの上で悶々としているところを母に入ってこられてしまった・・・。


だ、だめだよ。
母さん。

お、俺たちは親子なんだぜ・・・。


















































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「お母さんねー。またもとの姿に戻っちゃったのー」




  _, ._
(;゚ Д゚) …そっ。そんなーーーーーっ!!










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そんな陽一の落胆した夜。
オヤジが出張帰りの日を期待してランランとなっている様子に激しくワロタ。




誰だ俺の私生活を描いた奴は!
オレだって嫁さんが若返りすぎたら・・・(ry










かえで台風 かえで台風
桃栗 みかん (1999/10)
集英社

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[ 2007/05/16 00:01 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(4)

嫁さんがこんなの買ってきた。 よしたに 『ぼく、オタリーマン。』 

こないだの5月7日 
日本テレビ系「スッキリ!!」でこの本の紹介があった。

よっぽど紹介が上手かったのか
それとも注さんに『オタリーマン』的なものを感じ取って今後の対策を立てるためか


嫁さんはその日のうちに買いに走った。

「見て見て。これ、すっごい面白いの。アナタに似てる」


・・・なんて答えにくいセリフだよ。
そんなにオタク臭の強い本なのかよ。


ちなみに嫁さんは濃すぎるオタが大嫌いだ。

アキバ系ファッションに生理的嫌悪が走るとか
あーゆーの着てる男は終わってるとか平気で言う。

汗だくで野太い声でアイドルの応援している奴は
人としてどうかと思う。と言い切るくらいキツイ嫁さんである。


でもそんな嫁さんのお父さんはガンダム大好きで全シリーズのDVD持ってるし。
そして旦那の注さんは嫁に隠れてブログでこんなん書いてるし。
(黒髪メガネとか・セーラー服大好きとかカミングアウトしたことも無いのに知ってるし・・・。)





というわけで (かなり話が脱線した) 読んでみた。


さすがに絵は上手い。
さらに全編カラーとお買い得感がある。

28歳・SE・独身・彼女ナシそしてちょっぴりオタクと帯にあるものの
言うほどオタクなのかなぁ? という印象なのである。
たしかにガンダムのセリフとか少し出てくるもののかなり有名なセリフだし。
(有名と言っても万人共通ではないか)


どちらかと言うと30男の日常によくある自虐ネタ。
注さんと年齢が近いのもあって、同じ社会人として四苦八苦してる姿などが非常に共感。

SEという職業の苦労話とか脂肪と肝臓と痛風などのメタボの悲話とか。
果ては彼女いませんという悲哀。

その他もろもろ涙と笑いなしでは読めません。
タイトルとはぜんぜん違うところで共感できた。



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「集めたエロ画像フォルダ分けしてそうだしな」

妻よ。
お願いだから、このオチの意味を俺に説明させるな!



どうやら今回収録されてるのは基本的には過去ログからの傑作選といったところらしい。
じゃあ本家に行って見るかと思ったら見つからない・・・。
削除されてしまったのだろうか?
やっぱし会社をネタにしている以上
会社バレとかしてしまったらそのサイトと管理人の存在は自分の首を締めてしまうのだろうな。
テレビに出演してたってことは当然会社関係者の人の目にさらされてしまうものだしね。




でもマジでこのコマは同感。


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必殺。大宇宙一人ぼっち。

職場じゃないんだけど一回こんな居たたまれない飲み会に出てしまったことがあります。
こんなときはとりあえず飲みまくって トイレ行くフリして帰ったりもしました。




ぼく、オタリーマン。 ぼく、オタリーマン。
よしたに (2007/03/15)
中経出版

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[ 2007/05/15 00:01 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

なんかコッチの女の子のほうが可愛くないか? 桃栗みかん 『かえで台風』  

ようやく桃栗時代の本が見つかり購入することができました。
『いちご』から入った新参者としてはやはりチェックしておく必要があると思いましたので
早速レビューしていきましょう。



vol.1



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如月楓(きさらぎ・かえで)は忍者である。
忍者集団・如月一族の長、玄舟の一人娘。
「跡取りが女子の場合はその者より強い男子を婿に取るべし」
という一族の掟に従い、自分より強い男を求めて里を出る。

だがそれは父親、玄舟の決めた許婚から逃れるためでもあった。



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そんなかえでの目にとまったのは服部ユースケ。
「人助けが趣味」とまで言われるほどの親切漢である。
実家は空手道場を経営しているものの、ユースケ自身は幼い頃にやめておりケンカには弱い。逃げるか防御するしか術のない男だった。




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餓死寸前のかえでが木から転落しかけたところを助けようと駆け寄ったユースケ。
そんなふたりの偶然すぎるキスから物語が加速する。

こんな偶発事故から男女を結び付けたがるのは昔からか・・・。




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かえでのしでかした道場破りの返り討ちから、かえでの身を守るユースケ。
どんなに殴られても無抵抗で壁となるユースケ。




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そんなユースケに恋におちるかえで。
力だけが強さではない。
相手が怖くなって逃げるまで殴られても何もしない。 結果何もしないで勝つ。



だがユースケは本当に弱かったのだ。




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かえでの教育係の三郎。
立場上かえでの父の命令には従うのだが、かえでの理解者である。



見た目、ビジュアル系ということだが



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強いんだか弱いんだか・・・。
コンタクトレンズが落ちて戦闘不能だなんて聞いたことねぇ。





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「あたしより強くなってぇ~~っ」
好きになってしまったかえでのために
前途多難な話に巻き込まれてしまったユースケ。

そんなユースケのもとに玄舟の決めた許婚、蓮也(れんや)の部下
時雨、武蔵が刺客として放たれる。





vol.2





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蓮也の部下である武蔵
「ウガウガ」としか、しゃべれないところと
行き倒れになってユースケに特大ラーメン食わしてもらったってトコが完全にツボに入った。

半年前に楓と戦って敗北したが、楓をあきらめきれず再び彼女に戦いを挑む。




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でもこれ、なんて技? 

いちごの男性陣にもこれくらいの積極さがあったらもっと話が変わってたのに。

たまたまそこに駆けつけたユースケ。
ふたりが両想いであること知り、
命の恩人であるユースケの好きな人を奪うことはできないと出家して身を引く事にする。

武蔵。オマエカコイイ。いさぎよすぎだ!


つーか何のための刺客だぁ!





vol.3








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もうひとりの刺客。時雨(しぐれ) 。
蓮也への土産のために真剣にぬいぐるみを選んだり
それを受けとった蓮也の顔を想像しては頬を赤らめるちょっとイカシタ忍者。

ユースケを誘拐してかえでを里におびきよせようとしたものの
さっさと里に帰らないで街をうろつくあたり
周囲から単なるコスプレ人と勘違いされていてなお面白い。


ユースケの実力を探るために決闘を挑み、ボコボコにするものの


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公園の噴水を破壊したため器物損壊罪で警察に連行され
弁償代を稼ぐ為に三郎から紹介された遠洋マグロ漁船へ乗り込む羽目になる。


オマエラいったい、なにしに来たんだ!


蓮也なんて一度も顔見せずに終わってしまったぞ・・・。










以下感想。
いちごのキャラよりもスッキリしていてコッチのほうがいいな。
などと思いつついちごを見たら、甲乙つけ難いと苦悩する注。


このマンガ全体的にばかばかしいギャグが多くスラスラと読めて面白い。



なかでも


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「このエロガッパ!!」とか。


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「うふふ。照れてるの? ユースケ・・・」とか



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初めてのブラに喜んでお披露目するトコとか。


お色気シーンの展開なんて、さつきそのまんま。 っていうかこっちが先輩だった。
パーツに弱い注さんとしてはその彼岸花みたいなリボンにクラクラしちゃう。








かえで台風 かえで台風
桃栗 みかん (1999/10)
集英社

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[ 2007/05/14 01:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

出遅れすぎですがあえて。 『涼風』 第147話 体温 

今回のレビューも18歳未満お断り(笑



ものすごく出遅れた感があるけど書いておきましょう。


『涼風がすごいことになったらしい。』と

マガジン感想ブログではあちらこちらで騒ぎになっているので
数年ぶりにマガジンを買いました。


正直な話。
涼風はあんまり好きじゃないんですよ。

ストーリーもよくわからないし、
なにかとすぐビンタするこの女の子の真意が理解不能。
だからまともに読んだのは一巻だけ。


ウチでいちごと共にレビューしようかと思ってましたが辞めたくらい。



2chではかなり早い段階からネタバレスレッドが立ち
こんな感じで内容にケチがついていた。

高1
4月 
大和、涼風と出会って一目惚れ

5月 
大和「俺、朝比奈のことが好きだ」(1回目)
→ふられる

6月 
大和のストーカー行為が始まる
→同じ部活に入ることで接点を持とうと企む

8月 
大和、「キスされてかわいいと思った」という不純な動機で
涼風を想いながらも萌果と付き合い始める

9月 
大和「俺、やっぱ朝比奈のことが」(2回目)→萌果を捨てる

10月 
大和「俺、やっぱ朝比奈のことが好きだ」(3回目)
→強姦?→何故か涼風と付き合うことになる

高2
6月 
大和、彼女である涼風の誕生日を忘れる

7月 
大和「俺、やっぱ朝比奈のことが」(4回目)
→涼風にふられる→涼風は渡米

8月 
大和「俺、やっぱり」(5回目)
→全裸で迫る結衣を拒絶し、号泣させて独りで帰らせる

高3
8月 
大和「俺、やっぱり」(6回目)
→売れっ子モデルになった萌果を再度ふる
→もったいないことをしたと後悔。涼風、日本に帰国

9月 
大和のストーカー行為が再開→同じ大学に進学しようと企む
大和「俺、やっぱ朝比奈のことが」(7回目)→ふられる
大和「朝比奈のワガママ我慢するよ」(8回目)→付き合うことに
大和、部屋で涼風のオッパイを揉み、殴られる
大和「やりたいだけだった」→なんと初夜へ。



こんな感じでダイジェストされると、なんだこのマンガ? となってしまう。



初夜に至るまでの経緯とか、涼風の性格などは
『いーのだ』さんでの記事が詳しいので参考にどうぞ。
『いーのだ』さん 涼風・スクランブル




それでもあえて涼風を読んでみる。

なんだかなあ。
とりあえずヤっちゃえという作者の意図が匂ってくるんだよなぁ。
そういった印象がぬぐえない展開である。


普通こーゆー展開はもっと互いの距離と心の動きを詰める描写が必要となる。
ハクバノ王子サマなんてようやくたどり着くまでコミック何巻かかってることか。


いちごだって最後の一ページのためにあれだけ引っ張ったのに・・・。

参考までに。
いちご100% 第154話 「嘘ついた」




いいムードに水を指す脇役とかいろいろ出てきて。
ああ。やっぱりマガジンでもこーゆー展開はないんだなぁ。って思っていたところに




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部屋暗くして再度キスシーン。
ようやく落ち着いたってやつです。



かと思ったら・・・。



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わずか半ぺージで一部始終が終わってしまった!

べつに直接的な描写が欲しいとは言わない。
けれども。なんなんだこのスピード展開は!



お前らホントにスプリンターだな!

おまけに『朝チュン』じゃないですか! 




なんかウダグダのうちに終わってしまったと言うのがいなめない。
大和くんも涼風ちゃんもそれでいいの?



と思って若干消化不良な感じで読み終わろうとしたとき
この後まだ続きがあることに気がついた。





そう。
それはコトが終わったあと。

翌朝。布団の中でまどろむあの感覚だ。

互いのぬくもりで温かくなった布団の中で
本来ならあわただしい朝の時間をのんびりと堪能するあの贅沢さ。

目が覚めて隣りにいる人と一緒に朝を迎える。
そんな当たり前そうでなかなかできない有意義な瞬間。
心がむずがゆくなるかのような錯覚すら覚える。

終わった後、そのまま裸で寝るということ自体経験ないんだけど
好きな人の寝顔を眺めながら朝を迎えるのはちょっとした満足感を得る。



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「おはよ」
もうそれだけでいい。
もうそれだけでお腹一杯。
今日一日ハッピーになれる。



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「うれしかったよ?」

この?は大和の気持ちに対して反語なんだけど無くてもいいよ。
実際言葉で言われればニュアンスやアクセントで読み取るから。

朝。こんな極上な笑顔で目を覚ますことができたなら。。。
男なんて簡単な生き物だから。
朝が幸せならその日一日、なにもこわいものなんてない。




あー。。。
注さんもたまにはこんなふうに目覚めたい。。。


















































なぜこんなの書こうかと思ったかというと。

ちょっと理由がある。

先日嫁さんと旅行に行き、ビジネスホテルに泊まった際。


    |              \ギシギシ
    |   ('A`) ('A`)       ○○クンサイコー   
   / ̄ ノ( ヘヘ ノ( ヘヘ ̄ ̄     アンアン/


隣の部屋からコンナ声が聞こえてきやがって・・・。

おいおい。
勘弁してくれよ。注さんが昔下宿していたアパートじゃねーんだから。



その後たっぷり1時間他人の歓声を堪能しました・・・。






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[ 2007/05/03 01:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(2)

十八歳で夏でバカだった。 大槻ケンヂ 『ロッキン・ホース・バレリーナ』 

ギター担当の耕助は十八歳で夏でバカで、プータローだった。

バンド『野原』は3ピース。
ギター・ベース・ドラムで全員がボーカルを取る。

バンドはそこそこに人気が出ていた。
インディーでCDを2枚出していて、マネージャーを名乗る大人も現れ
この夏、新宿LOFTを皮切りに初めての全国ツアーに出ることになった。

機材車はバンド移動の定番ハイエース。
これに機材と人間を積んで全国行脚するのである。

LOFTでのライブ後、搬出を終え駐車場を出ようとした矢先。
マネージャー得山は金貸しに追われていた。

闇金 金利120% 借金総額500万円

闇金から逃げるように歌舞伎町の裏道を疾走し東名に乗り込むハイエース。
生まれて初めての全国ツアーのスタートはいきなり波乱含みだった。


名古屋に向かう途中、立ち寄ったサービスエリア。
そのサービスエリアの食堂の建物の裏でメンバーは奇妙なものを見つける。

ゴスロリを身にまとい
顔中ピアスだらけの
手首にためらい傷を重ねた
ポックリ下駄 (ロッキンホースバレリーナ)を履いて横たわっている少女を。

瞳の奥から相手をへこませる言葉を見つけられる、霊感少女。

七曲町子。

「憧れのバンドのライブが博多であるの。
町子は追っかけていって、ボーカルのデュワー君に食ってもらうの。」



ギター担当の耕助は、十八歳で夏でバカで女性ファンを食べることが大好きで

ベース担当のバンは、十八歳で夏でバカで朝から晩までステージ上でもアルコール漬け

ドラム担当のザジは、十八歳で夏で本当にバカで格闘技好きで

マネージャーの徳山は、三十八歳で夏でバカで経理のため領収書を取っておくのを糧にしている。



十八歳。
夏。
将来への不安。

そう遠くはない将来、自分達もこの現実と混じり合ってしまうのだろうか。

だからこそロックを。
だからこそパンクを。

十八歳という今等身大で歌う青春パンク。

新宿LOFTから
名古屋ELL
京都磔磔
大阪
神戸
岡山
広島
そして終着点博多へ。

旅の途中メンバーに襲いかかるトラブル。さまざまな確執。
そしてそれぞれの成長。

大槻ケンヂがおくる青春パンクなストーリー。

十八歳で夏でバカ 『ロッキンホースバレリーナ』

ぜひ、ティーンズのバンドマンたちに読んでもらいたい。

みんな魂の根底にはロックがあった。







ロッキン・ホース・バレリーナ ロッキン・ホース・バレリーナ
大槻 ケンヂ (2004/07)
メディアファクトリー

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ここだから明かすが、実は注さんも20代初期の頃バンドマンだった時期がある。
それは牧原騎手の記事のころである。
注さんはバイクに乗り競馬場ではしゃぎながらも、横浜のライブハウスで楽器を演奏していた時期があったのだ。

この間の引越しの際、押入れの一番奥深くからギターケースが発見された。
錆まみれになった弦。
所々欠けたピック。
電池の切れたチューナー。
バックステージパスを兼ねたステッカー。
当時のメンバー達と演奏した楽譜。
ライブ模様を収録したカセットテープ。
その後の打上げ模様が撮影された写真。



・・・。
なんか懐かしくて少し泣いた。



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[ 2007/01/29 18:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

いっぺん………死んでみる? 永遠幸 『地獄少女』 

『地獄通信』
午前0時にだけアクセスできるサイトがある。

そのサイトに憎い相手の名を書き込み送信すると
地獄少女があの世からやってきて恨みを晴らしてくれるという。

それは子供たちの間に広まった都市伝説。
だがウワサは本当の話だった。





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クラスの優等生 『清水まり』 はある日、万引きの濡れ衣を着せられる。
それは、 『早瀬さつき』 のしむけた罠であった。 


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次の日から、早瀬は万引きをネタに清水を強請りはじめる。



レポートの丸写しや、掃除当番の交代などで済んでいるうちは良かった。
だが要求は次第にエスカレートしていき、とうとう金品におよびはじめる。


たび重なる金品の要求に、親にも友人にも相談できず悩む清水は『地獄通信』の存在を知る。
だがサイトにはつながらなかった。


ウワサはやはりウワサ。
あきらめつつあった清水の背後に


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「地獄ってあるのよ」と一言残し消えていった少女。 
同じクラスの『閻魔あい』
清水自身も一瞬名前が出なかったほど、存在感の薄いクラスメイト。



とうとう、貯金が底をついた清水。
だが、早瀬はそんな理由など許さない。


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勧められるがままに犯罪教唆に乗ってしまう。



二度目の万引きの現場を仲のいい友人に見つかってしまい完全に行き場を無くした清水。

藁にもすがる思いでもういちど『地獄通信』に飛びつき、清水はそこに早瀬の名を書き込む。


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やってきたのはクラスメイトの『閻魔あい』
彼女こそがウワサの地獄少女だったのである。



ただし。
恨みの代償は高くつく。
相手を地獄に送るかわりに依頼者の魂も死後地獄に落ちる。


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「人を呪わば穴二つ…。
 恨みを晴らすのなら、あなた自身にも代償を払ってもらう。
 あなたの魂は死後、地獄に落ち、永遠に苦しみさまようことになる」




それでも恨みを晴らす?



注さんは 『楠桂』作品とか、ドラマ『エコエコアザラク』とか大好きなんで違和感無いのですが
さすがに両者救いの無い話だとは思ってはいなかったので、読後にややスッキリ感がないですね。

ただそれを感じさせない、女の子の絵柄に救われたというところです。



個人的にこのアニメもチェック入れときたいところです。
閻魔あい役が能登さんなんだって?


でも観てる時間ないんだけどね…。





新年初回。
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地獄少女 1 (1) 地獄少女 1 (1)
永遠 幸 (2006/01/25)
講談社

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岡真里子 (2006/01/25)
アニプレックス
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[ 2007/01/03 13:33 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(4)

注さんからのクリスマスプレゼント。 河下水希 『夏色グラフィティ』 

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5年前の日付の入った一枚の写真がある。

写っているのは俺とひとりの女の子。
来年もこの海で会おうと約束したものの、俺はその約束を果たせなかった。


それでもこの5年間。
俺は彼女のことがずっとずっと好きだった。



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河下水希 『夏色グラフィティ』



思いっきり季節外れの話で申し訳ない。
クリスマスに夏の話を贈るのもアレだけど。

永年読みたかったし、また欲しかったこの作品をある方から頂きましたんで
ぜひ仕上げたいと思って取りくみ始めた次第です。


イブの夜。
独りで見るもよし。
ふたりで見るもよし。
みんなで見るもよし。


後日チェックするもよし。(つд`)




しようよ、想い出以上の恋!
作ろう、二人だけの伝説!!









再開は風が運ぶ。


晃一は5年ぶりに島に帰ってきていた。
友人のヒロシとともに浜に出て水平線を眺めていると…。


晃一の顔になにかが飛んできた。


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「なんだよ。なんで俺の顔にゴミが…」


しかしそれはゴミ以上に凄いモノだった。


「パンツ」

そしてそれを追いかけてきた女の子。


「ごめんなさい。えっとそれ、あたしの…です」



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「だから…その。し、使用前です! そのパンツ…」




おいおい。
注さんだったらこんな出逢い、ヤダよ。






だが晃一の視線は、僕らの予想のさらに上を行く。



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「…んじゃ。今って何もはいてない…とか?」






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「…バカ!」
おもむろに蹴りを喰らう晃一。



まったくです。



実はその女の子こそ、5年前の写真の女の子。

夕夏ちゃん。



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5年も経てば女の子は変わる。
当時はショートカットでダサい水着を着ていた。
まるで男の子のような夕夏は時とともに別人になっていた。





島の背景

夕夏の実家は『竹田和菓子店』を経営している。

現在は島の伝説にちなんだ、ハート型の貝をモチーフに鋭意製作中。
この島の名物にすべく新商品を開発している。


ちなみにハート型の貝にはこんな伝説がある。

昔むかしこの島で出会った若い男女がいた。
男は自分の想いと再開の約束をハート形に欠けた貝殻に込めて女に渡した。
その後約束は叶いふたりは永遠に結ばれた。


どこにでもあるような昔話である。


だが、ハート型の貝殻モナカもその貝殻にまつわる伝説も、
すべては来年予定されているリゾート化計画のためのアイディアである。





5年間 



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翌日。
夕夏は水着で海岸にいた。


5年前からは想像もつかないようなビキニ姿に戸惑う晃一。



毎年夕夏はこの海に来ていた。
夕夏も晃一もこの島の住人ではない。
ふたりの実家がこの島にあるという関係でちょっとした幼なじみの関係である。


そして、ようやく再会が果たせたこの夏。

昨日の再会のギクシャクが不安のままだった夕夏。
砂浜に『こういちくん』と残した文字が猛烈にいじらしい。




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「どこ見て言ってんのよ。スケベ!!」
そしてふたりはケンカしながらも失われた5年間の溝を埋め始める。


せっかく会えたのに、ケンカで終わってしまってはつまらない。
怒ってばかりでは、楽しいものにしたいこの夏もまた過ぎていってしまう。



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「およご! 晃一くん」



5年間。

空白の時間が、それぞれの心も、身体も成長させていた。

互いに互いを意識してしまう。

それは無理もない話しであった。




晃一は即物的に意識する。


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『こんなエッチなカラダになっちゃうんだもんなあー』

思わず水着のヒモを解いてみたいという欲望に突き動かされてしまう。





夕夏もまた晃一を意識していた。

明後日の晩に行われる花火大会。

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「よかったら、一緒に行かない? その…。今度はふたりで…。」







晃一の過去

だが、晃一には時間がなかった。
折りしもその明後日の朝、晃一は帰らなければいけなかったのである。

実は晃一の両親は離婚していて、
別れた父親の実家である島に来ても長居できなかったのである。



おいおい。
そーゆー設定はもっと早く言ってくんねーと!

その実家のばーさんとはあんなに仲良くしていて
長居できないってはちょっと無理ないか?






ということで、
オトナな設定にまたしても別れという現実を突きつけられてしまった夕夏。



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「5年よ? 5年も待ってたのに…」


せっかくこの夏に、この海で会えたのに。
5年前も晃一のほうから先に帰ってしまったのに。


帰っていく夕夏の後を追えず立ち尽くす晃一。



幼い頃。
家庭の不和により島を出て行くことになってしまった晃一。


「でも来年も来るでしょ?」
という5年前の夕夏との約束を守れなかった自分がとても情けなくて泣く。




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そんな晃一の過去を知るよしもない夕夏にとっては

理由がわからずに無念の涙をこぼす。






切ない理由による別れ。

このまま夕夏と別れたくない。
まっすぐにこの気持ちを伝えたい。

そして晃一はひとつの結論に至る。





思い出は伝説に

夕夏に届けたい。
それは島の伝説にあるハート型の貝殻。


その貝殻を見つけたい。
見つけたら、今の想いを全部伝えられる気がする。


だが、さすがに伝説だけにそんな貝殻はなかなか見つからない。


そこへヒロシから晃一の過去を聞かされた夕夏が砂浜にやってくる。



本当は貝殻を渡しながら夕夏に言いたかったのだが
晃一はいきなり切り出した。


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「あのさあ。この島に伝わる伝説知ってっか?」


この伝説を語るということは、
そのまま告白という話の内容になるだけにさすがに晃一も頬を染める。



その話を夕夏はそっと受け止めてくれた。



「ねえ、晃一くん。その伝説5年前から知ってた?」




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「あたし5年前にもらってるのよ。ほら」




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その瞬間。晃一の脳に過去の記憶がフラッシュバックする。
たしかにその貝殻は5年前に夕夏にあげたものであった。


さらにその日伝説が生まれたのだ。


いやそもそも、伝説というよりは
晃一がばーさんたちに話をしたことからいつのまにか島に伝わる伝説となってしまったのだ。。。




だが、今となってはそんな伝説が
本物だろうが偽物だろうがどうでもいいのだ。



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好きという気持ちに嘘偽りがなく、ホントならそれで…。





今回の記事が気にいっていただけましたら、クリックをお願いいたします。








足掛け4時間。
夜中にはじめて、書き終わったら日が昇りつつあるじゃんか。

でもなんとかクリスマスイブに間に合ってホッとしております。

あとは自動公開タイマーにして寝るだけです。

とりあえず注さん的に『夏色』はなんとしてでも読みたかった物であり
ネット世界ならどこかにバックナンバーあるだろうと思って探して探して見つからなかったものですから、今回提供していただき本当にありがとうございます。

本当はもっとゆっくり時間かけて気長に書いていく予定でしたが
『クリスマス記事』という風潮に乗ってしまって自ら首を締めた次第です。

きっと、注さん以外にも『夏色』を探している方おられると思いますのでこんなテイストでよろしければどうぞ召し上がってください。といった感じです。


でもこーゆーのって読んだ後すぐに取り掛かることで
体感鮮度を生かしたいという気持ちもあるうえ、そのへんのタイミングはそれぞれなんで難解でしたわ。

細かい設定とか読み飛ばしたため、書いてて辻褄合わなくなってたりと、
なかなか書いててスリリングでした。

きっと来年あたり、河下先生の新連載くると思ってますから
即効アウトプット作業の練習にもなっていいと思います。


このあとはサブタイトルに宣言したとおり
大晦日企画のためにまた書かなくてはいけません。
多分それが終わったらひと区切りとなるのでしょう。


それでは皆さんよいクリスマスイブを!


注さんは今夜、料理係なんでいろいろ忙しくて一眠りして買出し予定。

[ 2006/12/24 18:00 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(5)

この潔さに惚れた。 河下水希 『秋色妄想日和』 

妄想少女といえば、向井こずえちゃん。

毎度毎度かなりエッチな妄想を披露してくれた女の子で、
注さんも何度かこの娘が可愛いと言い出したりと、なにかと扱いやすい女の子であった。



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だからこんなつまらない妄想もした…。



だが、彼女の武器はと言えば、
エッチな妄想で読者を引き込むことと
パンツを露出させて読者を引き込むこと…。


どうしたって真中を振り向かせることなんかできやしない。



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「うわぁん。そんなのひどいよぉっ」

だからあっけなくこずえの恋心が粉砕された。嵐泉祭の昼。


だから、エッチな妄想しているだけでは彼氏は捕まえられないんだ。




と言う教訓さえ受けたところであるが、はたして今回の話はどうであろう。






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「あ~~~~ん。
 朝田くんのことが好きで好きでたまんないよ~~~~っ!!」


亜季ちゃんは運動が得意な活発な女の子。
大好きな朝田くんに恋心を伝えるためにアタックの方法で悩んでいた。


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やはりスポーツの秋らしく、運動会で目立ってアピールすべきだろうか?


あるいは読書の秋ということで、普段と違う一面を見せるべきだろうか?
それもお色気付きで…。


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「ちょっとなら、見てもいいよ…。」



キ・キ・キ・キタ━━━メガネっ娘の━━━(゚∀゚)━━━パンツ━━━!!!!


…しかし実際の亜季ちゃんがはいてるのは、ちょっと可愛いウサギパンツ。


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「どーだ。朝田くんこれであたしにホレるか。えいっえいっ」


大御所の後ははっきり言ってやりづらい。

同じコミックスを読んでいればイヤでも記事の内容がかぶる。
感じるところはみな同じと言うところなのだが。





では亜季ちゃんの気になる朝田くんとはどーゆー男なのか。


20061008034632.jpg
とっても真面目で、勉強ができて
美術部に入ってて、ものすごく絵が上手な人…。


そこで亜季ちゃんはひらめいた。
「芸術の秋」作戦。




絵のモデルになって朝田くんを振り向かせればいいじゃん!!





ここから亜季ちゃんの妄想が始まる。





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「じゃあ次、脱ごうか」
さっきまでいい印象だった、朝田くんが突然の大胆発言。

何気なく淡々と「脱ごうか」などと言うあたり

朝田くん手馴れています…。 (違)



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突如剥ぎ取られる亜季の制服。

この下着の質感が妙にやらしくて好きだ。
河下先生のカラー絵は最高だね。


画集出たら絶対買うよ。


ってこれも大御所と同じ感想である…。



『あ…っでも…。
 朝田くんがあたしのこと見てエッチな気分になるんなら。』





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『それなら』




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『それでいいじゃない』


注さん的にはこの段階でノックアウトです。



キ・キ・キ・キタ━━━その腰つき━━━(゚∀゚)━━━その潔さ━━━!!!!



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『あたしだって』


この足に残した下着がすげーエッチ。
あの山本監督もこーゆーちょっと残すところにエロを感じたそうです。




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『朝田くんのせいでそんな気分になっちゃうもん…。』



キ・キ・キ・キタ━━━亜季ちゃん━━━(゚∀゚)━━━ヌード━━━!!!!



(ここから先は有料です。)



ぜひ、レボリューションを買ってください。
ぜひ、ご自身の目でお楽しみください。
この8ページのためだけに500円を払う価値は、あります。



マジビビった。

こんなとこまで書かれているなんて思わなかった!


まるでいちご19巻ラストのさつきのようだ!!
[ 2006/10/08 08:37 ] 書籍紹介 | TB(4) | CM(6)

その人はちょっと大胆な先輩。河下水希 『彼女と夏と僕』 

その人は、木漏れ日の中 眩しく微笑む。


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「デートしよっ。デート!!」



ナツミ先輩。
夏休みに入る前に告白して、付き合い始めた先輩。


俺は先輩にせがまれるまま海へとむかった。


けれど、先輩はちょっと大胆な人だった。



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「別に見てもいいよ」



ナツミ先輩はいきなり制服を脱ぎだした…。



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「バッカねー。水着だよ水着。下に着ておいたんだよね」



見方次第では下着じゃないか。
このネクタイワイシャツと
下着とのコントラストに萌えた方も多いはずである。



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キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
ゆ。夢にまで見たナツミ先輩のビキニ姿━━━!!!!



大御所は縦スジについて言及しましたが。ウチではノータッチといたします。)


でも。
俺。恥ずかしくて直視できないよ。
スケベだと思われて嫌われたくないし。

俺。自信ないんだ。
俺・・・。本当にナツミ先輩の彼氏なんだろーか。

まだ一度も好きって言ってもらってない。




けれど、今日はじめて先輩から
「好き」って言ってもらえた…。



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「…ありがと。 だいすき…!」



俺は先輩とのこの恋を
多分なかなか進展させてあげられないだろうけど…。




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だけどきっと 今日の帰りは二人乗り。











『先輩』
注さんの交際履歴に年上の女性はいない。

自分の母親以上の方と仕事でご一緒したくらい。
あくまで仕事なんで当然恋愛意識なんかあるはずがない。

なので今回の話はちょっと理解が難しいところあり。

でも、かわいい先輩だよな。

ラストの二人乗りのシーンがジブリ的に見えてなお良い。
[ 2006/10/06 16:56 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

「革命」は何度起きるのか? ジャンプ the REVOLUTION 

ジャンプ the REVOLUTION ←公式ホームページ


さて、「いちご」連載終了以来すっかり企画物となってしまった感のある紹介コーナーです。


去年秋にジャンプ the REVOLUTIONに描かれた美鈴の恋
新年初めの「氷姫奇譚」
赤丸ジャンプ夏号の「彼女と夏と僕」

につづいて4度目の登場。


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『秋色妄想日和』 である…。


ちっちゃカワイイ
亜季ちゃんの妄想爆発
ちょっとえっちな
オールカラー!!


とあるのですが、『こずえ』的な話になってしまうんでしょうか?


またオールカラーにだまされて
わずか8ページくらいのショートショートにのめりこむ自分がいるから困る。



なんだかんだ言ってても結局買ってしまう。
カレンダーの9月29日(金)に○印をしている自分がちょっと可愛く思えた。。。

[ 2006/09/22 13:41 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(3)

ふと、旅に出たくなりました。国井律子『アタシはバイクで旅に出る』 

この夏が終わろうとしている今。
注さんは永年の思いを晴らすべく『旅』に出ようと思いました。


今日何気なく手にとったこの本を読んでいたら
ふつふつとわきあがる旅への気持ちが
収まりつかなくなってしまったのである。



カッコイイ女の人がハーレーダビッドソンにまたがり、
粋な旅を写真集ふうにまとめたこの本を読むほどに
『バイクで旅っていいよなあ』
って気持ちが晴れません。


ということで、9月初め注さんはバイクで旅に出ます。


しばらく更新はお休みです。






アタシはバイクで旅に出る。―お湯・酒・鉄馬三拍子紀行〈1〉   エイ文庫 アタシはバイクで旅に出る。―お湯・酒・鉄馬三拍子紀行〈1〉 エイ文庫
国井 律子 (2002/10)
エイ出版社
この商品の詳細を見る
[ 2006/08/29 00:55 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(2)

5週間ぶりのマンガレビュー 河下水希 「氷姫奇譚」 

えー。
ひさびさのマンガレビューである。


作品について詳しい説明がいるのかな?
今年の週刊少年ジャンプ新年4・5合併号にて、
いちご完結以来、ひさびさの登場である河下先生の読みきりである。



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まずはカラー表紙から。

とにかくヒロインである高嶺可憐(たかみね・かれん)の涼しげな目元にイチコロです。
このニットは正直どうかなって思ったが思った以上に彼女の魅力を損なわない。

また体のバランスが出来すぎである。

やっぱり女の子書かせたら河下先生はトップクラスである。


その背後に描かれた堂島健二(どうじま・けんじ)はあきらかに簡単な扱いであるが。




ストーリー。

堂島の親戚ん家の近所に心霊スポットがあるということから
冬休みを利用してミステリー研究会創設以来の合宿心霊ミステリーツアーを企画したのである。


12月24日。
世間はクリスマスイブというその日。

ミステリー研は山奥にある堂島の田舎へと向かう…。


ものの…。



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しかし参加者は高嶺と堂島のふたり。


完全にお約束である。


他の部員が気でも利かせたのであろうか。


しかしながら氷のようにクールな彼女。
成績優秀で美人なのだがオカルト好きという変わった側面を持っている。


今のところ高嶺と堂島の間に男女の関係、恋愛的要素。などはまったく…ナイ。




さて堂島の田舎には、こういった『氷姫』の言い伝えがある。


土地の領主の娘「小夜姫」は家臣の息子「堂島四郎丸」に恋心を抱いていた。
しかし小夜姫には隣国の領主「中野実時」との結婚が決まっていた。
堂島四郎丸との恋が満たされないならと、小夜姫は湖にて自殺する…。

以来、冬場になると小夜姫の呪いが人を湖に引きずり込むと言われるようになったのである。
記録によると姫の死後、この土地の人間が大勢亡くなったというのだ。




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その夜。小夜姫を奉るほこらを調査中に
突然高嶺が倒れたのである。



言い伝えにはさらに続きがある。
堂島四郎丸は小夜姫の自殺前に遠方へと向かわされ、その地で結婚し骨をうずめた。
この村に戻ったのはその孫の代だという。

さらに、その堂島四郎丸の子孫が堂島健二なのである。




その夜クールであったはずの高峰がいきなり変貌する。


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「堂島様!! お会いしとうございましたー!」


これって夜這いだよなっ?


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「何って、その…。堂島様と結ばれるために…」


キ・キ・キ・キタ━━━この━━━(゚∀゚)━━━ギャップ━━━!!!!
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冒頭。
めちゃめちゃクールで
他を寄せ付けない雰囲気の女の子が



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その夜突然。大胆になる…。



だがふたりの願望はかなわなかった。
何十年もびくともせずに立っていた家が突如大音響をたてて崩れ落ちたのである。


事なきを得た二人。
翌日、高嶺は小夜姫が身投げしたといわれる湖に向かう。


すると湖の氷の上で再び高嶺が変貌する。
さっきまでツンツンとしていた女の子が一瞬で別の女の子へと変わる。


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いい笑顔だ…。


「今。私のことを考えてくれたのであろう?
 うれしくなってまた出てきてしまいました。」



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そしておもむろに堂島のジャンパーを明けて、自らのコートの前をはだける…・


ぬな!?
ちょっとこんな青空の下で!?
待ってよ高嶺
今気温マイナス…



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これが新しいスキンシップの形だーっ!!

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「けどもっと堂島様とくっつきたいです!」

ここでもう一度確認しておきたい。

上のプックリふくれた女の子と

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このクールな女の子は同一人物です。


「体があるときでないとこうやって、触れることができませんからね」


ここまで言われてようやく高嶺であって高嶺でないことに気付いた堂島。



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「藤代厳竜政平の長女小夜と申す。お会いしとうございました。」

小夜は堂島に大切な事実を伝える。

実は堂島健二は「堂島四郎丸の生まれ変わり」であるという事実を。



だがここで言い伝えに矛盾が生じることに気付く。
小夜姫の悲恋から始まった呪い話を小夜姫が否定したのである。



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突然倒れる高嶺。

その上空では無数のカラスの群れが
何者かの影を作り上げていたことを堂島は気付いたのであろうか?



深夜。
再び高嶺は湖を目指す。
ただその姿は小夜姫が取り憑いたわけでもなく
…まるで何者かに操られているかのような足取りであった。



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小夜姫を呼び出したもの。
それは「中野実時」


ここで堂島ははるか昔のビジョンを見る。
小夜姫が何者かに追われ、逃げた湖の氷が割れ沈んでいく映像…。



湖の呪いの真相はこういうものだった。
中野実時との結婚をを拒否した小夜姫。
そのため湖の上で小夜姫は中野によって殺されのである。

しかし中野はその後何をやってもうまくいかず腹いせに
女・子供・百姓・家来を立て続けに切り捨てた…。


この一件がいつのまにか氷姫のたたりとして尾ひれがついてしまったのである。


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はるか昔のイメージのとおり、高嶺も氷の下に沈んでいく。


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後を追い飛び込む堂島。



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「ありがとう」
四郎丸の生まれ変わりである、堂島に助けられ感謝の接吻を交わす小夜姫。



その瞬間、湖に光がほとばしり
沈んだはずのふたりが水面に浮かび上がり
中野実時も消え去り
割れたはずの氷も元通りになり
濡れたはずの服も乾いていった。




それが、堂島健二の体験した冬休みの出来事であった。



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当然こんなヨタ話を部員達に話しても信じてもらえるわけも無く

落ち込んだ堂島であったが




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高嶺は言う。
「あたしが見てた夢の中で
 なんかアンタが助けてくれた気がするのよね
 よくわかんないけど…サンキュ…」



これが河下先生によるツンデレだっ!



ストーリーとしてはいたるところに疑問符が付いてしまうのは否めない

だが可愛い女の子が見れただけ注さん的には満足なのである。
[ 2006/08/24 07:18 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

真打は袋とじ 『彼女と夏と僕』 

16日発売だというのに、どこかではもう発売しているようで。

いつのまにかあちこちでバレとか始まってしまっていますよっ!!



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見つけ次第すぐ買います。しばしお待ちを。

つーか8ページなの?
ストーリーもなんもないよな…。
[ 2006/08/15 02:51 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

人気便乗♪ 谷川流 『涼宮ハルヒの憂鬱』 

以前。過去記事の中で
ライトノベルを読みたいと触れたものの結局消してしまった記事がある。


『このライトノベルがすごい! 2005』において
2004年度読者ランキング1位ということと
今回アニメ化にともない爆発的人気を得たこの作品はかなり気になっていた。


もともと注さん的にはいつかは読んでいる小説のレビューしようと思っていた
だが思った以上にいちごに時間をかけすぎたために一時はお蔵入りになりかけたのだ


今回ようやく時間が出来たので貯めていたアニメと小説を同時並行で鑑賞して書いてみました。


★ネタバレはしません。  

★一段落つき次第アニメも紹介していきます。




商品の説明 (Amazonより抜粋)

出版社/著者からの内容紹介

第8回スニーカー大賞〈大賞〉受賞作、登場!
校内一の変人・涼宮ハルヒが結成したSOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)。
ただ者でない団員を従えた彼女には、本人も知らない重大な秘密があった!?
第8回スニーカー大賞〈大賞〉受賞作登場!

内容(「BOOK」データベースより)

「ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」。
入学早々、ぶっ飛んだ挨拶をかましてくれた涼宮ハルヒ。
そんなSF小説じゃあるまいし…と誰でも思うよな。俺も思ったよ。
だけどハルヒは心の底から真剣だったんだ。それに気づいたときには俺の日常は、もうすでに超常になっていた―。
第8回スニーカー大賞大賞受賞作。
ビミョーに非日常系学園ストーリー!


商品の詳細

文庫: 307ページ
出版社: 角川書店 (2003/06)
ASIN: 4044292019




概略というか感想というか


「東中学出身、涼宮ハルヒ」

ここまでは普通だった。
真後ろの席を身体をよじって見るのもおっくうなので俺は前を向いたまま、その涼やかな声を聞いた。

「ただの人間には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」

さすがに振り向いたね。




高校に入学した日、最初のホームルームでの自己紹介の風景なのだが
これだけで『涼宮ハルヒ』という女の子がどんな娘か端的に理解できた。

このセリフから実生活とはビミョーにかけ離れた非日常の物語であるということを
冒頭11ページ目にして改めて強調されたのである。



そしてハルヒは非日常的な存在を追い求め、
超常的存在を探すためのクラブ 

『世界を
 大いに盛り上げるための
 涼宮ハルヒの団』 

略してSOS団を結成。

●活動拠点として文芸部の部室と部員である『長門有希』をSOS団にとりこみ。

●「萌えでロリっぽいキャラ」がおかしな事件が起こるような物語には必要という理由で『朝比奈みくる』を巻き込み。

●5月中旬という中途半端な時期に転校してくるのは、高確率で謎の転校生。という理由から連れてこられた『古泉一樹』

●自己紹介のあと涼宮ハルヒに声をかけてしまったがために巻き込まれた。語り手の『キョン』

涼宮ハルヒを含む、このメンバーをもってSOS団は発足した。



「入るのは別にいいんですが」
転校生の古泉一樹は落ち着いた笑みを絶やさずに言った。

「何をするクラブなんですか?」

(―中略)

「教えるわ。SOS団の活動内容、それは、」
大きく息を吸い、演出効果のつもりかセリフを溜めに溜めて、そしてハルヒは驚くべき真相を吐いた。

「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶことよ!」

全世界が停止したかと思われた。
というのは嘘で、俺は単に「やっぱりか」と思っただけだった。

しかし残りの三人はそうもいかなかったようだ。




ハルヒの何気なく口にしたこの一言が
のちにキョンをとりまく環境に大きな影響を及ぼすことになろうとは

今のところ、涼宮ハルヒは何も知らなかった。


注さん的にはかなりツボです





涼宮ハルヒの憂鬱 涼宮ハルヒの憂鬱
谷川 流 (2003/06)
角川書店
この商品の詳細を見る
[ 2006/07/22 21:26 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(1)

マンガの海を渡り切れ! 別冊宝島 『このマンガがすごい!』 

先に言っておきたいことがありました。

当ブログはマンガ専門ブログではなかったということ。

おもいっきりいちごのバレを書いていましたが
もともとは『本・雑誌』のカテゴリーに沿った内容としたかったのです


が、いつのまにか逸れてしまっています。


いや。逸れているというより最初からお構いなしだった。


となれば、徹底的にずれ込んで行こう、と開き直り。

注さんにとっては「マンガってこんなにいっぱい種類があるんだぜっ」という解説書めいた物を読みたかったのでこの本はかなり重宝している。


今から10年前の1996年5月初版だけに、さすがに鮮度はないが。
それでも過去の名作やいわゆる定番などをしっかり紹介してくれているし、大筋で内容を把握できるだけになお良しである。


『本書はマンガのガイドブックである。
 96年3月に発売されたコミックスは500余点。
 一日換算でおよそ16点ずつ出た計算である。
 これにマンガ文庫や書籍扱いの単行本が加わり、かつジャンルも増えた。
 こういう状態が続いているにもかかわらずマンガを読む際にきちんと役に立つガイドブックが発売されたことはなかった。

 厳選に厳選を重ねて収録したマンガタイトル1000点を83のジャンルに分けて紹介。』


なんかこの煽りだけで読みたい。
と思わせるには十分な本だったので思わず買っちゃいました。


古本屋の100円コーナーで。


だって注さん。妻子持ちのしがない三十オヤジだから…。
本はなるべく安く買えっていうのがモットーなんで。



 




このマンガがすごい―83ジャンル1000作品を厳選紹介 このマンガがすごい―83ジャンル1000作品を厳選紹介
(1996/05)
宝島社
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[ 2006/07/10 22:56 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)

「いちご100% LAST TAKE」 予約締め切り迫る。 

祝30,000ヒットということでお気に入りのこの絵を紹介したい。


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やはり河下センセの絵はスゲー…。
この画像をもう少し拡大してデスクトップの壁にしたいくらいである。
(妻がいなけりゃやってた…。)


…もうすでに御存知の方もいることであろう。
去年の夏に最終話を迎えている。「いちご100%」
そして今なお
当ブログでチマチマと書かれ続けているネタバレ。



小説が出て、当然ドラマCDもでて、
OVAが作られ、テレビアニメ化され、DVDにもなり、
キャラ別にオリジナルソングまで出て、
担当した声優さんたちがラジオまでやって、
テレビドラマ化するというガセが飛んで…。


詳しく語ると、きりがないこの愛すべき作品なのだが
いちご100% LAST TAKE をまずは見ていただこう。


『大好評のうちにフィナーレをむかえた「いちご100%」
 真中、綾、つかさの3人が選んだ未来とは・・・。


 連載終盤のストーリーを、
 「EAST SIDE」では綾の視点から
 「WEST SIDE」ではつかさの視点から描く!』



すでにあるアニメを見終えて、またドラマCDを聞き終えて。
みなさん。
何か消化不良を起こしませんでしたか?

私は胃もたれしました。

だってどんな形であれ納得するような終わり方をしていないんだもの!



さてさて、今回のCDは大丈夫なのか?
フィギュアでつられて内容を軽くしてはいないか?

あのいわゆる、『ネ申展開』を再現してくれるのか?
最終話まで、もしくはそこにいたるところをカバーしてくれるのか?

東城の、西野の『告白』を聞けるのか?
原作に忠実に作られているのか?
禁じ手「if」を使って煙にまきはしないだろうか?
そしてなにより嵐泉祭以後いちばんアツイあの夜まで再現できるのか?

はっきり言おう両方合わせて一万円の価値は果たしてあるのか?

そもそもこのCDは何分ものなのか?
LAST TAKEと言うくらいだからちゃんと完結して欲しいんだっ!!


もっと詳しい情報が欲しい!!



ちなみに、この情報が出た去年から私はこのために金を貯めている。
いざとなれば競馬で『フェブラリーステークス』で勝負する構えもある。

一万円作ればいいのなら、勝負の意気込みも変わってくるからたまらない。


今の私なら買える。
買ってみせる。


こちらの商品の予約締め切りは2月26日です。


 
[ 2006/02/08 02:32 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(1)

回顧主義に走る 『悪魔に魅せられし者』 鈴木 直人 

いまやオンラインゲームが主流となった今。

だからこそ原点回帰。

これはテレビゲームが主流になりつつある頃に発売された『ゲームブック』である。


ゲームブックとは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より



今日。
関東地方は久々の雪ってことで…。
外にでるのが億劫なので、家の中で京都競馬をラジオで聞きながら
本の片付けしていたら出てきたよゲームブックが…。



しかし、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ってすごいな。
この本の「ネタバレ」まで載ってるよ。


そんなわけで15年ぶりにゲームブックを読んでいる。
頑張れギルガメス。といいつつ片手にビール。

最高の休暇だ…。






まだ発売されているというのがすごい。
書店では絶対見つけられないと思っていた。

もう一度『ゲームブックムーブメント』でも起きないだろうか?
[ 2006/01/21 13:21 ] 書籍紹介 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

注さん

  • Author:注さん
  • このブログの原動力は
    みなさんの足跡と拍手です。

    スパンコメントは即消去。

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