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宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』  第004話「揺れる水面」 

由紀は揺れていた。

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ひだりの告白以来、調子が狂いっぱなしなのだ。

ひだりに対してどう接していいわからなくなる。


汗に濡れたひだりが
妙に艶っぽく見え始めて仕方ない

いままでの
まるで妹のような関係だったひだりが変わってしまいそうな恐怖。


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だが、女の子の態度によって
その関係図が一目瞭然となる。


微妙な三角関係がすこしづつ変化していく。


水面は由紀の心のやわらかい部分に触れる。


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「ひだりちゃん。私と池田が仲良いとか思ったのかな。そんなわけないじゃんね」


由紀は水面に対して特別な意識を持っている。
しかし水面の目から見てもひだりの想いはまっすぐに由紀をとらえている。



迷う由紀。



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「あんまりふざけてると大声出すわよ」

俺が好きなのは・・・。

大切にしたいのは・・・。





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黒川水面なのに・・・。




いやー。
このシーンカッコいい!

「だったらその口ふさぐよ」
そのセリフ言ってみたーい。




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そして由紀のキスになにげに反応する水面。

このエロティックな描写も成年誌ならでは。

すげーキタ。
やっぱり委員長タイプの女の子が乱れちゃうのってすげーイイ!






翌日。
サッカーをしにきたひだりの髪を結いながら二人は互いの距離を確認しあう。

ひだりと由紀の距離。
それはひだりが小学校4年生のとき。胸がふくらみだした頃。

由紀の前で女の子らしさを出しちゃいけないって思ったひだり。
そんなひだりの裸を見て、スケベなことを考える自分が許せなかった由紀。


「ひだりを嫌いなんて思うわけないよ」


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だが、瞬間手をつなげなかったことで二人の距離がまた開く。


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この手はユキとしてつないだ手。
もしつなげば自分がユキであることがばれてしまう。


そうなると、ひだりの告白を聞いてどぎまぎしていることがわかってしまう。


そんな由紀の気持ちを知ってか、ひだりは告白する。


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「紀くん。大好きだよ」


この痛々しい目元が注さんを切なくさせるーっ!





由紀はユキとなり
セルフポートレートにふけっていた。



ひだりを傷つけた。
水面に拒まれて
寂しくなり
その寂しさをひだりに優しくすることで埋めていた。



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そんなことでは解決しないのに。

由紀はそんなひだりや水面の気持ちを自身にかぶせカメラに身を委ねる。









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宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』  第003話「チクチクジェラシー」 

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由紀は困っていた。
水面がひだりの家庭教師をすることで
ひだりの成績がのび、今までの関係が変わってしまうことが。



水面は困っていた。
由紀がそんなにひだりのことを心配するから。


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「あんなに価値観の近い子初めて逢ったのに、とりあげないでよ」



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ひだりは困っていた。
由紀と水面の空気にいたたまれなくなって。



そんなひだりの前で由紀は水面に対する何気ない想いを口にしてしまう。



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「好きな子の前だとつい意地悪しちゃうみたいだ」
「困ってるのを見て逆に可愛いとか思ったりしてさ」



由紀の口からそんなこと聞きたくなかった。

それが嫉妬。

それがジェラシー。



ひだりは夜の街に飛び出した。
あこがれのユキさんに会って相談したい。



由紀はユキになりひだりの後を追い夜の街をひた走る。

『もし万が一ひだりに何かあったら、俺は一生自分を許せそうもない』



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そして公園のブランコに腰掛けるひだりを発見する。


ユキとしてひだりに接する由紀。


由紀=ユキを知らないひだりはユキに心のわだかまりを告白する。


ひだりの心にはじめて生まれた醜い嫉妬心。

そして嫉妬心から来る由紀への恋心・・・。


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「紀くんが好き。誰にもわたしたくない」



ひだりを傷つけるものは誰であっても許さない。
そんなひだりに対する由紀の特別な思いが形を変えていく。




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応えてやれるだろうか、その想いに・・・。



由紀にはじめて恋心を抱かせた水面。
由紀のことをずっと想っていたひだり。



三角形のいずれかの一辺が揺れ動いたとき
三角形はさらにいびつになり、場合によってはその三角形は消滅する。



次回。もう一辺が動く。







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宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』  第002話「訪れた家庭教師」 

由紀は女の子を好きになったことがない。


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「食べさせて、下さい」
(ここまでやっといて、ひだりのことはどうなんだ。という意見は置いておく)



「女性の美しさは内面から沸き上がってくるものだ」

15歳にしてすでに達観している由紀である。


ただ、同じクラスの女の子。
学年トップの秀才 黒川水面(くろかわ・みなも)は美人だと由紀はおもう。


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彼女が水面ちゃん。
(ちょっと画像選択間違えた)


黒髪のおさげ。
メガネ。
そしてパンツ。

由紀くん。
君とは友達になれそうだよ!


べっ、べつに注さん、パーツに弱い訳じゃないんだからねッ!



しかし、周りからの水面に対する反応はいまいち。


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「休み時間も一人で勉強して女友達もいないんだぜ。
 頭すげーいいらしいけど、性格悪いに決まってる」


由紀はきさくに近づくが、たしかに水面はそっけない。


そこで由紀は考えた。
ユキになって水面に接近したら話してくれるんじゃないだろうか。



登校途中にひだりと出会ってしまうのだが、不思議と事なきを得る。




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「黒川水面さん。ちょっといいかな?」

こわいのはここ。

とうとう由紀は女装のまま登校してしまった。

知り合いもクラスメイトも誰一人この行為に気がつかないのか?

この趣味確実にステップアップしていってます。








しかし。



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「きゃははは。何てカッコしてんのあんた」


水面には通じない。


って・・・。

あれ?

何してんの?



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「足の形かっこいいね」


なにげにユキも顔色があやしいぞ。


おいおい。
なんだこの展開は。




触りまくられた由紀は水面に
「不公平だ。俺にもさわらせろ」と言い始める。


しかし、水面は由紀をなめていた。
どうせ、なにもできないって思っていた。



そんなわけないじゃん!

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いとも簡単にやってのける由紀。


いきなり胸を触られて泣き出す水面を見ながら由紀の心は揺れた。

『黒川は、お高くとまってるんじゃなくて不器用なだけなのかも・・・』




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そんな姿がとても可愛くて

『すごくドキドキするから・・・』








ひだりは家庭教師が来ているようだ。
男の家庭教師だとしたら、それは許せない。


家庭教師は水面。
由紀の取り越し苦労だった。


ひだりはみんなのために晩ご飯の支度中。
由紀と水面は部屋に残される。


そこで由紀は水面に女装の秘密の口止めを申し出る。


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「はじめて口止めしたね。特別なんだひだりちゃんは」


この約束で水面の中にふたつ複雑な感情が生まれる。


由紀=ユキは水面だけの秘密。秘密を共有できる歓び。

そんな女装した姿を「汚いこと」としてひだりに見せられないという
ひだりに対する由紀の特別な意識。
それはある意味、水面には超えられない壁。


これで恋の三角形は、いびつながらも作られた。
次回からもっと急展開になる。







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宮野ともちか『ゆびさきミルクティー』  第001話「苺ショートと隣の女の子」 

いつまでたっても河下先生の新連載が始まりそうもないんで
しばらくの間このマンガを紹介して皆さんと共に楽しんでいきたいと思います。


画像も極力抑えつつこのマンガのスゴさを共感したい。



池田由紀 (いけだ・ゆきのり)は15歳。高校一年生。

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「うん。化粧映えしそうな顔してる」
姉の未記(みき)が写真のモデルをすっぽかしたため、
代役としてウェディングドレスを着たことから女装の味を覚えてしまう。

教えたのは写真屋。
この中年男のいやらしい目元がまた生理的に良い…。


心まで女の子になりたいとは思わないけど

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『違う自分になれる』

変身。

その魔法のような、快楽に少しずつはまっていく。



由紀の隣りに住んでる幼なじみ、中学二年生の森居左 (もりい・ひだり)


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はるか昔、一緒にお風呂に入ったこともある関係。

「だったら俺はひだりより素敵な花嫁さんになる」

『女の子より素敵な女の子になる』という意味だ。
ふつうの男の子ならこんなことは言わない。


このときからすでに由紀は僕らより斜め上を行っている。


しかし、さすがに成年誌。
由紀も左もなかなかに変態チックです。


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15歳が年下の女の子にそれも思春期真っ盛りの中学生の髪をかぐ。

(間違えた。・・・触ったただけか)


かと思えば・・・。
由紀があまりにも左を子供みたいとバカにするので…。


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「おっぱい」



キタ━━━おっ━━━(゜∀゜)━━━ぱい━━━!!!!



由紀動揺。


注さん仰天。マジでコーヒー噴いた。



中学生がこんな誘い方しない。



しかしそれだけで終わらない。





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「食べさせて、下さい」


その乳首に見立てたショートケーキの苺に歯を立てる由紀。



ぶっちゃけ、ありえねぇ。
だがこれがゆびさきミルクの世界だ。




そしてこれが成年誌のパワーだ!




由紀は以前からあたためていた計画を実行する。

それは女装した自分を屋外で撮影すること。

別名。
野外プレイ。


羞恥心と罪悪感の交錯する複雑な気分を楽しんでいた由紀であった。


そして変身した姿を左に見つかってしまい
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とっさに由紀(ゆきのり)で由紀(ユキ)と安直な偽名を使う由紀。


しかし左は普通にユキを女性と認識する。


ありえない。
実社会なら一撃で発覚する。

あるいは、見て見ぬフリされる。



そしてこの由紀とユキの存在が
そのうちにものすごい勢いで、この物話を暴走させていく引き金となる。




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変態チックな話しなんで語り口もそれに倣いました。
プロフィール

注さん

  • Author:注さん
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