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いちご100% 第040話 「思い出の女」 

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あれから2時間。真中はまだ町を彷徨っていた。
だんだん薄れていく西野の言葉を思い出しながら。

自分の未練がましさに腹を立てる真中。
今の状況より前進したいから俺を振ったんであって、俺も前進しなくては西野に悪いだろ…。
いろいろ自分に言い聞かせてはいるもののやはり涙は止まらない。

家に帰っても誰もいない。
自分の部屋で泣きながら寝ようとしたとき、誰かが自分のベッドで寝ているのに気付いた。

母親が寝ているのかと思い、掛け布団をはねのけた その下には!

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裸の女の子が眠っていた。

あわてて布団を戻し部屋を出る。
「なっ なんだ今の」
女の子。しかも裸。幻覚でも見たのか…。

もう一度確認するべくあけたら、女の子は起きていた。
「ここは俺の部屋だぞ 誰だよオマエは」
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「誰ってホントにわかんないの? 泣き虫淳平!」
さっきのマフラーの人…。

昔の記憶をたどり、たどり着いたのは。
「ゆい」

真中の隣の家に住んでいて、
5年前に引っ越して 
やたらとちょっかい出してきたひとつ年下のおせっかい女
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「わーっ バカ前隠せ」

真中の両親とゆいは外食してきたようで両親はそのままカラオケしている。
ゆいだけ疲れて先に帰ってきたそうです。
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『幼なじみのハダカって複雑な気分だよな またビミョーに胸が発達してて…』
『隠すほどの胸じゃないけど とりあえずパンツはいててよかった…』

緊張感のないところだと脱いでしまう癖。
ロリータ体型の15歳。
幼なじみ。年下。いもうと系。
こんな属性のある方にはいいキャラでしょう。

来年高校受験で、今住んでいるところは田舎だからこっちの高校に通いたいと思ってきたそうです。
『桜海学園』
折りしも西野の通っている学校だ。
「学校見学したいんだけど誰か知り合いいない」 って言われても、
知り合いいるんだけど紹介しづらいんだ。

冬休み中ずっと真中家に泊まって高校を探すこととなり、
真中の部屋で寝泊りすることとなる

あんたたち兄妹みたいなモンなんだからという言葉で思春期の男女は同じ部屋で眠る。
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早くも胸元が危険な唯。
こころなしか文芸部の真紀ちゃんに似ているように見えます。

しかしいろいろと波乱の多い一日です








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[ 2005/09/24 09:55 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第039話 「だから今度こそ」 

日曜日のピークタイム。厨房は戦場であった。
バイト仲間の近藤さんに
「この時期からバイトなんて彼女にクリスマスプレゼントでも買ってあげる気かな?」
と突っ込まれあわてる真中。
できればいきなり渡してびっくりさせたいから聞かれたくないのである。

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そして西野が来店。
クッキングスクールからの帰りで、ロールケーキの味見してほしいからと家に誘われた真中。


今再び 西野の部屋 
すでにケーキは食べ終わったのに何でまだ部屋にいるのだろう?
正座してかしこまっている真中にリラックスを促すつかさ
「やだなあーもっと楽にしてよ」

つかさのスカートはかなり短いのか下着の露出が多い。
ベットに腰掛けては見え。ステレオに向かっては見え…。
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しかしこの無防備なミニスカートの女の子。かわいいよな。

相変わらず緊張している真中。
西野は余裕なのか?
そして今夜も両親は夜遅くまで帰ってこないという…
またふたりきり。
何を考えているんだ西野。

このままの雰囲気では真中が西野に対して何かをしてしまいそうだから
「俺 そろそろ帰ろっかな」
立ち上がりドアノブをつかみかけた瞬間
「待って…」

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「ねえ あたしたち つきあってるんだよね…?」

「俺…こんな気分のままじゃかなりヤバイし」
「いいの 以前淳平くんを呼んだときも こーゆーこと考えてたかも」

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「淳平くんがしてみたいこと なんでもしていいから…」

今なら自然にキスできるかもしれない。
西野の唇に近づきかけた瞬間。
さつきや東城のキス顔が浮かびだしてしまう…。
「や…やっぱ待って…」
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「もう待てないよ」

「あたし…気付いちゃった 何かを待つのは苦手みたい」
「だって淳平くんといるとね なんだかすごくワクワクしたんだもん」

淳平の作った映画を見てワクワクした。
ずっとこの関係を続けていける気がした。
でも違った。
あたしも映画の手伝いをしたかった。
観客としてではなく、淳平の隣で淳平の夢に巻き込まれたかった。
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「だから今度こそ サヨナラ…」

あくまでも笑顔で、西野は舞台を下りてしまった。
西野は淳平と同じ目線で恋愛をしたかった。
淳平はいつも見上げる目線で西野を見ていた。
勘違いから始まった恋愛だったけど…
本当に西野のことが好きだったんだ
…もうどうなるわけでもないけれど



帰り道。泣きながら歩いていた真中。
通りの向こうから歩いてきた人にぶつかってしまう。
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ファスナーに引っかかった相手のマフラーとの間に形作られた
赤い糸の関係。
「ごめんなさい コレ…ほどけちゃったけど」
「なんで泣いてるの?」
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「変な顔!」

真中との間にもうひとりの女の子が加わるまでそう時間はかからない。








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[ 2005/09/24 09:46 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第038話 「キスの余韻」 

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真中淳平 16歳と6か月
今度こそ 本当に本物のキスをしてしまいました…

その日晩ご飯の時間になっても
「胸がいっぱいでいらない」 と断るくらい余韻にひたりまくっていた。

次回は自分からしてみたいと考え始める。
映画のようにカッコよくリードしたい。上手なキスの定義もわからないけど。

安定感を出すために肩に手を添えたほうがいいのかな?
目はいつ閉じたらいいんだろう?
鼻がぶつかったりしないかな?
歯もぶつかるかもしれない?
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そうなんですよね。こればかりは経験ですから。
キスを経験した二人。ここから先の身体の展開は非常に早くなりそうなのですが、果たしてどうなるのでしょうか。

翌朝、真中の机の周りに映研メンバーが集まっていた。
さつきと顔を合わすのが照れくさい真中。
昨日の嵐泉祭の結果。映研が48ある部活の中で5位の入場者を獲得したと掲示板に出ていたらしい。
来年度の部費は期待できるのだが、今後の展開が未定な映研…
外村だけはホームページの更新で予定はいっぱいらしい。


放課後。クリスマスセールのチラシにぶつかりみんなにクリスマスプレゼントを買うことを考える真中。ヒマはあるけど金はない。
いろいろ探した末にハンバーガーショップ『押忍! バーガー』でバイトすることに決めようとしたとき
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「もう辞めてやるこんな店!!」
さつきと入り口で鉢合わせする。

真中の顔を見て辞めるのを思いとどまるさつき。

真中初めてのバイト。
知り合い同士だとシフトずらされるとか懐かしい話題をしています。
当然呼び捨て禁止をさせる。
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何を着ていてもスタイルがよく見えるさつき。
仕事をしながら思わず目が追ってしまう。

そしてひとまずのピーク時間が過ぎた。
さっき「こんな店辞めてやる!!」 といった理由がここで明らかになる。

ここの店長はさつきに対してセクハラを行っていたのだ。
尻をなで、胸をつつく…
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「…の野郎!! 人が黙ってりゃいい気になっ…」
とさつきが切れかけた瞬間
真中が持っていたドリンクを店長にひっかけた。

普段カッコ悪い真中だが、ここはびしっと決まった。
女の敵を倒した真中。ここは高感度アップだ。

更衣室でロッカー越しにさつきと話す。
「今日真中が入ってきたから、下手に抵抗してクビになったらやだなーって思ったんだもん」
「あんなおっさんにちょっかい出されて 嫌じゃないのか?」
「嫉妬してくれてんの? 嬉しいなー。でも東城さんともキスしたくせに」
「あれは事故だ!」
「ふたりとも初めてだったりして」

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「実は私も初めてなのでしたー」

これから別のシーンが始まるかの様な描写に見えたのは
きっと俺が 今欲求不満なため・・・








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[ 2005/09/24 09:40 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第037話 「嵐の如き文化祭」 

たとえば映画なんかでたくさんキスシーンを目にしてきて
いつかは自分もそーゆーことするのかなってなんとなく想像したり
親しくつきあえる女の子達ができてから何度も意識する瞬間は会ったけれど
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それはあまりにも突然で

ふたりして動揺している。
お互いに初めてのキス。
でもこれは単なる事故で唇がぶつかっただけ。
このことを初めてとか考えないほうがいいと二人して妙な形で納得しあう。
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カウントしないって言ってたけど
たしかに唇はその瞬間触れ合った…
そして紛れもなくそれはFIRST KISSなのである。



そして泉坂高校 第32回嵐泉祭が幕を開ける。
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外村特製の美少女パネルとともに。
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パネルは水着だが、実物はその水着姿にフリフリのエプロン…
あまりの露出度の高さに映画そっちのけにもなりそうだが、これが嵐泉祭。
泉坂高校にきて、映像研究部を興し、そして真中と東城の夢への第一歩が一つの形として人に公開される。
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「いよいよ始まるんだ…」
いちご100%の主題である。真中たちの夢。この話は女の子達との出会いもそうですが、やはり少年誌らしく夢とか希望に向かって進んでいく姿を描いていると思うのです。

そして手紙で招待した西野と嵐泉祭をデートしながら、
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昼1時からの上映に西野を招待する。
会場はコスプレした東城やさつきに女の子目当ての客が群がっていた。
会場にきた真中を見つけて駆け寄る東城だが、その真中の横には西野がいた。
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「あ…」 思わず立ち止まる綾
「席はないけど西野さんが着る服はあるわ」 とあおりを入れるさつき
女の戦いが繰り広げられそうな舞台なのですが、軽くスルーしました。
作者が女性ということもあり、醜い面を押し出したくなかったのではと思えます。

明らかに女の子のコスプレ目当ての客で大入り。
会場の一番後ろで西野と立ち見をする。

「ねぇもしかしてこの映画 淳平くんたちが作ったの…?」
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「うんこれが俺のやりたかったことなんだ…!」
ようやくここで西野に胸を張って自分の夢を語った真中。

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「今日は本当に楽しかった!! ありがとね淳平くーん」
そして西野はいつまでも手を振って帰っていく。
やはり他校の生徒だからでしょうか、あまりに味気ない帰り方ではないでしょうか。
やはりここは後夜祭まで参加するとか、送って帰るとかそういう展開があっていいはずなのですがこれが今の高校生活なのか話の都合なのか・・・。


会場の後片付けをしている外村と東城。
「じゃあ東城も真中の映画今日初めて観たのか?」
という触りから、この間編集のときに顔を見せた以来部活に来なかった理由について
カマをかける外村。
「本当はあの日 真中と何かあったんじゃないの?」

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「まさか真中に押し倒されてキスされたとか」

動揺してカーテンを落っことす東城
「なに動揺してんだよ で? 無理矢理されたの? それとも同意の上?」
「そっ そーゆーんじゃなくて あれは事故で…あっ」
「なんだ やっぱ やってたんじゃん」
あっけなく口を割った東城。外村の誘導があまりにも上手すぎたから。
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そしてその一部始終を聞いていたさつき。

そしてさつきは真中の姿を見るなり打ち上げ用のジュースを渡して
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さつきからのキス。東城へのあてつけ。
ヤキモチとか感謝とかいろいろ入り混じった気持ちが…ついに行動に移った。








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[ 2005/09/23 18:49 ] いちご100% | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第036話 「秘密の出来事」 

教室でベクトルの授業聞きながらノートに自分を取り巻く人間関係のベクトルを書き出す真中。
東城と真中との間には何にもベクトルがない。

放課後東城に話し掛ける真中。
撮影の続きを手伝ってもらいたいと声をかけるのだが
本当は行きたいんだけど文芸部のほうで進行が遅れているからと断られる

しかし以前とは違う東城との感覚に戸惑い隠せない。

自然と撮影に熱が入る真中。
しなった木の上から撮影をして外村に止められるシーンが印象的です。
撮影終わった後も学校に戻り編集作業にかかる。


そしてようやく作業を終え靴箱付近でやはり遅くまで文芸部に残っていた東城と真紀ちゃんを見つける。

靴箱の中にラブレターを見つける東城
「あ…」
「何それラブレター? すごーい」
「でもあたし この人全然知らないし」
「会ってみないとわかんないよ あっわかった綾ちゃん好きな人いるんだ。まさかもうつきあってんの?」
「ううん全然! ただの片思いで…」

「こないだ彼女いる人好きになっても…とか言ってたもんね でもそんなの気にすること…」
「でもちょっと前に二人きりになったとき その人遠い目をしてて …きっと彼女の子と考えてて… その彼女の人ね別の高校に行ったからなんとなく っていうかダメだよね彼女いる人を好きになること自体…」

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「なーんて! それは今書いてる小説のネタでした!!」
強がる綾。
けど真紀ちゃんにもそんなことお見通しです。

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そして陰でだまって聞いていた真中は腰から崩れ落ちる

確かめたい
でも確かめられない
それでも東城の本心が気にかかってしょうがない

そして撮影も終了し 編集作業を残すのみとなった映研に顔をだす東城
しかし真中を残してみんな買い出しなどの作業で帰るところであった。

真中といっしょに編集をやってくれと指示を出す外村。
文化祭当日西野を呼んでくれと真中に言い残し帰っていく。
西野まで客寄せに使う予定だったらしい。


編集作業に取り掛かろうとするふたり
「西野さん この映画気に入ってくれるといいね」
真中の手が止まる
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「俺…この作品がここまでできたのは東城のおかげだと思ってるから」

中学のとき屋上で話したことがやっと形になった。
東城の作品を 真中なりに努力して…
東城がすごく面白い話書いてくれたから…

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パソコンのことに不慣れな真中を気遣い手伝う東城
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何気なく触れた机に カメラを落としてしまう真中
それに気づいて声を上げる東城
「何?」
と振り向く瞬間…
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今 俺達の唇 かすかに触れた…!?








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[ 2005/09/23 18:40 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第035話 「打ち明けられた想い」 

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さつき
西野
そして東城
それぞれと過ごした大切な時間を頭に想い浮かべてみても
誰が一番か決められない
そしてこのままの状態ではいけないこともわかっている。

迷いの中、教室に入ると
さつきの抱擁から一日が始まった。
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「おっはよー真中っ!!」

「あたしたちもうただならぬ仲だもん…ね?」
「ああっ世界中の人達に知ってほしい あの熱い夜の出来事をぉぉ!!」
「あの晩 あたし最後までいってほしかったのに」
…なんてクラス中に響く声でやられたらかなわないよな

クラス中でヒソヒソとささやかれるようなアツイ愛情表現に照れる真中は廊下へ逃げ出し登校してきた東城と会う
挨拶を交わしただけなのに走り去ってしまう東城

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『だから真中君には西野さんがいるんだってば!』
東城もまた真中への態度について悩んでいたのである

…その後壁にぶつかるのは蛇足ですが

時間が経つにつれそれぞれとの距離が縮まってみんな答えを待っている。


そして大草に悩みを打ち明ける
「三人の女子の間で揺れてる…か 俺なら三人同時につきあっちゃうけどね 不器用でそーゆーことに慣れてない真中には無理だろうけど」

そしてノートに人間関係図を描きそれぞれのベクトルと気持ちをチェックしだす。

そして大草の結論は
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「夢に向かって一緒に歩いていける女の子とか ずっとひたむきに自分を応援してくれそうな女の子よりも 一緒にいて一番自然に楽しく話せる女の子が似合うと思うよ」

そして悩んだ真中の結論は
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「俺 さつきのこと好きだから」

しかし
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「実は俺…他に好きな娘いたりするから…」
「でもみんな同じくらい好きで」

真中にしてはこれで終わりになるはずだった。
「このこと他の二人にも話したの?」

そんな言葉で終わりにするようなさつきではなかった。
「だってそれってあたしだけ特別ってことでしょ」

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「あたしがそこから飛び出せばいいだけだもん!!」
さつきからの宣戦布告
こんなに強くて健気な女の子はいません。
意外と人気集めると思っていたのに
すぐに色気に脱線さえしなければ高感度なのになぁ


その頃東城は同じ部活の真紀ちゃんに映画の脚本を見てもらっていた
その脚本の中から真中からのメモを見つける。
『何で泣いてたか わからないけど映画ガンバロウ。元気だせ!  真中』

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「ねぇ真紀ちゃん 彼女がいる人好きになっちゃやっぱりダメなのかな…」

ベクトルはまだ真中を中心に動いている。








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[ 2005/09/23 18:34 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第034話 「つかさの望み」 

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鳴らない電話に待ちくたびれたつかさ。

このパジャマの柄は豹柄ですか?

やっと鳴った電話に飛びついてみれば友達の「トモコ」だった。
「ねっそれより今日ヒマ? 一緒に買い物行かない?」
「…今日は」
と断りかけたが迷った末に行くことにしたつかさ。

「ねえ お母さん何か買ってきてもいい?」
「いいけど つかさちゃん今日は」
「わかってるよ 6時には帰ってくる」
今日はつかさにとって何かあるような言い回しだ。

買い物も終わったようで トモコとお茶しながら買い物品の評価をはじめた。

その時、喫茶店の片隅で交際一周年記念を祝しているカップルを見て遠い目をするつかさ。
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「つかさ うらやましいなら作ればいいじゃん」

真中にもつかさにも共通しているのは「恋愛経験豊富」そうな友達。
どこか達観した感じのする同級生の癖に年上っぽい友達。
今後のトモコさんの活躍に期待したい。

「よお」
そこに現れた男は トモコがつかさに気を使ったか紹介のジャニーズ系だった。
「…誰?」
「おいおい俺のこと話してくれてねーわけ!?」

紹介だけしといてさっさと消えるトモコ。
無視を決めたつかさ。
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その隙を狙う男…。

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その顔面に蹴りを入れ怒るつかさ。

「キスひとつで目くじら立てるよーな時代じゃないじゃん」 
「キスなんてのはあいさつだろ挨拶! 握手と同じだよ」
という弁明も聞かず席を立つ。

家に帰ってから部屋にとじこもりベッドの上で
「…キスは 握手と同じ」
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「そんなのわかんない したことないし…」

そんな落ち込んでいたつかさに、鳴らなかった電話が鳴った。

「…会いたい」
「は?」
「今から会えない…?」
「…実は俺 今家に着いたばっかで…」
「どうしても今日会いたいの お願い淳平くん」

走る。
一瞬。泣いてる声に聞こえたんだ。
昨日東城の泣き顔を見たせいからか…。
東城の泣いてた理由はわからない。

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走る真中の先には 両手にショートケーキを持つ つかさ。

つかさは泣いてなかった。 笑ってた。
「ねえ それでこれは何?」
「知らないの? いちごのショートケーキだよ」
「あの…用事ってこのこと?」
「これはねえ どうしても今日食べなきゃいけないの」

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「だって今日はあたしの誕生日なんだもん」

突然のことに焦り驚きを隠せない真中。
誕生日知らなかったことも プレゼント用意してなかったことも
「とりあえず欲しい物言って! 欲しい物!!」
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「…なんでもくれるの?」



「握手してくれる?」
「あくしゅ?」
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「多分今はこれが あたしが淳平くんに望んでいいせいいっぱいだから」

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つないだ右手。
『握手は挨拶。キスと同じ…』
そんな感じでつないだ握手は つかさだけの秘密。

鼓動の響きが伝わりそうで自分から手を離した
「ありがと! あたしそろそろ家に戻らないと…」

おやすみを言って帰っていく つかさの後ろ姿と笑顔を見た真中は

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三人の女の子の間で完全に身動き取れなくなっていた。








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[ 2005/09/19 06:51 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第033話 「CRYING IN THE RAIN」 

布団の上。昨夜の朧な記憶をたどりつつ。
まだ熱が残る頭でさつきは真中の口から「好き」って言って欲しいと願っていた。

東城がさつきのために作ったお粥に複雑な気持ちを隠せない。

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『東城さんあたしのこと 嫌いなのかと思ってたのに』
『きっと東城さんだって 真中のこと好きなのに』


その頃 真中と東城は荒れてきた海を眺めていた。
しかし真中の心の中は、さつきのことでいっぱいだった。
『さつきへの返事 保留にしたままになってるけど それって逃げてるだけだよな』

そんな心ここにあらずの真中を見て
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東城は何か場違いな気持ちを隠せない。

「あ ごめん俺 ボーっとして…退屈だった?」
「ううん気にしないで あたし海眺めるの好きだから」
東城とふたりきりなのに全然盛り上がらない
もっと楽しいこと期待していたはずなのに…。

そんな微妙な空気を断ち切ったのは東城だった。
「西野さん」

「西野さんが作ったクッキーおいしかったな」
「真中くん西野さんに懸垂しながら告白したのよね」
「携帯電話の事件とか…いろいろあったんだよね真中くん達って」
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意を決する瞬間のような不気味な間
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「なんとなく海見てたら思い出さなきゃいけない気がして…」

立ち去る東城
去り際に風が吹き、いちごパンツを見せてしまう。
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「きゃ…っ」

しかし今このシーンは蛇足。でも載せちゃった。
なんでもパンツ出せばいいもんじゃない。

そしてあのパンツ姿に恋をした真中もまた 立ちすくみ動けなかった。


ひとり複雑な気持ちを抱えたまま宿へと向かう東城。
サーファーにナンパされ つい出た言葉は
「やめてください! ひっ人呼びます…っ」

しらけて去っていくサーファーが見舞った一言が東城の心に刺さる。
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「もっと性格かわいくなれっての!」


土砂降りの雨に打たれ たたずむ東城。
そこへ真中が通りかかり 泣いているのか? と心配げに近づく。

台風の近づく撮影合宿
雨の雫にも似た涙とともに綾は心情吐露をはじめる。
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「あたしはただ真中くんと映画の話とか小説の話とかするのが本当に楽しくて…」

「真中くんは西野さんと今でもつきあってるみたいなのに…」

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「あたし嫌な人間だね それでも真中くんと一緒にいたい…!」

豪雨のなかでの東城の心情告白は 誰にも届かない…。

真中と東城の微妙な関係も、二人の互いを思う気持ちも、
結局は西野と交際している真中にとっては、東城ひとりだけの空回りで
でも綾の気持ちは…あの日からずっと真中に向かっている。


ようやくここで三人のヒロイン達の気持ちが出揃いました。
つかさは真中からの鳴らない電話を待ち。
さつきは真中の撮影のために布団のなかで回復を誓い。

東城は 涙も心情も 真中に見せなかった。








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[ 2005/09/19 05:42 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第032話 「キスしてほしい」 

「ちゃんとわかってるんだよね?」
抱きしめられた真中。
さつきのその手は真中の浴衣を脱がしにかかった…

思わずさつきを突き飛ばしてしまったが事態はもっと気まずくなってきた。
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浴衣の下のボリュームとさつきの火照った顔。
それにもましてこの空間にふたりきり。
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はだけた下着に視線が釘付け…

「なにじーっと見てんのよっ!! スケベッ!」
「なーんてウソ あたし真中のこと好きだから見られても平気だよーん」
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「真中だったら なんでもOKだよ なんなら触ってみる?」

さつきのペースに巻き込まれまいと逃げようとする真中。
危険なムードを切り伏せて部屋を出ようとする。

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「真中のアホッ!!」
「あたしはふたりきりになって真中と キッ キスとか…いろんなことしたかったの!!」

女の子にこんなこと言わせるなんて
真中。
罪な男である。

恥ずかしさでいっぱいのさつき。
正座して、手はひざの上で固く握られうつむいている。

キスしていいんだろうか。
待ってるんだ。
いいんだよなマジで…

近づいたその時
「あたしのこと …本当は嫌いなんでしょ」
「うっとーしいヤツくらいに思ってるくせに」

突然落ち込み始めた女心。全然わからないよね。

「…俺さつきといる時間すげぇ楽しいよ たぶんこんなに気の合う女子って他にいないと思う」
「だけど答えを出すのはまだ時間かかりそうで」
「うん…ありがと」

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「…明日 朝起きたらまたいつものあたしに戻ってるから…嫌な思いさせちゃってごめんね」

寂しげな背中が、この二人きりの空間にピリオドを打ちそうで
そして何より儚げに見えたから?
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本能が動く… 後ろから強く抱きしめる
言葉はもういらない。


気を失って崩れ落ちるさつき。
先ほどからの体のほてりは急な発熱なためだった。

気がついたさつきの目に映ったのは介抱する綾。
「夜中に熱が出て廊下でうずくまってたところを真中が見つけた」
というシナリオを作ったようです
何気なく外を見ようとしたさつきの目に飛び込んできたのは
昨日一晩寝ないで看病した真中の寝顔だった。
布団部屋のふたりだけの秘密。
ちょっとだけ優越感に浸るさつき。

昼になりロケーション散策をしながら歩く真中と東城
防波堤のうえを歩く東城は丈の短いワンピースを風になびかせて
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「もし 熱出したのが北大路さんじゃなくてあたしでも 朝まで看病してくれた…?」


合宿クライマックス  開放的な季節はまだ終わらない!








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[ 2005/09/19 04:35 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第031話 「さつき沸騰中!!」 

タイトルから想像するとおり、今回はさつきファン必見の内容です。また小学生にはかなり刺激の強い話になるから、お母さんが寝静まってから見てくださいね。

傾きかけた日差し。砂浜。転がるさつき。悩ましくくねる身体。
「あなたが好き… いけないってわかっているのに」
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「もう心より先に体が反応しちゃうの…」

演技だとはわかっているもののその気になってNGを連発する小宮山
実はカメラ回している真中もついその気になってしまう。

食事の前に風呂にはいる女性陣
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「なぁーんかどっかから見られてる気するのよね」
「大丈夫よそんなことする人達じゃないと思う」

一方男性陣は女性陣の話題で盛り上がっている。
小宮山はさつきがタイプと告白するが、外村が一言入れる。
「あー無理無理やめとけって小宮山!! あの二人はどーゆー訳か真中のことしか眼中に入ってねーから」
怒り狂う小宮山をなだめてさらに
「まぁなんつーの? 人間一生に一回はモテる時期ってのがあるんだよね 多分」
「真中の場合 今その運を思いっきり使っちゃってるから今後の人生は いいことなんて1つも訪れることないだろうけどさ」

たしかに神がかりのようにモテまくる真中。
それがくやしい小宮山。
「あ!! じゃあ何 真中ってもしかして… キスしたことってあるわけ?」

何でこんな話題になるのか…
突然の脈略ない話題。
思春期の男達の赤裸々過ぎる疑問。

「ないよっ ないない!!」 したことないって力説するのも悲しいですが
「もしあるなら関節キスさせてくれ…」 悲しい ギャグにも聞こえない
「だからないって言ってるだろ!!」

でもくやしいよな & うらやましいよな
「えーい! こんな奴には天罰だーっ」
「モテる男に愛のおしおきを~っ」

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そして真中は二人に抱えられ女性陣の入っている浴室に投げ込まれた!

さっき覗かせやしないとポイントを上げたにもかかわらず
入ってきたのは真中…

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「ばかっ 見るなぁ!!」
いくら見ていないとは言っても当然ながら網膜には焼きつくわけで
さつきの裸の胸に抱え込まれるなんて。
うらやましすぎます。

ボロボロにされ風呂桶でひっぱたかれて散々な真中たちは夕食も終えだんらんの途中。
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外村の記念スナップ 「浴衣姿」

二人きりになりたくて真中をさがす さつきだが
隣の部屋で小宮山に稽古をつけていた
『そりゃ五人だけの合宿だし ふたりきりの時間なんて作れっこないとは思ってたけど…』


夜中。
小宮山の寝相の悪さに目を覚まされた真中。
ふすまの向こうは女子たちの眠る部屋 浴衣なんかはだけてたりして…
バカな想像と興奮を覚ますためへ部屋を出た真中だが
同じように眠れなかったさつきと合流する。

さつきの浴衣姿にさっきの風呂場での感触がよみがえり再び興奮しだす。
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「眠くなるまでどっかで雑談でもしない?」

そして二人は布団部屋に入り込む。
暗い室内。
話題はさっきの風呂での一件から始まり、
「あの時からね あたしずっと 体のほてりがとれないの」
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「ちゃんとわかってるんだよね? あたしが真中を好きってこと…」

抱きしめられた真中。
脳裏にフラッシュバックするさつきの演技。


「もう心より先に体が反応しちゃうの…」








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[ 2005/09/18 13:38 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第030話 「嵐を呼ぶ撮影合宿」 

「そして二人を夕日が眩しく包みこむ」…終わり
こんなエンディングで映画の台本が完成したようです。

東城とふたりで図書館にて台本作成をおこなったみたいです。
真中は携帯電話に続きパソコンも不慣れなようで操作方法を教わりながら
もう一度頭から読もうとしたところ、誰かに押されて…。
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「わ」
右ひじが東城の…

全神経が右ひじに集中…
女の子って男に体触れられたらどう感じるのかな…
思春期の男の子らしい想像です。そりゃこんな気持ちになります。
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夏休みが後二日で終わってしまうその日、ようやく台本が完成した。
東城の文才をほめる真中に 真中の映像への才能をほめる東城。

「さっき台本作ってた時だっていっぱい助言くれて…どんどんストーリーが具体的になったもの あたしには曖昧な物が真中くんには見えているのよね 人物の位置 カメラの角度 光のあたり具合 それってやっぱり才能よね」
最大の矜持です。
ぜひ真中の映像を見てみたいものです。

「そういえば真中くん この映画って誰が出演するの?」

翌日部室で読み合わせを行う映研面々。
ヒロインのイメージは違うがさつきに頼むしかない状況。
すでに準備はできているらしい。
「ねえ それでこの主人公真中がやるんでしょ? ねっ ねっ?」
「アホか 俺は監督兼カメラマン…」
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さつきから腕組んで…押し当てている。東城とは大違いです。

「あっ じゃ 俺 主役やる 俺 立候補!」
…小宮山。
残念ながら本当にコメディーになってしまう予感だよ。
一話からずっと出てくる小宮山だけど彼にシリアスな部分がこの先いつ出てくるのかなぁ。

外村はこの台本自体に問題があると言い出した。
真中が食って掛かるが、「サービスカット」が全然ないと切り返される。

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俺達 映像研究部の文化祭コンセプトは「美少女の色気」!!

ストーリーの軸を変更することなく台本に手を入れる外村。
恥ずかしくてやれないなら黒川先生にヒロインやってもらうぜ。
なんてさつきを煽る当たり女の扱いをよく知っていそうです。
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「ううんあたしがやる!!」

勢い余ってフロントホックが外れるなんて…。それにしても信じられないくらいの露出度です。
私がさつきの親ならやっぱり叱るでしょう。

外村の手直しが入った台本に、ちょっと沈んだ印象の東城だが
「雰囲気は180度変わっちゃったけど、でもすっごく面白くなってると思う」

夏休みも終わったのにこれから撮影合宿に突入。
9月は祝日を含め創立記念日で4連休があるという話ですが、9月中旬に水着姿…。
「リゾート気分とビキニ姿で悩殺してあ・げ・る」

リアルタイムの今頃、気温によっては水着も可でしょうが、入るとなるとどうなのでしょう。
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そんな小さなことにはこだわらず一行は合宿に突入する。

ひなびた遊泳禁止の海。そしてもっとひなびた旅館。
あさってには台風がくるというのに…
幹事外村。この合宿を心から楽しんでおります。

「よし! あたしの水着姿で一発みんなのテンション上げるか!!」
さつきの提案で女性陣は水着に着替え始める。
ふすま1枚隔てた向こうでの生着替えに少し興奮気味の男性陣。

「見られていなくても隣の部屋に男子がいるかと思うと…なんか恥ずかしくない?」
「うん…すごく緊張しちゃう あたし実はスクール水着以外着たことなくって」

…綾のスクール水着姿。
きっと濃紺の地味な布地を下から押し上げる綾のボリュームはエロティックなボディーラインをたやすく連想させ、おそらく白か黄色であろう水泳帽と黒ぶちメガネのコントラスト。
卑猥である。かなり見たい。

そして生まれて始めて着けた、下着以外の面積の狭い衣類。そんな姿をここにとどめておこう。
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完全に趣旨が変わってきたこの合宿。
まともな映像は取れるのか、外村的にはこれ以上ない素材が取れそうですけど。








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[ 2005/09/17 15:54 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第029話 「真中包囲網」 

夏休みも終盤に近づき 今日は東城とふたりだけで これから作る映画の話し合いをするはずだったのに…

映研の面々に乱入され、男にフラれ大酒を喰らった黒川先生の傷心を癒す羽目になる。

しかしまだまだ酔っ払っているようで東城とさつきを呼び出した。
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「おーい! 東城と北大路こっちに来ーい」

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なにをするかと思いきやどちらが大きいかを調べ始めた!

初めて出会ったときからの印象がガラガラ崩れていきます。
こんなお色気キャラではなかったのに。

吐き気を癒す真中のやさしさに弱さをみせる黒川先生。
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「真中ぁ おまえホンット優しいやつだなあああ~っっ」
「テメエから好きって告ったくせに いきなりもう付き合えないって言ったあのクソ野郎とは大違いだ なにがもっと強い女だと思っただ あたしだって甘えたいときくらいあるんだ」
いったいこの先生はどんな私生活を送っているんだろう?

そして玄関先でもみ合っているところを 作りすぎたクッキーを届けに来た西野に見られてしまう…。
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そして真中が今このメンバーとともに『映研』をやっていることを知る。

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ハラハラしだす真中。まさに針のムシロ状態…。
西野の笑顔の下にある見えない視線。
さつきの露骨に痛い視線。
東城の微妙な表情。
こんな現場を一番歓んでいるのは 外村ただひとり。

アンケートと称してますます真中を包囲していくようだ。
「好きな男のタイプを教えてください」

東城 ○赤くなって下を向いた 無回答
さつき ○一緒にいて楽しい人
西野 ○好みのタイプとは全然と違う男の子を好きになったりするからそーゆーの関係ない

「そうそう! どーでもいい男子でもカッコよく見えるんだよねー」
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「ねっ よく考えるとカッコ悪いのに補欠合格だったりとか」
「運動神経悪いのになんとなく中学でサッカーやってたとかね!」
このふたりの掛け合いサイコーに修羅場を感じさせていいですね。

「現在好きな人とか付き合ってる人っている?」
修羅場を期待している外村。

この状態で女の子たちがその質問に答えられるのか?

真中は東城が好きというつもりなのか?
ここで白黒つけるのか?
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言えるか そんなこと!!

優しい男。ふたりに恩があるのに、一方的に傷つけられない。
そしてその優しさが時にして優柔不断を招く。
しかし東城の瞳に 真中は意を決する

同時に西野も意を決する。「あたしは…」

しかしそこに酔い潰れていた黒川先生が起き上がり
緊張感ある場を乱し、お流れにする。

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「なんだか知らない女の子は増えてるし 相変わらず東城さんと行動してるし 今度はふたりだけで会うこと!!」

西野のジェラシーがかわいいです。こんな風に鼻をつままれたいです。


散らかった部屋を片付けていたら東城が戻ってきた。
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部屋の片付けを手伝うことと次に会う日をいつにしようか決めるために。


この東城の行動はどういう風に解釈すべきか。
純粋に映画のためだけではないだろう、真中に好意があるととらえるべきだろう。
東城はまだ自身の心を読者にも明かしてはいません。
すべて不可解な表情だけで読者にメッセージを与えるだけです。

今後の東城の心的描写を見逃すな!








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[ 2005/09/17 15:48 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第028話 「東城 IN MY ROOM」 

どんな映画を作ったらいいのだろうか。
低予算で少人数で夏休み中に撮り終えれる作品。
脚本担当の東城はやや自信喪失。

「じゃあさ俺ん家でいろんなビデオ観て研究しようよ」

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照れる東城。
「…うん行きたい …じゃあ明日真中くん家お邪魔してもいい…?」

当日ドキドキしながらチャイムを鳴らす東城。
夏とはいえ、ノースリーブにミニスカートとは…。
ちょっと大胆すぎやしないか?
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真中のお母さんも気合入れて水玉ワンピースです。

普段から制服のイメージしかない学生生活の中で、私生活を知る機会となる真中の部屋。
ここで生活しているという現実から不思議な感じを覚える真中と東城。

ドキドキするなというのが無理な話しで。
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私服の東城が目の前にいて しかも自分の部屋にふたりきり

「ごめんなさい真中くんの家に来てあたし緊張してるのかな なんか暑くて…ちょっと服脱いでもいい?」
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ノースリーブを脱ぎキャミソールになる綾。

…アタマぶっ飛びそうです。
この擬音『ぽよん』が 吐息「ふう」が

…もしかして誘ってる?

真中もその気になって、自分ののベッドに座るように誘いかける。
「い…いいの…?」
と、腰を浮かせかけたところで真中の母親が入ってきて水を差した。
まったくのベタですが、これでいいんです。

やっぱり座布団に座ることにしたふたりは、高校での殺人事件を舞台にしたビデオを見て研究をはじめる。

しかし真中は東城の顔に見とれていた。
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…ほんの少し身を乗り出そうと近づいたその時。
今度はさつきからの電話が邪魔に入る。

外村の携帯からで、今日は部活に来ないのか? という内容なのだが
真中が思わず「俺達」なんて言うものだから、さつきに感づかれた。
裏付けるように東城が「きゃああああっ」なんて声出すものだから、さつき怒り心頭。
外村の携帯は壁に叩きつけられた…。

東城の悲鳴の理由は「思春期の男の子のはけ口」である写真雑誌を濡らしてしまったことだった。

「ごめんなさいっ 真中くんの大切な本まで濡れちゃったみたいで…」

好きな女の子に隠してあったエロ本を見られた瞬間。
ガビーンとかいう擬音だけでは足りないくらいの感情だ。
あせってついた言い訳もすごく不自然で、あわてて窓から投げ捨てても
もう隠せないもので。

「びっくりした…よな? でも男なら誰だってこーゆー本見るから」
「…うん… そうよね! あたしの弟もそーゆー本いっぱい隠し持ってるもん」


「ごめん東城!!」
「…どうして謝るの…?」
「だって 東城俺のせいでずっと怒ってたじゃん」
「あ あたしは別に」
「東城 俺」
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『好きなんだ それなのにいつもおまえを傷つけることしかできなくてごめんな東堂』
『ううん中間くん! あたし…中間くんの気持ちがわかっただけで…それだけで…』

この真中の気持ちを代弁するかのごとく流れるビデオが小憎らしい演出だ。
このことを知ってて流したのなら真中は確信犯です。
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『好き…!!』
煽情的なシーンが思春期の男女の心に火をともす。
と思われた瞬間。

「オラ 早く開けんかい 真中ぁ~!!」
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好事魔多し…このマンガは常に魔が居続けるようです。








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[ 2005/09/17 15:33 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第027話 「夢への第一歩」 

真中が高校でやりたかったこと。
映画撮影。
東城も西野もそれぞれの夢に向かって動き出している。
俺は。俺の夢は…。


東城は文芸部の部長と映研について話していた。
文芸部と掛け持ちしているため、明日は映研のほうに参加するということを伝えたようだ。
しかし部長は映像には否定的な見解だ。
「はっきり言って君のためになるとは思えない」
「僕は映像は文学を超えられないと考えている」


そして舞台は映研の部室。黒川先生じきじきの緊急招集である。
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本当に教員かというほどの露出度です。
そしてこの召集で初めて東城が部室に顔を出す。

召集の議題は
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「嵐泉祭」
泉坂高校の文化祭。
毎年各部の客寄せ合戦で有名。
一番多くの客を集めた部には一年間の特権が与えられる。
逆に最下位だった場合は 部の消滅および勝者の奴隷…。

「あの俺たち映像研究部なんだし 映画作って上映すればいいんじゃないですか?」

「ただやはりおまけは必要だな。幸いこの部には美女が三人もいることだし」
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「どうだろう ここは一発色気でせめるってのは」

「とりあえずコンセプトは『美(少)女がもてなすドキドキ映画上映会』だな!!」
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こんなオモシロ企画を考え出す先生とは知らなかった。
恐るべし黒川先生。
「どうしてそこまで勝ちにこだわるんですか?」
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「顧問の教師にも特権が与えられるからさ!」


しかし、この展開に真中は浮かない顔だ。
おまけは映画のほうであり色気がある箱がメイン。

「なんかテキトーに映画作っといてよ。間に合わなかったらビデオレンタルしてくるぜ」
痛いセリフだ。まだこのとき外村は真中の夢を知る由もなく仕方ないのだが。

廊下でガックリする真中に東城が打ち明ける。
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「観てほしいものがあるの」

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今から7年前の映像部が残した作品。
第18回高校生映像コンクール出展作品。
言葉で上手くいえないくらいのできばえに、制作費もかけてないのに、作ったときの年齢だってたいして変わらないのに…。

そして自分の中の感情がほとばしる。
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「すっげーくやしい!!」

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「作ろうよ!! あたしたちでこれよりもっと面白い作品作りましょう!」

雪解け。
真中の夢。
それを助けたい東城の想い。
ようやくここに来て、何度かまわり道したもののふたりの夢が今ひとつのベクトルを示した。








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[ 2005/09/07 15:21 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第026話 「再会」 

終業式も終わり明日から夏休み。
さつきへの恋心も東城への想いも、全然消化できない真中。

門のそばでザワついている人だかりを見つけ近づく。
「もうっ。いちいちついてくんな あたしはここで淳平くんを待ってるだけなの」
「淳平…。ってオレ」

人ごみの中にいたのは
親衛隊に付きまとわれていた西野だった。

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「みつけた」

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4ヵ月ぶりの西野は髪も伸びてすごく大人っぽくなっていた。

以前と同じテンポで流れてく会話が心地いい…

でもなんで今日ここに来たんだろう。
もしかしたら別れ話とかしに来たのかもしれないし…

このものすごくあいまいな関係。
あやふやなまま会わなくなって、
連絡しにくくなって、
そんな関係を清算しに来たのか

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「淳平くん あたしが話してること聞いてる」


真中が「高校でやりたいことがあるから」って言っていたことと同じように
西野は桜海学園で自分の道を探していた。
そしていろいろ挑戦し料理が好きという事に気づき
今クッキングスクールに通っている。

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「誰かに食べてもらうそのときの顔を想像するだけでことで頑張れるじゃない」


ソフトクリーム食べながら歩いているところを絡まれる真中
絡んできた男にアイスをぶつけて逃走を試みる

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そして西野を守るため、初めて真中が男を見せる


…しかし簡単にのされてしまう
そんな危機的状況を救ったのが、

「はーいはいはい おまわりさんこっちでーす」
外村の古典的なウソだった。




外村に運ばれた先は河原だった。
夜7時ごろようやく気がついた真中は西野に状況を説明してもらい、傷の手当てを受けたようだ。

空腹を感じた真中にお弁当を差し出す西野
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「あたしの今の実力淳平くんにどうしても食べてもらいたくて」

そして弁当の味に声をなくした真中。
以前のキワモノと違い本当においしくできあがっていたのだ。

「西野料理頑張ってんだな 俺なんてやりたいことあるわりには何にも頑張ってねーし 口先ばっかで…」

「だけど俺は…はは…なんだかすげえカッコ悪いな…」

河原の向こうで花火が上がった。

「ねえ…淳平くんあたしね 本当は今日最後のデートのつもりで淳平くんに会いにきたの」

「でも…」

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「あたしやっぱり淳平くんのことが好き」

西野からの告白…。
背後に上がる花火よりもまぶしく、花火よりも胸に響く言葉…。








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[ 2005/09/07 15:11 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第025話 「走る女・迷う男」 

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「仕方ないでしょ!? アンタのこと好きなんだから!!」
聞いた真中も、言ったさつきも時間が止まる…。

「え?」
「…あ」

「やだ~っっ!!」照れ隠しに廊下を走り去るさつき
「待てよ さつき!」追いかける真中

さつきが さつきが俺のことを好き…

「さつきが俺のこと好きなんて言ったから追いかけるんだろ」

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「だって真中のことホントに好きなんだもん」

こんな告白見たことねえ!
懸垂告白に続いてRUNNING告白だ
このマンガは実にいろいろな告白をさせます

「アホか! 勢いにまかせて何べんも言うなっ 大体俺なんかのどこが」
「大好き! 真中といるときが一番楽しいの それだけの理由じゃダメ!?」

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「真中の返事は聞かなくていい あたしの気持ちわかってくれてればそれでいいんだ」
「真中が誰を好きでもいい あたしはただ真中と毎日おもしろおかしく過ごせれば それで…いいから…」

実際にいたら友達になりたいタイプだよなぁ。
色気とかそういうの別にして、遊びに行くスポットとか、かなり知ってそうで退屈しない気がする。


このサボりに対しては、黒川先生にたっぷり叱られて教室に戻ったふたり。
そんな真中たちに東城のふくれ顔

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ぷう

怒ってる? あきれてる? そんな顔もステキです。東城

そしていつのまにかクラス中が真中とさつきはデキているという話になっていた。
そりゃそうだよな。授業中ガンガン意見ぶつかり合って、廊下で大声で告白したり…ってこれ東城にも聞こえたんじゃないのっ!?

しかし真中はこんなへたれた考えがまだ眠っていた。

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でも俺 やっぱり東城のことが
二人の女の子の間で揺れ動く真中…

西野はどうした? 学校違っても付き合っているんだろ?


そんななか外村の申請していた映像研究部が承認された。
顧問に黒川先生。部員に真中・小宮山・外村・さつき。そして東城…
外村が直接東城に頼んでくれたようで「かけもちでいいなら」と簡単にOKした。

東城にしてみれば高校入ったのは映画作るためだと言ってたのにいつまでたっても動かないで、同じクラスの女の子とばかり遊んでいるのに見かねたのでしょう。

そして映研は動き出した。それでも東城が映研に顔を出すことは一度もなかった。
映研最初の撮影はこんな感じ…
衣替えの記念。
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タイトル「爆乳炸裂」BY小宮山
しかしこんなに簡単にセーラー服って前が開くものなんですか?
ちょっと見てみたいですよこんなボタンの弱い服。


そんなやり取りを見ている真中は文芸部の部長と話をしている東城をみかける。
「実にいい才能を持っていると思うよ。東城は」
「いえ あたしなんて全然ダメです ホントですっ」
部員同士で互いの作品を批評し、人からの影響を受けて互いの才能を伸ばしあう…。そんな部活動が東城にはすごくあっていて、楽しそうに見えた。

やり取りを聞きながら呆然とする真中。
真中と東城の間には、いまだかつて互いの才能を伸ばしあうやり取りがあったのでしょうか。そもそもそんな微妙な関係を除いたらただのクラスメイト…。
東城の存在がすごく遠く感じていた。

そして高校最初の夏休みを迎えるその日。

東城への想いもあってあやふやにしていたものの真中はさつきへの恋心を覚え始めていた。


その頃、泉坂高校の門の前に、一人の女の子が誰かを待っていた…。
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[ 2005/09/07 15:04 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第024話 「好きで悪いか!?」 

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「映像部? ああ…以前はそんな部あったかもな」

映像部は名称も内容も様変わりしコンピューターグラフィック部となって別次元の映像部となっていた。

普通映画が作りたいという理由で進学するのならもっと調べてから進学先を決めるものではないだろうか。

失意呆然のまま教室に戻る真中を迎えたのは、外村と小宮山であった。

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「ズバリ俺達で『映像研究部』を作らねーかって!」
「略して『映研』どーよ真中も一緒にやろーぜ!」

どうやらこの様子だと真中は小宮山たち友人にも自分の夢を隠してきたようです。

外村のいう映研とは自身のホームページ「ボクが見つけた美少女」を本格的にやっていくための仮の姿として、実際にはネットアイドル育成部…。
学校側に申請する理由としてのカムフラージュとして映像研究の活動も行うというものであった。

こうして男達のひそかな野望と下心を含めて泉坂高校映像研究部は産声をあげたのである。

しかしまだ課題はあった。
部活の申請は五人以上の部員確保のため、東城と北大路の勧誘であった。
「だって五人いねーと部の申請できねーしあの二人はウチの二大アイドルだし」

翌朝。東城は真中に何か話したくてソワソワしていたがなかなかきっかけがつかめずマゴマゴしていた。

そんななか真中は東城の気持ちなど知らず
さつきを映研に勧誘する。
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「俺と一緒に映像研究部に入らない?」

この東城がすごく切ない。見ていられないよ…。


「もしかしたら部活でいっぱい嫌な思いすることになるかもしれねーけど!! 俺できる限りさつきのこと守ってやるからなっ!!」
クラスの隅でVサインしてる外村から守るために言った言葉なんですがこの言葉がさらに波紋を投げかける。

さつきは入部決定 あとは東城。
これでいよいよ中学のあの日 屋上で語った夢が動き出すんだ!
と盛り上がる真中だったが、現実はさらに厳しい事実を知る。

「真中くん無理よ…あたしもう文芸部に入っちゃったもん」

凍りつく真中。

「なんで!? それいつ入ったんだよ。どうして俺に一言も声かけないで…」
「そりゃ具体的な約束はしてねーけど東城だって俺と同じ気持ちでいてくれたんじゃないの!?」
「だから東城も泉坂高校受けたんだろ? 俺と一緒に映画作るために」

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「真中くんにあたしの気持ちなんてわかるわけない!!」

机を叩き、大声を出す。
東城綾がはじめて自分の感情を前面に押し出しました。
おそらくこの怒りの表現は最初で最後となるのでしょう。
しかし怒っていいんです綾。 今キミだけがこの舞い上がったダメ男を叱る資格があります。
こんな東城もいいですよね。

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たしかに東城の気持ちが俺にわかるわけない

そもそもなぜ怒られたのか、今の真中にはわかっていないのでしょう。
ガックリと教室を後にする真中。

今度こそ完全に立ち直れないダメージを受けた真中。
授業をサボろうとしているところを さつきに止められる。
ひとりになりたい真中はさつきに八つ当たりをしてしまう。
「うるさいな! なんなんだよオマエは!!」

しかしさつきだって負けてはいなかった。
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「仕方ないでしょ アンタのこと好きなんだから!!」


…真中の時間がまた止まる。








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[ 2005/09/07 14:59 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第023話 「決めちゃえよ」 

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完全に修羅場である。
それもそうだろう。こんなに乱れた姿を見て何もなかったと言われても嘘にしか聞こえない。

しかしさつき自身もこういう手段をとることを今はまだ知らない。

「心配して損した!!」
怒り心頭のさつきは倉庫から出る際に跳び箱につまづき足首をひねる。

真中も跳び箱が崩れた際に指を痛めていたらしく
さつきを連れて行くことで口実とした。
「俺がおんぶして連れてくよ」

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複雑な表情かヤキモチかさつきの心情がわかるシーンです。

「? ねぇ… もしかしてアンタもケガしてるんじゃないの…?」
「東城に知られず保健室に行けてよかったよ 自分の責任だって思い込んじゃうからな オマエは気にすんなよ?」
「ねぇ 本当に東城さんとは何もなかったんだよね?」
「何もないってさっきから言ってるじゃん…」
「ホントにホント?」
「ホントだよ! …俺と東城はただの友達だから」

ただの友達であんな事態にはならねぇ~!

保健室での診断の結果。さつきは捻挫で全治二週間。
真中はさらに重症で病院行きを宣告され「右手人差し指第二関節骨折」全治二ヶ月。

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「あの倉庫内で骨が折れるほどもみくちゃになってたのか東城と!!」
「ごめんなさい真中くん あたしのせいで」
そこでさつきが割り込み真中の指は「あたしがケガさせてしまった」と方便する。

しかし東城にはそんなもの通用するわけなく、

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こんなに複雑な表情をして 二人の様子を背に離れていく…
そんな表情に気付いたのは唯一 外村だけであった。

それから真中はさつきとの距離が急速に縮まっていく。
見ているテレビもマンガも同じ、そして外観からは想像もつかないくらい献身的なさつき。利き手が使えない真中に代わってノート代筆したり、骨の再生促すために牛乳買いに行ったり…。
極めつけは

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「はい あーん」

されたいよこんなこと!
こんな高校生活送ったことないよ!

真中自身こんな事されるの初めてであろう。
「いつもありがとな」って一言さえも恥ずかしくて言えない。

そんな真中に声をかけたのは中学からの友人 大草。
ここに来て久々の登場です。
「何? 今のコとずいぶんいいカンジじゃん」

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「おまえらすっげー相性よくない? 真中と北大路さつき!!」
「もう決めちゃえよ 北大路に!!」

「とにかくさ 誰とどうなってもそのときはちゃんと伝えてやらなきゃダメだぜ? 東城にも西野にも」

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西野つかさ。
真中淳平の彼女。
しかし卒業式以来一度も連絡を取り合っている様子はない。
この真中の遠い目は何を訴えかけているのでしょう。

真中には今交際中の女の子がいるのです。
にもかかわらず、体育館倉庫では東城と… 骨折中の今はさつきと…
けじめをつけきれない若い性。


そんな真中に大草はもう一撃いれます。
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「映像部? そんな部どこにもなかったぜ?」
「う…嘘だだって7年前泉坂高校映像部はコンクールで賞とって…」
「7年前はあったんだろ? 今はないけど」
「いや 今もあるんだって ホントだって!!」


その頃東城は 真中に内緒で文芸部に入部し、早くも作品の出来具合を先輩に認められていた。

東城はあのときの数学のノートを握り締め、夕日を眺めながら先行きを不安していた。
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「あの時語り合った夢は ここで途切れてしまうの?」








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[ 2005/09/07 14:52 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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