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いちご100% 第085話 「急・転・直・下!!」 

「綾ちゃん!」
文芸部の真紀ちゃんが教室で東城に話し掛ける。
「なあに真紀ちゃん」
「ねぇまだ片思いの人に告白してないの?」
「え…ええ!? な、なんでいきなりそんな話に…」
「だって文化祭も終わったし少しは時間に余裕あるでしょ? 早くしないと受験で忙しくなるしそれに…」
「それに?」
「ほらぁもうすぐあるでしょ 高校生活最大のイベントが…」

●胸躍る待望の行事がやって来る!!

高校生活最大のイベント。
それはクリスマス…。
もそうなんですが、その前にこれがあります。
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「2年生の秋って言ったら修学旅行でしょーっ!?」

修学旅行。行き先は京都・奈良。
男子と女子が何日も一緒に昼夜を共にするイベント…。
この期間は何か特別なことが起きる予感が…。
と過剰気味な期待に胸いっぱいの小宮山。

観光コース作りもまだ決まってない真中たちの班。
さつきの友達の『涼子』ちゃんも嘆くほどなんにも決まっていないようである。

そこに黒川先生から映研部員達に呼び出しの放送がかかる。

内容は、先日応募した「高校生金の鷲映像コンクール」の結果発表である。
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「おめでとう おまえ達の作品は努力賞だそうだ」
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結果は『努力賞』…。とたんに沈黙する映研の面々。

「わー あれ? あれ? どうしたんですかぁ? せっかく受賞したのにぃ」
何も知らないちなみだけが盛り上がった中で、美鈴が一喝する。
「バカ! みんな結果に不満なんだよ!!」

85作品中15位あたり また入賞作品はすべてノンフィクション作品。
もともと戦う土俵が違ったとはいえ、真中の表情は冴えない…。


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そしてその脚本を書いた東城はもっと責任を感じていた…。
中学のときのように、ひとり屋上に上がり空を見上げる東城。
「10位まで全部ノンフィクション…か あたしの脚本がコンクール向きじゃなかったのかも…」
そこへためいきをついた真中もやって来る。
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突然の真中の出現にあわてふためく東城はバランスを崩し真中の上に落下する。
…そうまるで初めて出会ったときのように。

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『なんか中学の時思い出すなあ 夕焼けバックに空から降ってきて…』

「…あ、中3の冬…屋上でこーゆーことあったね…あの時も真中くんがいたよね」

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「2回もドジなとこ見られたなんて、こーゆーのもなにかの縁なのかな…」

あの時、東城はメガネを外していたものの受け止めた男が真中だということを知っていた。

「真中くんどうして屋上に来たの?」
「…ちょっと考えたいことがあってさ…」

「…コンクールのことでしょう?」

「…あたしの脚本のせいだよね」

「…でもやっぱり賞狙いたいでしょ? あたしはあーゆー話しか書けないし…」

だんだん涙声になっていく東城。
冒頭の真紀ちゃんの言葉がフラッシュバックする。
『綾ちゃん。好きな人に早く告っちゃいなよ』

「だから来年の作品は…その…」

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泣き出しかけた東城を支える真中。
「言っとくけど俺は、これからも東城と映画作るつもりだよ!?」

「俺は東城のストーリーで絶対いけるって思ってる!!」
精一杯の言葉で東城を励まし続ける真中。

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そして真中の胸の中に飛び込む東城…。
「さっき中学のときと似たようなことあったでしょ…? あれ…運命って思ったら…ダメ?」
「東城…」


このあと東城からの告白が…。
と思われたのに、またしても邪魔が入った。美鈴とちなみである。

ふたり抱き合ってる現場を東城が「事故」と言い訳するのだが、あまりに否定するものだから真中自身も心配になる。
『俺と抱き合ってるの見られるのがそんなにイヤなのかな…』と。


バイトの後に西野と会う真中。
泉坂高校と重なるように桜海学園も修学旅行があるそうだ。
「京都・奈良かあ。あたしたちも寄るけど、会える…わけないか」
会話の中にふとしたことからでてきた『運命』という単語から東城のことを思いだす真中。

カンのいい西野はうわの空の真中が何を考えているのか見抜いてしまう。
そして。
「やだな。こーゆー時いつも思うんだ。淳平くんと同じ学校行っとけばよかったって。あたしの知らないとこで淳平くんはいろんな人と思い出作るんだね」

『西野は何かを予感していて、東城は俺との出会いをふり返ったりしているのかな…』


そして修学旅行当日の朝。
新幹線に乗り込む前にさつきが駆け寄ってきた。
「真中! あたしこの修学旅行でふたりの楽し~い思い出、ガンガン作る気でいるからよろしくねっ」

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あっけに取られる真中の背後にはちなみの姿があった。
真中がもてる理由を探るためについてきたのだろうか?

高校最大のイベント修学旅行
やっぱり何かが起こりそうな予感…!!








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[ 2005/11/27 00:42 ] いちご100% | TB(0) | CM(1)

いちご100% 第084話 「ちなみFEVER」 

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『僕達が再び出会うことはないだろう』
『だからこそ忘れない 君の声 君の瞳 君と見たすべての風景』
『そして君と過ごしたあのまぶしい夏を…』

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西野の笑顔と共にフラッシュバックして、映画は終わる。

●文化祭クライマックス! 渾身の力作に観客の反応は!?

映画終了後。
歓声が爆発となり真中の心がゾクゾクと踊り始めていた。
今回の映画は完成度がケタ違いだ。
渾身の力を込めて真中は拳を握りしめる。


数日後。
映研の集客率は第3位を記録した。
1位の軽音楽部・2位のブラスバンド部を相手に入賞したのである。
賞金10万円と聞き部室の中はお祭り騒ぎ。
しかし真中の頭の中には『ちなみ』に振られた男との約束でいっぱいであった。

『まいったなあ 3位ってのは単純にうれしいけど10万円かあ~ 
あの男と約束した金は20万なのに…半分も足らねーよ それでも行くしかねーよな』
「みんなゴメン!! この金俺に預からせてくれないか!?」

今年の映研のMVPは『ちなみ』ということで金を持っていくことを認めた外村。

男に金を渡そうとする真中であったが、男がそれを拒んだ。
「いらねえよ。金なんてもうどーだっていいんだ ちなみのことも忘れるよう努力する」

怖そうな外見とは裏腹にずっといい男だった。
だが実に報われない悲しい男である。
ちなみの本性を見抜けなかったといえばそれまでだが高い授業料を払ったと考えていただこう。

「けど最後にいっぺんちなみの顔見たかったな もうこの町にも二度とくることねーだろうし」

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二人が顔を引きつらせて見たものは
ちなみとその取り巻きの男達…。
この女最低だ…。
彼。『てっちゃん』と言うらしいがこんな姿を見たら誰だってキレる。

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そしててっちゃんは泣きながら暴走し、そのまま逃走したという。
残ったのは傷だらけの取り巻きと、割れたガラス。踏み荒らされた花壇。蛇口を飛ばされた水道管…。
修繕費しめて11万4千円!!

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ちなみを快く思わない二人が責めるのだが、陰湿でないのがいい。
東城の提案でちなみがバイトしてお金を返すことで解決する。

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ちなみのバイト先に選ばれたのは
『テアトル泉坂』
「あたしここで働きたいんですけどぉー だめ…ですか?」

男心を惑わす天才の前に館長の心臓はトキメキっぱなし。
採用を即刻決定する。

ちなみはといえば下着がらみの話題で館長のハートをブルブルいわせて救急車が出動する事態まで引きおこす。
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それでもまだちなみは面白くなかった。
「つまんない! 真中さんあたしのこと見てもぜんぜんときめいてくれないんだもん!」
「へ?」
「さては好きな人がいるわね…」

すべての男が自分の事を見ていないと気がすまないタイプのちなみ。

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「これでもあたしにときめかんかーっ!?」
館長秘蔵の大人の女性用下着を見せ付けるちなみ。
「バッバカ何み見せてんだオマエ!! いーから隠せよコラ!!」
「んじゃちなみのことかわいいって言って!!」
しかし…服の上からではわからないほどいい腰つきしています。
この娘。おとなしい顔していいモノ持っています。
少なくとも唯よりはアドバンテージあります。

そんななか救急車のサイレンを聞きつけた西野がやってくる。
そして映画館内で見たものは…。
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ちなみのパンツを隠すためにスカートを抑える真中。なんですが
今からスカートをめくるところと言っても通じる構図だ。

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当然西野だって怒る…。
でも怒った顔もカワイイ…。

結局その日の帰りに一緒に帰る事で誤解を解いた。
「あたしあの ちなみって子嫌いだなっ!! 
多分どの男子も自分の子と好きじゃなきゃ気がすまないんだよ 
あたしの学校にもいるもん! あーゆータイプ」

初登場から今までみんなに快く思われないちなみ。
この小悪魔娘が今後この物語にどこまで深くかかわれるのかが見所です。








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[ 2005/11/27 00:34 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第083話 「第4の天使」 

●抱きつく美女!! 降りかかる…災難!?

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「もう一度言うわよ!? あんたに貢いでもらった20万円はこの新しいカレがきっちり返してくれるんだから!!」

「新しいカレだぁ~。今日転校したてのオマエにできるわけねーだろ!?」

外村のチェックが入っていない理由が明らかになったが、真中はこの現状に混乱している。

男とはいままで貢いだ金、20万円を全部返せばきれいさっぱり別れる。という約束があったようだ。
しかし男としてはそんな約束よりもういちどよりを戻したいという気持ちが強い。
女としては縁を切りたいから転校までしたという。
どうしても別れたくない男は膝まづき泣き出してしまう。

こんなどうでもいい痴話喧嘩など無視して二人を探せばいいのに真中はおひとよし以前に大馬鹿であった。

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「わかった俺が払うよ 20万円」
「そうすれば完全にこのコと別れるんだろ?」
意味と理由がわからない…。
なぜそんなに肩入れするのだ真中。
3日後の放課後に金を渡すことを約束し場は収束する。

女は真中が本当に金を出してくれると思いキャーキャーとはしゃぎだす。
「貸すだけだよ 貸すだけ! …それと」
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「俺はお前のために金を出すんじゃない!! あの男の人のために出すんだ こんなバカ女と別れるためにな!!」

真中は二人を探すために歩きだす。
「オマエも協力しろよな その娘たちと俺の映画が20万円を作り出す鍵になるんだから」


そのころ天地は東城と一緒に文化祭を楽しもうと交渉していた。
去年東城は映研だけに時間を取られ他所の部も文芸部も回ることが出来なかった経緯があるので
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「…じゃあ一時間だけ一緒に…」
と天地と校舎内をまわることにした。
他の女の子達に捕まらないよう。天地はウサギの着ぐるみを着たままで。

そのころさつきは
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ラグビー部で売り娘をしていた。
しかしラグビー部だけでは終わらなかった。ウワサを聞きつけ、女子のいない運動部の面々が集まってきてさつきにお手伝いを依頼したのである。
頼まれて、おだてられて気分を良くしたさつきは一時間だけつきあうことにした。

一方西野は
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いつのまにか商品にされ、握手会やら撮影会やらサイン会やら、いろいろやらされていた…。


東城とさつきは見つからない。
こんな騒がしい祭りの中で見つけることは困難と判断し、会場に向かう真中たち。
はぐれかけた女の子に気をつかいながら。この娘のかわいい顔とは裏腹な内面には絶対だまされないぞと心に誓いながら…。

会場は完全に混乱に陥っていた。
看板娘を目当てで来たもののいなければ暴徒になりかねない客。
小宮山でもってしても防ぎきれない。
まだ上映できる状態ではなかったのだ。

人ごみからよろよろと抜け出してきた外村の目に真中の連れてきた女の子が入った。

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「え…えっとぉー 今日からこの高校に通うことになりましたぁー」
「端本ちなみ15歳でーっす てへっ」

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ずきゅーん
外村の前髪が持ち上がるほどのかわいい女の子だったようだ。
「きゅ…救世主だ」
「救世主があらわれなさった~~~!!」

外村の頭にひらめいたもの。
暴動を止め映画を上演するために必要な役者。

「20万円欲しいんだろ!? この文化祭で一番客集めた部には20万円の賞金が出るんだよ!!」
という真中の言葉にすべてを察知した外村。頭の回転が速すぎます。
「賞金が目当てなわけか その商談この俺も乗ってやるぜい」


会場を暗くして強行上映に踏み切る。
そしてスクリーンに映し出されたのは
『制服姿のちなみ』
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「はーい! みなさんこんにちはー みんながいつまでも騒いでいると上映できませーん。速やかに席につきましょうねっ」

何だこの女の子は、俺達が見に来たのはセクシーな女の子だぞとブーイングを飛ばす会場。

「やーん! もうみんな騒いじゃダメーッ!! でないと」
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「ちなみがネオ・チェルシーエンジェルに変身しちゃいまーっす」

一気にどよめく会場。たった一人でこの暴徒達を鎮めたちなみ。
ノリノリで演技するちなみ。
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「こらーっ みんなおとなしく映画見るんだぞっ」

大きな混乱があったものの、看板娘達のいない中、とにかく無事に上演できた。
上映時間一本分の時間をロスしたがまだ挽回できるだろう。
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「天才だ!! ちなみチャンは男を惑わす天才だーっ!!」
外村もこの突然現われた才能に歓んでいた。
「ちなみお金のために頑張っちゃった!」

この二人いいコンビになりそうです。
お互いの目的にこんなに合致したふたり。なんとも合理的なコンビが誕生しそうな感じです。


一時間後。
天地と文芸部をまわっていた東城は文芸部のお客を連れて会場に帰ってきた。

西野は握手会や撮影会の客を連れて会場にやって来た。

さつきは手伝ってくれたお礼ということで運動部員を整理券配布を考えさせるほどの大勢をつれてきた。

これだけお客がいれば挽回可能であろう…。


女性陣の注目は『ちなみ』である。
「その娘だあれ?」
「んー20万で俺らが雇ったってゆーか…」
映研の作品に泣くほど感動したちなみ
よっぽどいい話だったようだ。

「雇ったって…じゃあウチの部に入るの? なんか気にくわなーいこのコ!」
美鈴も同意見らしい。

そんなことより真中の今の関心事は映研の上位入賞である。
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「でも まあ! 今年も上位入賞間違いなしってことで!!」
振り上げる真中の拳のタイミングを見計らって外村の手はちなみのスカートを捲り上げた…。

嵐泉祭のさなか新入りの登場でまだまだ一波乱ありそうな予感…?



<余談>
ようやくここで、いちご折り返し地点を迎えました。
ここまでかかった時間が4ヶ月…。これだと単純に考えて終わるのは3月までかかるってコト?
そのころ卒業式だからちょうどいいかぁなんて言ってはいられないでしょうね。








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[ 2005/11/23 09:06 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第082話 「文化祭パニック!!」 

西野への誕生日プレゼントはいちごのペンダント。

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「お守り代わりに毎日つけようかな・・・」
といいながらさっそく着ける西野の笑顔がかわいいですね。

泉坂高校では嵐泉祭の準備が大詰めを迎えていた。
そんななか真中は西野あての手紙をしたためていた。
『こんにちは。だいぶ寒くなってきたけど西野、元気してますか? 今年も文化祭のチケット送ります。今回の映画すげーよくできてるから楽しみにしててください。準備が忙しくてここ数週間バイト休んでるのでわかりませんが あのペンダント気に入ってもらえると嬉しいです。』

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今年も映研の看板は健在である。
映画の内容とは全然関係ない看板だが、客を呼ぶための手段としては申し分ない出来である。

さらに今年は広い教室を借り、上位入賞を狙う。
「安心するのはまだ早い!! 他の部もウチの真似をする可能性もある」
去年創設された映研がいきなり3位入賞をやってのけた奇策は、よその部でもやりかねないものである。
「廃部になるくらいなら何やっても構わないと思う女子だって何人かはいるだろう」


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そして2年目の嵐泉祭が始まる。
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映研の外看板は西野のパネル。
映画のヒロインとして集客率を上げることに貢献できそうなパネルである。


さつきと東城は呼び込みの準備のためチェルシーエンジェルに変身しに部室に戻るが。

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東城が謎の着ぐるみウサギに拉致される!!
このウサギに呼ばれて『ふら~』ってついていってしまう東城が天然過ぎです。

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部室でチェルシーに着替えているさつき。
しかし部屋の隅から突然現われた謎の男達。
「悪いけど 拉致らせてもらいます」

同人誌ならこのままHなシーンに突入という感じです…。


その頃。外の呼び込み隊は苦戦していた。外村の予想通り、かわいい女の子達を前面において集客しているのである。
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ラグビー部の看板にいたっては、さつきがモデルである。

他所の部に客を取られる心配をしている真中の背中に、みたことのない女の子がぶつかる。
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「真中っ!! バカッ なんでそのコ捕まえないんだよ!」
外村的にはクリーンヒットな女の子だったようだ。

そんなやり取りをしていると外村の携帯に美鈴から連絡が入る。
「こっち会場だけど 東城先輩と北大路先輩がまだ来てないんだよ どーゆーこと!?」
看板娘達がいないことで、会場で暴動が起きていて、小宮山と美鈴ではとても捌ききれない事態になっているのだ。
手当たり次第探しに行く真中と、校内放送で二人を呼ぶことにする外村。

さつきを拉致した連中はラグビー部だった。ラグビー部の部長がさつきのファンだったらしい。
さつきもさつきで持ち上げられるのも悪くないと考え、しばらく女王様気分を味わうべくラグビー部の手伝いをすることにする。

ようやく泉坂に着いた西野は、外看板のところで待っていたのだがそこに真中の姿はない。
そうこうしているうちに見知らぬ男達が群がってきて、強引に学校案内に連れて行かれてしまう…。

では東城を拉致したのは何者か?
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「噂で聞いたよ行ったらキミは恥ずかしい格好をして客を呼ばなくてはならないんだろ!?」
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天地である。
「その役割は北大路くんにまかせてしまって その…今日は僕と ふ 二人で文化祭を楽しまないか…?」


そのころ東城とさつきを探しに校内を走る真中は再びさっきの女の子とぶつかってしまう。
その後ろには男が追ってきていた。
「待て! 何で逃げんだよ! 別れるなんてゆーなよ!」
「オマエには20万円も貢いでんだぜ 簡単に返せる額じゃねーだろ? な!?」

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「もう今はこの人とつきあってんの!! お金ならカレが全額返すもん!!」
突然の痴話喧嘩に巻き込まれた真中。


看板娘とヒロインが不在なまま集客もままならない映研をよそに真中の周りにまた女の子が一人巻き込まれた。
いや、真中が巻き込まれたのか…。








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[ 2005/11/23 09:05 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第081話 「WONDERFUL TONIGHT」 

●真夜中の保健室に二人っきりで…!!

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『…西野も俺と同じこと考えてる…!?』

夜の保健室。
ふたりきり。
目の前にベッド
高鳴る鼓動抑えきれず。
男。真中淳平17歳。決断の瞬間。
『いくしかねーだろ…つーか多分とまらねー…』

「いつまで立ってんの? 淳平くんもすわれば?」
「ちょっと待って先に電気つけてくる」

『さすがに真っ暗ん中でする自信はねえよ いざっていう時に失敗して西野に失望されるのだけは避けたい!』

…質問です。何に失敗するのでしょうか? 何を失敗したら失望されるのでしょうか? 考えれば考えるほど深い問題です。

明かりが点いて心の中にゆとりが生まれた真中にふと疑問が生まれる。
『そーいえば 西野はこーゆーの初めて…なのかな』

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「?」
この西野の顔から『経験者です』っていうイメージは浮かんでこないけど、落ち着き払っているところが『実は…』という話もまたありそうで。

そんな迷っている真中の手を西野は引っ張ると…。

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二人してベッドに倒れこむ。
いつも以上に近づく互いの顔。
けれどどうしていいかわからなかった。

今のはキスするタイミングだったのに逃してしまった…。
苦しい自問自答と自責の念にかられ、もういちど自らきっかけを切り出す真中。
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「あの…俺たち わ 別れたときも…その こっ こういうことあった…けど こ 今度は俺… いっ いいんだよな? 西野…」

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「うん」
そして二人の唇が触れ…。
る瞬間。蛍光灯が切れた。
「きゃあ!!」
「うわっ!!」

「他の電気つけてくる」
「待って このまま…暗いままじゃダメ?」


キスするのかしないのか…という読者の不満を押し殺すかのようにその後のさつきと東城の様子に切り替わる。

ライブに行くはずだったさつきは服が無駄になったことを嘆きつつも、コスプレで真中を気を引いたことを自負し。
東城はせっかく書いた小説の続きも、またいつか読んでもらえるといいな。とおもいつつ、なぜか不安な気持ちを隠し切れなかった。


結局暗い保健室のベッドの上。
二人は並んで座っていた。
タイミングを逃したのか心の支度の時間なのか。
けれど西野のほうから真中の方に寄りかかった瞬間…!!

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真中が動く!!
思わず抱きついてしまった…。
けれどもうここまで来たら止まらない。
西野の細いラインと香りを感じながら、最後まで行くことを決める…。

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「淳平くん ま 待って」
携帯が鳴っているが、真中の耳には届かない。
ここまできて無粋な邪魔は入って
ほしくない。
「…無視すればいいんじゃねーの?」
「でっでも…っ」
「そのうち止むよ」

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「へ へんだね 隠す必要ないのかな これからもっとすごいことするのに…」
西野の言葉が真中の理性を飛ばすのに時間はかからなかった。

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真中の手が西野のスカートの中に伸びる。
「! ちょっ…ま…って淳平くん」
しかし再び携帯のベルが鳴り響く。

電話の主は西野の母親から。
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「つかさ!? あなた今本当はどこにいるの!?」

トモコの家にウラを取られたようです。というかトモコと西野はウラとってなかったのか…。
さすがに実家からかかってきた電話を無視してまで結ばれることもできず、帰る事にした二人。

『本当は携帯の音も西野の都合も無視して 朝まで過ごしたかったけど…』
こんな積極的な真中初めて見ます。
こんな感じならもう西野で決まりなんでしょうか。

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帰り道の途中。西野にプレゼントを渡す。
去年何もしてあげられなかったから、二年分の気持ちをこめて…。

二人の間には今回も何もなかったのですが、それでも二人の距離は大幅に縮まったわけで。

「もうちょっと一緒にいたかったけど ま 続きはまたいつか…」

●西野つかさ、一歩前進…!?








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[ 2005/11/23 09:04 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第080話 「思い出の校舎で」 

「いっ 今から二人で…!?」

●二人っきりの延長戦に突入…!!

「ま まさか俺達 朝まで…」
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「うん そういうことになるね」
『朝まで一緒に過ごす… そ それってやっぱり…!!』

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「17歳になったらね 好きな人と一緒に朝を迎えてみたかったんだ 素敵な思い出にさせてね…」

…という展開を期待させる発言です!!

そして西野のリードで向かった先は…。
…やっぱりホテル?
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…そして俺達は初めての××××…!!

真中の妄想は最近こういう感じに非常に性的な描写を意識させるものが多くなってます。
さつきの色仕掛けなどの影響もあるのでしょうが、17歳の性的衝動はまだまだこんなもので済むはずもない…。

そして着いた先は、真中たちの通っていた中学校。
淳平との思い出を振り返りたいからという理由でたどり着いた場所。

この物語の原点である舞台へ。
敷地内のあちこちを見て歩き、最後にたどり着いた場所。

グラウンド。
西野の見つめる先にあるのは…。
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『鉄棒』

あの日。西野に告白したあの鉄棒。
この二人の原点である思い出の場所。

『西野 俺とこれを見たかったのか!?』
また懸垂して西野に告白しようか…。と考えも浮かんだが、口をついたのは違う言葉だった。

「…今だから訊くけど 何であんな告白で俺にオッケーくれたんだ…?」
「知ってたよ 中3の時の夏休み前かな 淳平くん放課後に友達と一緒にグラウンド何周も走ってたの」



その記憶はまだ真中が西野と出会う前の話。
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髪の長いつかさ。

抜きうちの所持品検査に引っかかった小宮山。
水着のグラビア写真をパウチした下敷きを没収されたのだ。
しかし、小宮山に写真を提供した真中は反論する。
「素っ裸の写真ならともかく なんで水着の写真もダメなんですか? 女子だってアイドルの写真いっぱい持ってる奴いるのに…小宮山の下敷きとどこに差があるんですか!?」

この反論が教師の怒りに触れ、グラウンド50周を走ることになる。

真中と同じ意見を持つ生徒達が、走る真中たちを応援する。
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そして真中を応援する 西野。
「がんばれ! がんばれ真中! あと46周!!」


「今のハナシ俺どっかいいとこあったっけ…?」
「あたしはいいなって思ったの!」

以前から…。東城と出逢うより前から西野は俺のこといいって思っていてくれてたんだ


「ねえ! せっかく来たんだし校舎の中に入ってみようか」

西野の記憶の中にある一ヶ所だけ鍵の壊れているところから侵入する二人。
警報装置も警備会社も入っていないわけないんですが、そこはそれ。


その部屋は『保健室』
「ここなら朝までゆっくりできそうでしょ?」
「だってこれじゃまるで俺達 これから…」

エッチな考えが頭の中を駆け巡っているが、西野も同じ考えなのか…。

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「多分同じこと 淳平くんと同じこと考えてる…」

●今夜、最高の思い出が作られる…!?








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[ 2005/11/20 02:09 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第079話 「BIRTH DAY PANIC」 

●外村の過激な要求に女性陣は…!?

怒り心頭であった。

「なんなのよあの服は!! あんな恥ずかしい格好できるわけないでしょおー」

しかし外村あわてず騒がず。
その衣装が今年大ヒットした映画のもので、その服は絶対に似合うし客にもウケると説明する。
今年はそれでみんなのプロモーションビデオを撮ろうと思ってたの忘れてた、特典映像ってことでキミ達の魅力が必要不可欠なんだよ…。

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「あたしは着るわよ」
外村の説得に納得したさつき。
文化祭のためにその衣装に着替えることを決意。
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「よしっ!あたしも着てみよーっと」
「えっ じゃあ み みんなが着るなら…」
なしくずし的ではあるが全員が同意しコスプレをすることになる。
そしてその格好は…。

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「日本版チェルシーエンジェルでぇーっす」

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超似合う!!
超かわいい!!
外国の女優より 俺だんぜんこっちのほうが好みだよ!!

しかし外村がすごいのはこんな衣装どっから手に入れたのかっていうこと。不思議な話で恥ずかしがっていた三人が衣装つけたとたんにノリノリで東城にいたってはポーズまでつけている…。

「じゃあ早速歌ってもらおうか! 曲は『奇跡の天使チェルシーエンジェル』!!」
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歌えない東城をからかうこのやり取りがかわいいですね。

そしていざ歌い始める瞬間。
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ドン!!

なんと地下一階にある中華料理屋で爆発事故があったらしい…。
そのまま停電になり、室内はパニックに陥る。
そんななか誰かがさつきの胸をつかんだということで、男性陣の目の色が変わる。
「な…っ 何いっ!?」
「だっ 大丈夫か北大路ぃ!!」
「誰だよ暗闇だからって触り放題ってわけじゃねーだろコラ!!」
「そーじゃそーじゃとんでもない奴じゃーっ!!」

救出の名目で飛び込むものの明らかにスケベ根性である。

冷静に考えてみればあの立ち位置上、男性陣の誰もがさつきに触れるはずもないのだ…。

やはりさつきに触れたのは東城…。停電して一番最初に悲鳴をあげたと思われる。


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「ねえ! なんだかコゲ臭くない!?」
廊下を見ると既に煙が立ち込めている。

このカラオケの常連であるさつきが陣頭に立ち、映研部員やカラオケをしていたお客を非常口に誘導していく。
そんななかひとり西野だけが、さっきの部屋に戻っていく。

気付いた真中が西野の後を追う。
「何で部屋に戻ってきてんだよ!!」
「置きっぱなしにしてたの思い出したの 淳平くんのビデオカメラ… 大事なものなんじゃないの?」

西野っていい子だよな…。
真中でさえ忘れてたカメラのために、危険を承知で取りに戻るなんて。この行為を優しさととるか無謀ととるかは色々ありますがこの段階で他のヒロイン達より一歩リードです。

既に廊下は煙で充満。
真中はパニック映画で得た知識をもとに、てきぱきとこの事態に対応していく。救助が来るまで待機することに決めた二人。

「ねえ このまま死んだらどうする…?」
「そんなことないって! 助かるよきっと」
「1999年にね世界が滅びるとかそーゆーウワサがあったじゃない」

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「あたし別に平気って思った 隣に好きな人がいてくれれば多分平気…」

「でも もし死ぬんだったら その前に…やっぱりちゃんと…その… 好きな人からいっぱいいっぱい愛されてみたかったなぁ なんて…」

生死を賭けた非常事態の際、人間は生殖本能が目覚めるという話でしょうか…。
真中が思わず手を伸ばそうとしたとき、消防隊が駆けつけ二人は救出されるも
この西野の言葉は次回への伏線ということで…。


結局そのあと館長の家でおわびということでご馳走していただき、服まで買ってもらったようで、解散直前まで話が進む。
気がつけば時間は12時目前。
小宮山との帰路。真中の胸には西野の顔が浮かんで消えない
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『西野…何か言いたげだった 誕生会が終わったら二人だけで会う約束だったのに でもさすがにこんな時間じゃ…』

『でもやっぱり』
真中は西野達の方向へ走り出した。
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『まだ一緒にいたい』

解散した公園前に西野はまだ残っていた…。
「帰ってなかったの?」
「うん 12時までここにいたいなーって思って だってあたしの本当の誕生日はまだだもん」

西野の携帯の時計が12時を告げた。

「家に電話してもいい?」
「え?」
「このままトモコの家に泊まりますって」
「え…」
「…ダメ?」
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「これから ふたりきりでバースデー過ごすの」

●何かが起こる!? 真夜中のBIRTH DAY!!








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[ 2005/11/20 02:07 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第078話 「誕生日アゲイン」 

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「抱くっていうのはこういうことだよ淳平くん」

真中は動けなかった。
一瞬のうちに鼓動が早く、高鳴る…。

その真中の心臓の高鳴りを聞いた西野は、真中からはなれ爆笑する。
これは西野なりの緊張した場のほぐし方。
おかげで別れ話になると緊張していた真中の心は落ち着いて、
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「西野!! 9月16日予定空けといてよ!!」
と誕生日にデートの約束を入れることができた。

「…去年約束したとおりちゃんと『死んでも忘れない』でくれたね」

西野も覚えててくれた約束。

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「ねえ! ものすごく期待しちゃっていい!?」
西野の誕生日に何か特別なことを期待させる会話です。

このあとケーキ屋に戻って実はさっきの抱く行為。西野もドキドキだったという描写があって…。
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東城派のわたしも『西野かわいいなぁ』と思う一面です。


9月16日。西野とのデートの日。
誕生日の演出に色々知恵を絞るもののなかなかいいアイデアが浮かばない。

そんな真中にさつきがいきなり飛びついてきて、
『ブラックコング』というバンドのチケットが手に入ったから一緒に行こうという誘いである。
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「ブラックコング好き?」
「マジで好き好き!!」
「ライブに行かせてあげようか」
「ああ行かせて!! 行かせて!!」

言葉尻を勘違いした黒川先生の蹴りが個人的にツボでした。
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「なーにが『イカせて!!』だ たわけー!!」
これ少年誌だよね…。

この約束は9月15日の夜。
西野との約束にはブッキングしない。


放課後東城と飾りつけのミーティング。
ある程度固まったところで東城から
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父親の会社の人たちを呼んでバーベキューパーティーをひらくんだけど 一緒に来てくれないかな…。
「…そのあとあたしの部屋で小説の続き読んでくれれば嬉しいなって…」

この約束は9月15日の昼。
さつきとの約束にもブッキングしない。

しかし、読者も含めて『神』はこのような行為を認めない。
西野からの提案で約束の日を15日にならないかなぁと持ちかけられたのである。
「せっかくだから一日中遊びたいじゃん! 15日なら祝日だしさ」

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「淳平くんに一日中思いっきり甘えちゃおーっと」

なんか西野と付き合っているかのような発言に私は戸惑っています。
このまま西野と付き合ってエンディングでも別になんら問題ないような印象ですが、しかしまだまだあと89話あるのです…。

15日に西野とデートということに予定を塗り返されてしまった真中。
東城やさつきの約束はどうしたらいい…。
「二兎を追うもの一兎も得ず」

三人まとめていい顔したから大変なブッキングの発生。
その日一日考えて、東城とさつきの約束を断ろうと決心し、

いざさつきに謝ろうとするものの、ライブに着ていく服の話をされてしまいきっかけさえつかめなかった。

東城は久し振りに真中に小説を読んでもらうということで、気合入れて夜中の3時まで書いていたと話し始める。

結局断ることもできず崩れ落ちる真中の背後に、外村が息せき切って走ってきた。
「大変だ このままじゃ文化祭に参加できない!!」
「え…」
「肝心の映像が撮れていないんだよ!!」
何が撮れていなかったかを追及させないまま西野も呼んでくれと頼む外村。

ブッキングのことで落ち込みまくっている真中を見て相談に乗る外村。
外村の意外な解決策は
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「なんだそんなこと 3人と一緒に会えばいいんだよ」

映研で西野の誕生会開いてやったらいいという提案。
真中には他にいい案があるわけでもなく当日になって西野に打ち明ける。
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「誕生会が終わったあとは淳平くんが あたしをもてなしてくれるんだよね?」

普通に読んでたらこのあたりで西野に落ち着いていいようなシーンですよね?
「告白」から付き合いが始まるという定義ならまだなんですが、こんな仲良かったら友達という定義は超えているように感じるのは私だけでしょうか?

そして、玉三郎館長の息子が経営する(!?) カラオケボックスワンフロアを貸切にしてつかさの誕生パーティーが始まった。
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しかしまだ撮影が残っている。
女子は全員着替えをおこなう。
だがおかしいよな…。
この現場に美鈴がいない。
しかも役についていない東城まで着替えることになる。


外村の取り忘れていた大事な映像。これなくして映研は語れない…。
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ズバリ 女の子のサービスシーン!!

●超刺激的な宴が始まる…!?








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[ 2005/11/19 07:22 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第077話 「抱擁」 

東城からもらったバター飴を放り込みながら、外村から宿題を写し始める真中に電話が入った。

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西野からであった。
「もしもし淳平くん? 今日どうしてあのまま帰っちゃったの…?」

●切ない声に秘められた想いは…!?

目の前で二人が抱き合ってたからなんて言えるわけもなく。
「急用ができたから」などと苦しい理由をでっち上げる真中。

でもそんなつたない言い訳は見抜かれる。
「本当に急な用事があって帰ったの?」
「そ そうだよなんで?」
「別になんとなく…」

西野 台所で菓子職人と抱き合ってたじゃないか…。
そのことがいつまでも気にかかる。

だがここが一番肝心なところだが、真中がいくら気にしていても二人は今付き合ってるわけじゃないのだ。

もうすぐ9月。
9月は西野の誕生日がある。
去年の西野の誕生日に「一生忘れない」って誓ったけど、西野には何もしてあげられない気がする…。


そして教室にて。
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「はーっ あっちいあっちい!」
制服の下から肌を露出させて涼をとるさつき。
「ねぇ 映画の編集ってまだ終わってないの?」

外村にCG処理を頼んでいるが思ったより時間がかかるようである。

夏休み明けでバイトがドッと辞めてしまい人手が足りなくなるからしばらく部活を休むことになったさつき。

教室の去り際
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「真中なんてその気になればすぐに襲えちゃうんだから」
さつきだから似合う大胆発言ですよね。

その現場を見ていた東城。

映画の編集は外村の作業待ちなのでしばらく文芸部に出ることにしたが、ふと思い出して映研の部室に向かっていく。
『さっきり北大路さんカッコよかったなぁ…。あーゆーキャラクター書いてみたいなぁ』
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このもじもじしている東城がすごくいいです。

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「あなたなんてすぐに襲えちゃう」
言ったと同時に真中が入ってきて空気が止まる。

大胆に襲ってちょーだい!
そんな東城が見てみたいですよ!


結局その後何かあるわけでもなく文化祭の飾り付けや宣伝について調整しただけ。
映研の客寄せのことを二人が考えていたことで俺たちって気が合うんだな…と真中が解釈した一面である。


テアトル泉坂(?)の裏口で西野は真中を待っていた。
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「こんにちは」

「淳平くんあたしに聞きたいことがあるんじゃないかって思って」
「なんで?」

すっとぼける真中であったが西野はそれを許さない。

「淳平くんっていつもそう いつだってあたしに本当の気持ち教えてくれないね 気をつかってるつもりなのかもしれないけど…」

「それとも知りたがりのあたしが悪いのかな 本音隠したままの方があたしたち仲良くやっていけるの?」

『壊れてく せっかくここまで二人の距離を縮めることができたのに』

中途半端な自分を責める真中。
西野と付き合ってたときも他のことばかり考えてた。
別れた今西野が誰と何したって責めることはできない。

『もう 終わりだ』

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「あたし 日暮さんとはなんにもないよ?」

あの日台所で抱き合ってたことは完全な真中の誤解ということが判明。
チョコソースとゴキブリを見間違えたため…。

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「淳平くんはバカだよ… あたしあんなの抱き合ったなんて思ってないもん」

西野はそっと真中に近寄っていく
「え? 西…」
「抱くっていうのは…」

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「こういうことだよ淳平くん」

●つかさ、遂に本気モード突入!?








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[ 2005/11/19 07:19 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第076話 「迷える子羊と拾う神」 

甘いにおいの手の男!!
どうしてここに!?

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「えっ何…? 淳平くん日暮さんのこと知ってるの?」

西野のバイト先の天才パティシエ『日暮』
でかい体に太い指だが見た目とのギャップも人気の秘密という男。
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西野と日暮の掛け合いに、なんとなく居心地の悪い真中。
男から見てもカッコいい日暮。
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「俺は…味だけでも客を呼ぶ自信はある 大体パティシエなんて表に顔を出す職業でもないだろう」
このポリシーさえカッコいい。

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そして『戦闘服』に着替え、デキる男のオーラがさらに際立つ…。
こんなカッコされたら誰だって惚れる…。

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「素敵な人でしょ 日暮さんって」
今まで見たことのない西野の表情に真中はただ崩れ落ちるより他に術はなかった。

『あんな表情の西野今まで見たことない…』
そして真中の被害妄想は止まらない。
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『まさか西野アイツのこと好き…!!?』

二人がケーキを作っている台所を覗くと…。
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抱き合ってる…。
あの二人抱き合ってた。
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いたたまれず、走って西野家を出る真中。
いろんな誤解。カン違い。すれ違い。
チョコレートソースをゴキブリと見間違えて日暮に飛びついた事件も、この後の話をよくよく聞いていればただの勘違いで終わる。

真中と西野の間にある見えない壁は、ちっぽけなことも大問題になってしまう。
映画監督を志すのなら自分が脚本に踊らされてどうするのって感じです。

抱きあってた。
抱きあってた。
抱きあってた。
どーゆー関係なんだよ あの二人!!!
くやしいけどすごくお似合いに見えた。
西野とつりあった容姿。人柄。それに同じ夢…。
あの男には一生かなわない…。

街中を全力で何かから逃げるように走る真中。
やがて足がもつれ路上に転がる。

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そしてそこで東城と出会う。

映研のみんなには2学期に渡すといった北海道土産であるバター飴を真中に差し出す東城。

久し振りに出会った真中は路上に転がってて、なにやらいつもとは違う顔つきで挨拶さえしない。
「…なにかあったの…?」
「ん? いや…ちょっと まあ色々と落ち込むことが…」

何も話してくれない真中に、東城なりの言葉や話で勇気づけている。

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そして鳴いたカラスがもう笑っています。


そんな真中はここでひとつの考えが浮かびます。

西野と日暮
東城と真中
共通の夢
共通の話題
俺達は映画や小説
あっちはケーキ

と…ここまではいいんですがこのあと脱線する。

「東城は好きな小説家っているよな 男の人で年上で尊敬できてその人にいきなり『好きっ』て言われたらどうする」
「え…だってありえないし…そんなこと」
「でも東城がいつか小説家になったら会えるわけだしさ! ものすごく優しい人でさぁ 話もムチャクチャ合ってさぁ そんでものすごくカッコよかったら?」

全然この会話の意味がわからん。日暮は西野に何も言ってない。あくまで真中の勘違いの域はでていないのだ。

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「あっダメかも あたしカッコいい人って苦手だから…」
この東城の反応にホッとする真中。

東城から元気をもらってようやく立ち直る真中だが、突然背後から外村に蹴りを入れられる。
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「せっかく気ィ利かせて夏休みの宿題持ってきてやったのに!! 東城とデートってどーゆーわけだよバカヤロー!!」

その頃西野は独り。
突然真中が走り出していった理由を考えていた。

●綾に救われた心、つかさへの決定的誤解、淳平を巡る状況が激しく回転していく…!!








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[ 2005/11/19 07:17 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第075話 「誰よりも甘い男」 

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「淳平くん! 今からあたしの家に来ない?」

●いきなりつかさの積極攻勢ッ!?

「え…」
とまどう真中に西野が重ねる。
「今晩うちのお父さんとお母さんいないんだ 覚えてる?去年の秋別れたあの日 あそこからもういちどあたし達やり直してみよ!」


しかしそれは真中の都合のいい夢の話であった。
その日 8月29日…。
夏休みもあと数日を残すその日、宿題はひとつも片づいてはいなかった。
頭を抱える真中であったが、まずしなければならないことはバイトを休むことだった。

たまたま通りかかったのか美鈴とはちあわせる。
「バッカだねー アンタ先に楽して後に苦しむタイプかあたしなんてそんなの合宿前にやっちゃったもんね」
「わ 悪かったな…」
そこでハッと気付き、何を言い出すかと思えば真中の代わりに美鈴が働いといてくれ…。


そして家路に走りながら宿題を見せてもらえそうな仲間を思い浮かべる。
×小宮山
×さつき
○東城
…ダメだ合宿以来まともに話もしてないのに
○外村
妹が終わってるくらいならアイツだって終わってるはず!!

と立ち止まったときガラの悪い二人組みに突き飛ばされる。
そして持っていた財布の中身を路上にぶちけてしまう。
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そんなガラの悪い二人組みもこの男の前には何もできなかった。

背の高く、手から甘いにおいのする男。
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真中の小銭を拾ってやり、さらには自販機の下へ転がっていった小銭までも拾ってくれる、
えらく威勢のいい男。
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自分の部屋に戻り外村に宿題写させてくれと頼む真中。
交換条件は『西野の水着写真』くれよ。
「アホ! んなの撮ってるワケ(ねーだろ)」
といいかけたところで西野からキャッチホンが入る。

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「淳平くん もし暇ならうちに来ない?」
思わず胸が高鳴る。
…これは朝の夢の続きか?
西野のオリジナルで作っているケーキを試食してほしいということで…。
「…お 俺なんかでいいなら…」

再び西野の家に行く。
去年の秋。別れを告げられたあの部屋へ。
迷いのさなか思わず電話を切ってしまう。
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外村とのキャッチはまだつながったままで。

そのころテアトル泉坂には東城が真中あてに旅行のお土産を届けに行っていた。
しかし宿題が片づいていない真中は本日休み。
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みんなには新学期に渡す予定で真中には今日渡したかった…。
東城も彼女なりに真中にアピールしているのです…。

真中は宿題もそこそこに西野家のチャイムを押していた。
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「わざわざごめんねー」
ってパッと見 裸エプロン…。
もちろん下に着てるんだけど、こんな調子でのっけから真中はヒートアップ。

試作のケーキは売り物のような出来栄えで、以前ゲテモノ料理を作った女の子とは思えないほどに腕が上がっていた。

「あたしの部屋行って食べよっか」
「あ うん…」
真中の脳裏に去年の秋の出来事がよみがえる。
あの時西野を抱きしめていたら、展開が変わっていたであろうあの日。

俺は心臓が破裂しそうなくらい緊張してるけど西野は 
西野は 今 何考えてる…?

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部屋の入り口で立ち止まってしまう真中に声をかける。
「? 何?」
「…いや 本当に入っていいのかな…って…」
「いいよ 遠慮しないでどうぞ」

もしあの時西野を抱きしめていたら…。
そしてもしもう一度あの時と同じ状況になったら…。
このケーキを食べ終わったら…今朝の夢みたいに…。と覚悟を決めた真中であったが、
西野の口から出てくるのは婆さんの孫のパティシエの話ばかり。

つまらなくなった真中は話題を変える。
「前に来たときより明るくなったね 模様替えした?」
「…そお? 今の部屋にしてから…だいぶ経つから」

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そして何気なくかけたCDからは、あの日に流れた曲…。
消そうと立ち上がりかけ転ぶ西野。
支えようとしてバランスを崩す真中。
そして二人は折り重なり…。

チャイムが鳴る…。

やってきたのは
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甘いにおいをした手を持つ男。

●つかさと親しげに話す男、いったいどーゆう関係!?







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[ 2005/11/19 07:14 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第074話 「水着で個人指導」 

パティスリー鶴屋は本日も大盛況。
婆さんの孫が帰ってくるたびにこんなに混む様なのだ。

その孫とは海外に修行に行って洋菓子でいろんな賞をもらっているパティシエのようである。

●なんだか噂の男が来た!?

「騒がれるのは当然ですよ!! 今回の新作だって素晴らしいものばかりで」
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「女の子なら誰だって あの味知ったらとろけますよ」
めずらしく頬を赤く染め照れたような表情を浮かべる西野


一方真中は唯のいなくなった自分の部屋で一人たたずんでいた。

一人暮らしを始めた唯は、今日新しいマンションへと引っ越していった。

「…久々だなベッドで寝るの 半年ぶりか」
などと唯と暮らした半年間を懐かしむようにつぶやき、大切なことを思い出した。

そう。テアトル泉坂でのバイトに行ってなかったのである。
無断欠勤。

玉三郎館長は無断欠勤の詫びは『つかさちゃんの水着姿』を見せてくれというのである。
強引な押しで西野をプールに誘う館長。

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「えっプール!? あたしすごく行きたいかも!!」
乗り気の西野に対し、
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真中の表情は険しい。
そんな真中に西野が怪訝な表情を見せる。
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「プールに誘ってくれたの淳平くんだろ? なんか行きたくないみたい!!」

西野のバイトは明日が休みと言うことで映画館も明日は臨時休業としてプールに行くことを主張する館長。
西野の水着はビキニということで、はしゃぐ館長だが真中の表情はそれでも暗かった。

なぜか?
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「はあ? 練習しないで泳げるようになる方法!?」
そう真中はカナヅチだったのだ。
「とりあえずなるようにしかならねーんじゃねーの」

泳ぐ問題はともかくとして、映画のCG処理を担当している外村から驚きの言葉を聞くことになる。
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「つかさちゃんいい表情してるよなぁ こりゃ絶対今恋してる顔だぜ」
西野やっぱり俺のこと… なんて勝手な想像の真中はいつもどおりのことなのでスルー。
さらに外村の一撃
「しかも相手は年上の男とみたね! 大人の男とつき合わねーとこんな艶っぽい表情できねーだろ」


てるてる坊主を逆さに吊るしても翌日はカラッと晴れた真夏日で炎天下の日差し。
地図を手に着いた場所は豪邸。

館長の息子夫婦は昨日から海外旅行に出かけている。大変な金持ちのようだ。

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西野のビキニ姿!!
なんとも健康的な色気でしょうか。
「わあー すごいリッチ 来て! 淳平くん!!」
館長もビーチソファに座りハンディカメラ片手に泣いております。

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そしてプールサイドではお約束の突き落とし。
しかし、真中にとってこの事態は最悪の結果をもたらした。
真中が隠していた秘密。カナヅチがばれてしまったのだ。

プールサイドに引き上げられ落ち込む真中。
西野の前で保っていた真中の精一杯の背伸びが音を立て崩れ落ちた。
『俺…今死ぬほどカッコ悪い これ以上見つめられたらきっと俺 逃げ出す…』

そんな真中の心情を察した西野は
「逃げちゃダメだよ」と勇気づける。
「できないということは恥ずかしいことかもしれないけど習ったり練習したりするのは 意外と楽しいことだったりするかもよ?」

「女の子ならもし自分が海や川で溺れちゃったら 迷わず飛びこんでほしいと思う あたしは淳平くんにもそーゆー男になってほしいな」

西野は笑って手を出して 俺を一歩前に踏み出させてくれる

『西野といると 彼女があまりに完璧だから冴えない自分を痛感させられて なのにたいして努力もしてなかった だけど せめて今度こそは西野の期待に応えたい』

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そしてついに水に浮き…。
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つたないバタ足で期待に応えた。
「おめでとう淳平くん…!!」
「…ありがとう西野… 西野って本当にすげえよ…」
「頑張ったのは淳平くんだよ」

実はこういうシーンって好きなんです。
こういう少年マンガらしいシーンって昨今見かけていないからでしょうか…。

そして帰り道の二人。
今日一日はかなり輝かしい一日だったと振り返る真中。
この感動を日記につけると宣言し、またいつか練習手伝ってくれることを約束し二人はそれぞれの家路に向かう。

そこへ西野の姿を見つけクラクションを鳴らす一台の車。
パティスリー鶴屋のロゴ入りの車。
「ああ やっぱり西野さんだ 今材料買ってきてこれから秋のケーキ開発するとこ そうだ西野さんも来る?」
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「はい! 喜んで手伝います!」


『つかさちゃんいい表情してるよなぁ こりゃ絶対今恋してる顔だぜ しかも相手は年上の男とみたね!』
●つかさに誰かが急接近中…ッ!?








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[ 2005/11/11 13:16 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第073話 「唯の味方(ヒーロー)」 

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「だってこれが 淳平と過ごす最後の夜かもしれないから…」

●南戸唯 一大決心の時…!!

唯は花火を持ちながら父親のことを話し出す。
『6年前 泉坂に住んでいた唯は父の突然な引越しにより離れることとなった。
高校に進学する際、桜海学園に進学するのであれば泉坂に戻っていいと言われたから 
頑張って勉強したのに…』   

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「ねえ! あたしと淳平ってそんなにいけないことしたの? 
このままあたしん家に帰らずに淳平ん家行っちゃダメかな…」

いつしか話は駆け落ちする方向になっていく

「唯が…どうしてもって言うならいいよ なんなら俺が唯を連れてったことにしたっていいし」
「へへ…そしたらホントに駆け落ちみたくなっちゃうね」
「バッ バカッ!!」

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「やっぱり淳平 だーいすきっ!!」

幼なじみとして?
それともひとりの男性として?
『好き』にもいろいろありますが困惑を隠せない真中。

唯がトイレに行っている間に布団を離そうとしたものの、掛け布団も敷布団もひとつに縫い付けられていた。
あわてている真中に唯は一言
「一緒に寝ればいーじゃん」

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そして一緒に眠る二人。
なかなか寝付けない真中。
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寝相の悪い唯が動くたびにチラリと肌を露出させるからますます眠れない。

そんな夜中の2時過ぎに旅館に電話が入る。
唯の母親からの電話である。
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「なんでもアンタのお父さんが心労で倒れたとか なんとか…」

あわてて実家に電話をする唯。
二人が旅館に泊まっているって聞いて倒れたようである。
うわ言で唯の名前を読んでるって…

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強がる唯を諭し、タクシーを使って帰る事にする二人。
なんだかんだ強がっていても親のことが心配だった唯は涙を流す。

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「やっと帰ってきたか」
あわてて戻ったものの父親は、心労でもなんでもなかった。
真中を殴り倒す唯の父。

ここで真中は唯の味方として一肌脱ぐ。
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「俺…本当は 明日唯を連れて こっそり泉坂へ帰ろうとしてました」
「淳平」
「それが…唯が一番望んでることだと思ったから…」

「俺!! 唯が俺ん家に戻れるのなら代わりに俺が出て行きます!! だから唯をこのまま桜海学園に通わせてやってください!!」

高校に進学する際、桜海学園に進学するのであれば泉坂に戻っていいと言われたから 頑張って勉強したんだ…
この言葉が本当なら唯は 俺と一緒にいたくて受験勉強頑張ってた…!?

そこまで言うと
そのまま真中は疲労で玄関先で倒れこんでしまう。
合宿明けで飛び出して以来ずっと走りっぱなしだったせいだ。

目が覚めたのは夕方の4時ごろ。
あの後倒れた真中を気遣って唯が大泣きして、父親が折れたらしい。

唯が真中のことを信頼していること。
兄妹のように育ってきた二人だから、本当に君たちの間には何もやましいことはなかったんだろう。

「おまえ達の関係は疑わないから淳平くんと一緒に彼の家に戻りなさい!」

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「あたし淳平とは帰らない あたし…一人暮らしすることにした」

「でも…でも何か困ったことがあったらきっと淳平が飛んできてくれるんだ ね? 淳平」
「…俺は…いつでも唯の味方だから」


そして帰りの列車の中。
真中は唯の少しだけ大人びた表情を何度も何度も思い出しながら泉坂へと戻っていくのである。

●唯、グレードアップ!!








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[ 2005/11/11 13:10 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第072話 「最後の夜」 

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扉絵です。
「大人になりたい」って初めて本気で思った…。

すごい煽りですね。
何かを期待してしまいそうです…。

●二人を乗せた最終電車はどこへ向かう!?

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線路の継ぎ目を列車が走る音。
そしてこの電車は終電。
翌日の始発までの長い時間をどう過ごすか。
「とりあえず座ろうか どこ行きゃいいんだよ俺たち」

しかし頑として帰りたくないと主張する唯。

もう少し先にちょっとした観光地があるから、そこで旅館に泊まろうと提案する唯。
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「帰らないつもりはないけど こーやって反抗することで唯は何もやましいことなんにもしてないって主張を強調したいだけ!」

「でも明日は帰る!! だから今晩だけ味方になって!」
「バカ 俺がオマエの味方じゃない時があったかよ」

そして二人は宿を見つける。
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去年の夏合宿で使った旅館のチェーン店…。
「亀屋2号館」

こんな時間に普通に飛び込める旅館があるのかは置いておく。
そしてこの時間に泊まる客はどう考えてみたってカップルであろう。
「あたし達恋人同士に見えてるのかもね」
「見えないって!せいぜい兄妹にみられるのがオチだよ!!」
「そんなことない!」
「オマエはどう見たってお子様だって」
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「お子様呼ばわりするのはやめて! あたし…もうちゃんと大人なんだから!」

一人風呂の中でさっきの唯の言葉を思い出す真中。
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『あたし もう子供じゃないよ…?』

幼なじみの女の子が大人を主張する瞬間…。
それって精神的なのか…肉体的なのか…。
と思考している最中。
そのとき浴槽の底がつながっているらしく、唯がふざけて足を伸ばしてきた。

しかしおふざけが過ぎたため足が抜けなくなった。
宿泊客が真中たちだけだからこんな事できるのであるが、腰にタオルを巻き助けに行く真中。

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当然唯は裸である…。
さらにタオルで目隠しして唯を引っ張りあげる…。
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「んっ…いっ 痛いよ淳平…っ」
女湯の扉の前で中の光景を想像している婆さんが良い。

そして風呂上り。
真中は唯の実家に連絡を入れていた。
お父さんの機嫌はまだ良くないらしい。
しかし真中は浴衣姿の唯に緊張していた。
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フッと時折見せる女の表情。湯上がりで唇とかが赤くなっているせいでさらにおんなっぷりがあがっている。

部屋に戻ると布団が並んで敷いてある。それも花弁まで散らしてくれて。
この演出に真中の気持ちはピークに達していた。折りしもさっき風呂場で唯の裸を見たばかりである。

そんな真中の気持ちを知ってか知らずか、たまたま持っていた花火をしようと提案する唯。

布団に入る前に変な気持ちを落ち着けるのには、ちょうどいい。
真中もたまたま持ってきていたビデオを取り出す。

「唯のこと撮ってやるよ だからってこれ以上はしゃぐなよ!?」
「…はしゃいじゃうよ」

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「だってこれが 淳平と過ごす最後の夜かもしれないから…」
花火を持ちながら小さくなった唯の口から出た言葉がカメラに納まっていく。
言葉をなくす真中。
そして唯の何かを訴えかける瞳。


●彷徨える淳平と唯に決意の夜が訪れる…!?








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[ 2005/11/11 13:05 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第071話 「迎えにきて!!」 

●合宿の終わり…それは次なる波乱の始まり…!!

1週間に及ぶ合宿生活から帰る列車の中でのこと
「今さらなんだけどさぁ 俺としては唯ちゃん連れてきて欲しかったなぁー」
「あーどうせムリムリ アイツ今実家に帰ってるから」
夏休みなので親の顔を見るために帰省しているようである。

「けどさぁ演技するのって楽しいね自分以外の誰かになれるし ほら淳平くんが廃墟に逃げ込んだあたしを追ってドアをバン! って開けるシーン あそこであたしに好きだって言ったじゃん」
「ん? ああ…」
「あそこね…あたしね…」
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「ものすごく胸がドキドキしちゃった! バカだよね自分が告られたわけじゃないのに」

住み慣れた街に戻り独り家路へと向かう真中の胸中は揺れまくっていた。
『蛍の群れの中でのお祈り』
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「これから素敵な恋が始まりますように!」
あれは俺ともう一度やり直したいって遠まわしな表現!?
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初日の東城との件も去来する真中。
あの一夜で一歩も二歩も東城に近づいた気がする。
なのに…近づきすぎて次にどうしていいのかわからない

街は夏祭りの様相。唯もこの夏祭りに合わせて戻ってくると言っていた。
しかし唯はまだ帰ってきていなかった。

母親は唯の父親からの電話を受けていた。
「もうそちらに娘は預けません!!」 ってすごく怒ってたんだけど… ウチ何か悪いことしたかしら?

折り返し電話をかけても留守電になるようだ。
また唯から淳平宛に毎日のように手紙がきている。
それもどれもこれも消印の地名が違っている。
手紙を読んでみると…
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『たすけて!!』

「事件だ!!」と大騒ぎする母親から唯の実家まで行って様子見に行ってらっしゃいよ! と追い出される真中。

そこは夜行列車に乗ってもまだ乗り換えを行い到着が夕方になるほどの場所。
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見渡す限りの田んぼ。遠くには山の景色。通りには牛を引き連れて歩く者…。
そんな田舎に唯の実家はあった。

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「それで 何しに来なさったね」
いきなり修羅場であります。
「唯に迎えにきて欲しいって手紙をもらったんで…」
「唯は別の高校に転校させる」
「なんでですか?」
「誰のせいでわしが怒ってると思っとるんだ!! 貴様みたいな男の住む部屋に大事な一人娘を預けられるか!!」

唯のお母さんから事情を聞いた真中。
父親には桜海学園の寮に入っていると嘘をついていた。しかし弾みで真中家に御世話になっていることを口走ってしまった。

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問題なのはさらにそのあとだった。
唯の悪い癖が出たのだ。
この癖も直ったことになっている話だったのだが、現場を見た父親はカンカンに怒り狂うのも納得です。

父親の話はもっともです。
年頃の一人娘が幼なじみの男の家に御世話になっている上に、夜中に全裸になる癖が直っていないと知れば、娘がいくら一生懸命に否定してもそう簡単に信用できるでしょうか…。

そして家出中の唯は中学時代の友人宅を転々としているようで、真中は唯をつれてきてちゃんと説明します。と約束し唯を探す旅に出る。

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そして何件目かで唯を発見する。
「ごめんね淳平 わざわざこんな場所まで迎えにきてくれてありがとう…」


唯を送り届けるための終電を目の前にして。
ぐずりだす唯。
「誤解があったってなくたって 唯 絶対よその学校に行かされる」
「大丈夫だよ唯!! 転校させるなって俺も一緒に頼んでやっから!!」


ホームにて本来乗るべきではない下りの列車に乗り込む唯。
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「どこ行く気だよ 俺達が乗るのは上り電車だろ!?」
唯の目に光る涙が痛々しい…。

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「…あたしもう子供じゃないよ…?」
呆然とする真中の背後で列車のドアは閉まる。

ふたりを乗せたまま終電はゆっくりと動き出す…。

●二人の逃避行が始まる…!?








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[ 2005/11/11 12:57 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第070話 「恋人たちの伝説」 

突然乱暴にドアが開け放たれ
真中が叫ぶ
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「行かないでくれ 俺やっとわかったんだ!! 俺…俺 好きなんだよ西野のことが…!!!」

●突然の告白…!!

「はいカーット!!」
と同時に台本でひっぱたかれる真中。
ヒロインの名前を全然覚えられず思わず本名で告白するシーンを演じたためである。

そこへジュースを調達してきた外村が、戻ってきてさらに肝試しの場所まで調べ上げてきたのである。

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この付近には「恋しが池」という池があり縁結びの名所とされてきたそうなのだが 
いつからか恋に破れた者たちの怨念が集まってきて近くを通る者たちを池に引きずり込むという…。
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しかしその池もいまや水も枯れ怨念たちもカップルには手を出さないという…。
「うさんくさーい!! 何が男女ペアだよ その伝説おにいちゃんが作ったんだろ!?」

そして肝試し大会は今夜8時に行うことで決定した。

既に男性陣の部屋では『相手』の話題で盛り上がりまくっていた。

天地は東城以外眼中になく
小宮山は誰でもオッケー
外村は
「恋してるとかいうわけじゃないが北大路のあの胸は興味深いよな…」

そんななか真中は迷っていた。
『そうなんだよな 合宿とはいえ男女8人もいれば二人きりなんてなかなかなれねーけど 肝だめしの間はペア組んだコと二人きり…なんだよな』
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東城・西野・さつき
真中の頭の中では常にヒロイン達はこんな格好で出てきます。しかし誰にも決められないというのは…

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「まあ好みは人それぞれだよね ねぇ東城さん?」
「う う…ん」
真中包囲網のときのような西野からの駆引きと考えてよいのでしょうか。

そして夜。
肝だめし大会は始まり、ペアはくじ引きで行われた。
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てっきり外村が仕込みでもやったのではないかと期待していたのだがそんなこともなく
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真中は西野とペアで4番め
「はい ちゃんと守ってね淳平くん」

以下の組み合わせは
天地は東城と3番目
小宮山はさつきと2番目
そして外村兄妹が1番目

東城と天地が組んだことに不満な真中。
気にしてないと強がるがそんな負け惜しみは西野にたやすく見透かされていた。

恋人同士に見えないと怨念に襲われる。そんな作り話のような言い伝えを全然信じてないと言い切って一人森の中に入っていく西野。

昼間とはうってかわって無気味な静けさの夜の森へ。
二人の背後に「誰か」いる!?
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ガサッ ガサガサ
何かにつけられているような…?
「…なあ!! 歩くの速すぎないか?」
「だって!! さっきからずっと何かが後ろからついてくる音がするんだもん!!」

動転している西野の腕をつかみ落ち着かせる真中。
一瞬音は消え、気のせいと思ったのだが、再び藪から音が聞こえる。
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「…もしかして男女で歩いてても本当の恋人同士に見えないと襲ってくる…!?」

二人はギュッと手を握り立ち止まる。
すると不思議と静かになる。

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「でもこうしてるとなんだかすごく安心する…。
…あたしが神様だったら淳平くんと同じ番号のくじを引くのは東城さんにするのにな」
「なんで…?」
「わかんないけどなんとなく」

昨日の西野からの質問
『淳平くんって東城さんとつきあってるの?』
に答える真中。
「昨日の質問の答えだけど 俺 東城とは今のところは…別に…」
「…うん」

その瞬間 再び藪がなりパニックに陥る二人。
二人してもみ合いをしているうちに足を滑らせ傾斜を転がり落ちる…。

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「ゴメンね 淳平くん重かった?」
男の子の視線は正直なもので、こんな事態でも視線は胸元へ。
当然このあとぶん殴られる。
そして藪からの音の正体が明らかになる。真中のポケットにさきイカが入っていたようでそのニオイに釣られた猫が寄ってきていたのである。

そりよりももっとすごい風景を西野は発見する。
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蛍の群れ。
青白い光の海の中。
青・白・緑の自然のネオンの中なら、なんだか願い事がかなうような気がして、
両手を合わせて何か願い事をお祈りする西野。

「…なあ何祈ったのか訊いていい?」
「え?」
「い 嫌ならいいんだけど…」
「知りたい?」
「あ いえ …はい」
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「これから素敵な恋が始まりますように! だって本来は縁結びの池でしょ?」

●奇跡的光景をバックにつかさ大胆発言!! その真意は…!?








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[ 2005/11/11 12:51 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第069話 「ドキッとした?」 

「ねぇ 本当に何もなかったと思う? あのふたり」
「さあ でも東城先輩が何にもないって言うんなら何もないんじゃないですか」
「だって!! ほとんど裸の男女が一つ屋根の下で何もないなんてありえるの!?」

●疑惑の夜から一夜明けて…夏合宿、本格スタート!!

食器を洗いながら昨日の真中たちのことについていろいろ言い出しているさつきと美鈴。
そんなふたりに茶々を入れる外村と小宮山。
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「いや俺は多分何もしてないと思うぜ 北大路」
「なっ…」
「何してんだよあんたたち!!」

そこを通りかかる真中。
「みんな絶対俺と東城のこと誤解してるよな」

…普通しますって。昨日一晩帰ってこないし、朝見つかったときには、ふたりして半裸状態ならね。

やはり通りかかった西野が東城の状況を教えてくれる。
「東城さんなら 少し休みたいって上で寝てるよ 病気ではないみたいだけど…」

東城を気遣う真中に、女性陣の視線が痛い。
「だから俺と東城は別に何もやましいことしてねーんだってば!! 服が濡れて気持ち悪かったから脱いでただけだろ?」
という強引な締めでこの話題は終わり。

スケジュールに沿って合宿がスタートしていく。
今日は撮影前の準備ってことにして、
西野・小宮山がセリフの練習。さつきは東城の付き添いで残りはロケ地探しという段取りを組むが…

「え?」
「主人公って小宮山先輩が演じるの!?」
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「違うの?」

いきなり大クレームです。
っていうか、配役くらい最初に決めて それから本読みに入って
各自練習の時間を設けて撮影に臨むものなのではないんでしょうか?

結局主演女優である西野の鶴の一声
「だってあたし 誘われたときから主役は淳平くんだって思ってたんだもん…」

ところが真中はそんなこと考えていなかったようである。

そしてふたりは撮影準備として山の中を散歩しながら セリフの練習を始める。

西野は台本渡されたときからちゃんと予習してきてくれたようです。
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書き込みびっしりの台本
「演技見て がっかり! なんて言われたくないからね」

「マジでありがとう! ウチの部のために西野がそんなに映画作りに取りくんでくれるなんて」
「だってキミの姿勢があまりに真剣だから …それに もしかしたらあたし キミのこと」
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「…え?」
「…ドキッとした?」


真中が動揺している間に舞台は合宿所に戻る。
みんなが帰ってくる間に疲労が癒えた東城とさつきがカレーを作って待っているシーンだが、
ふたりとも料理の腕前は計算外だったようでカレーのどこに塩を入れるのかは、かなり疑問です。

戻って。思わせぶりなセリフに本当にドキッとしてしまう真中。
「え…え…っと…俺…」
演技だと知ってたって西野からこんなセリフが出てくればドキドキする…。
しかし西野はさらにドキッとすることを言う。
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「ひとつ聞きたいことがあるんだけど 淳平くんって東城さんとつきあってるの?」

「なっ なんで…」
「べっつに!! 仲間の前であーゆーことされたらみんなの士気が下がるって思ったからだよ!!」
「確かに誤解を招く行動だったかもしれないよ でも俺は東城はなんにも…」
「…だから別にいいんだってば ただ誰だってあーゆーこと快く思わないんじゃないの?」

あれ…? これってもしかして嫉妬…?

なんと言う勝手な解釈か! 
昨日あなたが東城の肩を抱き押し倒した一件をまさか忘れたとは言わせねーぞ。
あの時窓ガラスが割れなかったら 欲望のままに突っ走ったくせに!
たしかに何にも起きなかったけど 何もなかったことだけを強調して言うことか!



と。思わず真中に対してやり場のない怒りを書いてしまう私。

「じゃあ あたしが今から裸になっても 淳平くんはオオカミになったりしないわけだ」
「えっ!?」
「もー絶対 淳平くん東城さんに何かしたんだから!!」
と西野からのデコピンを喰らう真中

「だから何にもしてないんだって…」
とまだ弁解している真中の背後に現われる影…
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「ひ…っ」
「くっくっくっ熊…!?」

熊かと思われたその影は、天地だった。そしてこの合宿所は天地の家の別荘ということである。
さすが外村。金をかけないことに関しては天才的な才能である。使えるものは何でも利用する。策士である。

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東城・さつき組の作った生煮えカレーをガツガツと胃に流し込む天地。
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スリーピングキャップ着用の天地。
やはりこの男どこか変わっている。
まともな男性キャラがいないんですよねこの物語は。

そして男性陣も当然昨日の夜の件に関して真中を責め立てる。
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とうとう真中を締め上げる方向になった。


一方。女性陣は入浴中…。

昨年の合宿の際女湯に突入した真中の話に咲いていた。
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「でもさぁ やっぱり東城さん真中と何もなかったかもね こーやって平気でみんなと温泉入ってるし 体にもキスマークとかみあたらないし」
「やっだーっ!! 北大路先輩って思考回路までスケベなんだから!!」

西野は東城に、そのうち行われる肝試しの話をしていた。
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「あーゆーのって好きな人とペア組めたら告白とかするチャンスかもね」
「うん…」

西野の誘導尋問作戦でしょうか?
思わず考え込む東城の顔に言葉を失っているように見えます。

そしてその瞬間
「わ~っ だからやめろっておまえらっ!!!」
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合宿名物『女湯突入』です。

東城は湯上りにひとり考えを秘めていた。
『告白…か…』

●静かなる綾の胸中やいかに…!?








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[ 2005/11/11 12:40 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第068話 「温めあう?」 

●嵐の夜…クライマックス!!

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しがみつかれた真中は呆然としていたが鼓動は高鳴っていた。。
「ご・・・っごめんなさい!! あたしカミナリ苦手で…」

東城の体がとてもやわらかくて温かかったから…。

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「よく映画とかでずぶ濡れの男女が身を寄せ合って温めあうシーンがあるけど…あれって本当に効果あるのかもね」

東城も真中の体温に触れて余計なことを口走るくらい動揺していたのである。

東城のショルダーバッグの中にはこれといって役に立つものは入っていない。
また小屋の外では木が倒れるほどの暴風雨となっているようである。

真中は意を決する。
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「俺脱ぐよ この状況で体調まで崩したら助かるものも助からないから そこの水道で服洗ってくるから東城も自分で自分のことどうするか決めなよ」

服を洗っている間。真中は東城の行動について考えていた。
体調を崩さないためには脱いだほうがいいのだが、真中の前で服を脱げるのだろうか。
大体あーゆーのは映画の中だけであって現実に起こるわけがない…。

そして小屋に戻った真中の目に飛び込んできたものは
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服を脱ぎタオル1枚で体を隠す東城の姿だった…。
「早く入って でないと建物の中までビショビショになっちゃう」

目を疑う真中。
いま見ている光景はなんなんだ!?
裸の東城が目の前にいて…そして俺も裸で…

よこしまな気持ちを隠せない真中。
『…変な風に考えるのはよそう 東城は俺が何もしないって信じたから脱いだんだろうし…』

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しかし本音はこんな感じ
「俺だって一匹のオスなんだぁ!!」

しかしただ服を脱いで体を拭いただけでは体温は上がらない。むしろますます下がっていくだけである。

「服脱いだだけじゃダメだよな やっぱり」
「…そ そうね」
「ふたりして寄りそってみる?」

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呼吸も鼓動も遠くなりそうな瞬間。
背中越しに感じる二人の体温…。

「…ホントだ 真中くんの背中温かい…」
こんなに近くに東城の体温を感じて自分の平常心や自制心に自信がもてなくなる真中。
「…変なのこんな状況なのにあたしちっとも不安じゃないの」

そのあと東城が口にした一言が真中の自制心を振り切った。

「真中くんだからいいんだもん…」
「真中くんじゃなきゃ あたし…」

真中は思わず東城の手を握り締めて 決意を固めていた。

『次に雷が鳴って 東城が俺にしがみついた時…  その時俺は…』
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俺は東城の肩に左手をおき、呼びかけた。彼女もまた俺を確認するかのごとく俺の名を呼ぶ。
それが合図だった。
俺は彼女の手を強く握りそのまま彼女を床の上に押し倒した…。
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…本当はこうなる予定だった…。
せっかくコラージュしてもこういう展開にはならなかったのだよ。

肝心な瞬間。暴風で飛ばされた木の枝が窓ガラスを突き破り
ムードまで突き破ってしまう…。

結局二人はプラトニックを貫き通したのであった。

翌朝。信じられないくらいよく晴れた天気の下で外村に発見される。
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「おーい!! おまえら何恥ずかしいカッコしてうろうろしてんだよーっ!!」

物置小屋のすぐそばに合宿所のロッジがあったなんて…。

「きゃああああっ!!」
「ちょっ…真中!! なんでアンタ裸なのよーっ!!」
「やだ~~っ 不潔~~っ!!」
そんななか女性陣にパンツ一枚の姿を見られ、大きな誤解を招く真中。

●大誤解を抱えたまま 波乱の合宿スタート!!








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[ 2005/11/09 21:17 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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