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ブログ 『こーゆーのを読んでるッ!!』を語る 

大晦日ということで何かとあわただしくなり、あと数時間で今年も終わる。
なにかこう正月らしいものアップしよう。と探してみたものの見つからずじまいとなりそうな今日。


勢いにまかせて書き上げた自分のブログを、なにげなく読んでいた。


いちごに特化したブログとして、ネタバレレビューを書き始めたのが今年の7月中旬。
最初の頃は(イヤ今でも)モロ初心者だったので、画像はついていなかった。
付け方を知らなかったのだ。

そこから自分なりに学んでようやく絵をつけるようになったのが8月ごろ。
1日で10話分の絵を貼り付ける離れ業もやってのけた。



9月・10月に至っては更新頻度が愕然と落ちた。
週末に一気に書いて一気に更新するという、まるで仕事なのか?
という不自然な更新が続き、自分の中でペースダウンを自覚した。

なにか息抜きをと思い、いろいろな記事を書いては消し、書いては消し、という事態もやった。

だから何かの検索エンジンでたまに昔のものが引っかかったりもする。



ようやく50話にたどり着いたときにブログタイトルを変更した。
『私はこういうものを読んでいる』から『こーゆーのを読んでるッ!!』へと

変えた理由はきわめて簡単な理由である。
作中の主人公達のセリフで『こういうふうに』と記すべく日本語が『こーゆーふーに』と記載されているのを見て

こっちのほうがタイピングしやすいな…。ということである。



11月に入り、『二年目の映画撮影』を書いているあたりから、
「いちごオンリーではきつい」という気持ちが日増しに強くなる。

おりしも私の好きな競馬が秋のGⅠ戦線に入り、毎週週末に更新するのがきつくなってきていたのである。
そんななか、新聞記事から 第三回競馬予想コンテスト『JRA-VANの鉄人』開幕せまる。
という記事を見つけ出し当ブログでも記事にした。



以下当時の記事を抜粋



『JRA-VANの鉄人が今年も開幕される。

去年は仕事の事情で見送ってしまったが、今年は参加をするつもりである。

ずっと「いちご」ばかりを書いてきたが、そろそろ我慢の限界だ。
この秋、当ブログを毎日チェックしている方は知っていると思うが、
実は秋のGⅠ開幕戦である『スプリンターズステークス』の予想を書いたことがある。

また競馬関連の本として『里中李生』さんの著書を紹介したこともある。

どちらもとある個人的なことで記事全体を消去してしまったが、もったいないことをしてしまったと思い、
今回から改めて競馬記事を書くこととした。 』



不思議なもので毎週競馬記事を入れることで、仕事量は増えるのだが
気持ちにゆとりが出てきた。

この月の後半頃からは、読みやすいレイアウトに気を使うようにもなっていたのである。



このあたりからアクセスカウンタについて考え始める。
やはりブログは見てもらってナンボという感じである。
せっかくブログを開設しても誰も見てくれなければつまらない。
やる気にもかかわってくる。

いまだから明かすが、このブログは開設当時
訪問履歴は作者である『注さん』だけだったのである。そんな状態が2週間くらい続いた。

おりしも当時『いちご』は神展開の真っ最中で喧喧諤諤の論争があちこちで展開されていたため。
徐々に訪問者が増え始め、コメントを頂き、トラバもいただくようになった。

自分でトラバを送る方法も覚え、初心者でもなんとかなることで自信をつけた時期でもある。



そして12月を迎え競馬記事から多数のトラバを頂き、
だんだんと『こーゆーの』の読者が増えてきていることに感謝している。
このあたりで、もうそろそろカウンタを取っ払おうと考えている。
訪問者数の多少など意味がないということに気づいてしまったからである。



今年7月にブログデビューして5ヶ月 『ブログ』や『いちご』を通じていろんな方と接する機会を与えていただいた。
あくまでオンライン上の話だが、こーゆーものでいろんな知識が増えていくことに今楽しいと感じている。

実は『こーゆーの』は もともとFC2ブログの「本・雑誌カテゴリー」に属しているのだが、
ぜんぜん漫画一辺倒であり競馬一辺倒であり、カテゴリーに沿っていなくて恐縮である。


来年あたりからは、私が通勤時に読んでいる本の紹介でも始めてみようと思うのだが
まあそれも全ては『いちご』が終わってからである。


こんな長々と自分とこの感想書いて申し訳ない。とりあえず今年の更新はここまでである。


なおこのブログはコメント・トラバ・リンク ALL FREEである。
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[ 2005/12/31 19:15 ] ブログ紹介 | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第097話 「遅れて来た女」 

『この男女の集まりは…。もしかして合コンというヤツなのでは…!?』

なんで俺がこんなとこに? 
いやそんなことより…。

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「大草!! なんでお前までここにいるんだよ!!」
「なんでって…外村に頼まれて…」
「オマエらいつの間に仲良くなってんだよ」
「外村のおごりって言われたから…って真中が来るなんて聞いてないぞ!?」

またひとり、外村の知略にかかった男 『大草』
女の子と出会い、楽しい時間を過ごし
ホームページにのってくれるためなら手段はいとわない。
それが外村の力。



さて部屋に入って、緊張指数上昇中の真中。
何のことはない、飲み物の注文やエアコンの調整くらいで
もう、もじもじし始めている。


緊張している真中をいたわるように
女の子達から優しい声をかけてもらい
自然に自己紹介が始まる。

t_097-02.jpg
「だいじょーぶー? あたし西園寺めぐみ」
「北原沙恵 高1~。よろしくねっ」
「東尾繭子です もっとテンションあげてこっ!」


おおっと! こっちの『東』もカワイイじゃないの!
今回限りのキャラだってことがすっごく残念なんですが…。


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そして宴が始まる…。
「んじゃ一発目。まず外村くん歌ってみよーっ!!」

「いぇ~~~いっ!!」


こーゆーノリについていけない真中にとって
マイクを向けられたもののどうしていいかわからない。

そこへスッと助け舟を入れる大草。

「…じゃあ俺と一緒に歌おっか。繭子ちゃん」
「えっ!? きゃあっ。ホントですか大草さん…!!」
「えーっ。ずっるぅーい!!」
「あたし、高木さんとハモりたーい」
女子の目がさらにキラキラと輝き始める。


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泉坂高校サッカー部の大草と高木
この二人が来てくれたから、桜学の女の子達も来たわけで。
大草の歌唱力にガックリと打ちのめされながら帰り支度を始める真中。
トイレ行くふりしてこっそり帰ろう…。
としていたら

部屋に飛び込んできた女の子がいた。


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「桜海学園1年A組 南戸唯!! 遅刻してすみませんでしたぁー…って…え?」

「なっなっなっ…唯~~~っ!?」
「淳平!! なんでこの部屋にいるのぉ~~!?」


さっきまで帰ろうとしていた真中だが
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「なっなんてカッコしてんだよ唯!! 
スッスッスカートの丈短すぎだろーっ!!」

唯のスカート丈の短さを心配し帰るのを取りやめる真中。


t_097-07.jpg
「このコ。俺のド真ん中じゃああっ!!」
さっきまですげークールな男だと思ってた高木が…。
無口でシブイはずの高木が…。
彼をここまで熱くさせる唯の色香…。 
こんなギャップ。たまりません。



「ね? 唯けっこーモテるっしょ」
「はいはいマニアにはね」
「それよりチャンスじゃん淳平。
他の女の子ともこの際仲良くなっちゃいなよ。
もしかしたら三人のうち誰か、淳平にピッタリのコがいるかもよ」


この間の軽口の責任。ということなのでしょうか?
「唯も援護射撃するね!!」 なんて言ってくれています。


しかし、合コンになれない真中。
繭子の隣に座ったくせに、話し掛けるのは外村…。

見かねて唯が
「あっ、あっ、えーっと。あのね! 
繭子ちゃん淳平ってホントいいヤツなの!!
周りからもいいヤツだって大評判で…」

「ふぅーん。 で? どんな風に『いい人』なの?」

肝心なところを答えられず雰囲気まで落っことしてしまう唯。
『俺を射撃してどーすんだよ』

そこへ再び助け舟を入れる大草。

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「真中ってフツーっぽく見えるけど、熱いとこもあるんだよな。
コイツね映画が好きでさ。
観るだけじゃなくて、自ら撮ったりもするんだぜ。
女の子をキレイに撮ることでちょっと有名だから、みんなも出演させてもらえば?」

コレよコレ。
この振りで真中の印象度が変わっていく。

「あーなんか聞いたことあるぅ。泉坂高校の…映像研究部!!」
「そうそう! 西野先輩出てたとか言ってたっけ」
「え? なにそんなに有名なのー?」


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だんだん雰囲気がよくなってきて、繭子がこぼしたジュースを拭く一幕。


…。
ありえないよこんなシーン。
こーゆーのってお約束なんですか?


しかし夢のような時間はあっけなくすぎるもので…。


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「突然じゃが、ワシらもこの合コンに混ぜていただこうかの~う」
乱入者は館長と西野…。

実はこのカラオケボックスも館長がオーナーとなっているようで真中たちの部屋の様子は全て把握されていたのである。

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「館長さんがパイを一つ持ってこいって、言った意味がわかったわ。こーするためですよね!? 館長さん!!」
怒り心頭の西野。



結局合コンは館長のリサイタルとなりぶちこわしになってしまった。
唯と大草との帰り道。大草は提案する。

t_097-12.jpg

「今度ダブルデートしよっか! 俺と唯ちゃんと真中と…西野も誘ってさ」



大草が提案したということに少し不安はあるけれど、デートと言う響きに思わず口の端があがってしまう真中。

やはり大草は西野のことをあきらめることができなかったという展開か、
それともいつものようにちょっとだけ読者をやきもきさせてやろうという魂胆なのか
とりあえず次回に続く。









この記事の原作はこちらまで

[ 2005/12/31 03:12 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

ブログ 『痛いニュース(ノ∀`)』さま 

痛いニュース(ノ∀`) 【有馬記念】ハーツクライ優勝、ディープは2着


わたしの拙ブログにトラバ頂きありがとうございます。
って感じで御挨拶ついでに見に行ったら、

ブログタイトル通りすっげー痛い記事を見てしまった…。

t_140.jpg


この写真である。

これ何ケタの馬券だ…?
って数えた瞬間に、まるで私がこの馬券買ったかのような錯覚で青くなった。



つねづねおもう。
なぜこんな馬券を作ってしまうのかということだ。

きっとこの額をドブに捨てても痛くないという方なのだろう。

あるいは、生活のために有り金全部はたいたのかもしれない。

だが小市民な私としては、こういう買い方ができる人は
お金のありがたみが全然わかっていないのだろう。と感じてならないのである。

私にしてみれば年収半年分に匹敵する額である。

なぜ複勝にしなかった…。



というこの記事に対しての私なりのマジレスである。
[ 2005/12/27 03:33 ] ブログ紹介 | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第096話 「恋愛射程距離」 

真中にとって突然すぎる宣言であった。

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「あたしね。高校卒業したらパリに留学するつもりなの」

今年のお正月に家族でパリに行った際。
本場のお菓子を食べて、フランスで菓子職人を目指したいと思ったというのである。


動揺を隠せない真中。
応援してあげたくても、何もかける言葉が見つからない。


缶コーヒーを買いに自販機へと走る真中だが、心の中は乱れに乱れていた。

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『そうだよ…応援してあげなくてどうするんだよ。
俺だって東城に「夢最優先」って言ったばかりじゃないか…。
だけど…』

真中のネガティブ思考は際限がない。

『高校も別々だったのに、卒業したら海外って…。
俺のことなんてどうでもいいんだ。
だって俺達つきあってるわけじゃない…じゃん…
西野が俺のこともし…好きなら…
今以上遠くに行くことなんてしないって思うけど…
俺。遠まわしにフラれたんだろうか…』


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すべり台下のトンネルの中でふたり。
コーヒーを飲みながら沈黙だけが支配する。
言いたいことは山ほどあるけど一度口に出したら
思わず引き止めてしまいそうだから。


そんな真中の様子を手にとるようにわかってしまう西野。

真中にもう一度チョコレートを勧める。
「もう一回食べてちゃんと確認して! 
あたしが作ったチョコレートが留学するのにふさわしい味してるかどうか」

真中に馬乗りしてチョコを食べさせる西野。

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「フランスなんてすぐそこじゃない。飛行機に乗る時間が少し長いってだけなんだから」

「本当に。本当にうまいと思う…」
お世辞抜きに西野の作ったチョコレートはおいしかったのだ。
西野の留学を引き止める理由が全然見つからないくらいに…。


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「そう言ってもらわないとあたしも困るんだ。だっていっぱい愛情こめて作ったんだもん」

えっ? このセリフってどういう意味?
真中の胸が高鳴る。


まだ留学の件は父親に理解してもらっていないけど
これから説得すると意気込む西野。
その心意気を聞き、西野の留学の説得に力を貸すと言い出す真中に、西野の方から抱きついてきた…。

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「ありがとう。淳平くんならきっと応援してくれるって信じてた」


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『キス。 できそうな距離…』

真中さえほんの少し勇気があれば、その思いは成就するはずであった。
だが、できなかった。
心から西野の夢を応援できる時まで…。とプラトニックを貫いたのだ。

真中からそっと西野の体を離し
「家まで…送る…」

だが西野は納得いかなかった様子。
「…つまんない! じゃあ行こっ!!」

西野としては、キスしてほしかったのだ…。
口には出さなかったけど。きっと間違いなく。


『もっと時間が…そうだよ。西野、もっと時間くれよ。一年後に留学するなんて言わずに…』



家に帰ったらまだ唯がいた。
そして唯にきつい一撃をかまされる真中。
「淳平に比べて、女の子たちのレベルが以上に高いんだよ」

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「そおでしょー? 東城さんも西野さんも頭いいし美人だし。
でも淳平ってなんちゅーか、見た目も中身もフツーってゆーか平凡っゆーか…」


唯ちゃん。よく言った!!
キミだけが代弁者だ!!
もっと言ってくれ。



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さつきの進路希望は「お嫁さん」…。
「あたしは好きな人に一生尽くすことが一番の夢なのよーっ!!」


これでヒロイン達の進路が出揃いました。

○東城は真中と同じ大学に行ってまた一緒に映画を作るのが夢
○西野はパリに留学して菓子職人になるのが夢
○さつきはお嫁さんになって好きな人に一生尽くすことが夢


真中は昨日の唯との一件がこたえていたのでしょうか。

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「もーよくわかんねぇ! ただひとつ言えることは俺は西野や東城やさつきとは釣りあわない人間だってことだね」

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「あー。まぁ。確かにそーかもな。 じゃあさ。いっそのこと全て忘れちゃおうぜ!!」


その週の日曜日。外村が真中を元気付けるために連れて行った場所はカラオケ。

ただ、真中と外村以外にももっと人がいるようで…。

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「ウチの学校の男4人と桜学1年の女子の集まりだって」

「やだーっ。外村さん遅ーい」
「あれーっ。その隣にいる人だぁれー?」

『こっ。これは…もしかして合コンというヤツなのでは…!?』








この記事の原作はこちらまで
[ 2005/12/27 02:52 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第095話 「SWEET GIRL BITTER LOVE」 

ヒロイン達からバレンタインチョコをもらった真中。

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東城
さつき

ちなみ

なんだかんだでいくつかチョコレートをもらえたけど

まだ気になるあのこからのチョコがまだ…。


それは。

西野からのチョコ。
今年こそは直接もらえるかもと期待してたのに…。


時計は6時3分…。
真中は意を決して『パティスリー鶴屋』へ出かける。


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女性客でごった返している店の中で、西野はまだ接客中であった。
「つかさちゃんならまだ働いてるぞい。ワシもつかさちゃんのバレンタインチョコレート期待しとるんじゃが」
と館長がすでに店の前に張っていた。


その接客姿を見て、家に帰ろうとする真中。
『あれじゃ当分、俺に連絡できないだろうし、自分から行くのも催促してるみたいでカッコ悪いもんな…』


帰り道。
ネガティブな考えは真中の胸に広がり
昼の電話はチョコレートあげないっていう内容だったのではと広がり始める。


そんな真中の目に映ったのは本屋で雑誌を立ち読みしている東城の姿だった。

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「あ…え…えっと…こ、こんばんは。も、もしかしてまだ家に帰ってないの?」
「う、うん。ちょっと欲しい本があったから。」

なんてぎこちない二人でしょうか。見ていてハラハラしてきます。
もっとハラハラさせるのは東城の読んでいた雑誌。

女性向ファッション雑誌(?) 「Strawberry」

『へー。東城もこーゆー雑誌読むんだ…。  …って告白特集~~~!?』

あわてて雑誌を背中に隠す東城。

突然緊張し始める真中。


そして真中は東城を家まで送っていくと申し出る。
暗くなってきたし、チョコレートのお礼も兼ねて。


会話はチョコの味の保障から始まり…。

「西野さんは料理上手だもんね。こーゆーのって才能なのかな」
「別にいーじゃん? 東城だってすげー才能持ってるもん。小説書くっていう才能をさ!」

「・・・あたしは料理が上手な方が得だと思うけど」
「そんなことねーよ!! これからももっとたくさん小説書いてくれよなっ!?
できれば映研第三作目の映画の脚本もさ!!」


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「コンクールだってちゃんとした賞とれなかったもんな。今年は俺優勝目指す!!」

「俺はいつでも夢最優先に生きてくんだ。自分が本当やりたいことやってんだから誰にも文句は言わせねえ!」


これが今の真中の将来に対するスタンス。
受験があろうが、自分の好きな映画作りに没頭したい。


それも聞いた東城も自分の将来を話す。
「あたし…決めた」


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「真中くんと同じ大学に行きたい。あたしの夢は、真中くんと一緒に映画作ることだから…!」

「小説はいつでもどこでも書けるわ。
あたしもっともっとたくさん真中くんと映画を作ってみたいの」


東城は真中と共に歩んでいくという意思表示だ。
告白のような余韻をうけたのは私だけではないよね?
夢の共有と、進路の共有は東城なりの告白の形だったのではと考えます。


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だってこんな表情見たら、東城なりの告白でしょ?


真中が部屋に帰りついたとき、唯が告げたひとことが再び真中を走らせる。
「わーっ。淳平残念! 今ね、西野さんから電話があったの。もうねホント今!!」


西野からチョコをもらいたいがためにここまで走る真中…。
冷静に考えれば折り返しの電話が筋ではないだろうか。
しかし真中はいきなり西野の家を訪ねる方法をとる。


西野の家の前で立ち往生していると
「ちょっと。ウチに何かご用かしら」
「わあっ」
西野の母親に声をかけられる。

「? つかさのお友達? つかさはまだバイトだと思うけど」
「いえ! いいんですお母さん! あっ『お母さん』って言っちゃった。とっ、とっ、とにかく失礼しまっス!!」

不審者寸前の真中。
次に走って向かった先は『パティスリー鶴屋』だがすでに閉店していた。


ここでやっと電話して連絡とればいいことに気付く真中。
しかし家に帰って電話してみても西野へはつながらない。

ベランダに出てみると雪がちらつき始めていた。
「うわっ雪!! どーりで寒いわけだ」

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そしてなにげなく下の公園に目をやった真中は
ブランコで待ちぼうけしている西野を発見する。


昼の電話の一件以来、ふたりは(いや正確には真中だけ)何度かすれ違ったが
ようやくめぐりあえた。


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「やっと会えたね」

「じゃあ。チョコ渡すね!」


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「はい淳平くん」
「…。ありがとう」


西野から初めて手渡しでチョコをもらった日。

だが西野はこのチョコに自分の将来への可能性を込めていた…。

そんなこと当然知るはずもない真中はチョコひとかけら口に放り込む。

「…すっげーうまい…!!」
「ホント?」
「ホント!」
「ホントにホント?」
「つーか外国のお菓子みたい…。世界にも通用するよ、このチョコレート」
「サンキュ。すごく自信ついた…」


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「あたしね。高校卒業したらパリに留学するつもりなの!」


西野の進路は留学…。
それもフランスへ。

西野の力強い宣言に声どころか顔色まで失う真中であった。








この記事の原作はこちらまで
[ 2005/12/26 01:47 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

2005年12月25日付 ●ブログ 『マンガがあればいーのだ』 さま 

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以下『マンガがあればいーのだ』さまより抜粋

『クリスマスの夜、一人寂しくネトラジが開催される・・・
その名も「いーのだ。クリスマス1.5(いちご)ナイト」
聖なる夜に世に産み落とされたんだから、
聖なるご加護があってもいいんじゃないかなぁと思いつつ過ごしてきた26年間。
今年のクリスマスの夜も一人っきりな可哀相な子と過ごしてみませんか?』





2005年12月25日  21時40分ごろ

そのゲリララジオは秘密裏に開催されていた。

趣旨としては29日の予行演習ということなのだが
クリスマスの夜にこの企画は正直嬉しかった。


この調子で本番も頑張っていただきたいものである。


掲示板を読んでいただければお解かりだが
私が結構ワルノリしてしまっている部分もあり赤面の至りである。

次回のラジオには事前準備を終えてから、マッタリと楽しみたい。
[ 2005/12/26 00:43 ] ブログ紹介 | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第094話 「届く気持ち 届かぬ想い」 

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扉絵。

時はバレンタインデー目前。
ヒロインたちがそれぞれに想いを形に込めるべく買い物に余念がない。

テアトル泉坂も、バレンタインに便乗すべく
恋愛映画を上映する予定である。


バイトの帰り。真中は西野と一緒に帰る。
これも全ていつもの当たり前の生活。
気のせいか西野からチョコレートの匂いがしてくる。

去年のバレンタインデー。
西野からのチョコレートと知らず、
玄関先に置かれたチョコレートをさつき手作りのチョコと思い
食べた真中にとって、西野からのチョコは直接もらいたいのである。


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『ああ神様。今年こそ、この娘の手から直接チョコレートがもらえますように…!!』


そしてバレンタイン当日。
なぜか毎年この日だけは男子生徒の様子があわただしい。


小宮山も机の中の掃除に余念がない。
そういう行事に縁遠い面々も一応チョコもらうために早く登校してるワケである。


そこへ小悪魔『ちなみ』が登場し、そんな面々の目前でチョコを渡す。
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「はいっ。真中さんっ! ハッピーバレンタイン」

一瞬で周囲の空気を凍らせるこの演出…。



「どうしたんです? 早く受けとってください」
「な、何で俺に…?」

「ちょっと待ったー!!」 と小宮山。
「俺だって映研の先輩だよな!? 
てことは、それが義理チョコだとしたら、俺の分もチョコあるのー!?」 と質問するが。

ちなみの一言は周りの空気よりも冷たかった。


「ありません」


しかしこのチョコには、『爆弾』が入っていた…。
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『ちなみがホワイトデーにほしいもの』 とリストアップされた手紙入り…。 
お返し狙いのバレンタインチョコ…。
こんなのを食べた日には、何倍返しをする必要があるのであろうか…。



ちなみにチョコを返すべく廊下に出た真中の目に写ったのは
さつきとそのファンである運動部の面々との
廊下で派手な追いかけっこを演じている姿である。


さつきは運動部の面々にもチョコを用意していたのである。
義理とはいえ1個100円を30個も用意したという。

「みんなチョコには縁なさそーな奴ばっかだし、ここまで慕われちゃ…ね」
「そーゆーとこが、みんなに好かれる理由なんだろうな」
「アイツらは多分手をさしのべてくれる女なら誰でもいいのよ。
女に免疫ない分かまってもらえただけで、好きになっちゃう!」


…さつきの優しさが垣間見えるシーンですね。

そしてもちろん真中の分も忘れてはいない。
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「はい! 真中。チョコレート!!」



「あたしだと思ってやさしく食べてね」


…。
どういう意味だよ!?



真中用のチョコとして、別枠で取っておいたはずだが正直自信がなかった。
というのは運動部の面々はさつきの用意したチョコを箱ごと奪い取ってしまったからである。

案の定。真中の手には運動部用の義理チョコ…。
本命用はラグビー部のキャプテンの手に入っていた…。

キャプテンの歓喜の号泣シーンが私としてはツボである。
「さ、さつきちゃん。ひそかに俺のことを…」



そして真中は教室前に戻り、東城を見かける。
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「あれーっ。東城」

急に呼びかけられた東城は、そのままバランスを崩し転んでしまう。
せっかく夜中の2時までかけて作った包みを落としてあわてふためく。

t_094-07.jpg
「ま、真中くん。あの…これ…。よかったらもらってください」

このセリフの前に 「あっ、あたしのは義理じゃな…」
と思わず本音を口走るシーンがまたいいんですっ!!
かわいいよなぁ東城…。



今回の話で一番傑作なシーン。
落としてしまったチョコレートケーキの安否を確認する二人。

t_094-08.jpg
「わーっ。チョコレートケーキの上でクマがエッチなことしてるー!!」
言った外村の天才的ツッコミが最高によい。

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「とっ。とにかくそーゆーイミじゃないからっ…!」


…。
どういうイミだよ!?


浮かれている真中を尻目に、
外村の携帯に西野から電話が入るが
「電波悪いからまた電話する」と伝言を残して切れてしまっていた。

その後も電話は鳴らず、気になってしょうがない真中。
チョコを催促するみたいで格好悪くて電話もできない。

去年のように玄関先にチョコを置いてあるわけでもない。



そこに玄関チャイムが鳴る。

西野が訪ねてきたと早合点し、勢いよくドアを開けるが。

t_094-10.jpg
唯だった。
「淳平! これ一緒に食べよ~っ」




西野からの電話の内容が気になってしょうがない真中。

PM5時50分
西野からの電話はまだない…









この記事の原作はこちらまで

[ 2005/12/22 13:16 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

ブログ 『マンガがあればいーのだ』 さま 

私が『いちご』のレビューを開始するに当たって、
いろいろなホームページやブログを訪問したのは
過去記事を読んだ皆様ならすでに御承知のことであろう。


なかでもこちらのブログには、とにかく衝撃的な印象を受けたのである。


まず管理人『たかすぃ』さんの西野つかさに対する熱い想いは

他の方より群を抜いていた。



それだけではない。
この方の書かれる熱い想いは読む者を確実に虜にするパワーがあるのである。

『いちご』のみならず 
恋愛コミックのレビューを書かせたら私の知っている範囲では随一である。

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』のレビューに至っては
思わずコミックを買おうと、
読む者のココロを揺さぶる素晴らしい文学センスを持っているのである。



そんな『たかすぃ』さんが、年末も押し迫った
12月29日(木) に 22:00~01:00の3時間、
再び我々のためにネトラジを開催してくれるのである!!


…間違いなく要チェックである。


『◆いちご最終巻発売記念!最後のいちご語りINねとらじ。
 このネトラジ放送直前にジャンプに掲載される河下先生の最新読み切り、
 「氷姫奇憚」の音声レビューも!』



こんな先行記事書かれたら、最新読みきりチェックしたくなるじゃないですか!?

また『いちご』に関してはこれが最後とあるので、
どう考えてもこの晩だけははずせない。

『いちご』好きの
『いちご』好きによる
『いちご』好きのための この夢のような3時間…。


私はなんとしてでもこの時間を共有する決意である。
翌日。朝7時に仕事が入っていようと…。


rajio100-2.jpg




「らじお100%~いーのだ。ラジオ2~」開催決定!



詳細はこちらから。

全ての『いちご』ファンはここへ集え!!





前回リアルタイムで聞いていた私としては、
あの『グダグダ感』と言いつつちっともグダグダしていないラジオに
今回はどんなことを話して、語って、暴走してくれるかが楽しみなのである。


願わくば、掲示板のスレッドはひとつだけにして欲しいのだ。
ふたつもみっつも同時に読めないうえに更新速度が尋常ではないから…。


また深夜ということもあり防寒対策や、酒の支度にも余念がない。
…なんか、遠足前日の子供のような心境で当日を期待しているのである。
[ 2005/12/20 01:18 ] ブログ紹介 | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第093話 「さつきタイムリミット!!」 

夕飯時。
親が食卓に並ぶ肉をめぐってケンカを始めたら、
それを子供はどういう気持ちで眺めるだろうか。

まして肉の取り合いではなく、しゃぶしゃぶとして食べたいのは『豚』か『牛』かというレベルの会話では…。

さらにそんな他愛のないケンカから『離婚』という単語まで飛び出した日には…。




今回の話は、そんな庶民的家庭に起こったある悲劇を紹介する。


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いつものように登校した真中にぴったりと抱き付くさつき。
「いいから離れろよ~~っ。おまえは子泣きジジイかっ!!」
「や~~~だ~~~っ」


ここまではいつものありきたりの風景だが、今日のさつきはいつもと違った。

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「あたしが真中の前から、もうすぐいなくなったらどうする?」



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「今週いっぱいで、あたし転校することになっちゃった」

転校!?
真中の目がシリアスになる。
ショックを受けていたのだ。


さつき独特のギャグかと思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。
さつきの両親が離婚することになってしまったという。
少年誌にしては随分とシリアスすぎる話である。


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「だから。残りあと2日で勝負に出る!!」
さつきとしては、最後に真中と思い出になることをしたいようである…。

「もう一度キスくらいしてから旅立ちたい。…まっ覚悟しといて真中!!」


こんなさつきにだったら、せめて最後に思いをかなえさせてあげたら…。
っていうのは卑怯な考えでしょうか…。



その日の帰り。
真中からさつきと一緒に帰ろうと誘ったらしく、さつきは嬉しくてはしゃいでいる。

真中としては、さつきの両親の離婚というのはどうしても納得いくものではないらしく、事実を確認してみたくなる。

「あのさあ。マジで離婚すんのかよ、さつきの両親。」
「そーだよ。なんで?」
「ウチも昨日。夫婦ゲンカして離婚だーって騒いでたからさ」
「ウチは本気なの!! お母さんなんて今日離婚届もらってくるってはりきってたもん!!」

真中家のケンカの結果としての離婚騒ぎとは違うようだ。
母親に引き取られることとなり、
次の日曜日には長崎へと行ってしまうさつき。

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「へへ…」
と笑うさつきとももう会えなくなる。
来週の今頃にはさつきはいない…。
いつも当たり前のようにそばにいたさつきがいなくなる…。

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「目に焼き付けておきたいの。好きな男の後ろ姿」


…さつきがステキだぁ!!
普段とのギャップがすごくイイッ!!

思わず涙ぐんだのは、さつきや真中だけじゃないはずだ…。



そして別れのときがくる。

校舎を眺めながら、初めて出会ったときを思い出すふたり。
補欠合格で校内放送で呼び出されたあの日。

「…あの頃はまだ、真中のことこんなに好きじゃなかったな」

「卒業するまでは、こっち残るってのはダメなのかなあ」

ふたりだけで別れをしようとしていたのだが、
運動部の面々が一斉に地鳴りをおこす勢いで
さつきとの別れに駆けつけたからたまらない。


さつきファンの運動部の面々。
そしてさつきを大切に思う映研の仲間たち。
みんなさつきの事が好きなのだ。



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「あたしってさー。泣き顔全っ然、似合わないでしょ?」

「だからみんな笑ってよ」


みんな泣いていた。
別れたくない。
悔しさ、哀しさ、寂しさ。
涙の粒の一つ一つにそれぞれの思いが詰まっているのだ。





そう、感動的な別れのシーンとなるはずだった…。
このページを見るまでは…。

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「えーっ!! 離婚するのやめたぁ~~~!!?」

離婚の原因が真中ん家と同じような
『すき焼きに入れる肉は牛か豚か』で離婚寸前になる家庭。

そして解決策は仲直りのしるしに贈った指輪…。



庶民的生活バンザーイ!!

流した涙はどう責任とってくれるんだよっ!!








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[ 2005/12/19 08:20 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第092話 「ナンバー1」 

修学旅行も終わり、クリスマス、正月と夢のような出来事があっという間に過ぎた三学期のその日。


「進路選択」という大きな問題に真中たちは直面する。


3年次に選択する授業科目の一覧表が配られると、高校入試時に補欠合格だった面々は、いよいよ真剣に今後のこと考えざるを得ない。


『いきなり現実に叩き落された気分だ…』
と真中も真中なりに今後のことを考え始める。


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「やだーっ!! 受験勉強なんて始めたら高3で全然遊べないじゃーん!!」


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「5月になったら真中18歳だし、この際あたしたち結婚しよ!!」
…そうか。そういう進路もありなんだっけ…。
当時学生だった時期には考えもしなかった進路である。


そんな提案にのって来ない真中にさつきは言う。


「ねぇ。もしかして東城さんと同じ大学狙ってんの?」
「そんなこと考えたこともねーよ!!」
「そっか。東城さんの方が真中に合わせる可能性もあるわね…」

まさか大学まで東城は真中に合わせるだろうか…。
可能性は無いとも言い切れない。
彼女は高校進学の際、『桜海学園』に受かったにもかかわらず、
泉坂高校に入学したのである。


中学時代、勉強会を行っていなければ。
あの時出会っていなければこの生活は無かったかもしれない…。
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そう思うと、東城の誕生日にはちゃんとした物をあげたいと考えてしまうのである。


そして東城の誕生日当日。
朝一の学校の下駄箱で東城を待つ真中だが、先客がいた。

天地である。

授業の始まる一時間も前に来てひっそりと東城を待っていたのに、プレゼント渡す先を越された悲しみ。

真中と東城はクラスが違うため、この後は時間がなかなか取れないのである。


…もっと渡すのであれば効率のいい方法だってあるのだが、
そんな方法よりも感情から先走ってしまう17歳の真中である。


○教室まで行って東城を呼び出してもらうのも恥ずかしい。
○映研も活動していないから部室にも来ないだろうし。
○廊下でばったり出会っても、隣に友達とかいるとなんとなく言えない。


結局そのまま時間だけが過ぎ去り、生物室での授業中のことである。

宿題のプリントを教室に忘れた真中は、授業中教室までとりに戻る。
廊下を走る真中に見たことのある後ろ姿が目に入る。
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『ん? あの後ろ姿は…』

その瞬間。廊下にかけてあったワックスに滑り…。


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東城を転ばせてしまう…。
刺激的すぎるポーズだ。
しかもブルマ姿でこんな…。
真中の気持ちじゃないけど、「もう一回転んでっ」て言いたくなりそうなポーズ。


どんな形であれ、やっと東城とふたりだけになり、プレゼントを渡せた真中。
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「東城これ! 誕生日おめでとう!!」
「う、嘘だって…。あたし真中くんに誕生日の話したこと一度もないよ…?」

じわ…っと浮かぶ涙が、東城の一番かわいいところですね。

けど鈍感な真中、涙の理由はコンタクトのせいだよな?
などとこの一番大切なところを軽くスルーします…。


プレゼントの中身は、『DVD』 
今のところ真中にとってナンバーワンの映画である。

そのプレゼントをもらって感極まった東城は言う。
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「今日…。いっしょに帰ろ!?」

その声を聞き、なぜか真中の脳裏に浮かんだのは
修学旅行でのキス未遂シーン。
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ふたりでの下校。
だが、真中はこのふたりで一緒に帰る何気ないことが
今日にかぎってやたら恥ずかしかった。
そう。真中は『もしかしたら東城からのお礼にキス…』などと妄想していたからである。


何気なくプレゼントの話題となり、天地は東城にブランド物の時計をくれたと知る。


突然みぞおちを殴られたような気分になる真中。
プレゼントの金額の差に天地の東城への想いの深さを知り
何かを話している東城の声さえも今は耳にも届かず…立ち尽くしていた。


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ようやく我に帰った真中の手を引き、どこかへ走り出す東城。


ついた先は、高台。
街を一望できる風景に、風に吹かれたい気持ちになった東城が
真中をつれてきた場所…。

「高いところってやっぱり気持ちいいよね。
風に吹かれたい時は、眼鏡はちょっと邪魔なんだ。」


「真中くんのプレゼント。あたし本当に嬉しかった。」
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「あたし。真中くんの『一番』をもらえたから…」

ちょっと風が吹いたら…。いや吹かんでもいい。
綾ちゃん。
キミ、今すごく無防備すぎ…。
下着が見えるって…。

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…ほらね。
せっかくいいシーンになりそうなのに、いつもこういうパンツシーンで読者を煙に巻く…。

でも東城も下着を見られたくらいでは
動じなくなってきているようなこの表情が不敵です。


こんなシーンに隠れて、真中が
『西野とさつきに会ってなかったら、間違いなく東城が一番なのに、だって全ては東城から始まったんだから…』
などと思っているのは、正月に遥さんに『健全』と言われたからだけではないでしょう。


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服の裾をつかんで歩く東城。
これが彼女なりの線の引き方なのでしょうか。

でもこの微妙なほどのもどかしさが、読者として歯がゆく思うのだ。

(なまじラストを知っているだけに!)








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[ 2005/12/18 18:35 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第091話 「触ってみる?」 

今年の正月は絶対西野と過ごせるって思い込んでたけど。
『ごっめーん。あたし今年は両親とパリで年越すんだー』
…ということで、真中は新年早々テンションが下がっている。


コンビニ行って立ち読みしようと通りに出ると、着物姿の東城を発見する。
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声をかけようとしたら、天地も一緒だった。
「な、なんで東城と天地が…!? 
ももも、もしかして一緒に初詣に行ったなんてゆーんじゃ…」


「えっ、あっ、ああ。ま…まあそーゆーとこかな。なーんて…」と天地。
「違う、違う。そこのコンビニでたまたま会っただけだから」
珍しくきっぱりと言い切った東城。
少しは天地の扱いを覚えたのでしょう。


この着物は親戚のお姉さんから借りたものだという。


「すげー似合ってると思うよ…」と真中の誉め言葉に。


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「え…」と言いつつコンビニで買った荷物を落っことす東城。



そして話の展開は東城の家に遊びに行くことになる。


真中の家よりもぜんぜん広い玄関。
両親は会社のお得意様に新年のご挨拶、弟は外出中。


それにしてもこの作品のヒロイン達は生活水準が高すぎです。

 
「遅かったじゃん。綾、どこうろついてたの?」
そして親戚のおねーさんが登場します。

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「うわっ。こりゃ一大事! 綾がオトコ連れてきたーっ」


トレーニングルームでの運動後の姿そのままに、
人前でも遠慮なく肌を露出する親戚、『東城 遥』
自称「ミスキャンパス」で今年22歳のいとこのおねーさんだ。


このおねーさんにかかれば普段からおとなしい東城のいろんな顔が見れる。
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さっき落っことした買い物袋の中にはつぶれた肉まんが入っていた。
「何これぐちゃぐちゃ。
綾ーっ、アンタまたころんだんでしょーっ。
そうだ…キミこれあげるから、今から肉まん買い直してきてよ」


外の冷たい空気にさらすわけにはいきませんと。
フェミニスト天地はおつかいを買って出る。


「それにしても美しいお姉さんだね、
それに親戚だからか綾さんによく似ている。えーと…わかるかな…その。
とどのつまり綾さんは美しいということを言いたいわけで…」
などとごにょごにょ言ってしまう天地。
思ったことすぐ口にする悪い癖は、もう少し咀嚼してから言えと突っ込みをいれて、次にうつりたい。


そんな天地の様子を見て、天地とはまるっきり反している真中を煽る。
まるでちょっとしたおもちゃでも扱うかのように…。


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「モテない男でも女に免疫あれば恋愛に自信がつくってもんでしょ。どう?」


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「キミに女の扱い方トレーニングしてあげようか」
「え、ええ~~!?」


「なに? おびえてるの?」
「だって、その…」
「うふ。かわいい」



「あたしの肌…。触らせてあげるね…」



「……あっ」



「んっ。そんな…」



「あっ! そこ! そこ、すごくいい…っ!!」



遥さんの肩もみ。
しかし、真中にしてみればこんなに長い時間女の人に触れるのは初めての経験である。
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…この人は大人で、この背中は俺の知らないこともきっといっぱい知っていて…


「…どうしたの。意識してるの?」


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「そのまま手を下ろして触ってみる?」
「え…」
「知らないでしょ。女の人の胸がどれだけ柔らかいのか」


東城の親戚だけあって、
よく似た眼差しで見つめられてドギマギを隠せない真中。


「早くしないと綾が来るよ!?」
強引に真中の手を引きこむ遥だが、真中は己の欲望に打ち勝った。
「かっ、肩だけならいくらでも揉みます!! でもやっぱり好きでもない男に胸とか触らせちゃダメだと思います!!」


とかなんとか言いつつ偶然にも何度か女の子の胸を触ってしまった男のセリフとは思えないのが苦笑するポイントである。


「今の高校生の男の子なんて下半身のみの生き物かと思ってたけど、キミ。
なかなか純情なのね。気に入ったぞ!!」


「で、やっぱアレなんだ。キミも綾のことが好きなわけ?」


「情けないけど、俺。好きな娘、一人に絞れなくて…ホント、ダメ人間かも…」


真中自身でもわかってはいたんだ…。
このままじゃいけないって事…。


しかし遥さんは言う
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「だいじょーぶ。キミはじゅーぶん健全だ!!」


「世の中には深く考えずに何人もの女とつきあえちゃう男もいるんだよ。 
でもキミはちゃんと悩んでるもん。今のうち大いに悩め!! 若者よ!」


真中と遥がいつのまにか仲良くなっているのを見て、東城は大いに動揺する。
なんにも無い廊下を滑って転んでしまう…。


庭で羽根つきをしている真中と天地を見ながら、遥は切り出す。
「…ねえ。綾はどっちの男の子が好き?」


「ちょっと頼りなくても、素直で優しい男の子が似合うと思うよ。」


すぐに真っ赤になってしまう東城。
ホントにわかりやすい女の子です。

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今はまだ互いの気持ちが、わかりあっているものの通じ合っていない二人。
このもどかしい関係のまま、『いちご100%』は最後の一年間に突入していきます。








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[ 2005/12/14 19:52 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第090話 「サンタクロースがいっぱい!!」 

外村はひとりパソコンの前でうなっていた。
彼の運営する超巨大美少女サイト『めろん100%』の
トップページ画像を何とか更新したいと考えていたのである。

文化祭のときのままのトップページでは季節感が足りない。
あいにく修学旅行ではこれといったネタもなかったたため、
「ここは一発。また彼女達に一肌脱いでもらわねーと」
目的のためには手段を選ばない男。 
今回はいったい何をしてくれるのであろうか。


修学旅行も無事に終わり、季節は進んでクリスマスイブ目前。

外村はさっそく真中に相談を持ちかける。
「クリスマスイブにバイト?」
「そっ。ちょっとした知り合いに頼まれちゃってさ。人手足りねーんだ。
ほら。文化祭の賞金も戻ってくんのか怪しいし…部費!! 
部費貯めねーと来年映画作れるかわかんねーぜ?」

真中がクリスマス誰と過ごしていいか決められないことまで口実にあげて、
このバイトに女子を巻き込んでしまえば、みんなまとめて相手できるぜ。とまで忠告してくれる。
なんてうまい交渉術でしょうか。


その話にいちはやく乗ったのはさつき。

内緒にしておく話であった、西野とのふたりきりの修学旅行の件がさつきにバレていたようで
さつきとしてはこのチャンスを逃す手はないのである。

そしてクリスマスイブ当日。
外村の持ってきたバイトの話は、『テアトル泉坂』の前でのケーキ販売…。

よりによって『パティスリー鶴屋』の近くでケーキの販売なんて…。
真中はあきれていた。
『西野に見つかったら気まず過ぎだよ~~!!』

そんなことをすでに想定していたのか外村にはまだ手があるのだ。
「だからウチは違う味で勝負すんだよ」


そのうちになぜか続々と集まってくる男性客…。
忙しくなり手がまわらなくった真中の見たものは

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「みなさぁーん。おいしいクリスマスケーキですよぉーっ」

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「あたしたち体張って売ってます。ヨロシクーッ」

サンタ衣装に着替えて売り子をしているヒロインたち…。


「このケーキ売り切らないとテアトル泉坂が潰れるって聞いて…」と外村にだまされた東城。
「バイト手伝ったらケーキ食べ放題」と食い意地につられた唯。


「大体そんな短いスカートはいちゃって! いーから着替えろ!!」
唯に対してはちょっと厳しい真中。
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「心配しなくても大丈夫だよぉ ちゃんと毛糸のパンツはいてきてるもん」


この姿に鼻血を噴出す映研男性陣はいかがなものであろうか…。
それどころかその姿を見ていた年配の男性客が、
「娘の成長にドキッとした瞬間を思い出した」とか言い出すからたまらない。


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そんな唯の販売模様にメラメラと闘志を燃やすさつきとちなみは
それぞれのセクシーアピールでケーキを販売していく。


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東城は彼女なりの偶然からの必然で…。


『パティスリー鶴屋』の客足が気持ち減ったような気がすると、西野が外に出てみると…。
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「あっ!! 向こうのケーキ屋にもかわいい女の子がいるぞーっ!!」
「キミはどんな特典ついてんのーっ!!」
この街の男性はみんな変態か…。


販売も大好評で奥の事務室へ在庫のケーキを取りに行く真中。
映画館にも人が入りホクホクの館長。
しかし、今回の話はまだそんな簡単には終わらない。


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ヒロインたちが販売するステージである机が重みで崩れたのである。
「きゃあっ!!」
「いった~~い!!」
「なんでいきなり机がこわれるのーっ!!」


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色香目当てで来た客の群れに、ヒロインたちの下着がチラッチラッと見えてしまえば…
「こ…こんなサービスもあるんだ…」


「頼むからもう一回転んで~~っ!!」
「俺たちケーキたくさん買うからーっ!!」

変態達が暴徒と化したのである。


あわててヒロインたちは奥の事務室へと逃げる。
ホールに逃げては映画鑑賞中の男性客がいる。
しかし事務室にはケーキの在庫を搬出しようとしていた、外の騒ぎを何にも知らない真中が…。


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巻き込まれた…。
むぎゅううっ というたいへんオイシイ状態のなかへ。


事務室の鍵は壊れていたためドアを押して開くのを防ぐしか方法がなかった。
しかし暴徒たちは事務室の前まで押しかけドアをこじ開けようとしていた。


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…なぜこういうことになったさえ知らぬまま、
ただひとり、胸の感触や彼女たちの体温を感じて理性を飛ばしそうになる真中。


そしてその結果。
ドアを押しあう力が建物全体に伝わって…、
テアトル泉坂の看板が落下してステージやケーキ販売のブースを押しつぶしてしまう。


その結果やっと危険を感じた暴徒たちは逃げていく…。

幸いケガ人は出なかった。
しかしなんという街の住人であろうか…。


オイシイ状態のど真ん中にいた男は酸欠で死にかけていたようだが、
そこへもっと怖いコがやってきた。


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「こんなところでケーキ売ったりして…淳平くん! どうしてウチの営業妨害なんてしたのかな? ん?」


「しかもみんなにそんなカッコさせちゃって! あたしまで追いかけられたんだからねーっ!!」

怒りの「パイ投げ」ならぬ「ケーキ投げ」…。
外村の策略に映研一同してやられたのである。


翌日クリスマス当日。
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「とりあえずトップページはクリスマスバージョンに更新できたけど、クリスマスって今日までだからまたすぐ画像変えねーとダメじゃん!!」








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[ 2005/12/12 14:54 ] いちご100% | TB(0) | CM(1)

いちご100% 第089話 「抱いてアンダーワールド」 

ふたりきりの修学旅行を楽しむために、真中たちが考えたのは『生徒の入れ替え』である。

西野とちなみが入れ替わるのだ。

うーん。ちなみはこのために来たのか…。
河下先生のこの伏線は見事だね…。こんなこと考え付かなかったよ。


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「おまたせ」

そして西野のセーラー服姿は いま、ここだけでしか見れないっ!!

「じゃあ、あたし今日の班行動の間この人と一緒にいるから、あ、あとのこと頼むねトモコ」


そして何よりすばらしいのは、トモコさんだ。
この行為がいけないことだとはわかってる。
場合によっては連帯責任を負うこともあるだろう。
しかし、友達のために危険をかぶる…。

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「楽しい思い出作ってきなよ!!」
オトナです。素敵です。惚れそうデス…。


そしてデートコースとして真中が選んだ場所は『集恋神社』 
知る人ぞ知る恋愛成就の神様を奉る神社である。
完璧にエスコートして最高の思い出を作るつもりだったのだが…
そこは来るだけで2時間もかかる穴場であり、他にはどこにも寄れない。


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そして人影もない神社に着く二人。

そう。ここでふたりは恋愛成就の神様に誓いを立てる予定だったのに…。
好事魔多し。

なんと桜海学園の先生がやってきたのである!
桜海学園に侵入したときにナギナタを振り回していた先生です。

「とりあえずどっか隠れないと…」
慌てて境内の下にもぐりこむふたり。


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「どわっ!!」
ちなみの短いスカートを西野がはいたらもっと短くなるわけで…。


普通こんなに人気の無い神社で大声出したら先生に気づかれて当然なのに、
おまけに「西野」とか呼んでるし…。

幸いにして境内の奥の暗がりまで潜り込んだため
見つからなかったが、
ふたりは境内の下で重なり合っていた…。

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「ごっ、ごめん重かった?」
「コラ! どさくさに紛れてどこ触ってる!」


このままでしばらく過ごしていたい最中に
「いいから外覗いてみて!」 と叱る西野。
様子を見に境内の下から出てみた真中だが、今度は黒川先生がやってきた!


「どうして戻ってくるの!?」
「こっこっ、今度はウチの学校の先生が来たー!!」


あわてて潜り込む真中、
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今度は西野と密着である…。


「いっ、言っとくけどこんな所で変な気持ちにならないでよ!?」
一生懸命に、真中なりにそんな気持ちにならないようにしているけど…。


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「ねえ あたしの方が変な気持ちになってたらどうする…?」


すでに色香漂うそんな顔で見つめられたら…。

それに西野からの誘惑はいまが初めてではない…。

「…西野」
真中が動いたその瞬間…!!


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この神社を出るタイムリミットに設定したアラームがなってしまう。


「ごめんね アラームなんてセットしなきゃよかった…?」


この旅行中。旅に出た開放感からでしょうか。不思議なくらい女の子がみんな積極的です。

「~~そっ。そんなこと…」と強がり言いながらも
惜しかったなぁーっていう真中の後ろ姿が哀愁。


せっかく来た恋愛成就の神社。
真中は当初からの予定通り『縁結びのお守り』を購入する目的だった。

「ちょうどよかった! えーとこの1000円のひとつください」
「え!?」

西野は清水寺で買ったお守りを落としたことを伝える。
「…ほら、例のあの時…びっくりしちゃって、そのまま落として行っちゃったから…」


実は西野の落としたお守りは、真中が拾っていたのである。
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「ほら…このお守りだろ?」
「…うそ…」 


落としてしまった以上。もう手元には帰ってこない。
あきらめていた西野の前にあのときのお守りが手渡される。


お守りの効果かはわからないが、西野の落としたお守りを拾ったことで、
いまこうして二人だけの修学旅行を楽しんでいる。

そーゆー風に考えるとそうなのかもしれない。

相変わらず西野の態度はビミョーだけど、
それでも俺は西野にまた一歩近づけたと思った。








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[ 2005/12/09 00:19 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第088話 「ただ君に会いたい」 

修学旅行2日目。
自由行動で迷ってしまった東城を無事捜し出して、ホッとしたからだろうか、よくわからないけどどちらからともなく、俺達は…
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唇を重ねようとしたまさにその瞬間。

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真中は西野の姿を見てしまう!
その哀しげな西野の瞳を!

混乱する真中。
こんな所に西野がいるはずが…。
しかし周りを見れば桜海学園の制服がいる。目の錯覚ではない!

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『運よく会えたらって少しは思ってた…けど こんな形で会うなんて…』

またしても最悪な事態を引き起こす真中。
東城だってこの状態でキスをしていたらますますこの話が面白くなっていったのに、
彼女はキス未遂については何も語らない。
もしかしたら今自分がキスをしようとしていた事さえわかっていないんじゃないだろうか。


そして宿に戻り、外村が真中に寄ってくる。
「どうした? 東城を見つけて帰ってきたあとやけにボーッとしてんじゃねーか」
「そうかぁー?」
「オマエ東城と絶対何かあっただろ~っ 誰にも言わねーから少し聞かせろよ。なっ、なっ?」

東城とキスしようとしたこと。
その現場を西野に見られたこと。
「…俺、東城とは…よくわかんねーけどなんとなくそーゆー雰囲気になっただけで…。もしかして、俺また西野傷付けた…?」

「そー思うならさっさと謝れよ。携帯貸すから!!」


その頃、西野は入浴中。
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真中と東城のあんな現場を見てしまって落ち着いていられるわけがない。
心ここにあらず。
隣りにいるのはトモコさんでしょうか。
「つかさぁ~。アンタさっきからなんかおかしくない? 原因はアレでしょ清水寺でチューしてたカップル」

トモコの中ではすでに二人はキスしていることになっています…。
西野の寂しげな顔を見るたびに胸が痛くなります。

外村の携帯から西野の携帯にかけるものの、入浴中の西野にかかるはずもない。
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「電話より…やっぱ俺、直接話するよ。西野だってこの京都のどこかにいるんだろ?」
悲壮な決意を秘めた真中。

悪いと思っているなら早くどっちかに決めろというのはNGワードです。

桜海学園の宿泊先を調べる方法。
ガードの固そうな女子校である、他校の学生が直接問い合わせて教えてもらえるわけがない。
しかし外村がただひとつだけ思い浮かんだ策。

南戸唯である。
挨拶もそこそこにいきなり本題に入り、唯を困らせる真中
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「えーっ。久しぶりに声、聞いたと思ったらそんな内容」
「頼むから!! 唯だけが頼りなんだよ!!」

なんか四大ヒロインとしての扱いじゃなくなったよな。
妹扱いにされてないか? 唯ファンの方怒るぞ…。

…とにかく唯のおかげで桜海の宿がわかった。
真中はいよいよ行動を起こす。
「…外村。西野にメール打ってもらえるか?」
「いいけど…なんて!?」
「いまからそっちに行くって」
「バッ…簡単に旅館から外出できるわけねーだろ!?」
「なんとかする!! だから頼むよ。メール送って」
「いやオマエじゃなくて西野の方が!!」

その頃、西野は着信履歴の残った携帯をながめていた。
外村くんの携帯からかかってきた一件だけの着信履歴。
一回しかかけてこないって何!?
あたしと話すこともうなくなってゆーの!?
…でも話したって…余計辛くなるだけだったら…
暗い考えが否定できずますますつらくなる西野。

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「噂をすればメールが…」
河下先生の一番うまいのはこういった心理描写です。
この西野の行動に全てが凝縮されています。
鳴らない電話が鳴った時、そこにどんなメッセージがあっても真摯に受け止めようとする。
「突然泣き出しても笑うなよなっ」

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「……!」
慌てて部屋を飛び出そうとする西野。
「どうしたの? どこ行くのよ!」
「外!! ちょっと用事が
「ダメ! 無理よ!! この旅行中に悪いことしてバレたら退学モノだよ!?」
「それでも…それでもトモコは、あたしのこと見逃してくれるよね…!?」

深夜2時。
真中はホテルの前で待っていた。
秋とはいえこんな時間では寒さで凍えてしまわないだろうか? いや少しは頭を冷やしたほうが彼のためか?

遠くで『ガシャン』と音が聞こえた。
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『言い訳をするつもりはない。そんなことを言うためにここに来たんじゃない』
近づく足音。
窓から心配げに見下ろすトモコ。
そして顔が引きつる真中。

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『ただ西野と会いたいだけ』
危険を省みず、退学覚悟で飛び出してきた西野。

5分間だけの対面。時間は限られている。
「ごめん西野…」
「…謝るってことはやっぱり東城さんとつきあってるの?」
「そ、それはないよ!!」
「でも東城さんは淳平くんのこと好きだよね」
「今日のアレは迷ってた東城を見つけてお互いホッとしたらなんとなく」

かなり苦しい言い訳なんですが、西野は許したのでしょうか? だとしたらこの慈悲の心は深いですよ!

「淳平くん、メールに『西野と同じ学校ならよかった』って書いてあったでしょ? あの言葉すごく欲しかったから…」

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「このまま学校なんて無視して、二人で修学旅行できたらいいのにね」

「…しよっか」

ふたりきりの修学旅行。
明日、西野と最高の思い出が作れますように








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[ 2005/12/07 02:27 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第087話 「恋愛交差点」 

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「ねえ…こっち向いて、あたしのハダカ見てよ…自分で言うのもなんだけどかなり魅力的だと思うよ…?」

誰にも邪魔されない深夜の男湯。
鍵もかかりきっと朝までは一緒。大胆になるさつき。

男なら誰だってさつきの体を見たい!!
そしてもちろん真中も例外ではない。
『そりゃみたいよ。さつきみたいなナイスバディな女の子に「見て」って言われて断る男いるか!?』

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「どーせ今夜はここから出られないんだよ!? 真中から来ないんならあたしから行くからね!!」
「ちょっと待て!! 落ち着けさつき!!」

「前にも言っただろ!? 俺、さつきの気持ちに応えられないから…」
アタックを振り切ろうとする真中だがさつきはあきらめない。

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「私の初めての人は真中って決めてるの!!」

「真中のカラダだってココロとは裏腹にホントはやる気になってんじゃないの!?」

全裸のさつきが真中を追いかけまわし、大胆なセリフがポンポンと風呂場に反響していく。

『ご名答…』
真中のオスは目覚めていた…。
「そりゃなるさ俺だって男だし!! さつきのカラダなんて見たらもう俺 絶対暴走する!!」

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「暴走…する真中見てみたぁい…」
「~~~っ!! バッ、バカ!!」
「前も思ったけどこーゆーの女の方から強引に誘うのよくないと思う…ぜ? その…も、もっと自分を大切にして…」
「でもあたしのことキライじゃないでしょ?」

「それだけで動機は充分なのっ!! ねえ~練習のつもりでいいからぁ~ せっかくのチャンスなのに~っ!!」

などと走り回っているうちにさつきが、タイルの上に転がっていた石鹸で転倒する。


そのころちなみが外村たちの補助を借りて風呂場に向かっていることなど知らずに…。
こんな時間に風呂の鍵を借りて、一年生のちなみが堂々と修学旅行先の宿の廊下を歩き回る…。
細かい展開にケチを付けてはいけませんが、このマンガがシリアスな展開を迎えるのはもう少し先の話なのでここではかるく流します。

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転倒したさつき。
さつきの裸を見ないようにタオルを乗せて、呼吸や心音を確認する真中。
誰かに診てもらわなければいけないと焦るが風呂場のカギはかかっている。
寒気を感じた真中はさつきの体にも湯をかけてやるがそれがますますいけない事態を引き起こす。
当然のことだが、体を覆ったタオルが湿ってさつきのボディーラインを際立たせてしまったのである。

湯をかけた際にタオルがずれかけたようで、その修正をしようとした際。

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『はっ…』
ちなみが風呂に入ってきた。

悲鳴を上げて逃げるちなみ。
慌てて弁解する真中。
「無抵抗な女を襲おうとしたんですか!?」
「違う違う!! 困ってたんだよさつきを助けたいけど鍵かけられてて!!」

この風呂場での痴漢未遂(?)と
修学旅行にもぐりこんだ件とを交換条件にさつきの身柄の保護をちなみに任せた真中。
「わかったよ!! 内緒にしといてやるから早く誰か呼んでこい!! それと今見たこと全部秘密だからなーっ!!」
「いやっほーい」
と軽やかに飛んでいくちなみ。バスタオル一枚巻いたままで旅館の人間にどう説明し、職員たちに見つからずにすんだのかはここでは省略されている。

翌日。
「ちょっとお!! なんで一年のアンタがここにいるのよ!!」
大声を出すさつきだが、その声で昨日ぶつけた頭が痛む。どうやらこぶだけですんだようだ。
バッグの中から出てきたちなみは真中たちの班でかくまうことにした。
昨日の痴漢未遂の現場はちなみがケータイのカメラで取ってあるらしく、真中はもう下僕状態。さつきといえば風呂場で転倒したことを悔やんでいる。


その頃。桜海学園も修学旅行先の京都に向かうべく新幹線を待っていた。
ちなみにこの駅は品川駅。
この話の舞台は東京都なのだろうか?


寺めぐりの旅行を続ける真中たち一行。
東城たちの班も真中たちと同じエリアを回っているそうで次の行く先は「銀閣寺」「知恩院」…。
「清水寺」に行きたかった東城はちょっと残念そうだが、そんな普通に会話をやり取りした東城は班のみんなのとこへ戻っていく。
しかし、東城の方向音痴が災いした。
違う学校の生徒についていってしまったのだ。
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真中たちと同じルートだというのにどこに行ってしまうのだ東城。

ガイドブックも忘れ、今いる場所もわからない。携帯の電池は切れ、今夜泊まる旅館もわからない。まさに絶体絶命な迷子状態。

東城の班は大騒ぎである。
何度携帯にかけてもつながらない。
どこではぐれてしまったのだろう?
真紀ちゃんは外村に尋ねる。
「綾ちゃん…。東城さんそっちの班に来てない?」
真中には心当たりがあった。さっき会話を交わしたときに一人反対方向に歩いていった東城。
外村から地図と携帯を借りて探しに出かける真中。


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迷子になりながらも歩きつづける東城に声をかける地元の学生?
「よっ。どないしたんキョロキョロして。アンタ修学旅行生? 迷子?」


真中はようやく東城が行きそうな場所を思いついた。
さっきの会話の断片。行きたがっていた『清水寺』へ


その頃桜海学園の生徒たちも清水寺を訪れていた。
「知ってる? 清水寺にね地主神社ってところがあって縁結びで超有名なのよー」
何気なく聞き耳を立てて頬を赤らめている西野。


東城は男と共に清水寺に来ていた。
中学のときにここから見た紅葉がきれいだったから、また来たかったのだ。
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「紅葉よりアンタのほうが綺麗やで」
「は 何ゆーてはるんですか」
といいつつも頬を赤らめクラッとしてしまう東城。
そこへ真中が駆けつけた。

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「に…逃げろ東城」
東城が絡まれていると勘違いした真中は男に体当たり。
「その人悪い人じゃないよ あたしが迷ってたら声かけてくれたの」
こんな感じじゃ誘拐されるぞ東城…。

「好みのタイプやから声かけたんや でもちゃんと彼氏おったんか」
幸い人の物は盗らない主義の男であったので、大事にはならずにすんだ。
「な、なに勘違いしてるんだろうね。あの人…っ」
「…知らない人に声かけられてついていくのやめろよ。危険だよ…」

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「…うん。ホントはちょっと不安だった…」

「ずっと… 心の中で真中くんの名前呼び続けてた…」

もうこれ以上ふたりに言葉はいらない…。
互いの鼓動が同調し…
ふたり目を閉じて…
唇が近づく瞬間…

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ふたりの傍に西野の姿があった…。








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[ 2005/12/06 10:32 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第086話 「湯けむりの向こう側へ」 

待望の修学旅行スタート! 数々の波乱が待ち受ける!?

新幹線を降りてバスで奈良まで向かうのだが、問題発生。
ちなみをバスに乗せるにはどうすればいい?
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そんな難問など気にせず知り合った人と楽しそうに生八橋で盛り上がってるちなみ。

小宮山のバッグの中にちなみを詰めて真中の目を欺く作戦に出たt_086-002.jpg


さらに真中に引き合わせないように小宮山が真中に密着マークをする手筈を整え奈良の自由行動が始まる。
朝からずっと小宮山に絡まれややゴキゲン斜めの真中。
またそんな二人を見てゴキゲン斜めな方がもうひとりいた。

さつきである。
真中と一緒に行動することもできず、汗臭いモブキャラたちに囲まれてご立腹なのである。
「さっきから邪魔なのよ。あんたたちぃ~~!!」
「でも文化祭のとき俺達のことまとめて面倒見てくれたじゃないですか!! 修学旅行も彼女のいない俺達の面倒見てください!!」
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「そこまで面倒見れるかーっ。あたしはあたしの恋に生きる!!」

と力強く宣言するものの、ちなみの魅力にかかった鹿達の暴走に巻き込まれ、何ひとつできやしなかった…。


そして初日の宿。
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モブキャラ大歓喜。
「えっ!? ちなみちゃん俺達の修学旅行についてきたの!?」
「な…何!? じゃあちなみちゃん俺らの部屋で寝んの!?」
「うわっ! 俺コーフンして寝らんねー!!」

真中以外の男子を味方に取り込み、真中と先生に対する秘密の輪を取りまとめる外村。
策士である。
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だが興奮した小宮山の大声と廊下にもれたちなみの声に計画が座礁しかかる。

そして10時半の就寝時間。
各部屋が消灯された。
本来ならここからが旅行の醍醐味のはずなのだが、みんな一斉に寝始めてしまう。
「え? え? マジでみんなもう寝るの!?」

仕方なく寝始める真中。
『初日とはいえ何もなかったな さつきも絡んでこなかったし 東城となんてすれ違いもしなかったな…』


かわって
結局一日中モブキャラに囲まれて風呂にも入れなかったさつき。
ここで涼子さんの一言が辛辣だった。
「汗臭い男子にベタベタされてたんでしょ? 気持ち悪くない?」

夜中にこっそり風呂に入ったらという提案を受け、深夜2時半。さつきは風呂へとむかう。
しかし女湯はすでに鍵がかけられていて、男湯だけがまだ開いていた。
「この時間なら誰も入ってこない…よね?」


そのころ
ちなみは押入れで隠れて寝ていたものの、トイレに行きたいという生理現象は抑えきれることもできず。
押入れから出るが誤って真中の腕を踏み、起こしてしまう…。
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「てーな!! 誰だよっ!!」
「きゃあっ!!」
「え…おまえ端本…!?」
「きゃーん。ごめんなさいっ!!」

見つかったちなみ。キャーキャー叫びながら廊下を走るものだから、先生達が起きだす。
「なんだこの騒ぎは?」
「ウッ ウチの学校の生徒が一般の女のお客さんをおそっとるーっっ!!」

勘違いされて当然だ。
この緊張感のない教師達もモブキャラなんだよね…。
今回の話は泉坂高校の様子が把握できた話だったよ。ろくなもんじゃないって事だけは。

あわてて教師からも逃げる真中。
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「ちくしょう今捕まったら、俺、一生痴漢呼ばわりされちゃうよ!!」
と駆け込んだ先は男湯の脱衣所。

女物の下着を発見し戸惑う真中だが、風呂場のほうから湯のはねる音が聞こえてくれば何かを確認したくなるのもわかります。
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風呂場への扉を開けた先には…。

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「ま…っ。真中!?」
「ゴメン!! 湯気で見えないから! 湯気でっ!!」

「やっ やっとふたりきりになれた…」
風呂覗かれたにもかかわらず、純粋にふたりきりになれたことを歓び、目に涙をためるさつき。

そして宿の主人がなぜかイアホンをつけて外界との音声接触を避けながら、風呂場のカギを閉める。

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「やっぱり私と真中は結ばれる運命なんだわーっ!!」
「わーっ服を着ろ! 服をっ!!」

こんなに大声を出しても誰も不審に思わない。出来過ぎです。

風呂場のカギを閉められたことで焦る真中。
「どうする!? これじゃ今晩ここにずっと閉じこめられて…」
「あたしはいいよ あたしはこのまま一晩過ごしてもいいよ」

浴場に二人きりという所からガゼン大胆になるさつき。
「とにかく服脱げばぁ? あたし真中のハダカ見てみたいな」
そして全裸で立ち上がるさつき。

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「ね、こっち向いて真中…」








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[ 2005/12/05 00:38 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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