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いちご100% 第153話 「わかってたのに」 

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「…好きなの」

東城の本気が、いまここにある。

長い間胸にしまっていた感情を伝えるということ。

これは映画のシーンではない。
当然演技なんかでは決してない。


初めて出会ったときに生まれた素直な気持ち。



…いままで口に出すのが怖かった。

だから、いつも想いを心の底にしまいこんでいた。

この想いを伝えなければ、何も始まらないのはわかっている。
 
でも、口にしたらこの関係が…全部消えてしまいそうで…。

だから怖くて…。
 
無理に伝えなくても…今のままでも十分に幸せだけど…。



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「中学のあの日から、ずっと、ずっと…!!」




告白。
東城綾という女の子にとって、この行為はまさに命がけである。


告白をすること。
女の子にとっては大変なパワーがいる行為なのだから…。


東城の言葉はたしかに真中の胸に届いた。
切なく。
重く。
激しく。
真中の全身に響きわたった。




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そして真中は黙り込む…。


『本当はわかってたんだ』


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大草、外村、美鈴… 。
いろんな人に言われてきた。


『でも確かめる勇気がなかった。
 心のどこかでそんなわけないって期待しないで暮らしてた』



って知ってたのかよっ!(怒)




告白のあと。
相手からの返事が帰ってくるまでの時間。
時間にして数秒なのだが、その一瞬が永遠にさえ感じられる。


真中の気持ちは
どんな言葉となって東城に返るのであろう…。


鼓動はますます高鳴る。


息苦しささえ感じる、このわずか数秒間。



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「東城」

「! あ…真……」


告白は終わった。
東城は、たしかに永年の想いを伝えた。


きっと気持ちを受け止めてくれるだろう。

きっと笑顔で扉を開けてくれるはず…。



ぅぅ…すっげー切ない。。。

こんな東城の表情見たら…。



(つд`)もうこのままエンディング突入してくださいっ…。
もうこれ以上東城を苦しめないでください…。(つд`)





東城の想いを真摯に受け止めて真中は答える。


それは東城にとって。


また東城ファンにとって聴きたくない答えだった…。





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「ごめん。 本当にごめん…!」

真中、土下座。
東城に真剣に対して、真中の真剣さはこういう形であらわれた。
永年の東城の想いに対して、真中は真中なりに真剣に詫びた。


何より痛々しいのは東城の右手である。
間違いなく真中を触れるために伸ばされかけたその手。

だがその手は永遠に行く先を失ってしまう。




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「俺、今は西野を大切にしていきたいんだ。…だから」

長かった真中の放浪人生にピリオドを打った瞬間。
そして東城に対して、きちんと筋を通した真中。


すでにうつろな東城の瞳。


(もう東城についてはそっとしてあげたい。
 東城ファンとしてはこれ以上彼女の痛々しい姿を書くことに耐えられない。)




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「ごめん。ごめん。ごめ…ん…」

何度も謝罪する真中。

涙の粒が筋となり、こぼれ落ちる東城。

それは永年の想いがつまった涙。

それを抑えきれなかった感情をあふれさせた代償というには悲しすぎる。



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「…気にしないで真中くん」

謝り続ける真中を止める東城の言葉。



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東城もわかっていた。
真中には西野がいるということ。
中学のあの日。西野に告白の相談を持ちかけられたときから…。

でも、それでもそばにいたいというエゴがあった。

最後の文化祭。
高校時代最後の作品に自分の想いを全て込めた。
だがその作品は真中の胸には届かなかった。



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「謝らなきゃいけないのはわたしの方。
 ごめんなさい真中くん…!」

自分の想いを一方的に押し付けることで、好きな人を苦しめたくないから自分から謝る。



なんで東城が謝るんだよーっ!(怒)



悪いのはキミじゃない。ここまで長く引っ張った真中だ。

謝る姿が切な過ぎる。
まるで土下座だ。

…こんな東城は見たくなかった。


しかしすべての女の子がひとりの男と両思いになれるわけではない。
みんなが笑顔でハッピーエンドにはならない仕組みがある。

それが恋愛なのである。
恋という感情が絡む以上、誰かが陰で涙をこぼすことになる。

しかし、まさか東城が涙をこぼすことになるなんて考えられなかった…。



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そして最後に見せた笑顔。
いちごのヒロインたちは何て健気で強いんだろうか!

まともに考えても、こんな笑顔が出るような状況ではない。

それでも最後ににっこり笑える東城の強さ。

大盛況で終わった映研を。
ひいては真中の映画に対する実力を。
笑顔で褒めてあげられるこの東城のチカラ。



・゚・(つД`)・゚・・゚・(つД`)・゚・

東城さん。あっ、あなた、すげえよ!

・゚・(つД`)・゚・・゚・(つД`)・゚・





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そして、偶然にも告白の一部始終を目撃する事となったさつき。

真中の本命であるとされていた『東城綾』 が振られてしまった。
それによって、自分自身も選ばれなかったという事実を突きつけられてしまったのだ…。

手にした包みを握ることで感情表現をする手腕。



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『今がまだ夏だったら…迷わず東城を追いかけるのに
 一生言うことはないだろうけど、俺が初めて好きになった娘は東城なのに
 今は東城の涙より、西野が見せた寂しい表情の方が、俺を辛くさせるんだ』




…こうして、連載153話目にして神の手は下された。

大多数の読者の希望や推測は、すべて創造主の手に委ねられたのである。






まさに『タイミング』なのである。


『if』 という単語はあまり使いたくないのだが
告白する時が違えば、全く違う結果が待っていたことは想像に難くない。

あの『SCENE122』の演技告白のあとに
「真中くんが…好き」と付け加えるだけでも変わっていたはずだ。

そんな大掛かりな告白でなくてもいいなら、
合宿で進路について話すとき、ふたりきりになったときに『告白』の場を持つこともできたのだ。
美鈴にビシッと言われた後だけに可能性はあった。

極端な話。
「ラブ・サンクチュアリには弟と出るかも…」
というセリフが事前に東城の口からあったら…。


…そうしていれば。


「俺も東城が好きだ」という言葉と、
ふたりのとびきりの笑顔。
感涙。
抱擁。
接吻。
スタッフロールがあったかもしれない。





また、ふたりの仲を決定付けたものに 『扉』と『瞳』 もある。


もしも、東城が真中と向き合ってしっかりと瞳を見て告白していたら…。
真中はきっと、はっきり拒否することは出来なかったと思われるのだ。
それくらい東城の瞳には力があったはずである。あったと信じたい。


事実。明後日の方向を向いた告白というのはありえない。
相手と正対して告白しなければ意味がない。
電話で告白しても本気さが伝わりにくい。


残念だが、東城は肝心要の部分で勝負から逃げてしまったのである。


西野は懸垂して、真中にまっすぐに告白した。
東城は最後の最後で『恥じらい』がでて真中との間に壁を入れてしまった。


ここに二人の大きな差が存在する。





『if』 の話で恐縮だが
西野との交際を輪投げの時点で消滅させることも出来たのである。
真中が積極的に西野を追わなかったことで若干そんなニュアンスを匂わせた。
(注さんはそーゆーふうにとらえてた。)

キス。という接触さえ 『あいさつ』 
(こんな考えのいちごは読みたくないが)
として考えられるのであれば、まだまだ東城にも逆転のチャンスはあった。



東城擁護派のひとりとしていろいろ考えたが…。
もはや、物語は動き始めたのである。


まさに ネ申展開なのである。 
すべては創造主の手に委ねるしかないのである。






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「東城さん!
 泣いているのは足のキズのせい? それとも別のとこが痛かったりして」

覗くつもりはなかったが、偶然にも居合わせてしまったさつき。
東城の報われなかった告白を励まします。



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「結果はさておきホント頑張った! 東城さん!!」

何気に東城のこと「あんまりよく思ってなかった」とかさらりと言い出してるけど
それはさつきなりの表現。

たしか1年次の合宿のときからこんなこと言ってましたよね。

同じ男に惚れて、そして儚く散ったことで戦友という感さえ漂います。



けれど今回のツボはここにある…。



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「ホントよくやった…」

東城の必死な勇気と自身の失恋を再確認し涙するさつき。

そのさつきの背後で、のんびりとモグモグ、たこ焼きを食べてる東城。

フラれたあととは思えないこのホノボノ感…。

さっきまでシリアスに泣いてたはずなのに!?

なんなんだよ、その他人事みたいな顔は~~~っ!



そんなあなたに…無条件で惚れた。
まいりました…。




振られてもなお、ヒロインとしての価値は下がらない。


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「あたし、真中くんにふられちゃったんだ…」

女の子たちが涙する絵。
注さんにとって一番見たくないシーンである。

だからと言って
…こんな痛いシーンを見たくないから恋愛しない。
というのも逃げである。



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「好きな人がいるとね、無敵な感じするんだ!」

恋愛のおかげで人生観が変わる。
好きな人がいたから頑張れた。

東城にとっては真中と出会ったことで小説を真面目に取り組むようになった。
クラスの隅っこにいた女の子がおさげもやめて眼鏡も外した。



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「真中くん。
 あたしいつか真中くんの事忘れられるのかなぁ…
 こんな…こんなに。好き…なのに」



 告白が残念な結果に終わっても、
 好きだった人をすぐに忘れることなんて出来やしない。
 
 そう。ここまでなら片思いのオブラートに包まれながらも、
 彼女の中で一番きれいな形で終われるのだ。
 
 仮に真中との交際が始まった後は、
 間違いなくお互いがお互いの良い面も嫌な面も知ってしまう。
 酸いも甘いもキレイもキタナイも知ったうえで
 別れを迎えることとなってしまった時、
 ふたりが無傷でいるとは思えない。

 東城にとってこの恋はムダではなかった。
 たしかに4年にも及ぶ片思いは悲しい結果に終わってしまったが、
 彼女にとってこの恋が、
 いつかさらなる成長の糧になってくれればと



注さんは願ってやまない。








さて、この話はまだあとちょっと続く。

そして真中は向かう。
彼にとって本命の女の子の元へと。



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「もう誰だよ、こんな時間に~~~」


昼間、最悪な感情で別れたにもかかわらず西野は普通に振舞っている様子だ。


玄関を開けた西野。
そこには息を切らして走ってきた真中の姿があった。

当然西野はビックリする。
今までの真中とは全然違う表情に。
そしてこの言葉に。


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「東城にちゃんと伝えたから」


いいぞ、真中。
その真剣なまなざしも誠実さが伝わっている。



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「俺が好きなのは西野だって、ちゃんと分かってもらえたから…!」


間違いなく西野にとって一番言って欲しかった言葉。

東城の演技告白を見て以来ずっと不安でしょうがなかったはずだ。

だが、今の一言はこれ以上ないほど安心したはずだ。


西野は知っていた。
東城が真中に好意を持っていること。
そして真中も東城に好意があること。

だけど今日。真中が自分を選んでくれたこと。
そしてその事実をすぐに伝えに走ってきてくれたこと。


だから西野は真中を強く抱きしめた。



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「あの…ね、今日うちの親いないんだ…」

伝えることだけ伝えた真中を引き止めるこの西野の言葉。


なんと! 
こんな展開をさらにもってきましたか…。
それも西野の口から言わせますか…。



この西野の後ろめたさ残るこの表情が最高。


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「……あがってく?」

そしてこの西野の色っぽさがたまらない…。


その表情、雰囲気がさっきまでとは全然違う。


もはや、ふたりの間に何も障害はない。


そして閉じられた扉。



…これが河下先生の神展開だっ!!









この記事の原作はこちらまで




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[ 2006/04/24 02:15 ] いちご100% | TB(0) | CM(6)

いちご100% 第152話 「love drive」  

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今回の扉絵。
とうとう、西と東にしぼられたこの恋の話。
二人の表情がものすごく切なげでこの絵だけでも十分です。



『俺は西野が好きだ
 東城が文化祭に誘ったのは実の弟だったってわかっても
 今は西野が大切だ
 いつだって俺に明るく笑いかけてくる西野が好きなんだ』


…だったら
なんでこんなことになっているんだよっ!
なんでその想いを今すぐに伝えないんだよっ!



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「映画はもう少し落ち着いてから観せてもらうね」

「ホントごめん。…バイバイ」

こんな状況でも真中に笑顔を見せようとするその健気さに…。
西野ファンは感涙し、真中吊るし上げ運動は猛烈な勢いで膨れ上がったに違いない。

そして後を追って説得しない真中に注さんかなりご立腹。


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「うわぁんそんなのひどいよぉっ」

そんな真中の知らないところで、ひとつの恋が終わっていた。
注さん的にかなりお気に入りキャラであったこずえの恋が。。。


(つд`)「うわぁんそんなのひどいよぉっ」


残念ながら、彼女の武器では真中の心は射止められなかったようです。
エッチな妄想とパンチラ…。これを武器にしろって言うほうが難しいよな。




そして映画は幕を閉じる。

東城の渾身の作品も、ラブ・サンクチュアリに客足を奪われてしまったようだ。
男性客目当ての部は軒並み痛手を喰らっているという美鈴の情報である。


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「…すみません。
 先輩達今年最後なのにいい成績残せそうになくて…」

なんでこの話に出てくる女の子はみんな健気なんですか~?




そして祭りが終わる…。

いつのまにか部員が減った映研。
ちなみは退部。
さつきはラグビー部に拉致。
小宮山は振られたショックで…。
とうとう独りぼっちになってしまう美鈴。


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「やだ。すみませ…」

美鈴の株価ストップ高が止まらない。
絶対に誰かの後押しが入っている。
ここ最近美鈴の株が異常に値上がりしていませんか?


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「大丈夫! 頑張ります!
 来年も今年以上に盛り上げてみせますから!!」


この笑顔。
完全に存在感を確保しましたよ。この子。
初めてあった時の印象が全部飛びましたね。



(この先の展開に西野ファンの方は言いたいことがいっぱいあると思いますが、
東城最後の晴れ舞台のために協力をお願いします。)






真中はひとり。
部室に残り今までの思い出をふり返る。

今日で文化祭が終わる。
とうぜん部活も終わる。
だからこの部室にはもう滅多に来なくなる…。


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「俺達でこの部を作って、映画を取って編集して…」
だが、ここまでこれたのは真中ひとりだけの力ではない。

そう。
それは東城がいたから。

東城の脚本もそうだけど、なにより彼女の存在があったから…。

泉坂高校に入学したものの、映画を作る部活は消滅していた。
だから作った。

中学の時。屋上で夢を語り合った東城とともに…。
だけど、その部活が終わってしまう今宵。

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東城。今、キミにすごく会いたい…。





その東城は弟との帰路の途中にあった。

「ねーちゃん。あの男のことは忘れろよな」
「何よ。急に…」
「だってアイツ彼女いるじゃん。美人だし性格もよさそーなコだったし…。
 いくらねーちゃんでも相手が悪いよ」


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「それとも何? 告られんの待ってんの?
 彼女がいる男から? 部活ももうねーのに?」

弟に言われて、改めて夢が終わりを告げたことを自覚する東城。


『そうだ…もう部活はないんだ。
 真中くんの夢がたくさん詰まった映像研究部』



東城の夢は真中によって勇気づけられた。
真中の夢は東城の才能によって命を与えられた。
そしてふたりの夢はひとつのベクトルとなり映画という形に昇華した。

そして夢の完成とともにふたりの人生もひとつのベクトルに向かうはずだった。


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けれど、昨日の夜伝えきれなかった想いはまだ心の中でくすぶっていた。

『あたしの夢も。あたしの想いも』 消えてしまう前に。

…会いたい。



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まだ終わったわけじゃない。
『真中くんに会いたい…!』


東城は学校へと走り出す…。




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「マジ感動した! すげー才能あるよ おまえ!!」
教室の隅っこにいた東城綾の存在を
はじめて受け入れてくれた男の人。真中淳平。



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「そしたら一緒に映画作ろうね…!」
泉坂高校を受験した日。
屋上で出会った女の子は東城だったと判明した日。



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「作ろうよ!! あたしたちでこれよりもっと面白い作品作りましょう!」
ふたりの夢がひとつに昇華した記念日。
泉坂高校映研が誕生した瞬間。



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「あたし嫌な人間だね。それでも真中くんと一緒にいたい…!」
真中が西野と付き合っていることは知っている。
けれどそれでも真中と一緒にいたい。

初めて東城のエゴが出たシーン。
けれどこの言葉は雨音にさえぎられ真中の耳には届かなかった…。


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2年目の撮影合宿で、ふたりの距離がもっとも接近した夜。
肌と肌が触れ合った決定的な夜なのにふたりはプラトニックを貫き通した…。


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「言っとくけど俺は、これからも東城と映画作るつもりだよ!?」
2年目の映画が努力賞だったことで
私の脚本が原因だったと落ち込む東城を真中がなぐさめたあの日。
ふたりの運命を感じた瞬間。


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「あたしヒロイン役頑張ってみるね」
水泳が苦手な真中が勇気を出して泳いだことで
東城に勇気を与えたその日。



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3年目の撮影合宿で、事故とはいえ間違いなくふたりが唇を交わした夜。
真中にとっては記憶があやふやだが、東城にとっては間違いなくキスだったのだ。



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「中3の冬…。初めて男の子にあたしという存在を受け入れてもらえて
 心をギュッと抱きしめられた気がした…」
美鈴に真中との出会いを語る東城。



でも。

…あなたにまだ話していないことがあるの。

今までどうしても言えなくて。

でも。

このままあなたを失いたくなくて。

あたしは。

ずっとあたしは…。



そして彼女は運命への扉を開ける。



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扉の先には…彼がいた。


夢が生まれ。夢が育まれた場所で。


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その夢が終わろうとするその日…ふたりは再会する。



だけど…。

不意に顔が熱くなる…。

真中の顔を見てしまったら、途端に身体が震えてしまう。
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足がすくむ…。


途中で転んで、膝を擦りむいてしまったけれど。
今はそんな傷よりも

もっと大事なものがあるから…。


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はずかしさのあまり東城は扉を閉める…。


「お願い。このまま聞いて…っ」


「かっ、顔見たら、また、何も言えなくなっちゃうから…」





そして東城の永年の想いが臨界点を超える…ッ!!






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「…好きなの」







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「中学のあの日から、ずっと、ずっと…!!」





東城の靴箱に入っていた紙。

それは『ラブ・サンクチュアリ』での占いによる最高の相性を持つ相手をしめす番号。


『1508』


それは真中と同じ数字であった…。









この記事の原作はこちらまで



[ 2006/04/22 08:05 ] いちご100% | TB(0) | CM(5)

いちご100% 第151話 「どうして・・・?」  

東城は見てしまう。
真中と西野の間につながれた手を…。

真中は見てしまう。
東城の横に立ち、肩を抱く男の姿を…。


そして時が凍りつく…。


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真中は思わず西野とつないでいた手をほどいてしまうほど。


東城と並ぶ男はすげー美形の男で…。
東城と住む世界が違う人間のよーで…。

しかし、その心配は取り越し苦労であった。
長々ひっぱった東城に男性の影疑惑はあっという間に霧消した。

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「ちっ。ちがうちがーう!! 
弟なの弟! ごめんなさいバカなのこの子!!」

今回は東城の普段見ることのできない姿がいっぱい見れて
お腹いっぱいです!


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「こっ。校内で保護者ぶるのやめてってば…」

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「ちょ、ちょっとまた余計なこと~~!!」

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「も~~~アンタは、っとに~~~っ」

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普段とは違う一面を見せてしまい、照れる東城。


注さんまいったよ…。
なんで最初っからこーゆーキャラで出てこないかなぁ。
もしこんな感じで真中の前に現れていたら、
この物語こんなことにならなかったのに…。

とほのぼのしてた注さんを怒らせたのがこの真中。


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『なんだぁ。そーゆーことだったんだ…』
彼氏だと思われていた男が実は弟だと知って安堵したこの顔。

たぶんみんながみんな怒りに震えたと確信するこの顔。
拳を叩きつけた方もきっといると思います。




東城たちが映画に行くというので西野に提案するが

「あ…じゃあ俺達も映画観に行く?」
「え? えっと…あたしできれば何か食べたいな」
と西野は強引にたこ焼き屋に引っ張っていってしまう。

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映研を退部したちなみはアイドル部としてライブを展開していた。


「歩きっぱなしだから疲れないか? そろそろ映画見に行こうか」

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「うん! でも、先に他のお店回らせて。ねっ」

この西野のかたくなな抵抗。
この笑顔の下に、どれだけ悲しい思いが隠されているのだろう。


しかし真中は全然気がついていない。
『機嫌が悪いわけでもなさそうなのに…』と勘違いしだす始末。


輪投げ。
近くのどうでもいいモノは簡単に取れるけれど
奥にある欲しいモノは輪が届かないからなかなか簡単に取れないゲーム。


「やってみなきゃわかんない…よっ!」
この言葉に西野の気持ちが詰まっています。

西野つかさはこーゆー女の子なんです。
自分の信じる道。想いを叶えるために行動する女の子なんです。


けれど今そんな女の子に陰がさしています。

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「一番欲しい物って、なんで簡単に手に入らないようにできてるんだろうね」


西野の心は嵐泉祭以前から乱されていたに違いない。
また中学のときと同じ事を繰り返してしまうのだろうか?
もう西野の心の容積はこぼれる寸前だった。

「…あたし帰る」
このひとことでも、真中には理解できなかった。

「ちゃんと理由聞かせてくれよ、映画も見ずに帰るなんて…!」


もうダメだ…。
こいつ自分のことしか考えてねぇ。
どうして西野がそう言うのかさえ理解できないのか。
とうとう西野が想いを爆発させる。

しかし、それは静かで。
また確実に真中を詰めていった。

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「どうしてあの映画観せたいって思えるの?」

西野の後ろ姿が痛い。
以前偶然見てしまった今年の映画。
東城の本気の想いが詰まった映画。
そんな映画を見てどうしろって?


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「さっき東城さんと会った時も、あたしの手パッて放した…」

真中自身もう迷わないというような意思表示が
この手を握るという行為だったはずだ。
『だから手をつながせて。俺の心がこれ以上ふらつかないように』
と心に言い聞かせていたはずなのに…。

「な、なんとなく恥ずかしかったからじゃねーかな。
深い意味はないけど…」

ダメだ真中。それじゃ答えにならない。
西野の心の溝を埋められない。


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「じゃあどうして。
東城さんが文化祭に誘ったのが弟さんってわかって、
淳平くんホッとしてたの…」


切ない…。
東城のみならず西野まで…。

こんなに悲しい顔をさせやがって…。

不安な顔。泣き出しそうな顔を見せまいと
頑張って、無理してまで笑顔を作ろうとしているけど
どうしても気持ちが先行してしまう。

いちごファンすべてが同情するこのなんともいえない表情
そしていちごファンすべてが真中のことを見限った瞬間である。


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「…だめだ。ごめんうまく笑えない…」


そんな気づかいしなくていいっ…!

なんで西野が誤る必要があるんだ。

図星だった真中に何が言えるだろう。


「前みたいに不安な気持ちでつきあうのはいや…
 あんな思いもう味わいたくないって思ってたのに、なのに」


何ひとつ確かなものがあったわけではない。
高校生になってからの、交際のスタート地点が明確でなかったふたりにとって
そもそも、付き合うという感情があったかどーか定かではないのだが…。

ただ、その時わかっていたこと。真中は東城のことを好きなんだということ。

そしてその東城が再びふたりの間に立ちはだかるなんて…。





そのころ東城は正太郎の映画の感想を聞いていた。

「海辺での告白シーン…。
 ねーちゃん。アレ。本気で言ってんだろ」

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「中学のときからねーちゃんが好きな男ってアイツだったんだな」

「そうなんだろ。ねーちゃん」

弟に言われてはじめて気づいたわけではないはずだ。
あの日。
あのシーンのスタート以前から東城の中では
いつか伝えるべく言葉として温めておいた言葉であると信じたい。

そして誰が見たって本気の告白だったと感じているはずだ。




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「あたしバカだね、淳平くんのことがどうしようもないぐらい…」




錯綜する想い。
もつれあう感情。

何よりもこの一連の会話を木陰で
すべて聞いてしまったこずえがもっと痛々しい。









この記事の原作はこちらまで



[ 2006/04/20 00:47 ] いちご100% | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第150話 「気づいてほしい!」  

最後の文化祭。
真中は今までの映研での出来事をを振り返っていた。

東城と語りあいながら始まったふたりだけの夢。
そして3年分の夢の結晶をふたりで見ながら告げた事実…。

そしてその夢もいつかは終わる日が来るのだろう…。


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東城の涙。

あの涙の意味。
真中とてその意味がくみ取れないほどのバカではないはずだ。


東城の涙から一夜明け、嵐の予感に満ちた文化祭が始まる。

そして、いちご史上最大最長の一日がここにスタートする。


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下駄箱に入っていた謎の手紙『1508』  
突然現れたこの手紙が
実は大きな伏線であったことなど今の段階で誰が予測できるであろう。


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「ねえねえ。真中はあの紙何番だった? 見せて!」
なんですかこのアンミラ風な衣装は?

さつきはこの番号の意味を知っているのか?  しかし、さつきとは番号が違うらしい。


その頃。映研では東城やちなみが来ていなくて大騒ぎになっていた。
文化祭当日に看板娘がいないということは映研にとって致命的である。
女の子目当てでやってくる客が捕まえられなくては売上は伸びないのである。


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ちなみにいたっては部活を辞めたらしい。
泣き崩れる小宮山。
ようやくここで夏の夜の夢が覚めたといったところか…。


看板娘ということで張り切ろうとするさつき。
だが、ラグビー部の面々に拉致されてしまった。
とうとう女の子は美鈴だけという事態になってしまう。

そして…。


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美鈴のコスプレ姿キタ――――――――ッ!!

外村恐るべし。
妹ですら使えるものはすべて使う。



とっさの対応でなんとか上映はできた。
女の子目当てのエロ男だが、映画の良さはわかるようだ。


第一回目の上映の途中。
映写室で真中は美鈴に言う。

「…俺。このあと少し抜けていいかな」

美鈴はすぐにピンと来る。

「西野先輩が来るんですか
 別に構いませんよ! 
 あたしだったて他校に彼氏がいれば案内くらいするだろうし
 行けばいいじゃないですか!!」

しかめっ面の美鈴に真中は顔色をうかがう。


昨日のことを知っている美鈴だから。
今までの東城の気持ちを知っている美鈴だから。
どうしても言わずにはいられない。


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「あたしが怒っているんだとしたら、それは真中先輩の鈍さにです。」


よっしゃ。美鈴言ったれ――――――――ッ!!


「東城先輩がプロの女優ならまだしも。
 そうでない人間が、あんな切ないセリフ。演技だけで口にできると思うんですか?」


そう。
あのシーンのセリフはすべて東城のアドリブだった。
あの夜。
一緒の大学には進学しないと決めた夜。

きっと今までの想いを練りに練りぬいて作り上げたセリフ。


東城が書き上げたシナリオ。
それは、きっと本人は意識してなかったかもしれないが、
確実に秘められた想いが反映された物語を創ったのである。


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「東城先輩は真中先輩のこと好きなんですよ。たぶん前から…ずっと…」


動揺する真中。
しかし、顔色を変えただけでオタオタしなかった。

それどころか美鈴に背を向けて映写室を出て行く。
「…西野を迎えに行かねーと」


「あたしがしてることって、もしかして余計なことなんでしょうか…」

このひとことに美鈴の立場や気持ちが凝縮されています。



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そして制服姿の西野登場。
なんで? 
私服禁止なの? 
…何でもいいや。女の子が一番可愛く見えるならなんでもいいっ!!


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そして最高の一枚。
「ラブ・サンクチュアリに行こうよ」
この西野最高ですね。



さて。
いままでさんざん引っ張ってきた『ラブ・サンクチュアリ』の全貌がここで明らかになります。

それは占星術研究部による相性占い…。
同じ数字を持つ者のみがダーツに参加できるという仕組み…。


西野の番号は「0247」
真中の番号は「1508」


「俺、参加するのやーめた!」

自分の番号をビリビリに破いてしまう真中。
今までなら余計なことを言って西野を不安にさせてきた真中だが
今は違う。すっかり別人のようだ。


「もー数字忘れたっ! 行こうぜ西野」
「・・・うん!」

西野に笑顔を作らせた真中。
だがこのあとまもなく、嫌な展開が待ち受けていることなど今は知らない。


「淳平くんの相手は誰だったんでしょうねー」という問いかけにも

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「俺の相手は西野だから! 答え出てるのにそーゆーこと考えるのやめようぜ」


だが、どうしても無理矢理言ってるように思えてならない。
美鈴からの言葉が引っかかってるんだと思えてならない。

だから西野と手をつなぐとき真中は自分に言い聞かせる。


『だから手をつながせて。俺の心がこれ以上ふらつかないように』




ここから物語は緊迫した展開へと突入していく。



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怖いくらい思いつめた表情の東城が…。ふたりの背後で転ぶ。

東城だということに気づいたのか真中は『ビクッ』と震える。




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そして東城は見てしまう。
真中と西野の間につながれた手を…。


そして真中は見てしまう。
東城の横に立ち、肩を抱く男の姿を…。









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[ 2006/04/19 11:07 ] いちご100% | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第149話 「儚き結晶」  

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『でも あなたが好き』

『あなたのことが ずっと ずっと好き・・・!』


西野にとって一番見たくなかった映像である。
あわててパソコンを消す。



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『…あなたのことが、ずっとずっと好き。真中くん』


あくまでもさっきのは映画のなかのワンシーンである。

だが西野にとっては全然受け取り方が違う。


これは真中への東城の本気の告白なのである。
それは西野を含めた当事者だけが知っている真実。

中学のとき初めて東城と出会ったときから感じていた気持ち。
それを改めて見てしまった西野にとっては…。


不安になる。


西野にとって東城は恋のライバルだった。
本来ならみんなで泉坂高校に進学するはずだったのに
西野は泉坂高校には行かなかった。

しかし、その選択は結局失敗に終わってしまう。
だが紆余曲折を経て、再びふたりはつきあうことになった。


ふたりの大切な今が崩れ落ちてしまうかもしれない。

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西野はただ独りこの大きな不安にさいなまれていた。






帰り道。
西野は真中に聞く

「…そういえば
 外村君はあたしたちがつきあってること知ってるみたいだった」

「東城さんは? 東城さんの耳にもちゃんと入ってんのかなぁ」」


さっきの映像がどうしても気にかかってしょうがないのである。


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「それは…」
「あたし。淳平くんが好き」

真中はまだ事実を東城には伝えていない。

質問をしつつも西野はきっと知っている。
きっと東城さんにはまだ伝えていない。

だから不安が晴れない。
どうしても考えれば考えるほど、怖くてしょうがない。
だから口に出さずにいられない。


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「ずっと、ずっと大好きだから…!!」


こんなにいじらしく真中に寄り添っているのに真中は何をしてる?


なぜ抱きしめない?


それどころかこのバカと来たら…。
「お…俺も…西野のこと…好き…だよ…」


西野から目はそむけるは、どもるは…。
誠意なさげな返事だわ…。

この意気地なしがっ!!







『嵐泉祭』 の前日準備が始まる。

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文化部にとって最大のイベント。
そして高校生活最後の文化祭。


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会場設営も終わり、明日に備えて帰りだす面々。
チェックのために残ると真中がつぶやいたとき美鈴は何かを思いつく。

「あの!
 どうせならチェックついでに試写会しちゃいましょうよ!」


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「ではただいまより、
 主演のおふたりのための試写会を開催しまーす!!」


「他人に見られる前に二人で演技チェックしたいだろうって思って」


美鈴。切れ者です。
最高のお膳立てです。
去り際に東城にそっと囁くセリフが秀逸。

「先輩! 勇気を出してもう1度映画のあのセリフ…」


なんと。ここで東城に勇気を出させますか?
たしかにこの雰囲気で、東城が本気なら逆転もあり得るが…。






そしてふたりだけの試写会が始まった。

離れて座る。真中と東城。

もうすでにこの段階から美鈴の思惑が外れている。

『隣りになんて座れない…よな
 俺達。もうお互いにパートナーがいるんだから…』

ああもどかしいこの勘違い…。




しかしそれでも二人の前にあるスクリーンは、
中学生からの二人の思いが詰まった結晶を流し続けていく。

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「高校最後の年に…東城のこと撮れて本当に良かった」



映画が進むに連れ、東城の気持ちはあふれつつあった。


そして東城から動く。


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「真中くん…。真中くんは
 一緒にラブサンクチュアリ参加する人いる…の…?」

夢の結晶を前に、そして近づくべくクライマックスシーンを前に
東城の気持ちはあふれ出た。


だが真中の答えなんてまったく想像していなかった。



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「いるよ」
「西野と出る。俺達またつきあってんだ」


東城の時間が止まる。
たった一言で…。

東城にとって3年間秘め続けた心が崩れ落ちた瞬間であった。


皮肉にも、東城が伝えたかった言葉は
スクリーンの中の東城が伝えたのだが、今となってはもはや意味がなかった。



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告げられることなく消えた想い。
手を伸ばせば届く存在だったのに今はもう届かない。


「でもあなたが好き。あなたのことがずっとずっと好き…!」

このセリフに『真中くん』 と付け加えるだけでよかったのに。


思いは涙とともにこぼれ落ちてしまった。


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「ホント、気にしないで…」


気にしないでいられるかっ!

切ない…。

西野とキスしたあたりから
こーゆー話になることは予想が出来ていたし、
心の準備もそれなりに出来ていた。

さつきに伝えたときも切なかったが
今回はそれ以上に切ない。


まして涙の理由さえ…いえるわけがない。
映画に感動して泣いたなんて当然嘘で…。
本当にこの娘は最後まで人に気をつかって…。


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「ちょっ…東城先輩! 
 どうしたんです!? もしかして泣いて…」

門で待機していた美鈴の懐に飛び込む東城。

「先輩…?」




大波乱必至な『嵐泉祭』 開幕まであと1日…。









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[ 2006/04/13 00:31 ] いちご100% | TB(0) | CM(4)

いちご100% 第148話 「求めあう放課後」  

欲張りに何度も交わしたキス。

あれからそんなに日は経っていないのに、まだ余韻が残っている…。

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『キス…か』
クラスメイトのおしゃべりにキスという単語が飛び出し途端に心臓どきどきなつかさ。

「つかさ」
「は?」
「アンタ今 ものすごく色っぽいカオしてるよ?」

女子校の女の子ってこんな感じ。
なかでもこんな大人な同級生はすっごく頼りがいがありそうだ。

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「向こうだってきっとしたいって思ってるよ
 それとも何? もしかして全然会ってないの?」

トモコさん。あなたが素敵です。
さすが女性が書いているだけあって魅力的な女の子が多いです。

こういう会話が二人の中に出てくるくらい、西野はトモコさんに相談しているんだろう。


こういった女の子がもっと前面に出てくるようなお話を期待しています。

でもそろそろ充電期間もいいでしょ?
ジャンプ以外にもいろいろ活動の場所があると思うんだけどなぁ。
早く出ないかなぁ。河下先生の新作…。



この頃真中は映画の編集作業に毎日10時近くまで学校に残っている。

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「毎晩こうして電話をもらえるだけでも幸せって思えてたのに…」

しかし、一度キスを経験してしまった
西野にとってもうこの関係は電話では物足りない…。

定期的なスキンシップ。




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そして西野は行動に移す。

夜の泉坂高校に桜海学園の制服姿の女の子が現れる。


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「もーっ。なんて声出すのさ淳平くん!」

その女の子は西野。
毎晩夜更けまで学校に残っている真中のために
晩御飯を持ってきたのである。


西野お手製のサンドイッチをほおばる真中。
そんな真中をいとおしげに見つめる西野。


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「この…目の前にいる男の人が、あたしのカレシなんだなーって思って見てた。」

だんだん女の顔になってきましたよ。



「い、今サンドイッチの味しかしねーと思うけど…」
と真中の意味不明な前置きすら

「大丈夫。嫌いなものは入れてないから」
とさりげなくかわす西野。


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そして二人は互いを求めあう…。


…はずだった。


外村としては別に邪魔をしに来たわけではない。
東城に頼まれて食べ物の差し入れと編集作業の手伝いに戻ってきたのである。


しかしこんなタイミングでは、帰ったほうが得策である。



「もしあたしも泉坂通ってたらこーゆーことよくあるのかな。
 誰が来てもおかしくない教室で二人してコソコソして…」


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「淳平くんと同じ学校に通わなきゃできないこと、今してるみたいでうれしい」


そして真中から動き出す…。


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ドク…ン

無防備な背後から、近づく真中。
まだ、近づいただけである。

なのに、なんでこんなに胸が高鳴るのだろう。

『なんで西野って俺のツボにはまってくるんだろう』


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『学校だし こんなことするつもりじゃないのに…ヤバイ…』

真中の顔が西野の首筋に近づく…。

「…あ……っ」

西野の吐息キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!






結局いいところで邪魔が入ってしまうのは仕様です。
今回は黒川先生に見つかってしまった。


「コラーーッ!! そこの生徒何してるかーっ!!」

「外から丸見えだぞ。不順異性交遊!!
 っとに最近の生徒はませてからに…っ
 うらやましいぞー!!」

この先生は本当に教師なのでしょうか?



「ふう…。あのまま邪魔が入らなかったら…どうなってたんだろ」


西野は緊張の糸が解けて、イスに座り込む。

そのとき手がパソコンのキーボードに振れ、モニターに「シーン122」が映し出された。


「あ。これ今年の映画かな?」


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『でもあなたが好き
  
 あなたのことがずっとずっと好き…!』



知らない人が見たら本気の告白ととらえても不思議はないこのシーン。



そして西野の瞳が凍った…。









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[ 2006/04/12 06:40 ] いちご100% | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第147話 「大切だけど そうじゃない」  

さつきから告白を受けたのは、高校一年のとき。
映研を作るとき、真中と東城が初めてケンカしたとき。

廊下を走りながらの告白。

思えば あのときからずっと返事を延ばしてきた。


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「ダメなんだ。俺にはもう、彼女が…っ」

もうごまかし続けることはしちゃいけないんだ。これ以上…


重苦しい沈黙が続く。


「…か、彼女がいた…の?」

「ああ…き、昨日から…」

「あたしは、選ばれなかったってわけか…」

「…ごめん…」




そしてさつきは自分の報われなかった恋に怒り…

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「それなら…
 脈ありそうな態度なんてとらないで…よ
 あ、あたしのこともっと突放せばいいじゃないのよ…っ」


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涙する…。



「……ごめんな…。
 今までずっとはっきりしないままでホントごめんな
 俺、女子から好きって言ってもらえたのさつきが初めてだったから
 心地よかったんだ。それを手放したくなくて…やな奴だな。俺…」


西野と再びつきあうことになったと話す真中。
ところがさつきにとっては以外だった。
真中は東城とつきあうことになったと思っていたのだ。
 


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「東城さんなら、全然ダメな気するけど
 西野さんなら、なんとなくまだチャンスある気がしたんだもん」

以前付き合っていたけれど別れてしまったふたり。
さつきの入る余地はまだあるように思うのも無理はない。


だが真中はキッパリと言い切る。


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「それに俺。そんな半端な思いで西野を選んだわけじゃないから」

本当だな! 真中。
もう二度とフラフラしないって読者に誓ったも同然だぞ。



さつきのみならず、映研のメンバー全員(東城除く)に報告する。

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「真中。また西野つかさとつきあうことにしたんだってよ」


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「真中先輩! そのこと東城先輩は知ってるんですか!?」
「いや・・・まだ」
「あたしがお願いするのおかしいかもしれませんが 
 今はまだ東城先輩には秘密に…」

美鈴の立場の辛いところである。
東城の真中に対する気持ちを知ってるがゆえに。
そして何より合宿の夜。「はっきりしてから進学するべき」と言ってしまったゆえに…。


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「東城にも…多分相手がいるから…」
「…あ、ありえない。そんな事…!」

このメンバーはおそらく全員知っていることではあるのだが、
美鈴だけが真相に一番近いところにいる。

東城に男の影などありえない。

だって…。東城は真中のことを…。





そのころ。ひとりの男が再び舞台に上がる。




「いいんだよ。どうせずっと不登校だったんだ。
 綾さんに男ができたと思うと気力が湧かなくてね」

「奇遇ね。あたしもさ。真中と西野さんがつきあってるって聞いてからは
 毎日こーしてサボってんの」


真中が東城をあきらめた事実を知った天地。

東城に彼氏がいるなら、西野つかさくらい蹴倒してやると意欲あふれるさつき。


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「…お互い。諦めるのはまだ早いようだと思わないかい?」
「そうね!」

利害関係が一致した二人。
がしっと手を組み、物語はいよいよ佳境に近づいていく。



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-泉坂高校文化祭まであと2週間-

それぞれの人間ドラマがここに集約する!!









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[ 2006/04/11 07:54 ] いちご100% | TB(0) | CM(3)

いちご100% 第146話 「ふたりきりクライシス!」 

すごく幸せなことがあり、
その気持ちを抱え込みながら目覚めた朝は
いつもとは違った気分で目が覚める。


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幸福に満ちた朝。
「全部夢じゃないんだ~~~!!」


最高にハッピーな気持ちでいっぱいな真中。
早朝から部室に行き、編集作業にとりかかろうとしていた。


だがそこには東城がいた。
その理由は昨日のことである…。


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せっかく昨日投げ捨てたブラジャー捜そうと思ったのに…。
でもいくらノーブラだったからってあんな逃げ出し方失礼だったよね


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しかし、東城の思いもむなしく下着は見つかってしまう。

『お、大きい…小ぶりのスイカ軽く入るんじゃないのか これ…』



そして真中は外村に事実を報告する。

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「なんと! このたびワタクシ真中淳平は! 
 西野つかさちゃんと再びつきあうことになりましたーっ!!」


報告する順番が違うだろ真中!
それもなぜこんなに笑顔なんだ。
その顔で東城に言えるのか?



「東城にもそれ言ったのか? 
 どー見てもさっき部室の方から歩いてきたからさ」

「いや…東城はたまたま部室にいて
 …俺の顔見るなり逃げてった。
 避けられてんの俺。東城も今や彼氏持ちだからなー」

「オマエ それが理由で西野つかさとヨリ戻したなんで言わねーよなあ」


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「それはない!
 西野はかわいくて、やさしくて、
 それでいて俺の気持ち 誰よりもわかってくれてだから必要なんだ。すごく」

めずらしく言い切った。
本当だな? 本当にもうこれでウダウダ迷ったりしないんだな?


だが真中の決意なんて全然信用していないから。




「つかさちゃんとエンドを迎えるためには
 まだまだ超えなきゃならねえ試練があるんだぜ?」

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「えーーーっ 
 真中と一緒に文化祭の買出し行っていいのーー!?」


試練としては当然だ。
西野つかさとのエンディングを迎えるのなら
どうしても真中はみんなに事実を伝えなければならない。


「北大路にまさか西野とのことずっと秘密にしておくつもりじゃないだろう?
 ちゃんと伝えろよ。そして北大路にボコボコにされるがいい~~」




そしてふたりの買出しは終わり、さつきは上機嫌のままデートになっていく。


「…人がいるところは嫌…」


と言いつつ真中のカバンをひったくって、人のいない細い路地に消えていくさつき。


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「やっとふたりきりになれたね」


真中のカバンの中に今朝拾ったブラが入っていることなどさつきは知らない。
しかし、カバンの中に負い目がある真中としてはカバンを取り返さなくてはいけない。


「い…言っとくけど 全部さつきのせいだからな!」


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「うん! だから早くきて…っ」


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近づく真中。
さつきの肉感に戸惑いながら…。


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「好きな男の子からしてもらえたら女の子は何だって怖くないよ」


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さつき本気モード突入…。


「…えっち」


「でもいいよ 真中となら…」


「こ…こ、暑くてヤバイ…けど、二人でもっと熱くなろ…」


さつきの唇が近づく瞬間…。
真中はさつきをふりほどく。


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「だ…ダメなんだ!! 俺にはもう彼女が…」
「え?」









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[ 2006/04/10 07:32 ] いちご100% | TB(0) | CM(1)

いちご100% 第145話 「欲張りな唇」 

自分のことを一番わかってくれる女の子から
「もっと甘えてよ」
と言われたらどれだけ勇気づけられるだろう。


心が弱っているときは、ぬくもりが欲しくなります。

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けれどそのぬくもりは誰でもいいわけではない。

たまたまそばにいたのが西野だったからではない。






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今回の表紙
『大好きな君の…特別になる。』


この雰囲気。
今回の話は一ページたりとも…一コマたりとも見逃すなっ!!





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「あ……っ」


西野の吐息キタ――――――――ッ!!



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「…変な声出ちゃったのはその……い、痛かったから」

いかんいかんいかん。
もう今回の話がどーゆーラストで終わるかわかってしまうよーな素敵な伏線だ。
だってスゲーおいしそーな唇だぜっ!!


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「あんなに強く抱きしめてくるんだもん」

「どれだけギュって抱きしめられても
 他の男子じゃこんなに苦しくはないって思うから…」


河下先生の本領発揮のシーンです。
女心の心情描写書かせたら天下一品。

細かいコマを多用し一瞬一瞬の動きで
読者を引っ張り込んでいく手腕は本当に見事です。



西野はここで見送りを断り自分で帰る。

「じゃ、元気出してね。淳平くん」
あいさつ代わりに淳平の肩を叩き家路に向かって走っていく西野。


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西野に触れられた肩に手を当て、いつになく真剣な真中。
『…俺…』

真中の高鳴る鼓動。


『何か西野に告げなくちゃいけないことがあるんじゃないのか?
西野が俺に言ってほしい言葉。
 俺が西野に伝えたい気持ち』


15歳。中学3年も終わりつつあるその日。
ふたりは恋人となり、紆余曲折を経て
再び西野からの告白を受けた真中淳平。

そして18歳。高校3年初秋。
ふたりの間を流れた3年間の想いは今ここにひとつの局面を迎える。



ついに物語が動き出す!!



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「西野!!」
真中が真剣になった。


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ふり返る西野に真中は思いをぶつける。


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「俺も西野のことが好きだ!!
 だからもう一回、その…。つっつきあってください…!」


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西野エンド確定…!!

もうこれで最終回でもいいや。




ふたりは公園に落ち着いて、もう一度話をする。


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「あたし、欲張りかな…。言葉だけじゃ信用できないみたい」

そう。
中学のときも真中から告白したのに、東城に心が動いてしまった。
そしてふたりは疎遠になっていった。


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「けど俺、中学の時とは全然違う気持ちだから!
 今は西野のためなら何でもできるよ…っていうより…」


言葉より確かなもの。
言葉よりも重みのあるもの。
それは行動。


「淳平く・・・ん?」
西野の腕を掴む淳平。


そして…



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おそらくこれが西野のファースト・キス
あまりに突然その時が来て、
目をつぶることさえ忘れてしまうほどの瞬間。


「……これが、俺の本気」

「かくさず言うな。俺…キ、キスしたことはあるけど
 自分からするのは初めてなんだ」


ここでその一言をいうあたり、疑問符がつくのですが
でもそれが逆に西野に変な不安を与えなくてよかったのでしょうか。


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そして恍惚の西野。
「隣座って…そして…もう一回して…」



…かくして、この物語の方向性は決定しました。

ここまでやっておいて東城エンドで終わったら
女の子の心をもてあそびすぎです。


『その日。俺は西野と計3回キスをした。』


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お互いに家で余韻にふけるふたり。




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そして東城が飛び込んだ男は 弟の正太郎だった。

真中のこの勘違いが、後に大きな波紋を呼ぶことはまだ知らなかった。









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[ 2006/04/05 05:57 ] いちご100% | TB(0) | CM(3)

『★カドルコア世代☆』 さまで面白いの発見 

★カドルコア世代☆//ソフト部屋

こちらからダウンロードできるソフト 『成分解析 Ver0.1A 』 が面白いという話を聞き遊んでみることにしました。



「バファリンの半分は優しさで出来ています」
というあのフレーズをもじって

「●●の●●%は●●で出来ています。」

という感じで表示するみたいでしたので、『いちご』のキャラの名前を入れてみて遊んでみました。







東城綾の成分解析結果 :

東城綾の54%は成功の鍵で出来ています。
東城綾の44%は情報で出来ています。
東城綾の1%はお菓子で出来ています。
東城綾の1%は蛇の抜け殻で出来ています。



うーん。たしかに54%の読者はこの娘でエンディングだと思ってましたし…。
真中を取り巻くヒロインたちの情報はよく知っていたはずなんですが
肝心なタイミングを取り違えてしまったのは痛かったです…。







西野つかさの成分解析結果 :

西野つかさの72%は華麗さで出来ています。
西野つかさの18%は希望で出来ています。
西野つかさの5%は魔法で出来ています。
西野つかさの3%は鍛錬で出来ています。
西野つかさの2%はやましさで出来ています。



そーですね。東派でも西野の華麗さは72%の面々が認めていたと思います。
なによりも18%の希望がクライマックスで花開くことになるなんてね…。







北王路さつきの成分解析結果 :

北王路さつきの64%は純金で出来ています。
北王路さつきの22%は知恵で出来ています。
北王路さつきの14%は元気玉で出来ています。



純金。光り輝く外観と価値。
まさにさつきのダイナマイトな身体は純金並みの価値があります。
その純金の使い方としての知恵は充分すぎるほど持っていますし
何度も何度も這い上がってくるパワーはまさに『元気玉』 といえるでしょう。



北大路さつきの成分解析結果 :

北大路さつきの98%は赤い何かで出来ています。
北大路さつきの2%は元気玉で出来ています。


赤からイメージされるもの。
血液。
欲望。
熱情。 (ちょっとこじつけっぽいか…。)

なんにしろ彼女のイメージを損なうことのない
勢いと悩殺ボディとお色気。
ふられても
相手にされなくても
あしらわれても
何度も何度も這い上がってくるパワーはまさに
『元気玉』 といえるでしょう。


これで上と正反対の結果でたらどーしようとマジ焦った。







南戸唯の成分解析結果 :

南戸唯の92%は記憶で出来ています。
南戸唯の5%は鉄の意志で出来ています。
南戸唯の2%は世の無常さで出来ています。
南戸唯の1%は月の光で出来ています。



記憶。真中との幼なじみというところは間違いないんですが、
いかんせん。流行の『おさななじみ』 との恋愛に発展するには
唯には全然足りないものがありました…。
むしろ妹というキャラで出していたほうが良かったのに残念です。
ラストで真中にビシッと言うくだりの「鉄の意志」はもっとあってもよさそうです。







では主役キャラはどんな感じでしょう?


真中淳平の成分解析結果 :

真中淳平の47%は大人の都合で出来ています。
真中淳平の21%は苦労で出来ています。
真中淳平の20%はやましさで出来ています。
真中淳平の8%は夢で出来ています。
真中淳平の2%はむなしさで出来ています。
真中淳平の1%はミスリルで出来ています。
真中淳平の1%はやらしさで出来ています。



彼は大人の都合(読者の都合か作者の都合か)でふりまわすには最高のキャラであったという事です。
そのたびにファンはハラハラし殺意を覚えたいうことですね。
さまざま立場で誰が好きか苦しみ、個人的に苦労し、気持ちを隠して女の子と触れ合うことにやましさを覚え…。

全部ぴったり当てはまってますわ。






余興。ここの管理人は…。


注さんの成分解析結果 :

注さんの96%は見栄で出来ています。
注さんの3%は夢で出来ています。
注さんの1%は株で出来ています。



おかしいな…。
このソフト壊れたか…w




●皆さんも遊んでみよーっ!!
[ 2006/04/04 00:08 ] ブログ紹介 | TB(0) | CM(3)

いちご100% 第144話 「甘えていいよ・・・」 

東城のほうから男の胸へと飛び込んでいった。

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東城より背が高くニットをかぶった男。
顔は見えなかったが、軽薄な感じがして、モテそうな男。
少なくとも東城が心を許すような男には見えなかった…。


西野に告白された真中であったが、
まだ東城に関して気持ちがあることを隠せない真中。


このあたりから東派・西派が対立の度合いを深めていったのでしょうか。



心の中がグチャグチャなまま塾へ向かう真中。
塾なら東城がいるはずだ。
会って話をしたかったのだが…。


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「あっ、あのさあ! 東城は? 東城来てる!?」

「え? あ、ちょっと!! アンタねえ!
向井にも何か一声かけてあげなさいよ!!」

スルーされたこずえは涙を流して固まっていた。

かわいそうなこずえ。
このワンシーンだけでも真中に対して怒りを感じます。



この夏。
受験生であるにもかかわらず、映画撮影にどっぷりとハマリ。
なおかつ自分の夢に向かって歩いているとは言いがたいここ最近の行動。
それは如実に結果に出る。

「真中のおかげで俺模試の順位。
 塾内ビリの座を脱出できたぜ! つーか。見た? オマエあの点はマジヤバイって~~」

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「しっ仕方ないのっ!真中さんずっと映画のことで忙しかったんだもん!!」


順位表をみて愕然とする淳平

「…俺。少し頭冷やした方がいいのかも…な」
塾から逃げ出す真中。
心の中がグチャグチャなまま、どこに行くのだろうか。



Bクラスではこずえが一番成績が良かったらしい。
右島はこずえの隣りに座り、勉強を教えてもらうことにした。
真中もこずえに勉強を教えてもらっていたらこの話はまた別の方向に転がっていただろう。


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右島が隣りに来たことで緊張するこずえ。
転んで下着を披露してしまう。

ここで驚くべきなのは態度が変わらない硬派な右島。
こずえの下着が見えても、頬に汗をしたらせるだけである。






完全に行き場を失った真中がたどり着いたのは、西野のバイト先。
「パティスリー鶴屋」である。


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二人は告白以来の再開となる。


「あ…えっと。と、特に用があるわけじゃなくてたまたま通りがかっただけってゆーか…」


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「じゃ、ラッキーだ。偶然、淳平くんに会えるなんて」

かわいいですねーっ。
最近見る笑顔の女の子は西野だけですよね。

全然東城笑わないし。
さつきの色っぽい顔は見るけど笑顔は最近見たこと無い。



久々のふたりの帰り道。
去年の今頃はよくふたりで帰っていたけど
それぞれに夢への準備で忙しくなりいつしかふたりの距離が遠のいた。
だけどそれはもう、過去の話。


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「あたし。好きな人がいるんですって」

もう西野は自分の気持ちをもう偽らない。隠さない。



「でも西野には日暮さんが似合うよ。
 俺なんてダメだもん。勉強もやりたいことも全部が中途ハンパだし
 自分がどうしたいのかもぼんやりとしたままで…日暮さんとは正反対だな」

へこんでいるときの真中はわかりやすい。
自分を過小評価するからなおさらだ。

「何があったかはわからないけど、相当へこんでるみたいだね。淳平くん」




「西野に甘えたかったのかな…って迷惑だな。こんなの…」


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「…ううん。もっと甘えてよ。淳平くん」



この一言でさらにドラマは加速する…。



東城との一件。 そして見知らぬ男とのこと。
真中の真中でずっとモヤモヤしていたものが晴れていく。


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真中は西野に近づく。


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そして西野を抱きしめる。









この記事の原作はこちらまで


[ 2006/04/03 00:10 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)

いちご100% 第143話 「傾く気持ち…混乱」 

『ラブサンクチュアリ』

今年の文化祭で行われる。カップル限定のイベント…


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そのイベントに
さつきと参加したらあの放課後のキスの続きが待っていることだろう。

でも西野の告白を断ることなんてできるわけもない。


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ジャンプ切抜きだけに、サービスカットです。




東城に男性の影!?
などと期待していたら実はこんな話しか…。

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「ただ一緒にそのイベントに参加したいって頼まれただけなの
 だからつきあってるとかいうわけでは全然なくて…」



だが天地にとって、東城のその言葉は失恋と同じくらい『痛い』のである。



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「たった今フラれた者同士のさ…」

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「…なんでそんなに冷静でいられるんだよ。
 僕なんて、もう何のために自分が生まれてきたのかすら
 わからないくらいなのに…」

「お、おい。もしかして泣いてんのか…?」

「フラれて泣かない奴がいるのかよ!!」



天地のことを誤解していた節があった。
背も高く、頭もよく、女の子に不自由しないほどモテる男。

だから軽薄だと思っていた。
だが、実際は一本気な男だった。


『だって。俺と違って東城のことで泣けるのだから…』 



東城にある男性の影…。
それは真中にとっても多少は不安だ。

だが。
今の真中には…。


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『淳平くん。    
 もう一度あたしとつきあってください…!!』


東城ファンとしては寂しい限りだけど、もう西野でいいじゃないですか。
もうこれ以上ヒロイン達がふりまわされるのを見たくないんですよ。


しかし、しかし…。
まだこのストーリーはあと24話も残っているのです…。




さてここからは東城ファン必見の話となります。



結局、その参加相手とは誰なのかということを真中にも言えぬまま

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「よっ東城さん! 聞いたわよ! カレシできたんだって?
 おめでとう!! いやーめでたい。めでたい!!」

とさつきに祝福を受けます。



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廊下に出た瞬間バケツを持った生徒とぶつかって制服をぬらしてしまう。
この不自然なかかり方。
このコマだけ見たらいじめと勘違いしそうです。


そこでとっさにさつきがアイロンを借りてきて
部室で上着を乾かしてくれます。


しかしながらこのマンガ。
女の子同士のジメジメして陰気なバトルが無くて精神的に落ち着きます。



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「言い出せなかったけど下着もすっごく濡れてたりして…
 あーっもうやだやだ。気持ち悪いよおっ」


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「ちょっとだけはずして乾かそっと」


このポーズだけで悩殺。
東城まで色気キャラになるんでしょうか?
正ヒロインではなかったのですか?


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『まっ、真中くんが来ちゃった~~!!』



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真中に見えないように胸のボタンをとじていく
結局ブラをつける暇さえなく、あわてて上着を着た東城。
『こ…こっち来ないでね真中くん
 近づかれたら…してないこと気付かれちゃう…』


制服の下は裸。
当然そんな姿見られてしまうわけにはいかない。


だが、東城のその不自然さが真中は気になってしょうがない。


『あんなに離れて…。
 もしかして本当に彼氏ができて 
 他の男には近寄らないって決めた…とか?
 やっぱり確かめよう!
 今なら2人きりだし正直に話してくれるかも…』


やはり近づくと離れていく
『気のせい…とかじゃなくて俺のこと避けてる!?』


そしてその瞬間が来る。
東城に近づこうとした真中は、足元のコードに引っ掛け転んでしまい…。


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『すりっ…』
キタ――――――――ッ!!



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「きゃあああああああ!!!」
電撃的接触。
キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!





走り去る東城を上から見つめる真中。

(よその学校の制服…)

その東城を受け止める男。

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(もしかして あの男が東城の…!?)









この記事の原作はこちらまで


[ 2006/04/02 09:37 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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