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いちご100% 第161話 「ふたりきり」 

大学受験もそろそろ大詰め。
センター試験までもうそんなに時間がないその日。

12月26日。

塾に行くために羽織った真中のジャケットのポケットから
西野から送られたクリスマスプレゼントがこぼれ落ちる。



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それは手紙と、学業成就のお守りであった。

「え…これ。いつの間に…」


『今年のクリスマスは私にとってすごくステキなクリスマスになったことと思います』

実際にはちょっとしたことからケンカしてしまい、ステキなクリスマスなんてできなかったけど…。
ちょっとだけ罪悪感にさいなまれる真中。


その夜。
塾帰りに西野に電話を入れる。


「すっげ~驚いたよ! で。アレ一体いつ入れたの?」
「うふふふふ。ひーみーつ!」


「もし。よかったら会えないかな。少しだけでいいから…」
「…ムリだよ」

「えっ!! 何? もしかして怒ってる?」

ムリも当然。
そのころ西野は雪積もる金沢まで家族旅行をしていたのである。


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「郵便受けにプレゼント入れたの淳平くんでしょ? ちゃんと使ってるよ…可愛い指環!」


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「ねぇ淳平くん。一緒に年は越せないけれど、来年も大好きだから…。
 来年もよろしくね。淳平くん!」

指環にキスをする西野。
この何気ないしぐさに何かと反応してしまう。



クリスマスは過ぎた。年末はもう会えない。



そう。
留学するということは家族とも会えなくなるのである。
真中とばかり時間を割くわけにはいかないのである。


来年…。

といっても春には西野はフランスに行ってしまう。
それまでの時間。何日会えるのかはわからない。
ここに来てようやく西野との時間を大切にしなければいけないとわかった真中。



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やっぱり笑顔の西野はかわいい。。。
河下先生の描く女の子はみんな笑顔がかわいい。。。


屈託のない笑顔がみたい。
女の子の笑顔って、癒されるよね…。


書きながらこのページで腕が止まってしばらく中断してしまったほど。


うーん。
最近…笑ってないな。
最近…。ゆとりがない。時間がない。
夜中遅くまでパソコンに向かい合うものの書けない…。

(いかんいかんいかん。愚痴が出そうになった…)


…話を続けよう。


このあたり時間の流れが速い。
もう大晦日である。


推薦入学を勝ちとった生徒はともかく、受験生にとって年末年始は無い。
大晦日も正月もすべては受験が終わってからなのである。

塾で年を越した真中たち。
講師に新年の気合を注入されたところでそれがそのまま受験力となるわけではない。



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センター試験の難解さに自信を失い、完全に沈んだ真中。

受験勉強そっちのけで映画に取り組み。
クリスマス直前からようやく勉強に励んだものの、いつまでも付焼刃が効くような話ではない。


真中が点を取れなかった英語も、唯にかかればすらすら読解されてしまう。


塾も自習中心となったようで、
勉強を教えてもらいたい真中としては塾へ行く意味がなくなってきたのである。



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「唯。マンツーマンで勉強教えるの上手な先生に心当たりあるよ。まだ学生だから多分タダだし」




そして唯の紹介する家庭教師が来るその日。

家庭教師代の浮いた真中の母は美容院へとでかけていく。
連日朝まで勉強している真中にとっては、眠気とも戦いであった。



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「えっ? と。東城!?」
「えっと…。唯ちゃんに頼まれて来たんだけど」
唯の紹介した、家庭教師とは東城のことだった。


真中としては困ったところである。
いくら勉強会とはいえ西野以外の女の子と二人きりという設定は好ましいものではなかった。


ましてついこの間まで互いに意識していたふたりである。

そんな真中の顔色を見透かしたのか東城は言う。
「学校終わったら唯ちゃんも来るって。唯ちゃんも一緒に勉強したいって言ってたよ」


ふたりだけの勉強タイムはおよそ一時間ほど。



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東城が中座から戻ってくると、真中は連日の疲れが出たのか眠っていた。
さきほど洗面台においてあった時計は15時10分前をさしていた。
唯が来るまでもう少しといったところである。


『きっと毎晩遅くまで勉強してるんだ…』


そんな真中の寝顔を見ているうちに、突然東城の脳裏にクリスマスの悪夢が甦った。


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『綾さん…』
天地のキス未遂事件。


「や…」

『なんでこんなこと思い出したんだろ』


この瞬間。
東城の中で何かが動き出す。


それは今まで誰にも見せたことのない一面。


それは理性ではなく、野生。


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『真中くんがいい。初めての人は真中くんがいい』



この行為がいけないことであるのは知っている。


この気持ちは持ってはいけないものであることも知っている。


だけど…。


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『それ以上もう何も望まないから。だから…』



真中と東城の間に『キス』は一度もなかった。
事故や偶然で触れたことは二度ほどある。

いちご100% 第036話 「秘密の出来事」
最初のキス?

いちご100% 第131話 「IN THE 暗闇」
2度目のキス?



だが今回は違う。
明確な意志を持って行う『キス』である。



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『神様許して――…』


言葉を胸に秘め、真中と唇を重ねる東城。
ふたりの他に誰もいない部屋。
そしてこの事実を知っているのは東城ただひとり…。

ただひとり、真中への思いを胸に奥にしまう決意であった東城。


それはあまりにも孤独な幕の引き方であった。



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だが。目を覚ました真中に押し倒されてしまう…。



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一瞬。真中の目が覚めていたのかと本気で疑った。



「真中く…」


「…西野…」




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『…ああ。そうか…』



呼ばれたのは自分の名前ではない…。


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『真中くんはあたしを西野さんだと間違えて…』



さらに寝ぼけてたうえでの勘違いでも…。


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『でも…。それでも』



それでもいい。


それでもいまはこのままでいたい。



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『今はこのままで―――』

東城は目をつぶって、真中の背に腕をまわす…。









この記事の原作はこちらまで



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[ 2006/05/31 13:33 ] いちご100% | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第160話 「それぞれの聖なる夜」 

「あたし春にはフランスに行っちゃうんだよ!?」

「あたしだってあたしの夢を追いかけたいよ!」

「淳平くんならわかってくれるよね!?」



西野の夢。
それは菓子職人になること。

その夢の実現のため、高校卒業後パリに留学する。


ふたりで会える時間は限られている。


なのに真中はそんなことお構いなし…。


事実。西野が留学することなんて忘れていたのではないだろうか…?



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クリスマスイブに女の子からこんな顔されたらどんな気持ちになるよ?

それはすべて真中のせい。
こんな状況ではとてもデートを続けられない。


「悪いけど、今はそーゆー気分になれないよ…。
 今日はもう帰ろ? じゃあ…」


帰る西野。
送る真中。


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走ればすぐに追いつく距離を保ったまま、真中からは近寄れず。
微妙な距離を保ち続けてとうとう西野の家に着いてしまった…。



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そこで西野が振り返る。
怒っているかのような。
また一面でなにかを誘っているかのような不思議な表情。

そして真中にとって衝撃な一言をつぶやく。

「…キスしよっか」



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西野からのキス…!

直接キスをしている描写こそないものの
西野が真中のポケットに手を入れています。

(プレゼントか!?)

…河下先生心情描写うますぎっ。



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「…ね。留学までにあと何回キスできるかな
 だからっ。ちゃんと大事にしてよね!」

そう言いつつ西野は自宅へと帰っていった。

この表情。
このセリフ。
やっぱり西野は真中には、できすぎたいい女の子だよなぁ。


残された真中はようやく反省して、西野へのプレゼントを郵便受けに入れた…。



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これからはなるたけ会えるように努力する。
努力するから―…。

西野っていつもクッション抱えてるシーンが多いですよね。

それってどう考えても真中とのスキンシップが不足しているからですよね?










クリスマス当日。

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東城綾 著 『夏に歌う者』 が発売された。
高校2年次の映画を小説化した 東城の作家デビュー作&中路賞受賞作である。

本の発売日。
誰が買ってくれるのだろうか?
どんな人が本を手にとってくれるのだろうか?

東城としては気になって、見張ることにしたようである。
そしてもちろん正太郎もついてきていた。


「おっ! ねーちゃんの本の前で客が止まった!!」

「またそーやってからかうんだから―…」

「すっげえ。アイツ5冊も手にとって…」

「え!?」



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5冊も手に取った客。それは天地だった。

読む用。保管用。人に広める用。(飾り用・切り抜き用か!?)
そんな感じで5冊買う男。


しかし、天地はちょっと不愉快だった…。

「綾さんはアレかな?
 本が並んでるのを見に来たのかな? その…カレシと一緒に…っ」


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「そうそうそう!!
 とりあえず宣伝よろしくね。ねーちゃんが書いた本…」
「……『ねーちゃん』?」


またしても東城の彼氏のフリをした正太郎は
いたずらが成功した子供のように陽気に走って逃げていく。


文化祭のとき東城が文芸部のみんなに説明したにもかかわらず
天地は女の子に囲まれていたため説明を聞いていなかったという話。
文化祭から2ヵ月近くずっとだまされていた天地。



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「天地くんはモテるから、わざと内緒にされてたのかもね」

東城かわいい…。
この笑顔最高。 
メガネ女子の笑顔ってなんでこんなにドキドキさせるんだ…。



しかし。
なにげないこの笑顔に、心動かされてしまった天地が今回大きく動く…。





天地からのお茶の誘いを断りきれずついていった東城。

なにげない会話。
正太郎が実は東城の弟であったこと。
天地も慶法大学が第一志望であること。

そして、作品を書くプレッシャーの話に及んだときである…。


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「あたしの小説を昔からよく知ってる人にアドバイスもらえることになって…。
 気分的には少し楽になったかな」


注さんって。
メガネにだまされてる?
パーツに弱い男?
上目づかいにコロッときてる?
わずかな首の傾き加減に揺れてる?


全部正解です。。。




東城がいくらオブラートに包んでも天地にはお見通しだった。



「それ真中のこと? 僕はそういうのよくないと思うな」

「それって君の才能の幅を狭めることになるんじゃないのかい?」

真中を意識して小説を書くことで、
知らず知らずに真中好みの作品になってしまうのではないか?

君の小説を一人のために書こうなんてプロにあるまじき考えだって思う。



と話を進め。さらに天地は東城の恋心に言及する。



「君には恋を選んで夢を諦める人生なんて歩んで欲しくない。
 僕なら選ばざるを得ない恋愛なんて君にはさせない!!」

「第一。真中には彼女がいるじゃないか! それなのになんで…」





「僕だって」



天地の話が脱線し始める…。
同時に天地のココロも道を外しだす…。


立ち上がる天地。
異様さを感じる東城だが圧倒され動けなかった…。


「中学の頃の眼鏡でおさげの綾さんに会っても
 君の良さにちゃんと気付いてあげられる自信はある
 たまたまだよ…。たまたま先に真中と出会ってしまったってだけで」



「…眼鏡外してみて」



天地の話が脱線した…。



「ほら…僕にもその眼鏡を外させることができた…」

「やっぱりそれがないとよく見えないのかな。僕の顔もわからない?」


…って眼鏡外すなよ東城っ。
ホントこの娘だまされやすい女の子だな…。



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そして天地が動くっ!!


「綾さん…」
「や…っ」


突き飛ばされる天地…。
走り去る東城…。




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「待ってよ。ねえ。
 ごめんね。綾さんが傷付くとは思ったんだけど
 君の中の真中を消せたらって思って…」



天地の気持ちはよくわかっている。
どれだけ東城のことを大切に思っているかは東城もよく知っている。



…だけど

いまの東城は真中のことしか…。



この天地によるキス未遂事件が
東城の心に大きな動きをもたらしたことなど。

読者を含め東城自身。今はまだ誰も知らなかった。









東城と真中の間に存在するふたりだけの関係。
そのジレンマに限界を感じた天地。
とうとう実力行使に出たものの、
この行為で今まで積み上げてきたものが一気に崩壊する。


同時に天地自身。


ここでお別れである…。









この記事の原作はこちらまで



[ 2006/05/23 08:35 ] いちご100% | TB(0) | CM(1)

いちご100% 第159話 「恋人ならば」 

この回はジャンプ連載当時タイトルがありませんでした。

あれっ!? とか思ってたんだけど単行本ではしっかりとタイトルがつきました。





さて、受験シーズン中ごろ、クリスマス手前といったこの時期。
推薦入試で進学先が決まった者も出始めたこの時期。


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「真中くん! これ…昨日目を通したんだけど」

約束どおり東城は真中の映画を観てくれたようだ。
さすがに映画の感想を他のみんなに聞かれたくなかったので東城を引っ張り階段へと向かう。


そして東城の感想は…。


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「真中くんらしい作品ではないと思う」

と前置きした上で、アドバイスを行う。
3年間。
ずっと真中の映画に立ち会ってきたからこそ東城のアドバイスは真中にとって的確であった。

ドキュメント風であり、セリフもなく、淡々と時間だけが過ぎていく手法。
短編映画の雰囲気を撮ったものであったようだ。


だが、さすがは東城。一度否定したうえで褒める。


「けど、映像的にはすごく綺麗だったな。
 真中くんって繊細な物を撮るの上手だよね」

真中のこだわりに気付き、褒める東城。
褒められた真中は自信を持つようになる。

この手法は高校生にできる技ではありませんよ。


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「うんっもちろん!」

最近。蘭泉祭以後、東城の表情が別人です。
真中にフラれてしまってからというもの可愛さに磨きがかかりましたよね。

「好き」という気持ちを伝えただけに、もうその気持ちを隠さなくてもいい。
それだけに東城ファンはちょっと複雑な心境なんですけどね。



ここで東城は、自身がすでに推薦入試で慶法大学文学部に合格したことを告げる。

真中にとっては5浪しても受かりそうもないほどの大学…。


ここで真中は今まで自身にくすぶっていた疑問を東城にぶつける。


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「東城はさ。なんで大学行くんだ?」

東城はもう小説家として人生が決定している。
なのになぜ大学に? ハクがつくから?
小説家だって映画監督だって大卒じゃなくてもなれる。
映画業界に就職して直接技術を身につけたほうが近道なんじゃないのか?

角倉に映画を酷評されたとき。
『今はもう少し自分自身を厳しい環境に置くことだな
 とりあえず受験勉強頑張ってみるとか…』
と、言われたようだ。


それは絶対に大学に行かなければいけない。ではないだろう。
東城の言うとおり「もっと自分を鍛えろ」と捉えるのが自然だ。
大学に行き、たくさんのものを学ぶこと。
いろんな人に出会い、いろんな場所に行き見聞を広めること…。

たしかにそれは大学に行かなくてもできることなのかもしれないが…。


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うなだれる真中を見つめる東城。

…この色っぽい顔は『罪』だ!


思わず伸ばしたその手が痛烈に切ない。


元気を取り戻した真中は去っていくが、東城はその場を動けなかった。


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「もしも。あたしが真中くんの彼女だったら…
 あの時…あの時―…」

東城の中で何かが変わり始めたのでしょうか?
今までとはぜんぜん違う積極さが出てきましたよ。





本当はスルーしようと思ってたんです。
今回からようやくシリアスに移っていくとこなんで…。
でもやっぱ、できませんでした。

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「あっ。やだ…」

どうやったらそんな転び方ができるんですかっ?


パンツキタ━━━━━━V(゚∀゚)━━━━━━!!!!

とりあえずお約束のサービスシーン「キター」と小さくやっておく…。



さてそれから真中は真剣に受験に取り組み。
気がつけば2学期も終了し…。



物語はクリスマスイブを迎える…。




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「えらい! 10分前行動!!」

ひさびさの再開を素直に表現できる西野が可愛い。
もっとすごいのは、真中が10分前に来ることを見越してその前から西野は待っているということ。

なんていい子なんだよ。

しかし、真中としてはちょっと乗り気ではなかったようだ。
勉強の成果が出てきて面白くなり始めたころだから…。


ふざけんなよ真中。(怒)


しかし、そんな真中の気持ちは見透かされています。


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「あのねえ!
 一日勉強サボってバカになるよーな頭なら、大学なんてもともと受かるわけないの!」

真中の優柔不断ぶりにはもうこっちはわかっているはずなのだが、どうしても許せない。
勉強もしなければいけない。
しかし、西野とのクリスマスイブもある。
どっちが大事かって天秤をかけるなよ。


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「せっかくのクリスマスだし…。
 せっかくのカップルだし…ね?」

怒った後にすぐにこーゆー切り返しのできる女の子って最高ですね。


そしてさっきまでは乗り気でなかった真中が『オス』としての本性を出す。


『思えば、あの夜以来触れてもなかった。
 西野だったら今日も何か用意してくれてるハズ!!
 眠ってたオオカミの血が騒ぎ出す~~~っ!!』

『とりあえず日中は普通にデートして
 日が暮れたら狼は目を覚ますのだ…にひひ』


この単純な思考回路を
注さんは同姓として許せないんですがぁぁぁ…。


たしかに10代後半の男ならこーゆー気持ちを抱くのは否定しない。
まして一度経験してしまっているのならなおのことであろう。
だが、露骨すぎだ。


やらしい事考えるのは百歩譲って許そう。
だが西野の身体目当ての考えはファンとしてどーかと思うぜ。



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「ホントしあわせ…」

穏やかな西野の顔と、隣に描かれた欲望丸出しの真中。

実際クリスマスイブのカップルの大半がこんな感じなんでしょうか?



注さん。恥ずかしながらこーいった経験ございません。
今の妻とは、結婚前こーいったデートしておりません。
また学生時期も野外でクリスマスを過ごすという経験がございません。
いったい何をやっていたかというと…。
まぁそれは別の機会に…。




しかし、この幸せいっぱいな空気を真中はぶち壊します。
最低です。
西野を何だと思っているのでしょうか?

「俺はてっきり夜は西野の家かと…」
「そういつも都合良く親がいないわけじゃないよ」
「俺ん家も親いるしなぁ…。
 じゃあ今日はその辺でメシ食ったら帰ろうか…」
「ちょっ…。せっかくバイト忙しい中頼んで休ませてもらったのになんでそんな風に言うの?」


「…もしかして淳平くん。今日ずっとエッチなことばっかり考えてたわけ!?」



「図星です…。」って言えよ。真中。



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「わかってるの? 淳平くん!
 あたし春にはフランスに行っちゃうんだよ!?」



この真中の顔は明らかに西野の夢を忘れてた。
西野の話なんてぜんぜんおぼえてなかったのだ。



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「本気なのか!?」

オイ。何だよその言葉は?
去年のバレンタインの夜にしっかりと聞いていたはずだぜ。

今まで冗談だと思っていたのか?

西野がすごいなぁって感じるのはこの瞬間に手が出なかったことだ。
殴られたっておかしくないはずの失態である。



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「あたしだってあたしの夢を追いかけたいよ!
 淳平くんならわかってくれるよね!?」


真中にも、西野にも夢がある。
まして真中にいたっては西野のことほったらかしにして映画に没頭したこともある。

だから西野の夢については理解できるはずなんですが…。










この記事の原作はこちらまで




[ 2006/05/22 07:58 ] いちご100% | TB(0) | CM(3)

いちご100% 第158話 「MOTIVATION!」 

真中のベッドの下から出てきたブラ。

この不発弾を唯はどう処理するのか?



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「? どうしたの?さっきからずっとこっち見て…」
「唯。西野さんのおっぱいなんて全然見てませんよ~~っ」



…バレバレである。



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『どうしよう!!
 西野さんにブラジャー返すべきなのかなあ~~っ
 でもこーゆーのって見て見ぬフリしたほうが親切かもっ』


もしこの段階で西野に言っていたら…。

言うまでもなく『修羅場』である。


爆弾は依然ベッドの下。



修羅場へのカウントダウンか?
という読者の期待は今回はなかった…。


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「…じゃあバイトあるから行くね」

西野が一方的に会いたいと来てくれたというのに、
真中は全然帰ってこなかった。


『淳平のニブちん!』 と唯が心の中でつぶやく頃真中は…。





東城と出会っていた。
真中が東城の家の傍まで行ったのだから必然的に会うことになるだろう。


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真中は角倉に酷評された映画の話をしたかった。
そして東城もまた真中に話したいことがあったのである。



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「俺の映画。東城の脚本がなかったらこんなもんなんだって
 なのに、ちょっと声かけられただけで調子に乗ってさ…」


この東城の表情が秀逸。
真中の夢の実現のために手を貸してあげたい。
いや、そもそもこのふたりが作品に携わったことでこういう関係になることは予想できた。

しかしこの表情はまだ序章である。


東城が小説を書く原動力。
それがなんであるのか気付くまで、
たっぷりページを割いて書き上げていくこの技術。
…上手すぎです。


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「あ、あたし…。才能なんてないもん…っ」

東城の脚本あってこその真中の映像。
ほかの誰かにダメ出しされるのは辛いけど、才能ある東城ならダメ出しされてもいい。
真中としてはそんなつもりのひとことだった。

しかし、東城は今スランプのどん底にいた。
プロットを書いても書いても通らない日々…。
それどころか小説を書きたい気分でもないのだ。

「…でも実際東城は賞が獲れるレベルの小説書けるんだし」


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「あたしが小説書く動機なんて結局…」



『それは真中くんのために…』



一番大事なことに気付いてしまった東城。
そう。東城にとって小説を書く原動力。
それが真中淳平。


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「俺が頼むから東城小説書けよ!」

東城の原動力がまさか自分だなんて知る良しもなく。
スランプに悩む友達を助けるためのアドバイスくらいにしか思っていなかっただろう。

だが、それは東城にとって一番欲しかった言葉である。


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涙ぐむ東城。

いきおい余って転んでしまうくらい驚いたけど…。
でもその言葉が一番欲しかった。
真中くんのために小説を書く。


恋心はつながらなかったけど、モノを作るという気持ちはつながっていてもいいよね…。


真中のアドバイスを受けて、脚本作りのつもりで書くことにした東城。
真中の映画を観てアドバイスすることも約束した。


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「うん! 真中くんも頑張って。
 そしてまた映画化してね真中くん…!」


最高にいい顔する東城。
告白以来最高なほほえみです。

今まで自分の気持ちを抑えていた女の子が告白を超えたとき、
こんなに「大好きっ」ていう顔してくれるからたまらない。


惜しむらくはもう東城が舞台のヒロインではないということ…。


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部屋に帰ってボーっとする東城。

文化祭の夜以来、
もう二度とふたりのモノづくりについて話をすることはできないと思っていた。
だけど今日久し振りに話ができた。

ふたりをつなぐものはふたりの得意分野でのモノづくり。


『でも真中くんは…今は西野さんとつきあってて…』


それでもさっき感じたの
空を見て思い出したの
真中くんに初めて自分の小説読まれた時
一緒に夢を語った時


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この恋が実ることはないかもしれないけれど
それでもあたしたちはやっぱりつながっている…よね?


いちご終盤。恋する乙女の胸の奥に燃える炎を見ました。
東城の中で整理したはずの気持ち。
でも簡単に整理できるわけない感情。

せつないです。
この気持ちは男でも理解できる感情です。


そしてなによりこの腰のくねり具合…。  …そそります。

え? 見る場所違う!?



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「真中くんが原動力なんだなぁー…」

本当にいい顔します。
どうしてこの子が正ヒロインおろされてしまったかがわかりません。

ラスト数回でこの恋の行方がどういう結末を迎えるのか気になってしょうがないのです。





物語と直接関係ないけどこの二組のペアがちょっと楽しい。

角倉周と黒川栞

真中に対して酷評を出した角倉であったが、
実際そこまでひどい作品ではなかったようだ。
新進気鋭の若手監督でさえ『ドキッとする』シーンもあったようだ。

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「…なんて言ってほしいのよ
 真中淳平を見てあの頃のアンタを思い出したとか言って欲しいのか~~っ?」


注さんは、このへんのオトナなやりとりにドキッとしましたけどね。


黒川先生は角倉とどーゆー関係だったの? ここのあたり補完して欲しいですよね。






美鈴と玉三郎館長のクリスマスコスプレ

じつはここのあたり時間の流れがぜんぜん見えなくてね。
文化祭終わって今いつ頃ということで、サンタによるクリスマス目前という布石。

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角倉監督に見切りつけられたんでしょー。と全然容赦ない美鈴。

もうじきクリスマスだよーっ。というそれだけの伏線である。






そして。時間は確実に進んでいるという事実を突きつけられる。

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「留学先のお店と住む所決まりそうだって」

店長からもたらされた報告は西野の顔に影を落とす。
この不安そうな陰。

真中のことに決まっています。

突然会いに行ったけど、待てど真中は帰ってこなかったということ。
映画に夢中になるのはわかる。
だけど時間は確実に過ぎていくのである。





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そのころ、爆弾は唯が持ち帰ることになりました。

爆弾のサイズは『E70』 西野のサイズではないらしい…。










この記事の原作はこちらまで














余談。および疑問点。


スイマセン女性の方見ていたら教えてください。

『E70』なるサイズがどうして大きいのかわかりません。


このおバカな三十路親父に教えていただけないでしょうか?
[ 2006/05/18 08:03 ] いちご100% | TB(0) | CM(2)

いちご100% 第157話 「何かが足りない!?」 

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「彼氏とラブラブのつかさちゃん。これからデートぉ?」

桜海学園のとある場所にて、乙女たちは恋心を隠し切れない。

「隠してもトモコさんにはわかるのだよ。
 最近のつかさミョーにニコニコしてるし色っぽいしー」


女の子たちの日常生活書かせたらやっぱり上手いなーって感心してしまうシーン。
やりとりが非常に自然なんですよ。

はやく河下先生の新作でないかなーっ。
少年誌無理なら少女誌でもいい。週間連載きついなら月間連載でもいい。
とにかく注さんは次の作品を待っています。



「それでも、もっと会っとかないと! 
 なんせアンタ達は春になったら離ればなれになっちゃうんだから…」



えっ! って思った人。 第95話参照です。


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「あたしね。高校卒業したらパリに留学するつもりなの!」


当時高校2年の冬。バレンタインの夜のことである。
実は書いてた注さんもこの伏線のことすっかり忘れていましたよ。

そう。真中も間違いなくはっきり聞いてた西野の未来。



だが真中。この言葉覚えているのでしょうか…。



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そして、西野は走る。
待ち合わせの場所へ。

愛している人の元へ…。

この笑顔がいいですね。満面の笑みってこんな感じなんですよね。


そしてこのセリフ。
「淳・平・くんっ」


この句読点の置き方が最高。


「ジュン、ペー、クンッ」

こう発音するのだろう。
一音ずつ区切るこの発音は
女の子から彼氏を呼ぶときはぜひ使っていただきたい。

もう甘えんぼって感じで…。
実際言われたらマジでくすぐったくなるようなこの発音術。


効きます!! (何が?)



それよりも何よりも
今回一番注目しなければいけない発言が西野の口から出ました。


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「…淳平くん。
 あの時みたく、また『つかさ』って呼んでよ…」



今まで読み返してしまいましたが、それは野暮というものです。

『つかさ』と呼んだ描写は今までどこにもありません。


…ということは。


そう。
その顔だけですべてを把握したよ。
余計な描写とかいらない。

あの時の回想とかもいらない。

もう、それだけでいい。

きっと『あの時』も同じように真中の髪をなでたのだ。

フワフワトーンの下で行われた、ふたりだけの時間が思い出されたのだ。

そしてその表情に読者はもう。
お腹一杯である。



しかし、西野の大切な時間の回想など真中は聞いてはいない。


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「実はさ! 俺また映画作ってんだ!!
 コンクールの審査員してた本物の映画監督から声かけられたんだよ!」



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そして真中と手をつなぐため少しずつ手を近づけていく西野…。
しかしぜんぜん気づかない真中。


せっかく真中のこと見直したのにまた最低野郎に逆戻りだ。


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「……」


あーあ。西野すねちゃいましたよ…。

「けどいいの? 受験勉強ほったらかして。
 別に将来を約束してくれたわけでもないのに
 …大学に入ってからでもできることじゃないの?」



美鈴。東城。そして西野。
みんな真中の進路を心配してくれているのに。

「受験からの逃げって言いたいわけ?
 いーのいーの俺。映画の仕事ができれば大学とか関係ねーの」

この馬鹿はこんな簡単な言葉でみんなの心配をますます増していきます。


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『わかってるのかな淳平くん。あたしたち会えるの、あと少しなんだよ…』


先に書いたとおり、ぜんぜんわかっちゃあいませんよ!


高校卒業まであと数ヶ月。
留学するまで目前。カウントダウンはすでに始まっていて二度と戻ることはありません。

それまでにふたりの思い出をいっぱい作りたい西野。
角倉に認められたくて映画作成に夢中な真中。

二人の思いはちっとも交わらない。



学校でも受験勉強をしなくなり、映画作成に夢中な真中。

「はやく映画でメシ食えるよーになって、西野に何でもしてあげるんだ!」
「夏頃の小宮山みてーな事言ってんな~~」



真中。もしかして西野の夢の存在忘れちゃった?



その頃はもうすぐ訪れる未来にワクワクしてた。
何もかもが想像通り動いていくって信じてた
他のみんなのことなんて考えもしないで…


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そのころ、東城は塾をやめていた。

「出ない
 思いつかない
 やりたくない 
 小説なんて…書きたくない…」

小説のネタにつまり、大変なスランプに陥っていたのである。

編集者からの催促にも満足な答えを返せないくらいドン詰まりだったである。


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真中に内緒にしていたことだが
すでに東城は親の勧める大学に推薦で合格していたのである。

真中と同じ大学に行ってもいい理由がなくなってしまったから…。


推薦が決まった今、小説を書く時間はいくらでもある。
…ありすぎるぐらいに、ある。
しかしそれは、考える時間があるということ。
そうなるとどうしても真中のことを考えてしまう。


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思わず涙ぐむ東城。
黒ぶちメガネが似合う女の子の涙…。

ここは胸を突くシーンなんですが、注さん的は『萌え』です…。




かなり脱線するうえファンの方には申し訳ないですが…。

『時東あみ』さんはイメージに合わないんですよ。

あの娘は狙ってメガネっ娘を演じている。
だからメガネだけが浮いている感じがする。
もっと言えばメガネ自体に生活観が感じられないのだ。
あんなにオシャレで存在感をアピールしすぎるメガネは所詮小道具なんですよ。




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「北大路さんみたいに、あたしも強くならなきゃ」

それが今もまだ真中くんを想っていてもいい条件だと思うから…。




そのころ真中は角倉と会っていた。
ようやく完成した映画の評価をもらうためである。

真中としては、自信があった。
直接会って話をするということは絶対に悪い結果ではないはずだ。


だが、真中の自信はあっという間に覆される。


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「正直。ちょっとがっかりしたな」
「え?」

「これちゃんと観客意識して作ってる?
 シナリオ係に頼まないと途端にこんなレベルじゃあ…」

素人の唯が読んでもおもしろさがわからない脚本。
田舎から上京してきた女の子の心象風景をつづった映画。

映像のほうも唯から見ても意味不明な映画だったらしい。

結局、角倉からは「今は受験を頑張れ」と諭されてしまったのである。




そのころ唯は…。

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「……およ?」

大変ヤバイものをベッドの下から発見してしまったーーーっ!


不発弾キタ━━━東城の━━━(゜∀゜)━━━ブラ━━━!!!!


物語終盤。こんな物まで伏線にしてしまうとはーーーっ!!

恐るべし河下水希…。



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「なんで淳平のベッドの下に…」
ひとまずブラをあててみる唯。

こんな唯のテイストがかなり気に入っています…。

恐るべし河下水希…。




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「そうだ! あのさ淳平ってさ。付き合ってる人いたり…する?」
「へっ? あ…うん一応今は西野と…」

「…ふぅ…ん。じゃあコレは西野さんので二人はもう…。
 お、オトナ… ってこと…???」



普通ブラ忘れて帰る女の子なんていません。
どこの世界に下着付け忘れて帰る女の子がいますか?

あっ。このブラ東城のか…。



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「あれっ唯ちゃん! こんにちわ。淳平くん…いる?」

そしてここで西野登場。
うおっ。
なんてすげー展開なんだ。

ということは唯がこのブラについて口を滑らせたら修羅場だよなぁ…。


真中と西野の関係がさらに深まっている今。
この下着という爆弾は大変な破壊力を持っています。





映画の評価が散々だった真中が向かった先は東城の家。

自分の映画のどこがいけなかったのか。見てもらいたかった。
そしてどのように修正すればいいか意見を聞きたかったのだが…。


いまさら会ってどうしようというのか?

いまさら東城に会えるわけがない。

そして東城だっていまさら真中に会いたいとは思わないだろう。




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だが運命の歯車は、再びかみ合い動き出す。

「ま、真中く…ん?」

出会ってしまったふたり。
この突然の出会いに東城は動揺する。









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[ 2006/05/16 08:23 ] いちご100% | TB(0) | CM(4)

いちご100% 第156話 「好機到来!」 

話の冒頭からいくつか大事なところがスルーされている。


前話で出た右島の「殴ってやる」は描かれていない。

(実はこのシーンをかなり期待していた。
 真中がおもいっきりぶん殴られるシーンを見たかったのだ。
 殴りながら右島がどんな言葉を真中に向けるのかを見たかったのだ。)



そして。

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こずえからの真中への別れの言葉。

「あ、あの。あたし、もう一緒に帰ってもらわなくても大丈夫だから…
 真中さん。塾来てない間ずっと一人で帰ってたし。だから…
 …さよならっ」

ここまで言われたのに、こずえの恋心は真中には伝わってはいなかった。



・゚・(つД`)・゚・
…こずえの気持ちがあっけなくスルーされた。
「あーん。そんなのひどいよぉ」
・゚・(つД`)・゚・



そして塾帰りの真中に美鈴から電話が入る。

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「映画監督の角倉周って知ってます?」



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角倉周。
ショートフィルム部門で賞を獲ったことのある、泉坂高校の卒業生。

そんな新進気鋭の若手映画監督が真中の作品を観て
『俺は優勝でもいいと思う』
『一番情熱がこもっていた』と褒め上げて

『真中の一人で撮った作品が観たい』と言ってきたのである。


話をしていくうちに、実は角倉監督。
東城が映研立ち上げの際に持ってきた作品の『作者』であったことが判明。


さらに驚きの新事実。
その作品の中に出てきた女の子。
(読者はそんな存在が出てたことさえ知らないのだが…)

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その映画のヒロイン役の『栞ちゃん』が黒川センセイだったなんて…。



新進気鋭監督からの夢のような本当の話。
真中の作った映画を観たい。


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だが、真中の作った映画はすべて東城の脚本があってこその評価である。
脚本担当の東城にはこの話を伝えられない。

まして、東城の告白を蹴ってまで西野を選んだ手前
東城に相談できることではないとの判断である。

『自分だけの力で挑戦…。
 そうだよ、これは誰のものでもない俺だけの夢なんだから…!!』




そして、豆大福を手土産に…。
唯に頼る。

だが、真中が唯に持っていったシナリオは
素人の唯から見ても面白いものではなかったらしい。


田舎娘が上京して都会に驚く設定…。
当然そんなシナリオ唯が納得するわけがない。


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「淳平の力で唯の魅力もっと引き出して」


…ごめん。ちょっとだけ唯に惹かれた。



真中としては、角倉に映画を見せることで
当然自らを売り込みたいところである。

あわよくば角倉の下で映画に関して学びたいという野心がある。



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そんななか、真中は新聞に載った東城の記事を見る。

東城の文才について、いち早く発見したという自負がある真中にとって
東城の才能が人に認められることは素直に嬉しかった。



そんな真中は初心に戻り
ビデオカメラ片手に屋上に出る。






中学のときとは違い、立入禁止の札もなく。

階段の段数も数えることなく。



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ドアを開けたそこには…。














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わーい。

東城のパンツキタ――――――――ッ!!


キタ━━━いちご━━━(゜∀゜)━━━パンツ━━━!!!!


『と、撮ってしまった。
 風にたなびくスカートからのぞくいちごパンツ…!』







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「ただ。あのコのパンツがめくれる瞬間をビデオに収めたいだけなんだ!!」



真中の夢が実現しました…。

どんどん伏線が消えていきます。

最終回まであと何話? って感じですよ。





あの文化祭の夜以来。
久し振りの対面。

ぎこちなさが目立つふたり。



「東城の才能を見抜いてた一人としては。俺ホント嬉しいんだ…。」

「美鈴ちゃんから聞いてるわ。
 プロの映画監督に声かけてもらえたって…おめでとう!」


東城の脚本から脱却を図るため、一から作り直すことを告げる真中。


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この寂しげな東城の表情がなんか胸を突きます。

「…けど受験勉強があるんじゃ…」
「映画の道に進めるなら大学行く理由別にねーもん」


深読みなのかもしれないが、
東城としては真中に対して未練がないといったら嘘であろう。

できれば真中の夢の実現に関して、自らが脚本を書いてあげたいという
そういった複雑な気持ちが表れているのではないかと読んでしまうのである。



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それから俺達は黙り込んで屋上からの景色を眺めていた。
けれど見つめる先は多分同じ場所ではないだろう。


だから頑張るんだ。自分一人だけの力で。



かつて屋上といえば
ふたりの夢が同じ方向に向かって行くための空間であった。
だが今ふたりの関係は今までのそれではない。

互いに向かっていた恋愛関係は解消され
それぞれ個人としての未来や夢に向かって動き始めていく。


ふたりの後ろ姿が切ない
ふたりの向いている方角が
もう再び交わることはないのであろうか。









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[ 2006/05/14 17:38 ] いちご100% | TB(0) | CM(4)

いちご100% 第155話 「未来という名の来訪者」 

文化祭が終わった翌日。
『楽しい高校生活』も終わり3年生は受験モードに突入する。



そして絶対触れると思われていた『昨日の夜』については見事にスルー。
何ひとつ触れませんし、回想ひとつさえありません。

…なんだよ。ずいぶん大人じゃないかよ。。。



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そして、「ちなみとの未来のために就職する」と言っていた小宮山も受験生になる。
「キャンバスライフ!! 大学行ってサークル合コン彼女ゲット!!」


理解に苦しむ進学理由だが、それもアリなんだろう。

結局ちなみとは『ラブ・サンクチュアリ』の番号も違い、
自分と同じ番号の女の子さえ見つからなかったらしい…。


すべては夏の夜の夢であったのか…。
小宮山。
キミは幸せなんだよ。
すくなくとも読者に覚えててもらえるだけ…。


だが、忘れてはいけない。
真中淳平とて、受験生なのだ。


文化祭の作品に大きく夏の時間をさき、大きくスタートに出遅れている真中。
授業の合間の休み時間。
果ては昼飯の時間さえ勉強に費やすもののやはり我慢の限界であった。


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とうとう、爆発して逃走する。


クラス内の受験一色の雰囲気についていけなくて玄関先にたたずむ真中。
そんな真中に声をかけるさつき。


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「こんなとこで何やってんの? 日なたぼっこ?」
さつきもまたそんなクラスの雰囲気についていけなかったようだ。


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「あたしたちやっぱり。息ぴったりなんだなあ」
二人は泉坂高校に入学した際、補欠合格組である。

それから3年間ふたりが一生懸命勉強している姿なんて見たことがない。



さつきは何も用がなくて真中のところには来ない。
昨日の確認をしたかったのだ…。


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「…東城さんのことふったんだね
 東城さんの告白シーン見ちゃった。
 見たくて見たわけじゃないよ? たまたま…それこそ偶然ね」

さつきにとって真中の本命は東城だとずっと思っていた。
それは東城ファンもそう思っていた。

「真中が東城さんのこと切り捨てるなんてありえないって思ってたから」


だが西野を選んだことで、真中の心はもう揺らぐことない。


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さつきは将来をきちんと考えていた。
フリーターして結婚と簡単に考えていた未来も、真剣に考え直すことにしたようだ。

「なかなか踏ん切りがつかなかったけど」と言うあたり、何か大きなことをするのでしょうか?

 






その頃こずえは、真中のことを思い出して泣いていた。

文化祭が終わって間違いなく塾に顔を出す真中にガツンと言ってやれ。
と、舞に言われても。

こずえにそんなこと言えるわけがない。


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ガラスの反射に映るこずえの泣き顔に気を遣う右島。

・゚・(つД`)・゚・描写上手すぎ…。


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「どこの学校の、なんて野郎にフラれたか言え。
 俺が今からそいつんとこ行ってぶん殴ってやる」


女の子の扱いがわからない、右島なりの気遣い。


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「もー少し、わらっ…。 …困んねーでくれよ」
中学・高校と男子校だった右島にとって。
女の子の涙の意味なんてわからない。

けれど、女の子の涙を見たくないのは事実である。


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こずえはそんな右島の無骨な気遣いに自分を重ねて微笑む…。








その頃美鈴は、来年以降の映研存続のために面接を行っていた。

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「…じゃあ、次の質問。
 今まで見た映画の中で一番好きな作品の名前をあげてください」

だが、来る者来る者。冷やかしばかりでウンザリしていた。



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そして、そこに明らかに学生ではない男がやってきた。

「僕は、こないだ行われた映像コンクールの審査員をしたものでして
 あの映画作った監督さんっている…?」







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そのころ東城は、自作の詰まった『数学のノート』を抱きしめていた。
真中に始めて認めてもらった自分の才能の原石。

あのときの夢は重なったけれど、その後の人生までは重ならなかった。

複雑な心境でノートを見つめる東城に、正太郎が郵便を届ける。



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その郵便の差出は『蒼睡社』…。

正太郎が美鈴とデートをしたいなぁ…。
なんて言ってますが果たして耳に入ったのかどーかは疑問。



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中身を見て東城は驚きを隠せない…。

「中路賞、受…賞…」



ふたりの夢は、いよいよふたりだけの夢ではなくなった瞬間…。

ふたりの才能は、自分だけの才能ではなくなった瞬間…。



そして当人の知る・知らざるを問わず、確かに夢は動きだしたのである。









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[ 2006/05/04 00:54 ] いちご100% | TB(0) | CM(1)

いちご100% 第154話 「嘘ついた」 

「……あがってく?」

西野からの誘い。

もはや、ふたりの間に障害はない。



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そして扉が閉ざされる。


親のいない西野の家。

ふたりきり。

そして夜…。

ふと足元に目をやれば西野のと思われる靴が一足あるばかり。
本当に、今、この家には西野以外誰もいない…。



何かが起きるのを期待してしまうのは男の性である。



…ドアを閉めたものの、次の一歩が踏み出せない。
玄関先で立ちすくむ真中。


『だって。俺の頭の中。西野には言えないようなことでいっぱいで
 どうしてもそっち期待しちゃって
 西野と朝まで一緒なんて、俺にはまだ…』


男であるがゆえにいろいろな欲望が飛来しては消えていく。
どれも女の子には言えないような欲望である。



『はっ』
だが、真中は気づいてしまう。


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それは西野も?
西野も同じ事を考えている…?



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「どーしたの? 玄関口じゃ寒いでしょ。早く上がって。・・・ね?」

西野も今夜を期待している?
そして決意している?

真中は胸の高鳴りを隠せない。





…そしてふたりは一緒に夕飯を摂る。



「テキトーに座って。ありあわせの物しかできないけどいいかなあー」


中学生のとき。
西野はまだ料理が上手じゃなかった。

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スープの隠し味にマヨネーズとチョコレート入れるような女の子でした。

でも今は全然違う。
西野は桜海学園に通っている間に料理を学び、
将来は菓子職人になりたいとまで成長したのである。



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ふたりをつつむ甘い雰囲気。
向かい合ってパスタを食べながら、このあとの展開を探り合う…。


今夜は?
これ食べ終わったあと。
…そのあと。どうなるの?


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目を合わせる事が出来ないふたり。

可愛いです。
目が合っただけで赤くなってしまう西野…。


互いに緊張する。
互いに鼓動を静めることは出来ない。


そして。
お互いに口にしないこの先の展開。




食事も終わり、ソファに落ち着く真中。
しかし心は裏腹。
ソワソワし始めて落ち着いてなんかいられない。


このあと、いよいよ…なのか?

…やっぱり、男の俺から切り出すべきだよな。



そして西野が洗い物終わってリビングに来た瞬間…。

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ふたりの目の前のテレビが繰り広げていたのは

ふたりの願望。 『ラブシーン』だった。



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『に、西野。顔真っ赤…』

可愛すぎます。
女の子が顔真っ赤にしてるのってすごくイイです。

そして小さなセリフなんですが「はあ、はあ」と吐息が漏れています…。


これはチャンス?


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それを感じ取った真中は西野にキスをしようと…。



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「ちょ…。ちょっとストップ! ストーーーーップ!」

当然です。
こんなキス顔がだらしない真中では…。

「ごっ。ごめんね! その…嫌ってわけじゃないんだ。た。ただ…」



…そーだよね。
わかっていたよ。

毎回毎回そんなに都合よくいくわけがない。

今回もそーゆーつもりではないよな…。





って思ってたら…。



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「こーゆーのって。先におっ…お風呂入ったりするんじゃない?」

「あーっ。もうホント変な事言ってゴメン! ごめんねっ」


キ・キ・キ・キタ━━━お風呂━━━(゜∀゜)━━━お風呂━━━!!!!

西野もパニックをおこしています!

この顔を真っ赤にして…言うセリフが!



お風呂!


…ってことは?
…ってことですよね? (ってなんだよ)


今回はハズレなし?



というわけで風呂に入った淳平。
「あ。ある意味ものすごく順調に事が運んでる気がする」

もうこの段階で真中は覚悟を決めた

『西野の気持ちはすべてOKだ…』





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その時西野は真中の靴を隠そうとしていた。

皆さんもそーだと思いますが。
最初読んだ時はぜんぜんこのシーンを気にしていませんでした。

なんかの伏線?
なんて気に留めてる状況ではなかったです。

今回の話を醒めた目で読んでた人だけはなにかを感じ取ったかもしれませんが…。

注さんは、『はやくはやく次々…。』って感じで読んでました。

だって今回の話をフツーのテンションで読めた西野ファンはいないハズだ!


(注さんは東城ファンですが、こんなどきどきするシチュエーションなら派閥も超えます)



そして風呂を出た真中は西野の父親のスウェットを着ておどける。
「おじさんのスウェット少しでかいみたいで…」


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「あたしの部屋で待っててくれる?」

それだけ言い残し西野はバスルームに消えていく。


再び高鳴る鼓動。

「部屋で待ってて」

部屋でって…、



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『それじゃあ、このあと…』




今回、西野の下着シーンは一切ないみたいです。
あるのはこのシーンのみ…。


初めて西野の家に来たときはこんなシーンもありましたが

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下着披露。


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入浴シーン披露。


あの頃から比べるとこの物語も色合いが変わりました。
こんなシーンは全然描かれなくなったし…。




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大人しく部屋で待つ真中。
正座である。

背後の時計の秒針がやけに響く部屋。


今、下のフロアで、西野が風呂を浴びている…。
意識するなというほうが無理である。


ソワソワの絶頂。



『流れてく時間が長く感じる…。いや短くても困るんだけど
 はやく来てほしいような、このまま来なくてもいいような…。』




振りかえってみると西野の家に入るのはこれが…4回目。


最初は中学の時のふたりだけの勉強会。
結局勉強なんてしなかったけど

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「…うん。明日まであたし以外誰もいないから」



2度目は別れを告げられたとき。

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「だから今度こそ。サヨナラ…」



3度目は西野の手作りケーキの試食。

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たまたま覗いてしまったキッチンの中で西野は…。
日暮との抱擁勘違い事件。



毎回、西野の家に来ると大きなイベントがあった。
その都度読者はドキドキした。


だけど今回のドキドキは意味あいが全然違う。
ふたりを取り巻く状況はあの時とは違う。

もう、ふたりの間に会った人間関係の障害も環境の問題もすべて取り払われた…。




『…西野。バスタオル一枚で来たりして』



この真中のドキドキ感を注さんは否定しない。
読者のみなさんもこのシーンはドキドキしたと思います。

もうまるで自分が西野を待ってるかのような錯覚。
そんなヴァーチャル体験をジャンプ見ながら経験しました。


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そして西野が部屋に来る!!



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パジャマ姿の西野キタ――――――――ッ!!

湯上がり姿の西野キタ――――――――ッ!!

ちょっと照れてる西野キタ――――――――ッ!!




しかし、真中にはこの味を理解できなかった…。
「あっ。パジャマか…」

真中若い。
若すぎます。

西野がいきなりバスタオル一枚で来たら、キャラが違います。


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「悪かったな! 
 裸でバスタオルで来る自信なんてあたしないもん!
 淳平くんは東城さんやさつきちゃんのカラダ見慣れてるでしょ?
 あ、あたしなんてっ」


「あたしなんて。…ホント貧相だし…」


こーゆー拗ね方するものですから西野は可愛いのです。
また無防備な背中がさらにイイッ!!



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「ひゃ…」

真中が自分から抱きしめに行く。
ギュッ…と抱きしめる。
正直真中を羨ましいと思いましたよ…。


「そんなことない! 西野がいい! 西野くらいが俺はいい!!」


この発言はちょっといただけないな…。
いくら胸が貧相だからといっても「西野くらいが」はいらないと考えます。


でも、西野にとっては
東城やさつきよりも西野がいいと言ってくれたことがうれしいのである。


「ホントにホント・・・?」

あえて確認するのは、もっと聞きたいから。


自分だけを見てほしい。
自分の事だけを大切にしてほしい。



そして…。




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「じゃあ、見てもいいよ」


爆弾発言キタ━━━見ても━━━(゜∀゜)━━━いいよ━━━!!!!


西野ファンが。いや、すべてのいちごファンが驚愕したシーンと推測します。

つ・つ・ついに少年誌の限界への布石!?

本当に、み・見ても…いいの?
西野の裸が描かれるの!?

リアルタイムで読んでた注さんにとってこのシーンヤバすぎでした。
コンビニで立ち読みだったから
改めて周囲を見回してしまいました。


久々にど真ん中です。


「見てもいいよ」


言われたい! そして言わしたいよ!! (ぉぃ)



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「ホントにいいのか…?」
「うん…」


ドキドキな鼓動は臨界点!!

なんなんだぁ。
これは少年ジャンプだったよなぁ?
成年誌じゃないよなあ?


女の子のパジャマの前ボタンをはずしていく瞬間。
この瞬間が…死ぬほど好きです。 (ぉぃ)



思わず真中と同じように手が震えます。



いよいよ。
いよいよ…西野の。

西野の裸が…。
公開される…!?





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「な、なんだ今の音!! 西野! 誰かが家の中に…っ!!」
「あー…」



あーあ。やっぱこんな展開かぁ…。



ご両親のご帰宅です。

興ざめです。
今までものすごく盛り上がってただけにショックです。

真中だけじゃなくて西野ファンが大ショックです。


皆さんよく考えてみてください。
これは少年誌です。

期待していたシーンは本来あってはならないのです。



…と思いきや。



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「とりあえず隠れてくれる? 淳平くん」
「え」


か、隠れる…?

西野には全く焦った様子はない。
むしろ笑っているじゃないか。

一体どーゆーこと?
西野はこの状況を…楽しんでる?



「ただいま」

と言いつつ西野のお母さんが部屋に入ってくる。
まさか西野のお母さんも娘の布団の中に男がいるとは思わないだろう。

とんでもないシチュエーションです!!



だが問題はこのあとです。



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「にぃ~しぃ~のぉ~」
注さんイチ押し。この西野の顔。

いたずらが成功して喜ぶような顔。


さらにもう一個イチ押しを紹介。


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「あ、小声で怒鳴る、それ正しい」

このセリフとポーズにやられました…。



そう、西野は最初から全部…知ってたのだ。
親が帰ってくるのも…。
真中があわてふためくことも…。
全部。





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「嘘ついちゃったの。淳平くんのことが好きだから」

「…帰るのは、お母さん達が眠ってから…だよね?」



『好きだから。』

このシチュエーションさえもこの言葉の下に楽しめる女の子。
恋する女の子は女優にも悪女にもなれる。




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「西野…」

ふたりの鼓動が重なる。
ふたりの呼吸が重なる。

緊張した面持ちの中。
ふたりの命のリズムが響き合う。



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「あ、ちょっと待って!」


何だよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

ここまで来てお預けですかぁぁぁぁぁぁぁ!




と思いきや違った。
もう寝てる事になってるから…電気を消す。

そうそれは普通のことだ。


そして何よりこれから起きるであろう出来事に備え明かりを消す。



今度こそ本当にふたりの間に障害は無い。


きっとふたりの脳裏には今までの記録が思い出される。



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中学の時。初めてのふたりきり。
まだ西野はぜんぜんコドモだった。


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高校一年のとき。
「淳平くんがしてみたいこと、なんでもしていいから…」
この時は、真中に勇気がなかった…。
だからふたりは別れてしまった…。


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「淳平くん。ま、待って」
西野17歳の誕生日の夜。
思い出の中学校の保健室にて。
この時は西野に運がなかった。


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「ちょっと待って西野」
久し振りの西野との対面はベッドの上…。
寝込みという最大のチャンスであったが、
真中は結局プラトニックを貫き通した…。


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「今夜は淳平くんに一晩中、話聞いてもらおっかな」
ふたりきりの3日間の逃避行。
西野が未来に向かって行き詰まっていた夏。

大声を出してしまった真中に対してビックリしてしまう西野。
そんな西野の顔に真中は再びプラトニックを貫いた…。




だけど。
今夜。ふたりはすべての束縛から解放される。

そう。それは愛するふたりにとって自然な流れ。

自分でその行為について責任がもてるのであれば。
そしてそこに倫理的な問題が何もなければ。



すべては自然な行為。



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そして二人は結ばれるっっっっっ!!



なんだこの表現はぁぁぁ。この描写はぁぁぁ。
なんなんだ、このフワフワトーンはぁぁぁぁぁ!!
・゚・(つД`)・゚・・゚・(つД`)・゚・・゚・(つД`)・゚・





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そして、おそらく深夜か明け方であろう。
帰っていく真中の後ろ姿を眺めながらのこの西野の幸せそうな顔。

もうそこには少女のあどけなさを超えた西野がいた…。









この記事の原作はこちらまで








ちょっとだけ余談。

「マンガがあればいーのだ」さんの記事にもありますが
今回の話は、下着姿一つ描かずにラブシーンを描ききっているのです。

中学時代の西野との一幕を今回の記事に書きましたが
直接的な下着姿や裸を描かなくてもシチュエーションやセリフだけで
ここまで魅力的に描かれるのです。

これが河下先生の真骨頂です。
大変見事な手腕です。


もはや二人の関係はひとつの事実によって深められました。
このとき注さん的にはこのあと数話で完結だな…。
と思っていたのですが実はまだまだ完結しないのです。

ではなぜ?
それはこのあとのお楽しみですね。 

…そう。まだ伏線が残っているのです。
[ 2006/05/02 12:35 ] いちご100% | TB(0) | CM(6)
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