えー。
ひさびさのマンガレビューである。
作品について詳しい説明がいるのかな?
今年の週刊少年ジャンプ新年4・5合併号にて、
いちご完結以来、ひさびさの登場である河下先生の読みきりである。

まずはカラー表紙から。
とにかくヒロインである高嶺可憐(たかみね・かれん)の涼しげな目元にイチコロです。
このニットは正直どうかなって思ったが思った以上に彼女の魅力を損なわない。
また体のバランスが出来すぎである。
やっぱり女の子書かせたら河下先生はトップクラスである。その背後に描かれた堂島健二(どうじま・けんじ)はあきらかに簡単な扱いであるが。
■ストーリー。
堂島の親戚ん家の近所に心霊スポットがあるということから
冬休みを利用してミステリー研究会創設以来の合宿心霊ミステリーツアーを企画したのである。
12月24日。
世間はクリスマスイブというその日。
ミステリー研は山奥にある堂島の田舎へと向かう…。
ものの…。
しかし参加者は高嶺と堂島のふたり。完全にお約束である。
他の部員が気でも利かせたのであろうか。
しかしながら氷のようにクールな彼女。
成績優秀で美人なのだがオカルト好きという変わった側面を持っている。
今のところ高嶺と堂島の間に男女の関係、恋愛的要素。などはまったく…ナイ。
さて堂島の田舎には、こういった『氷姫』の言い伝えがある。
土地の領主の娘「小夜姫」は家臣の息子「堂島四郎丸」に恋心を抱いていた。
しかし小夜姫には隣国の領主「中野実時」との結婚が決まっていた。
堂島四郎丸との恋が満たされないならと、小夜姫は湖にて自殺する…。
以来、冬場になると小夜姫の呪いが人を湖に引きずり込むと言われるようになったのである。
記録によると姫の死後、この土地の人間が大勢亡くなったというのだ。
その夜。小夜姫を奉るほこらを調査中に
突然高嶺が倒れたのである。
言い伝えにはさらに続きがある。
堂島四郎丸は小夜姫の自殺前に遠方へと向かわされ、その地で結婚し骨をうずめた。
この村に戻ったのはその孫の代だという。
さらに、その堂島四郎丸の子孫が堂島健二なのである。その夜クールであったはずの高峰がいきなり変貌する。

「堂島様!! お会いしとうございましたー!」
これって夜這いだよなっ?
「何って、その…。堂島様と結ばれるために…」
キ・キ・キ・キタ━━━この━━━(゚∀゚)━━━ギャップ━━━!!!!
冒頭。
めちゃめちゃクールで
他を寄せ付けない雰囲気の女の子が

その夜突然。大胆になる…。
だがふたりの願望はかなわなかった。
何十年もびくともせずに立っていた家が突如大音響をたてて崩れ落ちたのである。
事なきを得た二人。
翌日、高嶺は小夜姫が身投げしたといわれる湖に向かう。
すると湖の氷の上で再び高嶺が変貌する。
さっきまでツンツンとしていた女の子が一瞬で別の女の子へと変わる。

いい笑顔だ…。
「今。私のことを考えてくれたのであろう?
うれしくなってまた出てきてしまいました。」
そしておもむろに堂島のジャンパーを明けて、自らのコートの前をはだける…・
ぬな!?
ちょっとこんな青空の下で!?
待ってよ高嶺
今気温マイナス…
これが新しいスキンシップの形だーっ!!
「けどもっと堂島様とくっつきたいです!」
ここでもう一度確認しておきたい。
上のプックリふくれた女の子と

このクールな女の子は同一人物です。
「体があるときでないとこうやって、触れることができませんからね」ここまで言われてようやく高嶺であって高嶺でないことに気付いた堂島。
「藤代厳竜政平の長女小夜と申す。お会いしとうございました。」
小夜は堂島に大切な事実を伝える。
実は堂島健二は「堂島四郎丸の生まれ変わり」であるという事実を。
だがここで言い伝えに矛盾が生じることに気付く。
小夜姫の悲恋から始まった呪い話を小夜姫が否定したのである。
突然倒れる高嶺。
その上空では無数のカラスの群れが
何者かの影を作り上げていたことを堂島は気付いたのであろうか?
深夜。
再び高嶺は湖を目指す。
ただその姿は小夜姫が取り憑いたわけでもなく
…まるで何者かに操られているかのような足取りであった。

小夜姫を呼び出したもの。
それは「中野実時」
ここで堂島ははるか昔のビジョンを見る。
小夜姫が何者かに追われ、逃げた湖の氷が割れ沈んでいく映像…。湖の呪いの真相はこういうものだった。
中野実時との結婚をを拒否した小夜姫。
そのため湖の上で小夜姫は中野によって殺されのである。
しかし中野はその後何をやってもうまくいかず腹いせに
女・子供・百姓・家来を立て続けに切り捨てた…。この一件がいつのまにか氷姫のたたりとして尾ひれがついてしまったのである。

はるか昔のイメージのとおり、高嶺も氷の下に沈んでいく。

後を追い飛び込む堂島。

「ありがとう」
四郎丸の生まれ変わりである、堂島に助けられ感謝の接吻を交わす小夜姫。
その瞬間、湖に光がほとばしり
沈んだはずのふたりが水面に浮かび上がり
中野実時も消え去り
割れたはずの氷も元通りになり
濡れたはずの服も乾いていった。それが、堂島健二の体験した冬休みの出来事であった。

当然こんなヨタ話を部員達に話しても信じてもらえるわけも無く
落ち込んだ堂島であったが

高嶺は言う。
「あたしが見てた夢の中で
なんかアンタが助けてくれた気がするのよね
よくわかんないけど…サンキュ…」
これが河下先生によるツンデレだっ!ストーリーとしてはいたるところに疑問符が付いてしまうのは否めない
だが可愛い女の子が見れただけ注さん的には満足なのである。