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河下水希 『初恋限定。』 第032話(最終話)「ハツコイリミテッド。」感想。 

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階段に座り、空を見上げるあゆみ。

その瞳に映る空の青。流れる雲。吹き抜ける風。

時は流れ去り、決して戻ることはない。

今のまま時間が止まればいいと思うこともある。

沈滞している様に見える時間も決して止まらず

次の時間を刻んでいくのである。





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「…って ひとりで考えても始まらないか!!」




いよいよ。この日が来てしまいました。

とうとう。この時が来てしまいました。

2007年10月1日から今日までの軌跡。

毎週毎週。月曜日が待ち遠しいと思いました。

毎回毎回。河下女子の絵を見るためにだけジャンプを買ってきました。

この作品を通していろんな方と知り合いました。

この作品を通してウチを見てくれる方が増えました。

それはまさに奇跡。

それはまさに応援してくれる皆さんとの時間の共有。



だけど今。

2008年5月26日。ハツコイリミテッド。最後の幕が開きます。




今回はかなり私心を交えた長編記事となっています。







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海岸で叫ばれた想いは自分の名ではなかった。





「あたしのことを好きって言ってくれた財津くんのお兄さんと…」


あゆみはようやく結論を出そうとしていた。






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「相談って何よ?」
すでに両想いの恋が成就したふたり。


このふたりがあゆみに出したアドバイスはこんなかんじ。






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「男は顔じゃないのよ」

見た目ブサイクで恐ろしくても、ピュアなハートを持ってたりするもの。。。






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「それに好きって言ってもらえるだけで…
 嬉しくって、くすぐったくって、恥ずかしくって…でも心地よくて」


うおー。
なんでもっと早くこーゆー表情をもっと書いてくれないんですか!
遅すぎですよ!


今回で終わりだってのにぃぃぃ!


ツンデレ少女の「デレ」顔は最高に身悶えます。


くそー。
寺井め。このデレ顔を独り占めできるなんてなんて果報者なんだ。。。
(論旨違ってきた)





続いてのアドバイスは小宵。






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「困った時はこれ――っ♪」


まったくもって本気で考えてない。。。
花占いで進むべき恋路を占うなんて。。。


最後まで小宵はこんな扱いですか!


最初見た時は、
やった。東城並みの美少女だ! 
こんな娘待ってたんだよー! 
などと読者を誘っといてこんなギャグ要員だなんて。。。

妖気アンテナならぬ
兄貴アンテナ搭載型なんて。。。

だったらせめて兄貴との禁断の領域まで話書いてくれよ!!
(また論旨ずれた)








続いてのアドバイスは名央。






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「…あたしにはわからないけど
 でも…例え報われなかったとしても
 その恋もたしかに…意味はあるはずだから」


もう。
この段階ですでにオトナな発言です。
意見に重みが増しています。


失った恋にも意味はある。

美しい意見です。
実に美しいです。


こーゆー娘が恋したら実は一途に激しいんだろうな。。。
それを連城との恋路で見たかった…。


大胆な名央ちゃんを見たかったのにィィィ・・・。


きっとこう。
オトナへのステップを駆け足で上りきって…(ry
(またまた論旨ずれた)





続いてのアドバイスは男性陣ふたり。






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「どーするも何も 好きな奴を好きなままでいいじゃないか
 実らない恋だって、得るものはたくさんあるはずなんだから」

名央と同意見の曽我部


余談だが
めちゃくちゃ恥ずかしい思いして美容院に行ったというくだりに同感。


注さんは嫁さんの行きつけに連れてってもらい、
鏡の前でかなりドギマギしたのを思い出す。

最初の打ち合わせ?
「今日はどうします?」なんてシーンで。思わず床屋みたいに
「バッサリやって」とか言ったら店内のあちこちで苦笑をさらった。

なんだかんだ「おねえさんにお任せします」でした。

こんな30オヤジでごめんなさい。





そして楠田のアドバイスが個人的に泣かせる。




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「俺は財津の兄貴知ってっからゆーけど…
 告るのに相当勇気が必要だったと思うんだよな
 だって俺とか 財津の兄貴とかダメモト側の人間じゃん
 きっと… 本当にすげー、一生懸命だったと思うぜ…」



ダメで元々。

注さんの中学卒業式の日の
15歳のイタイ失恋話は以前書いたが
あれはダメモトで飛び込もうとして、飛ぶことさえ許されなかった…。

今考えてみれば、恋愛なんてタイミングなのかもしれない。

もし。
ここで「if」を持ち出すとアレだが
もっと注さんがクラスで目立った存在になっていたら
あの娘は注さんに興味を持ってくれていただろうか?


仮に良彦のように、悩み相談されたとき。
相手の手を握って
「そんな男やめとけよ。俺のほうがアイツより君の事…」
とかやらかしてたら歴史は変わっていただろうか?


今だからこそ言える話だな…。
当時そんな勇気はなかったのに。。。
(大幅に脱線です)





  ますます
  わからなく
  なりました
  …………







そしてアドバイスは高校生組にまでおよびます。









まずはめぐる。



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「えへへ… ま、まあ。
 あたしは好きって気持ちを優先したほーがいいと思うけどね」


めぐるを初めて見た日。注さんは狂喜乱舞した。


別に髪色が茶色でもいい。
メガネでショートでさえあれば。


「わかってるね。わかってるね河下センセー!!」(なにをだよ)


東城に次ぐストレート第二球であった。

この娘のエピソード出たときは絶対長編で行く。

無性にそんな気分だった。

意味なく長文にしようと意気込んだものの別に普通だった。

理由は簡単。
なんだよ好きな人最初からいる設定かよ。。。ガクーン。


でも。
なんだかんだいって一番露出度高かったのは彼女のはず。






次は岬からのアドバイス。。


じつはあゆみにも財津操についてドキッとした瞬間がある。




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それはこのシーン。


まあたしかに。
この発言聞いてて、自分の事言われてると感じなかったらあゆみは鬼だ。




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「ドキドキするならそれは恋でしょ!?」

以前言われたセリフをそっくりそのまま返す岬。

いいですね。確実に伏線を消化していきます。






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「あゆみちゃんの一番素直な気持ち それに従ってみようよ…ね?」


このトーンで表現された心的表現がツボ。

うまいなあ。河下先生の本領発揮はこーゆーところだと思います。




そして。
あゆみは決意する。

一番素直な気持ちに従い、財津家に向かう。





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「いーなー。夕は恋愛させてもらえなかったから…」  


酷いかもしれませんが

あえてこの娘に関してコメントは差し控えます。

ここに来てこんなメタ発言させてしまうあたり。

この娘。何かを超越しています。

やはり上村に対してのあの思わせぶりがかなり反感買ってしまったのでしょう。

惜しい素材です。




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この視線をまともに喰らったらちょっと動揺するかも。









そしてあゆみは告げる。

連載初回から今まで出していなかった財津操への答え。







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「あたし。やっぱり財津衛くんのことが好きなんです!!」


結果は操にとってわかっていたかもしれない。






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あの日、慧を勇気付けるための独白はそういうニュアンスを含んでいた。

だが自分の好きな女の子は自分の弟を好いていると伝えられた今

弟想いの兄としては、好きな女の子の想いを尊重しないわけにはいかなかった。






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「もうちょっとだけ 追いかけてみたいの
 大切なあたしの……初恋を」


初恋。

恋。

恋愛。

さまざまな形があってもいいとは思う。

だけど。

衛はいまだに岬を想っている。

届かなかった思いを抱えたまま見つめている。

そんな衛に対して堂々と主張したあゆみ。

この想いがやがては衛の心を揺り動かすかもしれない。

だってこの娘まだ中学3年生だろ。

まだまだ未来も時間もある。



『好きな気持ちばっかはしょーがねー』


『――じゃあ 俺もまだ諦めねぇ わかって…くれるよな?』





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「当分は俺達ライバルだな。衛…!」

なんと仲睦まじい兄弟であろうか。
すさまじい兄弟愛でコマが満たされております。




そして物語はいよいよ〆に入ります。




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有二と岬の下校風景。

いいなあ。
注さんの高校生時代。
こんなん憧れでした。
ぜんぜん縁がなかったですけどね。









あれ?

あまりに小さかったので見逃しました。

コレはなんでしょう?





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なんと。
良彦と夕ちゃん。。。
それを見つめる千倉兄。。。


これはこれで。。。


あらあらまあまあ。どうしましょ。。。





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武居とめぐる。

いいなあ。
水泳部におけるふたりの模様。

考えてみればこのふたりが一番安心して見ていられた。






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「俺は渡瀬くらいの大きさが好みだ!!」

なにげに見るべきところをちゃんと見ていた武居。

でもストイックなまでのスイマーぶりが発言から連想される軽薄さはなかった。

いつまでも「漢」であってほしい。







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土橋と寺井。
このふたりに関してはちょっと複雑であった…。

…土橋ちゃんも、寺井君も好きですよ。

ただ。
ちょっと展開早すぎたのでは。と思ってしまうのですよ。

土橋ファン置いてけぼりというのがかなりショック。

あんまりにも衝撃だったのでアンケート企画までしてしまったのだが

全体の40%が中学高校で初キスを済ませている。

という事実にさらに衝撃でした。






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楠田と慧。

最終話のラストの〆だというのにこの模様。

慧の前でエロ本読むなんて。。。

なんかオープンな二人の関係がこの先の進展とかを暗喩しているのでしょーか?



スカート必死に押さえるそあこちゃんにも参りました。

「いつまでソロ露出を楽しんでんの!?」

単行本の番外編は少年誌の限界にぜひ挑んでいただきたい。

場合によってはわずか数ページのそあこ編でも長編で迎えてあげるさ。






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次のページでは楠田のエロ本が没収され慧が読んでいる始末です。

こりゃこのふたり間違いなく土橋より早い展開でステップ進んでいきそうだな。







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曽我部と名央
そんな楠田たちとは対照的なふたり。

ここはまだカップルではありません。友達です。

曽我部は美術部に入部したのでしょうか?
だとしたら曽我部は頑張ってるね。

きみに関して応援記事を書くつもりでいたけど
どうやら今ここしかスペースがないようだ。

自分に自信を持つのも大事だけど
その自信がきみを押しつぶすほど過剰であってはいけない。

ときには名央ちゃんにキミのイタイ部分をさらけ出してもいいだろう。
きっと名央ちゃんなら微笑んで受け止めてくれるはずだから。

だって中学生組5人の仲で一番、母性度豊かなはずだもの。

がんばれ曽我部。












うまくいくことばかりじゃない

間違うこともあるかもしれない

でも初めて出会った恋する気持ちは

きっと、確かに、大切なもので

そんな思いのひとつひとつが

――私達を未来へ運んでゆく






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ア ナ タ は 今 恋 を し て ま す か … ?






河下先生。
感動をありがとうございました。

本当におつかれさまでした。

6月4日発売のムック写真集「制コレISM GP」(980円)にも期待していますし。

7月4日発売のジャンプスクエア8月号に掲載される新作読切にも期待しています。

さらにこの日発売の「初恋限定。」第3巻でそあこちゃんがどうなるのかも激しく期待してます。

まだまだウチは忙しくなりそうです。



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[ 2008/05/29 02:00 ] 初恋限定。 | TB(2) | CM(8)

河下水希 『初恋限定。』 第031話「虹色ドロップ」感想。 









・ 


冒頭からこんなこと書くのはなんだけど。


山本岬が有原有二に
面と向かって「好き」と言った描写が
今までのどこにあったのか教えてください。。。




…重箱の隅をつつくような前振りはこの辺で。




さて。
人のイメージに対する固定観念。
キャラによる『縛り』というものがこの世には存在する。




『山本岬』の場合。

その美貌とクールなまなざしの持ち主ということで
どの男も思わず目で追ってしまう存在である。

だが、バックには財津操という不良の影があり、さらに性格も把握しづらい。
そんなわけで、いつのまにか周りの男が勝手に一線を引いて接してきた。

という図式が完成する。





ちなみに『注さん』の場合。

黒髪おさげのメガネっ娘が大好物。
さらに妹系も褐色肌系も清楚系もショートヘアで巨乳も範囲内。

だが、32歳ということをアピールしすぎたために
おそらく巷では『痛々しすぎる中年像』をイメージされてしまうのであろう。

いい歳こいてこんなん書いてるくらいだから間違いなくロリだぜ。。。
かなりヤバめ。近寄ったらきっとぺロリと食べられちゃうぜ。。。などと。




さて。ここで話を戻そう。





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良彦いわく
「山本さんはいい子だよ。有原がちゃんと見てないだけなんだ」




うわ。。。
この良彦の表情スゲー痛々しいですな。






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さらに千倉兄いわく
「うわ…。勇気あんなー。あの山本に」


この兄貴は最後までチョイ役か?
この素材を使わないなんて、なんと贅沢なマンガなんだ…。




つまり山本岬に関するイメージはみんな
周りの男子が勝手に作り上げたものであって

そんなキャラを押し付けられ
それを演じていかなければいけない岬のほうが辛いのだ。


もともとしっかりした女の子なだけにいじられることも少ない。
さらに「ツッコまれるのに慣れてない」



だから、有原有二の存在は岬にとって新鮮だったのか?



そのため今回初めて山本さんの表情がいっぱい見れてお腹一杯。






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有二の速射砲的な質問攻め…。





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そしていじり倒された岬の困惑した表情。






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両手でスカートを押さえつつ、にらむしぐさ。





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視線攻撃にモジモジを隠せない姿。。。



普段の山本からは想像もつかないくらいその姿が可愛かったから。



「ずぶ濡れでも 山本はかわいーよ」

「はぁ?」

「山本はたしかにカッコイイキャラついてるけどさ
 そーじゃねーところも見せあえるのが恋愛…じゃね?」





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有原有二はとうとうシスコンを脱してノーマルになりました。とさ。









いよいよ最後だからなのか、岬も下着をサービスしすぎ。






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それにしてもすごいのは有二。
こんな状況で冷静にパンツ出てるのを指摘するなんて…。







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でも。透けたシャツには驚きを隠せない様子。







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雨宿りしながらシャツを脱ぎ着するってのもすごいシチュエーションです。



やっぱりこーゆーところ河下先生の腕前が冴えまくっています。



ああ。
もったいねえなあ。



こんなすばらしいイラストがもう見れないなんて!!

(イラストじゃねぇって。。。)
[ 2008/05/21 00:01 ] 初恋限定。 | TB(0) | CM(6)

河下水希 『初恋限定。』 第030話「少年達の逃避行 その4・疾走する寝不足ドリーマー」感想。 


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聞かれてしまった告白。




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照れ臭さから砂浜を疾走する男性陣。
それを追う女性陣。


逃げたところで得るものなどない。

すでに告白は聞かれてしまっているのだ。



続行か? 終着か?
失踪もいよいよ浜辺での体力勝負になってしまった。





最初の脱落者は曽我部。

しかし曽我部は頑張った。







初登場時の曽我部。
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「じゃあ。ま…また明日」


『明日また挨拶したり声をかけてもいい』
といった訳のわからん約束をしでかして周囲をずっこけさせた男が。




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クリスマスの夜。
名央が風邪で不参加との知らせを聞いたすぐあと。
思わず自分の本心をみんなにしゃべってしまった男が。





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美術室の壁一枚隔てた向こうにいる。
失恋に涙している千倉に対して
連城との差を思い知らされ、何も出来ずに涙する曽我部だったが。








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「僕は、千倉さんのことが好きです…」





勢いにまかせて言ってしまった感があるものの
今の曽我部には、ここしか言う機会はなかった。


そのための旅。
生まれ変わるための旅。



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「いつか僕も、絶対追いついてみせるから…!」


連城のようになりたい。
そうすれば名央も振り返ってくれるだろう。




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だけど名央は優しく曽我部の勘違いを正す。


「連城先輩にはない、別のいいところを曽我部くんは持ってるんだよ」

「あたし。
 連城先輩のことはまだ忘れられないけど、それでも一歩ずつ成長したいって思ってる」





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「お互い頑張ろうね」



もう。
千倉名央さん。

あなた出来過ぎたイイ娘ですよ。

ホントに。









前話で衛の胸中を書いたので、今度はあゆみの気持ちを書いてみる。



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「なんで逃げるの 今も山本さんのことが好きだから!?」



浜辺での衛の告白は間違いなくあゆみの耳に届いたに違いない。



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以前ならこんな感じで気を失っていただろう。



だが、この後あゆみは恋愛について一言持つようになった。



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「ドキドキするなら、それはもう恋でしょお!?」



財津衛を見るとドキドキする。
でもそれはカッコイイからとか優しいからでなく、好きだからドキドキするんだ。

好き。という気持ちがあるなら理由なんていらない。





そんな意見を持つあゆみだから
衛が岬のことをあきらめきれない気持ちを抱いているのも知っている。



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「好きな気持ちはしょうがないじゃない。逃げたって好きな気持ちは消えないよ!?」



この言葉で衛は立ち止まる。



「逃げたわけじゃないんだ。僕は」




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いつのまにか水平線の向こうは夕焼け。



岬との失恋から立ち直りたくて、この失踪が始まった。

でも立ち直れたどうかはわからない。




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「でもなんかスッキリした」


それは久しぶりに見た衛の笑顔。




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だからあゆみはホッとして泣き出してしまう。。。



「ありがとう有原さん。ここまで追いかけてくれて」



そんなあゆみをいたわる衛からの言葉。
ふたりの距離はさらに縮まっていく…。ように見えます。



いいなあ。
中学生の不器用な恋愛。。。



告白なんかなくてもいい。
この微妙な距離感がイイのです。



見てるぶんにはいいんですけど
これ自分だったらちょっと物足りないなぁ。。。


直接的なほうがいいなぁ自分は。。。







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そしてタックルで楠田の旅を止めた慧。

こーゆー実力行使型。おもしろいです。




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「…なんで旅になんて出たの?」
「なんで答えなきゃなんねーんだよ」


照れ臭さから回答を拒否する楠田。


自分の外見をいつも慧にバカにされてきた。

そして周囲の声も届いている。



「足が短くて顔がブサイクだからだよ!!」



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慧を好きにならなければ
こんなことにコンプレックスを感じることなどなかった。



慧にはきっと一生わからない問題だろう。

俺なんかよりもよっぽど見た目のいい男はいる。

そういうヤツと付き合えばいい。



そう思ってた。




だけど慧は違った。

男は外観だけと肯定してはばからない女の子は
実はしっかり内面も見ていた。



「あたし。楠田のカッコいいところ知ってるよ」




それは体育祭前日。

クラスの応援衣装が出来ずに絶望し、眠り込んでしまった慧に



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楠田が男を見せた瞬間。





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その日はじめて慧の中に生まれた楠田への感情。


思わずドキドキしてしまった。



そしてクリスマス直前。



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慧の気位の高さからはじまった感情のぶつけあい。

ホントはそんなに言うつもりではなかった。


だけど慧の言葉は楠田を深刻なくらいに傷つけてしまったかのように思えた。




さらに雪降るクリスマス。



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「なんであたしにばっかり冷たいのよーーー!!」


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「じゃあ俺のことなんてほっときゃいいだろ!!」


雪合戦の末に互いが素直になった。




そして
このふたりを底上げするためだけに生まれた
すみれの色気攻撃にも動じなかった楠田。


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楠田の帰りを心配していた
慧の恥じらいに読者のこっちがモジモジしてしまいそうな発言。






そして今。










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「あたしも、楠田のことが…大好き…」


慧からの告白。



楠田には意外な一言だった。

まさかこんな言葉が返って来るなんて思ってはいなかった。

だから最初、嘘だと思った。



だけど言いたいことが大声で言いあえる。



傍から見たらケンカしているように見えるけど
実は心の中では、ちゃんと通じ合っているふたり。





いやあ。恋愛って素敵だよな。

これで中学生組がほぼ一応の解決を見た。









となると、次は高校生組。

とうとう決着をつけるときが来た兄貴たち。



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有二と良彦である。


この意味ありげな視線のやり取り。


すでに蚊帳の外である良彦には不憫で申し訳ないが



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「山本さんのことちゃんと考えてあげてるのかよ」


このあと有二が


「あっ?
 オマエなに言ってんだ? 
 俺に爆弾渡そうとしたヤツのことをちゃんと考えてあげろだと?
 
 そもそも俺は殺されかけたんだぞ。
 それって友達以前の問題じゃねーのか?
 
 だいたいオマエ突然なんなんだよ?
 なんでそんなことオマエに言われなきゃなんねーんだよ!

 あの日オマエらが河原にいたのは、山本とグルだったんじゃねーのかよ!?
 
 なんとか言ってみろよテメエ!!」


と、突然キレて列車内でつかみ合いでも起きたのか?

という顔つきだっただけにちょっと脳内補完を楽しんでみた。



 





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[ 2008/05/19 01:12 ] 初恋限定。 | TB(0) | CM(0)

「憧れ女性ちぇっく」をやってみた。 

注さんにとっての憧れの女性。

実は社会に出てから気付いたことだが「年上の女性」に興味があります。

当時10代後半。自分と同じ年齢で社会人になったものなどまだいない時期。
当然周りはみんな年上です。きっとそれが理由。







自分が長男だったということもあり、姉がいたらなー。などと考えたからでしょうか。
あるいは一時的なもので、たまには甘えてみたかったからでしょうか。

年下の彼女が別の男の元に走り、もう年下は勘弁などとも考えからでしょうか?

注さんにはリアル妹がいますが
別段マンガ感想でバカ書いてるようなことは一切ありません。
実妹に「おにぃ~ちゃん」とやられてもそれはちょっとアレだ。問題だ。

ただ自分が32歳にもなってくると
自分より年上だと完璧「人妻」さんになってしまい

それはそれでちょっとアレなんですよね。


マンガレビューでは
黒髪メガネが好きとか、童顔巨乳が好きとか
色黒なツンデレが好きとか、地味だけどそれがまたリアルでいいとか


結局。お前一体どーゆーのが好みなんだよってことで、自分をチェックしてみた。




お前さんをチェックします




質問は全部で15問。5択選択となっています。

さすがに狙った選択肢もありますが、そこはそれで。ちょっと本気で選択していくと…。





まず、ロリコン属性評価ですが、注さんの場合ちょっとだけロリコン傾向にあるようです。
可愛い感じが好みですか?

次に知的属性評価ですが、割と知的な女性が好みなようです。
学校の先生に憧れたり、上司の女性に憧れる傾向があります。

そして、しゃべって歌って、うるさいくらいな女性が好みなようです。
夫婦になったら結婚式で漫才をする夢があるはずです。

女性の胸に関しては、こだわりはあまり無いようです。
適度なふくらみがあれば文句は言わないタイプです。

さて、見た目からみた性格的な傾向ですが、優しい女性が好きで好きでたまりません。
マザコンの気があるかもしれません。

外見的な部分で言うと、150cm前後の身長がかなりツボなようです。
ミニモニ。が大好きだったタイプです。

髪型にとくにこだわりはなさそうです。



そんなあなたにオススメなのは…



1位 小野真弓 (256点)
2位 安倍なつみ (252.2点)
3位 時東ぁみ (243.2点)



アコムのお姉さん大好きです。








だけど3人とも年下だった件…。








なんなら「憧れ男性ちぇっく」もやってみるか?


憧れ男性ちぇっく


自分が女の子になった気持ちで男を見るということは
自分がこうありたいと思う男性像を浮き彫りにしてくれるに違いない。


結果はこの次
[ 2008/05/11 23:04 ] ブログ紹介 | TB(0) | CM(4)

ちょっと出遅れましたけど。『初恋限定。』これが2巻だ!  


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こちらが表紙。


今回は誰が表紙を飾るんだろうと思っていたら。

慧ちゃんでした。

うっとりするほど美麗です。
河下先生の描く瞳はどうしてこんなにも吸い込まれそうな輝きがあるんだろう?

てっきりアルファベット順だと思っていただけに軽く肩透かしでした。
たしかに慧ちゃんの重要なシーンがかなりあったもんなぁ。
ということは第3巻は岬ということになるんだろうか?

考えても見れば
いまだシリアスな部分の薄い小宵が表紙取るには
良彦と深い関係にならなきゃダメって事か…。




『この展開だとヒロイン8人全員ピンで表紙とっていく形として
 とりあえず8巻までは確約か・・・。』

などと言ってたあの頃が懐かしい…。
きっとその半分くらいで強制終了なんだろうな…。

猛烈に残念で仕方ないですが、
あと何回物語を重ねるかはわかりませんが
その日まで全力で紹介していきたいと思います。






さて。
もうとっくにあちこちで記事になってますが


いろいろとエロ路線で反響を呼んでいる第2巻。








まず手始めには大魔王が修正されています。


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こちらが連載時。
甲冑で武装したさき姉。



それがコミックではまさかの大型修正。


         


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ある意味大変な武装です。


ウエストのくびれがすごすぎです。
これで16歳なんてなんてポテンシャル高いんでしょうこの娘。


また良彦の位置がビミョーすぎ。。。









そしてコミック限定。といえばこの娘。



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そあこ嬢。

初登場からいきなり全男子読者のド肝を抜きまくってくれた超ドジッ娘。




第2話は前話の続きらしい。

大混雑の購買部にてメロンパンを求めて男子の混雑の中に飛び込まされたそあこ。





なのに。

なのにだよ。。。







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「どんどん奥に入っちゃうよお」

「ダメ! 出して。出してぇ…っ」







鼻の下5メートル伸びた。。。







もう河下先生は
青年誌でも 成年コミックでも 同人誌でも
好きなところで存分に描いてくださいませんか?






あかつきにはここで目一杯紹介しますから!






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あちこちで感想いただいた『事後』のポーズ。

なぜか絵が回転してるのは注さんの好みってことで…。






やっぱり小学生にはまだ刺激が強すぎてアンケートまで結びつかないんだろうな…。





[ 2008/05/08 00:00 ] 初恋限定。 | TB(0) | CM(0)

河下水希 『初恋限定。』 第29話「少年達の逃避行 その3・交錯する寝不足ドリーマー」感想。 

とある掲示板ではもうバッシングばっかりです。
自称批評家連中はこの物語の筋についていろいろ叩きたい放題です。


やれ。ストーリーに昭和の香りがするとか。
やれ。財津衛の株が暴落したとか。
やれ。イタイ男たちの告白なんか見たくもないとか。

やれ。アニメ化された某マンガにはかなわないとか。
やれ。原作者つけろとか。


嘘か真か。とうとう打ち切り確定だとか。



だけどあえて言おう。
注さんにとっては今回のストーリー。


『男性陣の想いが、感涙に値する』と。






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結局。
貧弱な装備が旅をますます過酷にさせていく。


晩飯はスナック菓子と公園で汲んできた水。


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寝袋持参者は衛だけ。
枕だけ持ってきていた曽我部は話にもならない。


そしてとうとう空腹に耐え切れず
曽我部持参のお菓子はその夜更けに全部が食べられてしまう。


キャンプして体感したことですが
人間は睡眠がまともに取れないとかなり苦しい。

食事などしなくても水だけでなんとかなってしまうものですが
育ち盛りの中学生がスナック菓子だけで空腹を満たせるはずもない。




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旅の途中。

そして空腹感。

今、このまま家に戻っても
フラレたことに踏ん切りがつくのだろうか。


つくわけがない。


だったら。
立ち直るのなら。
黙って自転車を漕ぎ続けるしかない。



空腹を満たすために所持金をはたいた。
残金と共に心のゆとりも底をついた。

極限状態に追い込まれたとき。

少年たちは心からの叫びを発する。





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「忘れられないよ。さき姉のこと!!」


今まで注さんは財津衛に対してかなり優等生のイメージを抱いていました。
それはメンバーの中で一番のカワイイ系でクラス委員という設定だったから。


だけどここにきて14歳らしいエゴをぶつける姿がすごく切実で共感できます。



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「さき姉を盗られたんだぞ!!」

この叫びが衛の思いを克明にするキーワード。

あゆみの兄である有二に、さき姉を盗まれた…。
クラスメートの女の子の兄に向かって、かなりの暴言ではある。


だけど、そう言いたくなる気持ちも十分理解できるのだ。


衛にとって岬は憧れの対象であった。
自分が年下だから全然異性としては対象外であるのはわかっていた。

でも岬のことが好きだった。
告白をすることで姉弟のような関係を壊してしまいたくはなかった。

だけど他の男と並んで歩いている様子を思い浮かべることさえつらい。

それなのに目の前でさき姉は自分以外の男に恋をしてしまっている…。




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バレンタインの日にフラれてしまって以来ずっと落込んでいた。


「絶対、僕のほうが幸せに出来る自信あるのに---------っ!!」


もうその発言だけでご馳走様です。
注さんはそんな衛の本質が見られてうれしいのです。



いちごの時には絶対に描きえなかったダークな一面。
真中に振り回されながらも誰一人、真中に対して文句を言わないヒロインたち。

それが今回、エゴを爆発させるシーンがあることでさらに人物たちの人間臭さを演出する。


人はきれいな一面だけしか持ち合わせていない。
という人間像にアンチテーゼを示してくれた河下先生の判断に感謝したいくらいです。




だけどいま。
その衛の恋敵は「あゆみあゆみ」言い過ぎて



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「山本さんのことちゃんと考えてあげてるのかよ」

と。厳しい表情で的確に指摘です。



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ここに至るまでの良彦のイラついた表情。
良彦の気持ちもイタイほどわかります。



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想いを伝える以前に玉砕した日。
良彦にとっては初恋の鐘の音さえ聞けなかった。




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謝罪する岬に対する良彦のこの表情。
フラれた事が確定してもなお岬を思いやれる余裕を感じているのですが
皆さんはこの表情からなにを読み取るのでしょうか?


注さんはこの表情だけで良彦ファンになりました。

16歳の設定にしとくのもったいないくらいです。







そして、衛のカミングアウトに触発された曽我部も



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「忘れられないよ千倉さんのこと!!」


自分に対する評価の低い男が
なにげなく美術室を覗いた際に見てしまった千倉の恋する顔。


完璧すぎる恋のライバル。
連城は『顔』も『学力』も『夢』も兼ね備えていた。



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自分の力量では、およそなんの役に立てないだろう。

その日千倉は涙と共に第一歩を踏み出すのに
曽我部は涙と共にその場で立ちすくんで動くことをやめてしまった。
その差がこの旅行の結果である。


流した涙の分だけ強くなれると信じなかった曽我部。



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「千倉さんにふさわしい僕になんなきゃダメなんだ!!」


だから生まれ変わるために旅に出た。


どう、なりたいかはわかっていた。
でも、どうしたらいいかわからなかった。


曽我部が変われるきっかけを今の注さんなら教えてあげる事が出来る。


だけど今はまだ言えない。


14歳の悩みを32歳が簡単に答えを教えてあげるよりも
まずは14歳なりに悩んで考えて行動すべきだ。

そうしてあがいてもがいた結果。
真実に近づけるかもしれない。


「僕はカッコよくはないが、カッコよくなりた---------い!!」


なれるさ。
絶対なれるって。







そして「どーせ俺なんて」と最初からあきらめないように。自信が欲しい男。


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周囲の声がやけに落ち着かないことは知っている。
慧の外観と自分の容姿がアンバランスなのは人に言われるまでもない。


だけど運動会前日。


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なにげなく撮った写メ。

あの日から
楠田の中で。
そして慧の中で。何かがちょっとだけ変わった。

そのちょっとした事がやがて二人の立場やバランスを動かしていった。





大声出してすっきりした二人に促され、誘導尋問され


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楠田は自分の想いを言いかける。




が。
旅の目的地である「東」



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そこは海岸線であった。




海を見た瞬間。




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誰からともなく、俺たちは無言になった。



ただ広がるだけの海。
広大な風景を目にした際。

自分の存在がとてつもなく小さく感じるときがある。

そんなちっぽけな自分が抱える悩みなど、この海に比べればどれほどのものか。



なにも考え付かない。
頭の中は空っぽになったはずなのに。




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なぜ。
なぜ。あいつの笑顔が浮かぶんだよ…。

自分に自信があれば…。

俺はたぶん、あいつの気持ちを知っている…。
そしてあいつも…。知っているに違いない。…のに。俺は…。




そして浜に駆け下りる3人。

この旅の終着点。
誰もいない海岸線。
あまりに広い海。そして砂浜。




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「大好きだ。千倉さーん!!」

少年は叫ぶ。
その想いが自分の中で消え行かないために。




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「大好きだ。さき姉ー!!」

少年は叫ぶ。
その想いはもう届かないと知っても。




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「大好きなんだ。江ノ本ーーー!!」
少年は叫ぶ。
自分自身がその想いをつぶさないために。
自信があれば胸を張っていられるはずの立場を守るために。

そして中途半端なこの立ち位置を少しでも前進させるために。









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「うわ~~~~っ。びっくりだよね。慧ちゃ~~~~ん!」


その海岸には俺たち以外には誰もいないはずだった。

そもそもなんでこの場所に別所小宵の声がするのか?



そして思いがけず聞かれてしまった告白。

慧も名央もあゆみもこの告白を聞いたのは間違いない。

寝不足ドリーマーたちの旅路はどんな形で終着点を迎えるのか?



5月12日月曜日まで。ワクワクは止まらない。









[ 2008/05/05 01:26 ] 初恋限定。 | TB(0) | CM(5)
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