●真夜中の保健室に二人っきりで…!!

『…西野も俺と同じこと考えてる…!?』
夜の保健室。
ふたりきり。
目の前にベッド
高鳴る鼓動抑えきれず。
男。真中淳平17歳。決断の瞬間。
『いくしかねーだろ…つーか多分とまらねー…』
「いつまで立ってんの? 淳平くんもすわれば?」
「ちょっと待って先に電気つけてくる」
『さすがに真っ暗ん中でする自信はねえよ いざっていう時に失敗して西野に失望されるのだけは避けたい!』
…質問です。何に失敗するのでしょうか? 何を失敗したら失望されるのでしょうか? 考えれば考えるほど深い問題です。
明かりが点いて心の中にゆとりが生まれた真中にふと疑問が生まれる。
『そーいえば 西野はこーゆーの初めて…なのかな』

「?」
この西野の顔から『経験者です』っていうイメージは浮かんでこないけど、落ち着き払っているところが『実は…』という話もまたありそうで。
そんな迷っている真中の手を西野は引っ張ると…。

二人してベッドに倒れこむ。
いつも以上に近づく互いの顔。
けれどどうしていいかわからなかった。
今のはキスするタイミングだったのに逃してしまった…。
苦しい自問自答と自責の念にかられ、もういちど自らきっかけを切り出す真中。

「あの…俺たち わ 別れたときも…その こっ こういうことあった…けど こ 今度は俺… いっ いいんだよな? 西野…」

「うん」
そして二人の唇が触れ…。
る瞬間。蛍光灯が切れた。
「きゃあ!!」
「うわっ!!」
「他の電気つけてくる」
「待って このまま…暗いままじゃダメ?」
キスするのかしないのか…という読者の不満を押し殺すかのようにその後のさつきと東城の様子に切り替わる。
ライブに行くはずだったさつきは服が無駄になったことを嘆きつつも、コスプレで真中を気を引いたことを自負し。
東城はせっかく書いた小説の続きも、またいつか読んでもらえるといいな。とおもいつつ、なぜか不安な気持ちを隠し切れなかった。
結局暗い保健室のベッドの上。
二人は並んで座っていた。
タイミングを逃したのか心の支度の時間なのか。
けれど西野のほうから真中の方に寄りかかった瞬間…!!

真中が動く!!
思わず抱きついてしまった…。
けれどもうここまで来たら止まらない。
西野の細いラインと香りを感じながら、最後まで行くことを決める…。

「淳平くん ま 待って」
携帯が鳴っているが、真中の耳には届かない。
ここまできて無粋な邪魔は入って
ほしくない。
「…無視すればいいんじゃねーの?」
「でっでも…っ」
「そのうち止むよ」

「へ へんだね 隠す必要ないのかな これからもっとすごいことするのに…」
西野の言葉が真中の理性を飛ばすのに時間はかからなかった。

真中の手が西野のスカートの中に伸びる。
「! ちょっ…ま…って淳平くん」
しかし再び携帯のベルが鳴り響く。
電話の主は西野の母親から。

「つかさ!? あなた今本当はどこにいるの!?」
トモコの家にウラを取られたようです。というかトモコと西野はウラとってなかったのか…。
さすがに実家からかかってきた電話を無視してまで結ばれることもできず、帰る事にした二人。
『本当は携帯の音も西野の都合も無視して 朝まで過ごしたかったけど…』
こんな積極的な真中初めて見ます。
こんな感じならもう西野で決まりなんでしょうか。

帰り道の途中。西野にプレゼントを渡す。
去年何もしてあげられなかったから、二年分の気持ちをこめて…。
二人の間には今回も何もなかったのですが、それでも二人の距離は大幅に縮まったわけで。
「もうちょっと一緒にいたかったけど ま 続きはまたいつか…」
●西野つかさ、一歩前進…!?
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