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いちご100% 第098話 「このままずっと」 

そしてダブルデート当日がやってきた。

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「はわ~っ。もう一度あの素敵な大草さんに会えるのね…。」
唯はすっかりメロメロになっていた。
真中が迎えに来なかったら遅刻するくらい唯はず~っとメロメロしてたのである。


結局そんなんだからオシャレもできず、いつもどおりの格好で出かけることになる唯。


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待ち合わせ場所に先に到着している大草と西野の姿が、あまりにお似合いのふたりだったから、ふたりはおもわず見とれてしまう。


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ダブルデートの舞台は『桜海臨海公園』
今日のためにばっちりとデートコースを考えてきた真中。
遊園地でばっちり遊び倒す予定だったのだが…。


大草が提案する。
「遊園地って行列ばっかで並んで待ってる時間のほうが長くないか?」

なんと大草の提案は「美術館」

「確かにずっと並ぶのは嫌だよね…」 と西野は大草意見に同意
形成不利な真中は唯に救いの手を差し伸べるが

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「す・て・き…」 と大草の意見に異議を挟むなんてありえない唯。


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「せっかくのチャンスなんだから知らない世界を覗いてみようよ」
ひさびさの登場のせいか大草はやけに積極的だ。
西野と唯の手をひき、強引に美術館へと連れて行ってしまう。 


みんなで前衛的な作品を見ても、
『絵の良さ』なんてわからない真中と唯にとっては退屈なだけ。
自然とこのダブルデートは、真中・唯ペアと大草・西野ペアとなり。
だんだんと大草の目的通りの流れになっていく。


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次第にペア同士がはぐれていき、真中・唯ペアは大草・西野ペアを捜して回る役割に変わっていった。


大草としては西野とふたりきりでのデートを楽しみたいという気持ちがあるのだが、
西野の気持ちだけは大草の思い通りにはならなかった。

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「あのねえ。さっきから気安く手とか肩とか触んないでよね!」
泉坂高校サッカー部の大草の美貌をもってしても西野のココロは揺らがない。


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流し目さえもあっけなくスルーされてしまう大草。


結局真中と唯はふたりなりに、遊園地で遊びながら大草・西野ペアを捜していた。

そして遊びの締めに観覧車からの夜景を観るのではないか。と推測を立て観覧車の乗り場に向かう。


その推測は当たった。
唯は友達にお土産を買いに行き、大草も買い物に行っている。
奇跡的な出会いと、奇跡的にペアの相方がいない状況が重なる。

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「淳平くん! 先に乗っちゃわない? 観覧車…二人で」

ふたりで観覧車という名の密室に飛び込むことに緊張する真中。
しかし西野は持ち前の強引さで乗り場まで引っ張り込む。

真中といえばそんな西野の強引さが好きなようで
ふたりはすぐに観覧車へと乗り込んだ。



お台場…。もとい。

桜海臨海公園の夜景を見下ろすふたり。
はしゃぎながら風景を携帯カメラにおさめる西野。

…夜景よりも、何よりもきれいなのは。
…きみだよ。
・・・西野。

と、真中が心の中でつぶやいたと思われる時。


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「淳平くんに会えなかったら、あたし観覧車に乗らなかったよ」
「え? なんで?」
「淳平くんは、あたしが他の男の人と二人で観覧車、乗っても平気?」

真剣なまなざしに、真中の鼓動は高鳴り始める。


西野は立ち上がり、真中の隣に座る。
「…もうすぐ頂上だね」

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「このままずっと、時が止まっちゃえばいいのに」

『このままずっと…って。
ずっと夜景を見ていたいのか? それともずっと俺と一緒に…』


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突然 観覧車がガクンと揺れる。
停電のため緊急停止したのである。


高度120メートルの密室に閉じ込められたふたり。

平穏なデートは一転、予期せぬ事態へと展開していく。









この記事の原作はこちらまで

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[ 2006/01/01 02:13 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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