塾で模試が行われた。

真中は、最悪の状況にいた。
「青都大、芸術学部映像科 E判定 合格率5%…」
真中が塾から帰ってくる前に西野から電話があったようで
母親が真中にちょっかいを入れる。
「いいコよねー。西野つかさちゃんって」

あわてふためく真中。
それを余裕で応じる母。
こんなお母さんいたらいいなーって思った。
もうないだろーが
今後いちごでファン投票あったら
『注さん』は迷わず真中のお母さんって書く!
そこへ西野から電話がかかってくる。

「もしもし、淳平くん? あ、よかった生きてた」
受験勉強で死にそうな毎日を送っている真中。
志望している映画関連の学科が少ないうえに
そこに受からないと意味がないから頑張っているんだ…。
西野の声は真中にとってオアシスなのである。
そして翌朝。
深夜3時まで勉強していた真中にとって8時に起こされるのは辛かった。

「おはよ。淳平くん」
しかし起こしたのが西野とあれば話は別である。
「早起きしてお弁当作ってみたんだ。そしたらこれがもうすごい自信作で! だからデートしよっか」
「待ってよ。デートってどこへ…」

あたしがいきたいところ。
何もなくてただただ広いところ
ついたのは海。
しかし真中の頭の中は塾での成績のことばかり。
今後の未来図が予想できなくてただ迷う真中。
そんな考え事してる、真中の心なんかすぐわかってしまう西野。
「…なに考えてんの?」

「塾イコール東城さんのこと…違う?」
真中が塾に行った理由は、東城との大学生活。
東城が一緒の大学に行きたいって言ったから。
そしてそこに自分の未来を重ねて、映画の勉強したいからというものになったのだが、
この、西野の描いた図式は否定できないだろ。
フェリー乗り場へ走る二人。

何か映画チックになってきた…。
いいなぁ。こんな雰囲気。
久しぶりにデートに行きたくなりましたね。
船上。
海はフランスまでつながっている。
「この船フランス行きならいいのに」
「そしてそのまま淳平くんをフランスに連れてっちゃうんだ」
西野が何かを訴えようとしています。
真中。
西野のSOSに気が付くか…?
しかし気づいたのは周囲にいた子供が 西野の『いちごパンツ』

「あのお姉ちゃんいちごのパンツ丸見えー」
真中が決死の覚悟でランジェリーショップに飛び込んだ戦利品。
もう一度見えないかなとデッキから身を乗り出すが、誤ってフェリーから転落。
普通なら大事故だ。
だがこーゆーところは軽く流します。

「おはよう」
気が付けば西野の膝枕で夕方まで寝入っていた真中。
海を眺めながら真中は西野が海につれてきてくれた意味を理解した。
デカイ海
ちっぽけな自分
まだ5月なのに焦りすぎていたみたいだ

いたずらな春風 スカートをめくる。
『西野 やっぱりキミは俺にとって大きな存在なんだ』
だったら大切にしろよ
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