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いちご100% 第1話 「いちご注意報!!」 

『立入禁止のチェーンを超えて、
 残り18段の階段を昇った先にある重たいドアを開けたなら、
 そこにはこの町最高の風景が・・・』

と真中淳平が屋上に出た瞬間。

目の前をいちごパンツをはいた女の子が降ってきた・・・。

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唐突な出会い。

屋上に残されたノートには同じクラスの女の子の名前があった。

『東城 綾』

クラスの男子の記憶にも残らないほどの地味な女の子。
一目見て、昨日見たいちごパンツの女の子ではないと真中は決め付ける。


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ちなみに。
注さん的にはストライクゾーンど真ん中です。
こういう子が学生時代から好きでしたよ。

地味な上にこのスカート丈は危険です。

そんななか小宮山が推論を展開。

『真中が見たのって2組の西野つかさじゃねぇの?』 

髪がセミロングで3年の上履きで可愛いコだから。
という理由で推測したのはいいですが、
真中が西野の顔を知らない上に小宮山・大草のふたりに
どのようにいちごパンツの女の子を
説明したのかも分からないうえで決め付けるのは時期尚早です。

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「違うんだよ俺の場合は好きとか嫌いじゃなくて 
 ただあのコのパンツがめくれる瞬間をビデオに収めたいだけなんだ!」

スカートでもパンツでもいいや。
基本的に女子に興味の無い真中が
そんなものをビデオに収めて芸術ということにまとめるのが問題ありです。
中学生の抑えきれない性への衝動ということで解釈しておくことにします。

エロという言葉で小宮山ともめる真中。
そこへ学年一のアイドル『西野つかさ』が割り込んできます。

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「コラコラコラ! 
 突然の告白気持ちはありがたいんだけどぉー 
 ここは廊下!! 告白するならもっと人目につかないところでしろ!」

東城とは対照的な西野。
基本スタンスとして女の子はみんな可愛いと主張する私ですが、
第一印象の好みだけで言うと
東城よりボール2つ分外角よりのストライクです。

それは私が学生時代地味だったせいです。

こういうタイプに慣れていないんです。西野に罪はありません。


「やっぱあの女だと思う!! 
 髪形は違うけど
 あいつスカートめくれてもパンツ隠さねーよーなタイプっぽいもん」

たしかに可愛いんだけど昨日のコとはあきらかに違うだろ。
髪型が髪色が。
まして今日はいてるのがいちごパンツだからってそれだけで・・・。


つかさに一撃で振られた小宮山は提案する。
「おまえも告れ。おまえも告って俺みたいにふられてみろ!!」
大草も煽る。
「西野のパンツを撮りたいんなら彼氏にでもならねーとそんなカッコ撮らせてくれねーぜ?」

「よっしゃ! 俺の野望のためにもひとつやってみっか!」

その夜、勉強もせず告白の方法を考える真中。
ふられる事を怖れ行き詰まります。
そこに東城の数学のノートが目に入る。

「絶対見ないで!!」 という約束をしたものの
「・・・許せ東城」 とノートの中身を見てしまう。


翌日。

真中は東城の手を引き屋上に連れて行く。
「東城 驚いた! おまえってスゴイんだな」
「マジ感動した! すげー才能あるよ おまえ!!」
中身はファンタジー小説だったようだ。
真中の手からノートを奪い取り、下を向き恥らう。
「ありがちな話なのよ 文章も幼稚だし・・・」
「単なる自己満足よ。受験勉強からの逃避にすぎないわ・・・」

「そんなこと言うなよ」
「俺のことまで否定された気になる」
そして真中は、『映画を作る人』になりたいと自分の夢を語る。

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ノートを読んで浮かんだイメージを詳細に語り始める。

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「な? 見えるだろ? 東城」
「うん 見える気がする・・・」
目元に光る涙と頬の染まり具合がすごく印象的です。
名シーンのひとつです。
自分の夢を語り、相手の夢を尊重し・・・
こういった話し合いは少年誌らしく実に素敵です。

その後、進路について話し合い、小説の続きに触れます。

「主人公の恋の行方も気になるんだよね。主人公は同じ目的をもつ機織娘と美しいお姫様とどっちを選ぶんだろ・・・」

そこから話は恋愛の相談に移り 告白の話しになるのですが。
女に興味の無い真中、デリカシーのかけらも無くひどい事を口走ります。

「東城に告るわけじゃないんだって! ほら2組に西野つかさっているだ  ろ・・・」

「運動しながら告白したら、カッコイイし緊張もほぐれるよ」と冗談で答えるのが精一杯な東城。真中の後姿を追う複雑な顔がたまりません。

告白する方法にドキドキする真中。
大草の言うとおり真中はまだ子供なんです。
恋愛は10年早いんです。
女の子の微妙な気持ちなんて理解できないんです。
だからこの物語は長くなってしまうんです。


そしていよいよ告白。真中は鉄棒の前に西野を呼び出します。
小宮山・大草。そしてなぜか東城が見守る中。
いちご100%最大の山場。懸垂告白。

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「好きだあああっ 
 西野つかさちゃん!! 
 お・・・っ 
 俺とつきあってくださ・・・っっっ」

大爆笑でOKする西野、泣き出す小宮山、驚く大草。
そして髪がほどけたのを気にせず走り去る東城。


ここで真中は西野の背後を走り去るいちごパンツの女のコを目撃!
大変だ。西野つかさはいちごパンツの女のコではない!
そのうえ、いちごパンツ=東城とも気づいていない。

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水道で顔を洗う東城。

『あの物語の最後すべての戦いが終わって疲れ果てた体で主人公が帰ったところは美しい王女のもとでなく同じ志を持った女のこのところだったよ・・・』

『・・・ラスト変えようかな』

いちごパンツの女の子の行く先に後ろ髪引かれる真中。
そんなこと知るよしも無い西野。

この物語はこんな気持ちや事実のすれ違いからあわただしく始まりました。
それなりの伏線と微妙な勘違いと、それぞれの複雑な気持ちを秘めて。








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[ 2005/07/17 01:22 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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