
「彼氏とラブラブのつかさちゃん。これからデートぉ?」
桜海学園のとある場所にて、乙女たちは恋心を隠し切れない。
「隠してもトモコさんにはわかるのだよ。
最近のつかさミョーにニコニコしてるし色っぽいしー」
女の子たちの日常生活書かせたらやっぱり上手いなーって感心してしまうシーン。
やりとりが非常に自然なんですよ。
はやく河下先生の新作でないかなーっ。
少年誌無理なら少女誌でもいい。週間連載きついなら月間連載でもいい。
とにかく注さんは次の作品を待っています。
「それでも、もっと会っとかないと!
なんせアンタ達は春になったら離ればなれになっちゃうんだから…」
えっ! って思った人。 第95話参照です。
「あたしね。高校卒業したらパリに留学するつもりなの!」
当時高校2年の冬。バレンタインの夜のことである。
実は書いてた注さんもこの伏線のことすっかり忘れていましたよ。
そう。真中も間違いなくはっきり聞いてた西野の未来。
だが真中。この言葉覚えているのでしょうか…。
そして、西野は走る。
待ち合わせの場所へ。
愛している人の元へ…。
この笑顔がいいですね。満面の笑みってこんな感じなんですよね。
そしてこのセリフ。
「淳・平・くんっ」
この句読点の置き方が最高。
「ジュン、ペー、クンッ」
こう発音するのだろう。
一音ずつ区切るこの発音は
女の子から彼氏を呼ぶときはぜひ使っていただきたい。
もう甘えんぼって感じで…。
実際言われたらマジでくすぐったくなるようなこの発音術。
効きます!! (何が?)それよりも何よりも
今回一番注目しなければいけない発言が西野の口から出ました。

「…淳平くん。
あの時みたく、また『つかさ』って呼んでよ…」
今まで読み返してしまいましたが、それは野暮というものです。
『つかさ』と呼んだ描写は今までどこにもありません。
…ということは。
そう。
その顔だけですべてを把握したよ。
余計な描写とかいらない。
あの時の回想とかもいらない。
もう、それだけでいい。
きっと『あの時』も同じように真中の髪をなでたのだ。
フワフワトーンの下で行われた、ふたりだけの時間が思い出されたのだ。
そしてその表情に読者はもう。
お腹一杯である。
しかし、西野の大切な時間の回想など真中は聞いてはいない。

「実はさ! 俺また映画作ってんだ!!
コンクールの審査員してた本物の映画監督から声かけられたんだよ!」

そして真中と手をつなぐため少しずつ手を近づけていく西野…。
しかしぜんぜん気づかない真中。
せっかく真中のこと見直したのにまた最低野郎に逆戻りだ。

「……」
あーあ。西野すねちゃいましたよ…。
「けどいいの? 受験勉強ほったらかして。
別に将来を約束してくれたわけでもないのに
…大学に入ってからでもできることじゃないの?」
美鈴。東城。そして西野。
みんな真中の進路を心配してくれているのに。
「受験からの逃げって言いたいわけ?
いーのいーの俺。映画の仕事ができれば大学とか関係ねーの」
この馬鹿はこんな簡単な言葉でみんなの心配をますます増していきます。

『わかってるのかな淳平くん。あたしたち会えるの、あと少しなんだよ…』
先に書いたとおり、ぜんぜんわかっちゃあいませんよ!高校卒業まであと数ヶ月。
留学するまで目前。カウントダウンはすでに始まっていて二度と戻ることはありません。
それまでにふたりの思い出をいっぱい作りたい西野。
角倉に認められたくて映画作成に夢中な真中。
二人の思いはちっとも交わらない。
学校でも受験勉強をしなくなり、映画作成に夢中な真中。
「はやく映画でメシ食えるよーになって、西野に何でもしてあげるんだ!」
「夏頃の小宮山みてーな事言ってんな〜〜」
真中。もしかして西野の夢の存在忘れちゃった?その頃はもうすぐ訪れる未来にワクワクしてた。
何もかもが想像通り動いていくって信じてた
他のみんなのことなんて考えもしないで…


そのころ、東城は塾をやめていた。
「出ない
思いつかない
やりたくない
小説なんて…書きたくない…」
小説のネタにつまり、大変なスランプに陥っていたのである。
編集者からの催促にも満足な答えを返せないくらいドン詰まりだったである。

真中に内緒にしていたことだが
すでに東城は親の勧める大学に推薦で合格していたのである。
真中と同じ大学に行ってもいい理由がなくなってしまったから…。
推薦が決まった今、小説を書く時間はいくらでもある。
…ありすぎるぐらいに、ある。
しかしそれは、考える時間があるということ。
そうなるとどうしても真中のことを考えてしまう。

思わず涙ぐむ東城。
黒ぶちメガネが似合う女の子の涙…。
ここは胸を突くシーンなんですが、注さん的は『萌え』です…。
かなり脱線するうえファンの方には申し訳ないですが…。
『時東あみ』さんはイメージに合わないんですよ。
あの娘は狙ってメガネっ娘を演じている。
だからメガネだけが浮いている感じがする。
もっと言えばメガネ自体に生活観が感じられないのだ。
あんなにオシャレで存在感をアピールしすぎるメガネは所詮小道具なんですよ。

「北大路さんみたいに、あたしも強くならなきゃ」
それが今もまだ真中くんを想っていてもいい条件だと思うから…。
そのころ真中は角倉と会っていた。
ようやく完成した映画の評価をもらうためである。
真中としては、自信があった。
直接会って話をするということは絶対に悪い結果ではないはずだ。
だが、真中の自信はあっという間に覆される。

「正直。ちょっとがっかりしたな」
「え?」
「これちゃんと観客意識して作ってる?
シナリオ係に頼まないと途端にこんなレベルじゃあ…」
素人の唯が読んでもおもしろさがわからない脚本。
田舎から上京してきた女の子の心象風景をつづった映画。
映像のほうも唯から見ても意味不明な映画だったらしい。
結局、角倉からは「今は受験を頑張れ」と諭されてしまったのである。
そのころ唯は…。

「……およ?」
大変ヤバイものをベッドの下から発見してしまったーーーっ!不発弾キタ━━━東城の━━━(゜∀゜)━━━ブラ━━━!!!!物語終盤。こんな物まで伏線にしてしまうとはーーーっ!!恐るべし河下水希…。
「なんで淳平のベッドの下に…」
ひとまずブラをあててみる唯。
こんな唯のテイストがかなり気に入っています…。
恐るべし河下水希…。
「そうだ! あのさ淳平ってさ。付き合ってる人いたり…する?」
「へっ? あ…うん一応今は西野と…」
「…ふぅ…ん。じゃあコレは西野さんので二人はもう…。
お、オトナ… ってこと…???」
普通ブラ忘れて帰る女の子なんていません。
どこの世界に下着付け忘れて帰る女の子がいますか?
あっ。このブラ東城のか…。
「あれっ唯ちゃん! こんにちわ。淳平くん…いる?」
そしてここで西野登場。
うおっ。
なんてすげー展開なんだ。
ということは唯がこのブラについて口を滑らせたら修羅場だよなぁ…。
真中と西野の関係がさらに深まっている今。
この下着という爆弾は大変な破壊力を持っています。
映画の評価が散々だった真中が向かった先は東城の家。
自分の映画のどこがいけなかったのか。見てもらいたかった。
そしてどのように修正すればいいか意見を聞きたかったのだが…。
いまさら会ってどうしようというのか?
いまさら東城に会えるわけがない。
そして東城だっていまさら真中に会いたいとは思わないだろう。

だが運命の歯車は、再びかみ合い動き出す。
「ま、真中く…ん?」
出会ってしまったふたり。
この突然の出会いに東城は動揺する。
この記事の原作はこちらまで
頑張ろう。