真中のベッドの下から出てきたブラ。
この不発弾を唯はどう処理するのか?

「? どうしたの?さっきからずっとこっち見て…」
「唯。西野さんのおっぱいなんて全然見てませんよ〜〜っ」
…バレバレである。
『どうしよう!!
西野さんにブラジャー返すべきなのかなあ〜〜っ
でもこーゆーのって見て見ぬフリしたほうが親切かもっ』
もしこの段階で西野に言っていたら…。
言うまでもなく『修羅場』である。
爆弾は依然ベッドの下。
修羅場へのカウントダウンか?
という読者の期待は今回はなかった…。

「…じゃあバイトあるから行くね」
西野が一方的に会いたいと来てくれたというのに、
真中は全然帰ってこなかった。
『淳平のニブちん!』 と唯が心の中でつぶやく頃真中は…。
東城と出会っていた。
真中が東城の家の傍まで行ったのだから必然的に会うことになるだろう。

真中は角倉に酷評された映画の話をしたかった。
そして東城もまた真中に話したいことがあったのである。

「俺の映画。東城の脚本がなかったらこんなもんなんだって
なのに、ちょっと声かけられただけで調子に乗ってさ…」
この東城の表情が秀逸。
真中の夢の実現のために手を貸してあげたい。
いや、そもそもこのふたりが作品に携わったことでこういう関係になることは予想できた。
しかしこの表情はまだ序章である。
東城が小説を書く原動力。
それがなんであるのか気付くまで、
たっぷりページを割いて書き上げていくこの技術。
…上手すぎです。

「あ、あたし…。才能なんてないもん…っ」
東城の脚本あってこその真中の映像。
ほかの誰かにダメ出しされるのは辛いけど、才能ある東城ならダメ出しされてもいい。
真中としてはそんなつもりのひとことだった。
しかし、東城は今スランプのどん底にいた。
プロットを書いても書いても通らない日々…。
それどころか小説を書きたい気分でもないのだ。
「…でも実際東城は賞が獲れるレベルの小説書けるんだし」

「あたしが小説書く動機なんて結局…」
『それは真中くんのために…』一番大事なことに気付いてしまった東城。
そう。東城にとって小説を書く原動力。
それが真中淳平。

「俺が頼むから東城小説書けよ!」
東城の原動力がまさか自分だなんて知る良しもなく。
スランプに悩む友達を助けるためのアドバイスくらいにしか思っていなかっただろう。
だが、それは東城にとって一番欲しかった言葉である。

涙ぐむ東城。
いきおい余って転んでしまうくらい驚いたけど…。
でもその言葉が一番欲しかった。
真中くんのために小説を書く。
恋心はつながらなかったけど、モノを作るという気持ちはつながっていてもいいよね…。
真中のアドバイスを受けて、脚本作りのつもりで書くことにした東城。
真中の映画を観てアドバイスすることも約束した。

「うん! 真中くんも頑張って。
そしてまた映画化してね真中くん…!」
最高にいい顔する東城。
告白以来最高なほほえみです。
今まで自分の気持ちを抑えていた女の子が告白を超えたとき、
こんなに「大好きっ」ていう顔してくれるからたまらない。
惜しむらくはもう東城が舞台のヒロインではないということ…。

部屋に帰ってボーっとする東城。
文化祭の夜以来、
もう二度とふたりのモノづくりについて話をすることはできないと思っていた。
だけど今日久し振りに話ができた。
ふたりをつなぐものはふたりの得意分野でのモノづくり。
『でも真中くんは…今は西野さんとつきあってて…』
それでもさっき感じたの
空を見て思い出したの
真中くんに初めて自分の小説読まれた時
一緒に夢を語った時

この恋が実ることはないかもしれないけれど
それでもあたしたちはやっぱりつながっている…よね?
いちご終盤。恋する乙女の胸の奥に燃える炎を見ました。
東城の中で整理したはずの気持ち。
でも簡単に整理できるわけない感情。
せつないです。
この気持ちは男でも理解できる感情です。
そしてなによりこの腰のくねり具合…。 …そそります。え? 見る場所違う!?
「真中くんが原動力なんだなぁー…」
本当にいい顔します。
どうしてこの子が正ヒロインおろされてしまったかがわかりません。
ラスト数回でこの恋の行方がどういう結末を迎えるのか気になってしょうがないのです。
物語と直接関係ないけどこの二組のペアがちょっと楽しい。■角倉周と黒川栞
真中に対して酷評を出した角倉であったが、
実際そこまでひどい作品ではなかったようだ。
新進気鋭の若手監督でさえ『ドキッとする』シーンもあったようだ。

「…なんて言ってほしいのよ
真中淳平を見てあの頃のアンタを思い出したとか言って欲しいのか〜〜っ?」
注さんは、このへんのオトナなやりとりにドキッとしましたけどね。黒川先生は角倉とどーゆー関係だったの? ここのあたり補完して欲しいですよね。
■美鈴と玉三郎館長のクリスマスコスプレ
じつはここのあたり時間の流れがぜんぜん見えなくてね。
文化祭終わって今いつ頃ということで、サンタによるクリスマス目前という布石。

角倉監督に見切りつけられたんでしょー。と全然容赦ない美鈴。
もうじきクリスマスだよーっ。というそれだけの伏線である。
そして。時間は確実に進んでいるという事実を突きつけられる。

「留学先のお店と住む所決まりそうだって」
店長からもたらされた報告は西野の顔に影を落とす。
この不安そうな陰。
真中のことに決まっています。突然会いに行ったけど、待てど真中は帰ってこなかったということ。
映画に夢中になるのはわかる。
だけど時間は確実に過ぎていくのである。


そのころ、爆弾は唯が持ち帰ることになりました。
爆弾のサイズは
『E70』 西野のサイズではないらしい…。
この記事の原作はこちらまで
■余談。および疑問点。
スイマセン女性の方見ていたら教えてください。『E70』なるサイズがどうして大きいのかわかりません。このおバカな三十路親父に教えていただけないでしょうか?