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いちご100% 第160話 「それぞれの聖なる夜」 

「あたし春にはフランスに行っちゃうんだよ!?」

「あたしだってあたしの夢を追いかけたいよ!」

「淳平くんならわかってくれるよね!?」



西野の夢。
それは菓子職人になること。

その夢の実現のため、高校卒業後パリに留学する。


ふたりで会える時間は限られている。


なのに真中はそんなことお構いなし…。


事実。西野が留学することなんて忘れていたのではないだろうか…?



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クリスマスイブに女の子からこんな顔されたらどんな気持ちになるよ?

それはすべて真中のせい。
こんな状況ではとてもデートを続けられない。


「悪いけど、今はそーゆー気分になれないよ…。
 今日はもう帰ろ? じゃあ…」


帰る西野。
送る真中。


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走ればすぐに追いつく距離を保ったまま、真中からは近寄れず。
微妙な距離を保ち続けてとうとう西野の家に着いてしまった…。



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そこで西野が振り返る。
怒っているかのような。
また一面でなにかを誘っているかのような不思議な表情。

そして真中にとって衝撃な一言をつぶやく。

「…キスしよっか」



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西野からのキス…!

直接キスをしている描写こそないものの
西野が真中のポケットに手を入れています。

(プレゼントか!?)

…河下先生心情描写うますぎっ。



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「…ね。留学までにあと何回キスできるかな
 だからっ。ちゃんと大事にしてよね!」

そう言いつつ西野は自宅へと帰っていった。

この表情。
このセリフ。
やっぱり西野は真中には、できすぎたいい女の子だよなぁ。


残された真中はようやく反省して、西野へのプレゼントを郵便受けに入れた…。



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これからはなるたけ会えるように努力する。
努力するから―…。

西野っていつもクッション抱えてるシーンが多いですよね。

それってどう考えても真中とのスキンシップが不足しているからですよね?










クリスマス当日。

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東城綾 著 『夏に歌う者』 が発売された。
高校2年次の映画を小説化した 東城の作家デビュー作&中路賞受賞作である。

本の発売日。
誰が買ってくれるのだろうか?
どんな人が本を手にとってくれるのだろうか?

東城としては気になって、見張ることにしたようである。
そしてもちろん正太郎もついてきていた。


「おっ! ねーちゃんの本の前で客が止まった!!」

「またそーやってからかうんだから―…」

「すっげえ。アイツ5冊も手にとって…」

「え!?」



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5冊も手に取った客。それは天地だった。

読む用。保管用。人に広める用。(飾り用・切り抜き用か!?)
そんな感じで5冊買う男。


しかし、天地はちょっと不愉快だった…。

「綾さんはアレかな?
 本が並んでるのを見に来たのかな? その…カレシと一緒に…っ」


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「そうそうそう!!
 とりあえず宣伝よろしくね。ねーちゃんが書いた本…」
「……『ねーちゃん』?」


またしても東城の彼氏のフリをした正太郎は
いたずらが成功した子供のように陽気に走って逃げていく。


文化祭のとき東城が文芸部のみんなに説明したにもかかわらず
天地は女の子に囲まれていたため説明を聞いていなかったという話。
文化祭から2ヵ月近くずっとだまされていた天地。



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「天地くんはモテるから、わざと内緒にされてたのかもね」

東城かわいい…。
この笑顔最高。 
メガネ女子の笑顔ってなんでこんなにドキドキさせるんだ…。



しかし。
なにげないこの笑顔に、心動かされてしまった天地が今回大きく動く…。





天地からのお茶の誘いを断りきれずついていった東城。

なにげない会話。
正太郎が実は東城の弟であったこと。
天地も慶法大学が第一志望であること。

そして、作品を書くプレッシャーの話に及んだときである…。


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「あたしの小説を昔からよく知ってる人にアドバイスもらえることになって…。
 気分的には少し楽になったかな」


注さんって。
メガネにだまされてる?
パーツに弱い男?
上目づかいにコロッときてる?
わずかな首の傾き加減に揺れてる?


全部正解です。。。




東城がいくらオブラートに包んでも天地にはお見通しだった。



「それ真中のこと? 僕はそういうのよくないと思うな」

「それって君の才能の幅を狭めることになるんじゃないのかい?」

真中を意識して小説を書くことで、
知らず知らずに真中好みの作品になってしまうのではないか?

君の小説を一人のために書こうなんてプロにあるまじき考えだって思う。



と話を進め。さらに天地は東城の恋心に言及する。



「君には恋を選んで夢を諦める人生なんて歩んで欲しくない。
 僕なら選ばざるを得ない恋愛なんて君にはさせない!!」

「第一。真中には彼女がいるじゃないか! それなのになんで…」





「僕だって」



天地の話が脱線し始める…。
同時に天地のココロも道を外しだす…。


立ち上がる天地。
異様さを感じる東城だが圧倒され動けなかった…。


「中学の頃の眼鏡でおさげの綾さんに会っても
 君の良さにちゃんと気付いてあげられる自信はある
 たまたまだよ…。たまたま先に真中と出会ってしまったってだけで」



「…眼鏡外してみて」



天地の話が脱線した…。



「ほら…僕にもその眼鏡を外させることができた…」

「やっぱりそれがないとよく見えないのかな。僕の顔もわからない?」


…って眼鏡外すなよ東城っ。
ホントこの娘だまされやすい女の子だな…。



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そして天地が動くっ!!


「綾さん…」
「や…っ」


突き飛ばされる天地…。
走り去る東城…。




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「待ってよ。ねえ。
 ごめんね。綾さんが傷付くとは思ったんだけど
 君の中の真中を消せたらって思って…」



天地の気持ちはよくわかっている。
どれだけ東城のことを大切に思っているかは東城もよく知っている。



…だけど

いまの東城は真中のことしか…。



この天地によるキス未遂事件が
東城の心に大きな動きをもたらしたことなど。

読者を含め東城自身。今はまだ誰も知らなかった。









東城と真中の間に存在するふたりだけの関係。
そのジレンマに限界を感じた天地。
とうとう実力行使に出たものの、
この行為で今まで積み上げてきたものが一気に崩壊する。


同時に天地自身。


ここでお別れである…。









この記事の原作はこちらまで



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[ 2006/05/23 08:35 ] いちご100% | TB(0) | CM(1)
ここでストック放出です。
ここからしばらく更新が遅くなります。

カウントダウン。最終回まであと7話。

次回をお楽しみ。
[ 2006/05/23 08:39 ] [ 編集 ]
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