かえで台風に組み込まれていた短編なんですが
あまりに楽しかったのでこれもレビュー。
この作者のレビューはどうしても
長文になってしまうのはスルーの方向で。母はいつも頭痛がすると言いつつ薬を飲んでいるが最近効かない様子。
だが少々肥満気味なその体型のほうが心配だ。

「母さん。学生の頃はスタイルよくてモテたんだから」
嘘だ。
昔の母親の写真を見たことあるけど、今より太ってた・・・。
おまけに3日ぐらい風呂に入ってないんだ、勘弁して欲しいぜ。
「もう少しこぎれいにしてくれないと俺が恥ずかしいよ」
だがそんな母の身体に異変が起きた。
あんまり頭痛薬が効かなくなったものだから3種類ほどまとめて飲んだというのだ。

「お母さん若返っちゃった見たいなのよーーっ」
勢いあまって全裸で飛び込んできた母。
だがその身体が女子高生になっていたというのなら話は別だ。
一家をあげて大騒ぎとなるが、
父は突然女子高生の妻を手に入れたかのようにはしゃぎだす。「どうだね、母さんひさびさに今夜」
「わーい。わーい。ボクの奥さんは女子高生」などと簡単に言い出してしまうあたりがツボ。
少年誌よりこっちのほうが持ち味出せるんじゃないのといらん期待をしてしまう。そして展開は素早く
母親の学校編入へとうつる。
秋本(おそらく旧姓なのだろう)いずみちゃんは一瞬でクラスの人気者となった。
ただ独り真実を知る息子の陽一は気が気じゃない。
まさか自分の母親とは言えない。
だがなにかしでかすのではないかと気になってしょうがない。
そしてクラスの男子に囲まれてしまえばもっと心配でしょうがない。

「ありがと、陽くん」
こんな笑顔でぎゅーってされたら、たとえ母親とわかっていてもドキドキしないわけがない。

しかしそんなふたりのやりとりを面白く思わない娘がいた。
長谷川さん。
陽一のカノジョである。

そこはやっぱりお母さん。
息子にお付き合いしている人がいるなんて知らなかったからついつい御挨拶をしてしまう。
「まー。いつも陽一がお世話になってます」
おもわず考えてることを口に出してしまうあたりお母さん可愛い。だが長谷川にとっていずみの存在はくやしかった。
長谷川が告白したときも陽一は表情ひとつ変えなかったのに
いずみとの事になると顔赤くして動揺するのが許せなかったのである。
だが彼女である長谷川に「いずみは母親」と言うわけにもいかない。
そんな話を信じてくれるはずはないだろう。

だが、昨日母の裸を見てしまったからかはわからないが
どんどん母さんが可愛く見えてしまって仕方ない・・・。
そのころいずみは長谷川と共に人気のないトイレに連れ込まれていた。

「単刀直入に聞くけど、あんた森村くんとどーゆー関係!?」
おおっと。
長谷川さん実は不良少女?
とおもったら実は陽一のためにがんばって更生して
タバコもやめて、付き合ってた男を切って、髪の毛黒く染めて成績まであげたという。

単なる不良友達かと思ったら恋する長谷川をみんなで応援していて
なにげにいい子たちだった。。。
そんな長谷川にいずみは何を言ったかというと・・・。
『いずみと陽一は腹違いの兄妹』血縁関係であることを強調したかったのだが、むちゃくちゃな設定にしてしまった。
晩飯を摂りながら昔のことをいずみは話し出す。
男の子は小さい頃、大抵の子が身近な女性である母親に恋をする。
昔、陽一が「母さんをお嫁さんにしてあげる」なんて言ってたのを思い出したら淋しくなってしまった・・・。
「もう一度母さんのこと好きって言って」
いずみが突然そんなことを言い出すものだから、当然動揺しだす陽一。

目をつむっててあげるから聞かせて。
言葉につまり、思わずその唇に吸い寄せられそうになる陽一。
なんで。
なんでこの人は
こんなに無防備で、挑発的で
こんなに可愛いんだ・・・!?危うく禁断の関係に陥ることを、なんとか理性で拒んだ陽一であったが。

ベッドの上で悶々としているところを母に入ってこられてしまった・・・。
だ、だめだよ。
母さん。
お、俺たちは親子なんだぜ・・・。
「お母さんねー。またもとの姿に戻っちゃったのー」 _, ._
(;゚ Д゚)
…そっ。そんなーーーーーっ!!
そんな陽一の落胆した夜。
オヤジが出張帰りの日を期待して
ランランとなっている様子に激しくワロタ。
誰だ俺の私生活を描いた奴は!
オレだって嫁さんが若返りすぎたら・・・(ry
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この作品は、キレーにまとまっててしかもお母さんならではの視点でありながらかわゆく見えるんですよね〜この…なんていうのかなー桃栗マジックというか、女性ならではのツボを押さえてくるんですよねー、少年誌での"計算"のイヤラシサもなしで、短編でもそれが感じられるのはこの作品だけかもしれない。
それよりもスカシオチの見事さも然る事ながら、10年経ったらいちごの連中もこーなるとか考えるとイヤァアアアアア!!!!(笑)