
こんなにあからさまにパンツ見せてくれたら
「引退してもいい」と言いだしてしまいそうですわ。
今回は由紀が水面を清算するちょっと痛々しい話。
冬の浜辺。
未紀の前でひだりを大切にすると言った由紀にとって
水面を清算することは難しい問題だった。
亘に相談しようともちかけたものの

頭ン中がいまだにユキで一杯の亘ではどうしようもない。
そもそも水面のことを相談するのなら女装のことから話さなくてはいけない。
かくなる上は直接会うしかない。
放課後ユキとして水面に近づく由紀。
けれど。
なかなか本題を切り出せない。
ふたりだけの教室。
その中は優しい空気に包まれているかのようで・・・。
ずっとこうしていたい。

「ユキ。手出して」
つながれた手。
いつしかふたりは互いの手を取り合い名前を呼びあい始める。
ユキの鼓動が響く。
これ。
まずいよ。
言い出せないよ。。。

「ユキがいなかったら、きっとずっと一人ぼっち」
水面・・・。
水面にとって本心なのかもしれないがこの言葉は由紀にとっては重い一撃であった。
そんな言い方されたら何も言えなくなってしまう。
でもきちんと伝えなくてはいけない。
『大切なのはひだりだ』って。
もうひだりを泣かせたくない。
言わなくては。
言いたくない。
言えない。
水面の手を放したくない。
言っちゃ・・・駄目だ・・・!

「もうやめよう。こーゆーの」
ひだりが由紀=ユキを知っているから
ユキとして水面と友達関係を続けることも出来ない。
そしてこの後。
水面にとって一番聞きたくなかった言葉がユキの口から飛び出す。
もちろん最初から水面は知っていた。
けれど、どこかで逆転を期待してた。
なのに。
なのに。。。

「ひだりが好きなんだ」
いつもひだりに向けている優しさを自分のほうに向けさせたかったのに。
もうそれはかなわない。
由紀の去った教室。

水面はひとりナミダする。
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