
階段に座り、空を見上げるあゆみ。
その瞳に映る空の青。流れる雲。吹き抜ける風。
時は流れ去り、決して戻ることはない。
今のまま時間が止まればいいと思うこともある。
沈滞している様に見える時間も決して止まらず
次の時間を刻んでいくのである。

「…って ひとりで考えても始まらないか!!」
いよいよ。この日が来てしまいました。
とうとう。この時が来てしまいました。
2007年10月1日から今日までの軌跡。
毎週毎週。月曜日が待ち遠しいと思いました。
毎回毎回。河下女子の絵を見るためにだけジャンプを買ってきました。
この作品を通していろんな方と知り合いました。
この作品を通してウチを見てくれる方が増えました。
それはまさに奇跡。
それはまさに応援してくれる皆さんとの時間の共有。
だけど今。
2008年5月26日。ハツコイリミテッド。最後の幕が開きます。
今回はかなり私心を交えた長編記事となっています。
海岸で叫ばれた想いは自分の名ではなかった。
「あたしのことを好きって言ってくれた財津くんのお兄さんと…」
あゆみはようやく結論を出そうとしていた。

「相談って何よ?」
すでに両想いの恋が成就したふたり。
このふたりがあゆみに出したアドバイスはこんなかんじ。

「男は顔じゃないのよ」
見た目ブサイクで恐ろしくても、ピュアなハートを持ってたりするもの。。。

「それに好きって言ってもらえるだけで…
嬉しくって、くすぐったくって、恥ずかしくって…でも心地よくて」
うおー。
なんでもっと早くこーゆー表情をもっと書いてくれないんですか!
遅すぎですよ!
今回で終わりだってのにぃぃぃ!
ツンデレ少女の「デレ」顔は最高に身悶えます。
くそー。
寺井め。このデレ顔を独り占めできるなんてなんて果報者なんだ。。。
(論旨違ってきた)
続いてのアドバイスは小宵。

「困った時はこれ――っ♪」
まったくもって本気で考えてない。。。
花占いで進むべき恋路を占うなんて。。。
最後まで小宵はこんな扱いですか!
最初見た時は、
やった。東城並みの美少女だ!
こんな娘待ってたんだよー!
などと読者を誘っといてこんなギャグ要員だなんて。。。
妖気アンテナならぬ
兄貴アンテナ搭載型なんて。。。
だったらせめて兄貴との禁断の領域まで話書いてくれよ!!
(また論旨ずれた)
続いてのアドバイスは名央。

「…あたしにはわからないけど
でも…例え報われなかったとしても
その恋もたしかに…意味はあるはずだから」
もう。
この段階ですでにオトナな発言です。
意見に重みが増しています。
失った恋にも意味はある。
美しい意見です。
実に美しいです。
こーゆー娘が恋したら実は一途に激しいんだろうな。。。
それを連城との恋路で見たかった…。
大胆な名央ちゃんを見たかったのにィィィ・・・。
きっとこう。
オトナへのステップを駆け足で上りきって…(ry
(またまた論旨ずれた)
続いてのアドバイスは男性陣ふたり。

「どーするも何も 好きな奴を好きなままでいいじゃないか
実らない恋だって、得るものはたくさんあるはずなんだから」
名央と同意見の曽我部
余談だが
めちゃくちゃ恥ずかしい思いして美容院に行ったというくだりに同感。
注さんは嫁さんの行きつけに連れてってもらい、
鏡の前でかなりドギマギしたのを思い出す。
最初の打ち合わせ?
「今日はどうします?」なんてシーンで。思わず床屋みたいに
「バッサリやって」とか言ったら店内のあちこちで苦笑をさらった。
なんだかんだ「おねえさんにお任せします」でした。
こんな30オヤジでごめんなさい。
そして楠田のアドバイスが個人的に泣かせる。

「俺は財津の兄貴知ってっからゆーけど…
告るのに相当勇気が必要だったと思うんだよな
だって俺とか 財津の兄貴とかダメモト側の人間じゃん
きっと… 本当にすげー、一生懸命だったと思うぜ…」
ダメで元々。
注さんの中学卒業式の日の
15歳のイタイ失恋話は以前書いたが
あれはダメモトで飛び込もうとして、飛ぶことさえ許されなかった…。
今考えてみれば、恋愛なんてタイミングなのかもしれない。
もし。
ここで「if」を持ち出すとアレだが
もっと注さんがクラスで目立った存在になっていたら
あの娘は注さんに興味を持ってくれていただろうか?
仮に良彦のように、悩み相談されたとき。
相手の手を握って
「そんな男やめとけよ。俺のほうがアイツより君の事…」
とかやらかしてたら歴史は変わっていただろうか?
今だからこそ言える話だな…。
当時そんな勇気はなかったのに。。。
(大幅に脱線です)
ますます
わからなく
なりました
………… そしてアドバイスは高校生組にまでおよびます。
まずはめぐる。

「えへへ… ま、まあ。
あたしは好きって気持ちを優先したほーがいいと思うけどね」
めぐるを初めて見た日。注さんは狂喜乱舞した。
別に髪色が茶色でもいい。
メガネでショートでさえあれば。
「わかってるね。わかってるね河下センセー!!」(なにをだよ)
東城に次ぐストレート第二球であった。
この娘のエピソード出たときは絶対長編で行く。
無性にそんな気分だった。
意味なく長文にしようと意気込んだものの別に普通だった。
理由は簡単。
なんだよ好きな人最初からいる設定かよ。。。ガクーン。
でも。
なんだかんだいって一番露出度高かったのは彼女のはず。
次は岬からのアドバイス。。
じつはあゆみにも財津操についてドキッとした瞬間がある。

それはこのシーン。
まあたしかに。
この発言聞いてて、自分の事言われてると感じなかったらあゆみは鬼だ。

「ドキドキするならそれは恋でしょ!?」
以前言われたセリフをそっくりそのまま返す岬。
いいですね。確実に伏線を消化していきます。

「あゆみちゃんの一番素直な気持ち それに従ってみようよ…ね?」
このトーンで表現された心的表現がツボ。
うまいなあ。河下先生の本領発揮はこーゆーところだと思います。
そして。
あゆみは決意する。
一番素直な気持ちに従い、財津家に向かう。

「いーなー。夕は恋愛させてもらえなかったから…」
酷いかもしれませんが
あえてこの娘に関してコメントは差し控えます。
ここに来てこんなメタ発言させてしまうあたり。
この娘。何かを超越しています。
やはり上村に対してのあの思わせぶりがかなり反感買ってしまったのでしょう。
惜しい素材です。

この視線をまともに喰らったらちょっと動揺するかも。
そしてあゆみは告げる。
連載初回から今まで出していなかった財津操への答え。

「あたし。やっぱり財津衛くんのことが好きなんです!!」
結果は操にとってわかっていたかもしれない。

あの日、慧を勇気付けるための独白はそういうニュアンスを含んでいた。
だが自分の好きな女の子は自分の弟を好いていると伝えられた今
弟想いの兄としては、好きな女の子の想いを尊重しないわけにはいかなかった。

「もうちょっとだけ 追いかけてみたいの
大切なあたしの……初恋を」
初恋。
恋。
恋愛。
さまざまな形があってもいいとは思う。
だけど。
衛はいまだに岬を想っている。
届かなかった思いを抱えたまま見つめている。
そんな衛に対して堂々と主張したあゆみ。
この想いがやがては衛の心を揺り動かすかもしれない。
だってこの娘まだ中学3年生だろ。
まだまだ未来も時間もある。
『好きな気持ちばっかはしょーがねー』
『――じゃあ 俺もまだ諦めねぇ わかって…くれるよな?』

「当分は俺達ライバルだな。衛…!」
なんと仲睦まじい兄弟であろうか。
すさまじい兄弟愛でコマが満たされております。
そして物語はいよいよ〆に入ります。

有二と岬の下校風景。
いいなあ。
注さんの高校生時代。
こんなん憧れでした。
ぜんぜん縁がなかったですけどね。
・
・
・
・
・
あれ?
あまりに小さかったので見逃しました。
コレはなんでしょう?

なんと。
良彦と夕ちゃん。。。
それを見つめる千倉兄。。。
これはこれで。。。
あらあらまあまあ。どうしましょ。。。

武居とめぐる。
いいなあ。
水泳部におけるふたりの模様。
考えてみればこのふたりが一番安心して見ていられた。

「俺は渡瀬くらいの大きさが好みだ!!」
なにげに見るべきところをちゃんと見ていた武居。
でもストイックなまでのスイマーぶりが発言から連想される軽薄さはなかった。
いつまでも「漢」であってほしい。

土橋と寺井。
このふたりに関してはちょっと複雑であった…。
…土橋ちゃんも、寺井君も好きですよ。
ただ。
ちょっと展開早すぎたのでは。と思ってしまうのですよ。
土橋ファン置いてけぼりというのがかなりショック。
あんまりにも衝撃だったのでアンケート企画までしてしまったのだが
全体の40%が中学高校で初キスを済ませている。
という事実にさらに衝撃でした。

楠田と慧。
最終話のラストの〆だというのにこの模様。
慧の前でエロ本読むなんて。。。
なんかオープンな二人の関係がこの先の進展とかを暗喩しているのでしょーか?
スカート必死に押さえるそあこちゃんにも参りました。
「いつまでソロ露出を楽しんでんの!?」
単行本の番外編は少年誌の限界にぜひ挑んでいただきたい。
場合によってはわずか数ページのそあこ編でも長編で迎えてあげるさ。

次のページでは楠田のエロ本が没収され慧が読んでいる始末です。
こりゃこのふたり間違いなく土橋より早い展開でステップ進んでいきそうだな。

曽我部と名央
そんな楠田たちとは対照的なふたり。
ここはまだカップルではありません。友達です。
曽我部は美術部に入部したのでしょうか?
だとしたら曽我部は頑張ってるね。
きみに関して応援記事を書くつもりでいたけど
どうやら今ここしかスペースがないようだ。
自分に自信を持つのも大事だけど
その自信がきみを押しつぶすほど過剰であってはいけない。
ときには名央ちゃんにキミのイタイ部分をさらけ出してもいいだろう。
きっと名央ちゃんなら微笑んで受け止めてくれるはずだから。
だって中学生組5人の仲で一番、母性度豊かなはずだもの。
がんばれ曽我部。
うまくいくことばかりじゃない
間違うこともあるかもしれない
でも初めて出会った恋する気持ちは
きっと、確かに、大切なもので
そんな思いのひとつひとつが
――私達を未来へ運んでゆく

ア ナ タ は 今 恋 を し て ま す か … ?
河下先生。
感動をありがとうございました。
本当におつかれさまでした。
6月4日発売のムック写真集「制コレISM GP」(980円)にも期待していますし。
7月4日発売のジャンプスクエア8月号に掲載される新作読切にも期待しています。
さらにこの日発売の「初恋限定。」第3巻でそあこちゃんがどうなるのかも激しく期待してます。
まだまだウチは忙しくなりそうです。
ウチを見ていただいているすべての方のおかげです。
コメント・拍手・カウンタの回り具合
そんな小さな皆さんからの声援に支えられて
またまた走りきることができました。
本当にありがとうございました。
交流会(オフ会)に関する記事は現在のところ企画段階です。
ある程度の形になったら発表いたします。
参加者がいるといいのですが、そればかりはちょっとわかんないよね。
では次の記事もご期待ください。