FC2ブログ

いちご100% 第034話 「つかさの望み」 

t_034-01.jpg

鳴らない電話に待ちくたびれたつかさ。

このパジャマの柄は豹柄ですか?

やっと鳴った電話に飛びついてみれば友達の「トモコ」だった。
「ねっそれより今日ヒマ? 一緒に買い物行かない?」
「…今日は」
と断りかけたが迷った末に行くことにしたつかさ。

「ねえ お母さん何か買ってきてもいい?」
「いいけど つかさちゃん今日は」
「わかってるよ 6時には帰ってくる」
今日はつかさにとって何かあるような言い回しだ。

買い物も終わったようで トモコとお茶しながら買い物品の評価をはじめた。

その時、喫茶店の片隅で交際一周年記念を祝しているカップルを見て遠い目をするつかさ。
t_034-02.jpg
「つかさ うらやましいなら作ればいいじゃん」

真中にもつかさにも共通しているのは「恋愛経験豊富」そうな友達。
どこか達観した感じのする同級生の癖に年上っぽい友達。
今後のトモコさんの活躍に期待したい。

「よお」
そこに現れた男は トモコがつかさに気を使ったか紹介のジャニーズ系だった。
「…誰?」
「おいおい俺のこと話してくれてねーわけ!?」

紹介だけしといてさっさと消えるトモコ。
無視を決めたつかさ。
t_034-03.jpg

その隙を狙う男…。

t_034-04.jpg

その顔面に蹴りを入れ怒るつかさ。

「キスひとつで目くじら立てるよーな時代じゃないじゃん」 
「キスなんてのはあいさつだろ挨拶! 握手と同じだよ」
という弁明も聞かず席を立つ。

家に帰ってから部屋にとじこもりベッドの上で
「…キスは 握手と同じ」
t_034-05.jpg

「そんなのわかんない したことないし…」

そんな落ち込んでいたつかさに、鳴らなかった電話が鳴った。

「…会いたい」
「は?」
「今から会えない…?」
「…実は俺 今家に着いたばっかで…」
「どうしても今日会いたいの お願い淳平くん」

走る。
一瞬。泣いてる声に聞こえたんだ。
昨日東城の泣き顔を見たせいからか…。
東城の泣いてた理由はわからない。

t_034-06.jpg

走る真中の先には 両手にショートケーキを持つ つかさ。

つかさは泣いてなかった。 笑ってた。
「ねえ それでこれは何?」
「知らないの? いちごのショートケーキだよ」
「あの…用事ってこのこと?」
「これはねえ どうしても今日食べなきゃいけないの」

t_034-07.jpg

「だって今日はあたしの誕生日なんだもん」

突然のことに焦り驚きを隠せない真中。
誕生日知らなかったことも プレゼント用意してなかったことも
「とりあえず欲しい物言って! 欲しい物!!」
t_034-08.jpg

「…なんでもくれるの?」



「握手してくれる?」
「あくしゅ?」
t_034-09.jpg

「多分今はこれが あたしが淳平くんに望んでいいせいいっぱいだから」

t_034-10.jpg

つないだ右手。
『握手は挨拶。キスと同じ…』
そんな感じでつないだ握手は つかさだけの秘密。

鼓動の響きが伝わりそうで自分から手を離した
「ありがと! あたしそろそろ家に戻らないと…」

おやすみを言って帰っていく つかさの後ろ姿と笑顔を見た真中は

t_034-11.jpg

三人の女の子の間で完全に身動き取れなくなっていた。








この記事の原作はこちらまで
スポンサーサイト



[ 2005/09/19 06:51 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

注さん

  • Author:注さん
  • このブログの原動力は
    みなさんの足跡と拍手です。

    スパンコメントは即消去。

    御意見・感想などは
    こちらからどうぞ↓
    ko-yu-no_chuusan★excite.co.jp
バナー作って頂きました。
あずきさんからの頂きもの。 リンクの際にはご自由にお使いください。

chusan.jpg

全ての記事を表示します。
全タイトルを表示