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いちご100% 番外編 ~京都初恋物語~  

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とびら絵は白のタートルネックセーターに緑のチェック柄のミニスカートの美鈴


当時赤丸についてた煽り文は 『京都 初めてがあたしを染める』 

フツーこんな書かれたらイケナイ想像しちゃいません? 
俺だけ?

ところが内容は美鈴メインの健全なステキな物語でした。



朝。
携帯の目覚ましが目覚めを誘う。


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「ん~~っ。もう朝ぁ~~?」
目が覚めたらそこは今まで住んでいた部屋ではなくて、京都のとある下宿先。


無防備な腰つきと、パジャマ姿にちょっとだけ反応。


まだ引っ越してきて間もない様子で、
引越し荷物の段ボール箱が片付いていない。


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「あ…。あっ。あっ。あ…」
このなにげにかわいい美鈴に撃沈した。


「そうだあたし京都に住んでたんだっけ…」


外村美鈴18歳 
私は大学進学のため今年の春から 
4年間京都での生活を始めることになりました。


新歓のサークルの勧誘にもみくちゃにされてたけど、
美鈴の目的のサークルはただひとつ。

『映研』

高校生活の大半を過ごしたあの思い出を大学でも味わいたくて。


「絶対映研に入るんだ」


そして映研新入生歓迎コンパの席上。
新入生の中で一番人気だった美鈴が加わったことで盛り上がる映研の面々。
「で、美鈴ちゃん。どーゆー映画が好きなん?」


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「あっ何でも… とりあえず先輩達が撮った映画が観たいです!」


この発言に場が静まり返る。
この映研は自主映画を撮らないで映画感想を述べる場だったのである。


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店を出て橋の上で落ち込む美鈴

「大学の映研って言えば普通は自主制作映画作るだろ 
 あたしはいろんな作品やいろんな才能に触れて
 自分もいろんな知識吸収したかったのに…」


ふと真中のことを思い出す美鈴。
今、思えば真中先輩はすごいや。
高1の時に自分達で映研を作ったんだもんね。

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口先ばっかりのあたしには そんな力ない。
美鈴が正直に自分を語る数少ないシーンです。




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「はあ…」
大きな溜め息をつき、
気がつけば隣にも大きな溜め息をついていた男がいた。

「ちゃうねん…俺が求めてたサークル活動はあんなんやなくて。もっと…こう…」



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映研のコンパから抜けてきた仲間だと思い込み、
大学生の映研のあり方を論じかけた美鈴だが、


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その男はマンガ研究会のコンパから抜けてきたようだった。


女の子ばっか嬉々として描く男性に抵抗ある美鈴。
どうやらマン研のコンパもそんな感じだったらしく、

男は自分のマンガ読んでもらおうとして持ってきたものの
そんな気になれず店を飛び出してきたらしいのだ。


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「じゃあそれあたしが読んであげる」


ちょうどその時、映研の先輩達が美鈴の様子を見に外に出てきたので、
見つかる前にその男の手を引き走り出す。
「やばっ ほら行くわよ」
「え? え?」


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「いーから早く!!」


ほんの軽いキモチだった…。
予定もあいてしまったし…。
暇だったから。


初めてマンガを見てもらう男。
文学部の美鈴が指導してあげようということで、喫茶店で読み始めた。


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しかし読んでいくうちに…。 


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引き込まれる。
目が次のページを追う。


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こんな感覚 東城先輩の脚本読んだとき以来…。


「で どないでした…?」


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「感動しました…」
深々と頭を下げる美鈴。
そんな様子に慌てふためく男。

辛口批評家の美鈴が人の作品をこんなに褒めることはない。
まして頭を下げるなんてこと本編では一度も見たことない。



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頼りなさげだった第一印象が100倍カッコよく見えた。


この男の子の顔見てて思ったんだけど。
西野の髪型に東城の顔を足してるよね。
このメガネが黒ぶちだったらおさげ東城の顔だよね。



喫茶店からの帰り道。
「大丈夫絶対才能あるって!」
辛口評論家の美鈴の口からこんなにお褒めの言葉が出ています。
まして東城の脚本のような感覚を与えるのであれば相当のものなのでしょう。



その夜。気を利かしてわざと遠回りして美鈴を送ってくれた男。



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女の子の表情になる美鈴。
マンガが好きで描いている男。
映画が好きで夢に向かっている真中。
何かに夢中になって夢を追いかけている姿が、とてもきらめいて見えた。

自分も真中のようにビデオカメラを買って頑張ることを決意した。




それからしばらくたって

内場。


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「美鈴 なんやのあの人」
「…同じサークルの仲間…かな?」
このビミョーな間が読者をくすぐります。



美鈴のバイト先は最初に内場のマンガを読んだ喫茶店だった。

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マスターに内緒でこっそり一杯おごる美鈴。
まだビデオカメラは買えそうもないという話題から内場の作品を批評する。
出だしはいいんだけど練りが足りないと叱る美鈴。


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「あたし内場の才能買ってんだからさ」
「あっ バイト終わるまでここで描いてるから!」


思い過ごしだろうか 
遅番の時はいつも彼があたしのバイト終わるまで待ってる理由は 
夜道、またあたしを送ってくれるためだって…
内場といると楽しい 
こんな前向きで明るい気持ちになれたのは久しぶり…


そんな日の帰り道
京都だけあって着物来た人とすれ違うふたり。
「さすが京都 普通の日でも着物着る人いるんだねえ」
「うん」


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そのまま内場は着物女性をずっと目で追っている。
『まだ見てる! あーゆーのが好みなワケ?』
嫉妬する美鈴。


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その美鈴を不意に抱き寄せる内場。
「車 来とるで…」
まさしくはねられかけた美鈴だが、こんなシチュエーションないだろ…。


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不意に抱かれた背中。

ビクッ
美鈴のカラダも鼓動も一瞬だけ止まる。
「あ…えと… ちゃんと前見なアカンって…」
内場も緊張した。この瞬間ふたりの距離が急速に縮む…。



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下宿でシャワーを浴びる美鈴。
背中が熱い…
あんなことでドキッとするなんて…
ただ話が合ってちょっと尊敬できる奴ってだけなのに…



内場…



恋愛感情の芽生えは突然にやってくる。
全然意識していなかった異性が突然カッコよく見える瞬間。
なにげなく触れられた背中に戸惑う日。



そして季節は夏を迎えた。
キャンパス内でもイイ女と呼び声の高い美鈴。
最近ますます色っぽくなってきたようで、そんな話を木陰から聞いていた内場。


そしていつもの喫茶店での製作作業。
「作業進んでる? 
 もう夏休みだし本場描き始めないと締切りに間に合わないよ? 
 賞金200万は絶対いただくんだからねっ」

そんな日常の会話に内場が言う



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「今度の土曜日花火大会あるんやけど見に行かへん…?」


『こ…これってデート!?』


あわててさつきの料亭に駆け込む美鈴。
「例の物用意できてます!?」


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久しぶりのさつきの登場なんですがわずか3コマだけ。
さつきの扱いひどくないですか?
京都の料亭に行ったのも最終回の同窓会のためだけの役割っぽいし…。
そもそも女将っていうイメージのキャラでもなかったし…。



そして花火大会当日。
待ちぼうけしている内場。
「どないしたんやろ。今までこんなに時間遅れたことあらへんのに…」


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そこへ現れた美鈴。
一瞬目を奪われた内場。
「ほな 行こか」
と目を背けて歩き出してしまう。



えっ…。取り残される美鈴。


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「ねえ あ あたし あそこの抹茶ソフト食べたいなぁ」
それでも内場はまだ背中を向けたままだ。


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「はよ行こうや 
 俺花火のシーン描きとおて参考に今日ここまで来ただけやねんから」



凍りつく美鈴。



…何よソレ
結局内場は あたしより自分のマンガが大事…?
なのにあたし一人だけ浮かれて
北大路先輩からわざわざ浴衣借りて 
髪も上げて…


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バカみたい

目にうっすらと涙を浮かべて、来た道を走り出す美鈴。

振り向いた内場は慌てて追いかける。
「美鈴さん!!」





別に内場なんていなくていいよ
マンガだって映画だって一人で作れるし
ちょっと横で内場の才能を見てたかっただけ…

走りづらい浴衣。
何でこんなの着てきたんだっけ…

いつか内場が着物の女の人に見とれていたから…
あたしにも見とれてほしくって
そんな理由で浴衣着てたんだ…。


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「美鈴さん!!」
「アンタは花火見てればいーじゃない…」
「…何怒ってんの…?」
「怒ってなんかない!」


「一緒に花火見ようや! せっかくここまで来たんやし…」


ひとことええか。
やっぱ、内場の態度がアカンて。
美鈴が傷つくのも当然や。
なんも言わんとプイと脇向いたら不安になるやろ。

なんや。ここのコメント、エセ関西弁になっとるわ。




「悪かったとは思ってる」

美鈴にはきっと他にも花火に誘ってくれるいい男がいると思う

けれどマンガの取材を口実に連れ出したんだ。



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「マンガの賞獲るまで言わんとこ思とったけど
 俺…俺 
 美鈴さんのこと
 ホンマゆーと初めてマンガ見てくれた時から
 す…っ 好きやから…」


遠くで花火が鳴っている。
うつむく内場。


内場の告白に美鈴の返事はもっとおしゃれなものだった。



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「証拠がないから信じない!
 あ、あたしは、内場に褒めてもらいたくて浴衣を着てきました!
 内場は? 内場はあたしのこと好きだってどう証明するの!?」


しばらく考えて美鈴に向かって一歩踏み込む内場。
「なっ 何!?」


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さらに顔を近づける内場

「ちょっと。たんまたんまたんま~~っ!!」
「せ、せやかてこれが恋愛マンガなら 
 ここで熱い抱擁と、キッ。くっくっ、口づけかなと思たんやけど
 ちゃいますか? 美鈴カントク!!」
「そそそ、そうね確かにそうかもね 
 けど心の準備が、あ、あたしこーゆーのってはじめてで!」

「安心してください俺も初めてですからっ」
「じゃあ失敗したとしてもあいこだね」
「ハイ…てゆーか失敗ってどんなんです?」


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「わかんない…から どんなキスでも正解…かな?」



・゚・(つД`)・゚・

ワーン。
美鈴がぁぁぁぁぁ。
あのクールな美鈴が。
恋をしてるぅぅぅぅぅ。

・゚・(つД`)・゚・





それから三年後…

泉坂高校映研同窓会に出席すべく身支度を急ぐ様子の美鈴。


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ドアにつけられた表札…。



なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!?

キ・キ・キ・キタ━━━同棲━━━(゚∀゚)━━━生活━━━!!!!





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あたしはコイツと一緒に暮らしていて
少し照れくさい毎日を過ごしている
ずっとこんな日が続けばいいと思いながら…









21歳になった美鈴。
マンガ家としてこれから頑張っている様子の内場と同棲生活を送っている。


もしこれが東城の後日談だったら…。
きっと注さんへこんで。読みきれなかったと思う。


美鈴ちゃん。
おめでとう。
また一人、大人になって旅立っていってしまったよ。








この記事の原作はこちらまで



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[ 2006/07/18 01:13 ] いちご100% | TB(2) | CM(3)
こんにちはー、トラバありがとうございました(*´▽`)ノ
私も、美鈴ちゃんのファンの反応が気になります(笑)
個人的には、大学生で、実家にも帰らず同棲してるなんて結構親不孝者!?なんて思いました(;^_^A
いやはや、なんにせよ、美鈴ちゃんが幸せそうでよかったです♪
[ 2005/10/02 19:24 ] [ 編集 ]
舞さま。
コメントレスありがとうございます。
一話一話丁寧にレビューするのは確かに大変です。
たま~に『俺何やってんだろ…』という気持ちにもなりますが
すべてはこの作品に対する『愛』です。
愛なんです『愛』!!

これがコミック19巻に組み込まれると仮定するとあと20ページ近く余ります。
個人的には『夏色グラフィティ』だったか? 短編読みきりだった作品…(タイトルに自信ないけど) あれを組み込んでもらいたいですね。
[ 2005/10/02 21:46 ] [ 編集 ]
いや~~~ まさか 外村がなぁ って感じです!!
[ 2007/08/08 10:51 ] [ 編集 ]
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いつの間にか、4大ヒロインの座に入っていた外村美鈴の最終話から派生したストーリー。
[2005/10/01 08:09] ゼロから
ジャンプtheREVOLUTION!に載ってる番外編です。表紙がキラキラひかってて、まるでJJb○sみたいです。…はっ!別に表紙がライトだからって、ギャグじゃないですよ?
[2005/10/02 19:26] 牛丼特盛生卵3つがけ
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