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いちご100% 第055話 「接点」 

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呼びかけられ振り向く西野。
「西野!! …チョッ チョコレート美味かった!! ありがとな!」
唯に言われるまで気づかなかったことを見透かさすものの余裕で対応する西野。
「あたしのだって気づいてくれてありがと」

「でも あの女の子に言われるまでわからなかったでしょ?」
唯の話題になり4月から西野の後輩になることを話すと
「うん…今頃淳平くんと接点ができるなんてね…」

意味をうまく捉えられずまたまた動揺する真中。
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『大体西野はどういうつもりで俺にチョコレートをくれたんだ?』
西野の髪型や冬の季節が一年前の今頃を思い起こさずにはいられなかった。
「ちょ ちょっと待って!! 明日ほらホワイトデーだろ? 俺お返ししなきゃ 何欲しい?」
真中はつかさと一秒でも話したくて、また次回につなげるように提案をするのだが
「…いらない」
とあしらわれてしまう。

チョコは西野個人のレベルアップに対する感謝のつもりであげたのであって、気付かなかったらそれでももいと思っていたと告げる。

『…ああ 西野にとって俺の存在は もう本当に過去なんだ』
呆然と立ち尽くす真中。
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車にはねられかける真中を引っ張り抱きしめる西野。
「付き合ってた時だってこんなにくっついたことなかったのにね…」
「なんてゴメン!! 変なこと言っちゃって!」
今度こそ本当に走り去る西野。
手こそ伸ばすものの後を追えない真中。
『…アホだ もう戻るわけないのに…』

西野は真中と別れることでレベルアップを図ったにもかかわらず、真中は別れる前も後も一度だってレベルアップのファンファーレを聞いてやしない…


翌日ホワイトデー当日。
昨日買ったホワイトデーのお返しは全部唯に渡したまま、結局コンビニで買ったお返しを渡すことにした。

まずは東城にお返しを渡す。
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「ははは…こーゆーの渡すの初めてだからなんか恥ずかしくて」
「…あたしも…」
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「あたしも初めて」
本当に女の子らしい反応をする東城。
うれしくて涙流すしぐさなんて完全に男からしたらツボです。

続いてさつきにお返しを渡す。
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「やーん うれしーい」
身体全体でうれしさを表現するさつき。
赤面しつつもさつきも涙を浮かべています。

「東城さんにはもっといい物買ってたりして」
「同じだよ 東城にも同じ物あげたから」
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「…へっへっへ~」
東城との差がないことを知り頬がゆるむさつき。

「さつき…俺の家のどこにチョコ置いてったんだ?」
「何言ってんの? 真中ん家の近所の自動販売機のゴミ箱でしょ? よく見つけたよねー」

『…嘘なんだ さつきのチョコレートは本当は』

その自販機のゴミ箱をひっくり返しても、一ヶ月もたった今残っているわけもない。
「…どれだけまずくたって食べてみたかったな さつきのチョコレート…」

どんなに想像を巡らせても口の中によみがえるのは西野のチョコの味だけで…

そのころ東城は真中のお返しと手紙を読んでいた。
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『チョコレートのおかえしです 春休みの約束楽しみにしています。 真中』
「…初めてのデートだと思っていいのかな…」








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[ 2005/10/14 16:13 ] いちご100% | TB(0) | CM(0)
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